広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

秋田とNHK 2019

2019-05-31 00:44:35 | 秋田のいろいろ
日本放送協会・NHKと秋田についていろいろ。
●今年も秋田がトップ
5月28日、NHKは2018年度末の受信料支払率を発表。
一部新聞やネットメディアが伝えている。NHK自身を初めテレビでは見ていない。秋田魁新報ではおくやみ欄の「総合」面で小さく扱い。NHKのサイトには、詳細なデータが掲載されている(https://www.nhk.or.jp/pr/keiei/otherpress/pdf/20190528.pdf)。
それによれば、事業所を除く(=一般世帯ということでしょう)全国の支払い率は81.2%で初めて8割超(前年79.4%)。
※今回のデータは速報値だが、受信料免除世帯やテレビ普及率等は勘案されている。

都道府県別では、いちばん低いのが沖縄県の51.0%。初めて5割を超えた。
※沖縄は歴史的・地理的条件から、他県と一律に比較すべきではない。
次が大阪府67.5%、その次が東京都69.7%。

そしていちばん高いのは…
今回も秋田県で98.3%。

9割を超えたのは12県あり、東北では宮城を除く5県が含まれる(宮城は83.4%)。
総じて都市部で低く、地方で高い傾向だが、北海道が73.1%と下から4番目。広くて訪問しきれないのか?


何年連続か知らないけど、全国学力・学習状況調査と並んで、秋田が好成績。秋田県民として恥ずべきことでないものの、毎回恒例のやりきれない気持ちになる。秋田以外の上位県の視聴者のみなさんも同様かもしれない。
我々地方在住者は多くが受信料を払っているのに、最近のローカルニュースの手抜削減など割を食わされ、払っていない人も多い都会では放送が充実している。我々の受信料が還元されているとは言えない。

ただ、単にパーセンテージで比較してはいけない。支払っている件数ではどうか。
NHKの発表資料に「世帯支払数」が、万件単位で掲載されている。秋田県は33万、東京都は399万。
現状でも東京では秋田の10倍以上の世帯が受信料を払っているのだった。この件数の差は、すなわち受信料収入額の差(割引やBSの有無で多少違うはず)。
これでは、秋田や地方に勝ち目(?)はない。これが地域格差の現実か。いくら9割以上が支払っていても、遠い将来、県域放送局がなくなる日が、きっと来ると思う。

さらに資料から「支払うべき世帯なのに支払っていない世帯数」が算出できる。万単位なので秋田では「0」。全国では866万、東京は174万。東京都だけで、秋田県の5倍以上の受信料収入がさらにあるべきで、それがNHK全体の収入や視聴者に還元されていないと思うと、これもまたやりきれない。


前も書いたけれど、NHKの内部資料としてならともかく、都道府県別支払い率を外部に発表する必要があるのだろうか。
支払っている者には不満が募るし、支払わない者には「30.3%も支払っていないのなら、うちも支払わなくていいだろ」という口実になりかねないと思う。

思った以上に数値が高く、地方も都会も含めて、受信料をきちんと支払っている人は多いし、それが本来の形。
支払っていても、NHKに対して意見や不満を抱く人は多い。NHKにはそのことを忘れず、謙虚に視聴者の存在を忘れない放送をしていただきたい。

秋田市内のとあるお寺の掲示板(掲示伝道または掲示法語過去の記事
※その後、このお寺の2019年12月初めの掲示



その他、他記事のコメント欄等でのやり取りがあったものも含め、NHKのローカル報道の今春の変化。
●天カメリレー 簡略化
平日朝の「おはよう○○(県名)」では、7時55分頃(日により数十秒単位で微妙に違う)から東北6局共通の仙台放送局からの気象情報コーナーがある。
その冒頭では、6県のうち2県のお天気カメラ(リモコンカメラ・情報カメラ)の映像が放映される。通称「天カメリレー」。

従来の流れ。※過去の記事
気象情報のタイトル画面でも、後の2県とは別の天カメの映像が背景→気象予報士のあいさつ→2局のリレー→気象情報の本題へ。
2局のリレーは、1局当たり30秒。その間、各局の「おはよう○○」を担当するアナウンサー・キャスターが、各自考えたであろうコメントを読み上げる。

県庁所在地以外や景勝地にもカメラを設置しているが、それらの映像が使われることも多く、裏磐梯の紅葉、弘前の桜や岩木山なども見ることができた。
コメントは、上記過去記事の通り、詩のように朗々と読み上げたり、俳句を詠んだりする人もいて、ちょっと楽しみだった。
一方で、数年前、青森局の人が「おはよう宮城」担当者を名指しして、地元の産物を「仙台局の○○さんも好きですよね」とかなんだか内輪ネタを盛りこんだ人もいた。○○さんは宮城県内の放送にしか登場しない人であって、他5県の視聴者にはまったく分からない。あきれた。


今年4月からは変わった。
気象予報士に加え、聞き役の女性キャスターも登場。
オープニングの天カメ映像がそのままリレー1局目→2局目→あいさつ~本編。
天カメ映像には、地名だけでなく、7時40分時点の気温・湿度・風速・風向の気象データ【6月12日補足・コメント欄の通り、気象庁のアメダスのデータ】も表示される(他の時間帯では従来から表示されていた、画面下部の帯)ようになった。冬は積雪量も表示するか?

さらに、リレーの各局の時間は10秒ほどに短縮。
各局からのコメントは廃止され、仙台の気象予報士が、天候や気象データを読み上げる形に変更。
使われるカメラは、各放送局の建物(かその周辺)に設置されたもの限定になってしまったようだ。
つまり、上原さんの語りを岩手県外で聞くことはできなくなり、弘前や三陸各地といった県庁所在地市街地でない風景は見られなくなった。

天カメを短縮した分で、気象情報の内容を充実させたいのかもしれないが、各局の負担を軽減させる意図もあるに違いない。
そして、昭和末頃に天カメが各放送局に配備されて以来、おそらく30年以上続いて来たであろう、天カメリレーが衰退した。


●秋田局天気に新画面
5月13日からだろうか。秋田放送局の気象情報に、「風と波」の予想画面が突然追加された。
他の項目と同じデザインの地図上に、県内6地点の4つの時間区分ごとの風向・風速(4段階)と、秋田沖(?)の波の高さの予想を表示。ないよりはあったほうがいいかな。
【6月15日追記】海上の波は、正方形のアイコンで表示され、波がアニメーションで動く。波が高いと赤色になり、ちょっと気持ち悪い。【8月16日追記】少し高い時は黄色。

ところで、週間予報の予想気温とか、冬の平地の降雪量予報とか、秋田局以外ではとっくにやっている項目(過去の記事)は、やってくれないのでしょうか。


平日18時台「ニュースこまち」からいくつか。
この番組、個人的には、ちょっとくだけすぎに感じる。民放各局のほうがよほどお硬い。
高齢者の視聴者は、我が子や孫を見守るような気持ちになるのか、あるいは昔からのNHKに対する信頼の惰性で見てしまっているのか。
●気象予報士交代
2016年春から出演していた、ウェザーマップ所属の村木祐輔気象予報士が2019年3月で降板。
村木予報士は、秋田市金足出身で大学まで秋田で過ごし、東京での気象予報士経験後、秋田へ帰ってきた。
番組内で「ムラッキー」の愛称で呼ばれることが多く、趣味のマラソンの話などもして、他の出演者にも視聴者にも親しまれた。
気象予報士と無関係ながら、母校ということで、秋田大学の合格発表のレポーターも務めた。

4月からは東京で、TBSの昼の帯番組「ひるおび!」の水曜日の関東ローカルパートに出ているらしい。
同番組の全国パートには、森朗気象予報士が出ている。森さんは司会の恵氏に、執拗にイジられているのだけど、ウェザーマップの社長(森田正光氏は会長)。
社長と同じ番組に関わっている(出演しなくても、サポート業務もあるだろうし)ということは、それだけ期待されているのかも。
【10月21日追記】その後、異常気象の時などにTBSの全国ニュースに出演することがある。10月21日は台風の解説のため「ニュース23」にスタジオ生出演。

村木さん退任前、視聴者(の子ども)からの質問で「気象予報士になるには、どうすればいいのですか?」というのが取り上げられた。
回答としては、勉強して、国家試験に受かって…という予想通りのものだったが、1点、おっと思ったこと。
「ニュースこまち」の気象予報士になるに当たって、「秋田局のオーディションを受けた」という趣旨の話をした。

僕はてっきり、NHK秋田局が、まずウェザーマップ社と契約。それを受けて、ウェザーマップ社内で村木さんが選ばれて(NHKや本人の意向もあるだろうけど)、秋田へ派遣されたのだと思っていた。
村木さんが休む時は、ウェザーマップ所属の代理の人が来ていたし、秋田テレビ(AKT)では、2代続けてウェザーマップの気象予報士が出ているし。
ケースバイケースということになるようだけど、NHK秋田と村木さんとウェザーマップの場合は、出演契約を結んだタレントの所属事務所のような関係になるのか。合格発表の取材ができたのも、そのような契約で自由度があったからなのかも。

村木さんの後任は、加藤直樹気象予報士。
上記を裏付けるように、ウェザーマップの人ではない。
「オフィス気象キャスター」という、気象会社というより気象予報士派遣会社のような会社所属。10年以上前におはよう日本全国版に出ていた田代大輔気象予報士が社長で、山本志織気象予報士なども所属。
さっそく「かとっち」という愛称を与えられた。
まるっきりの新人さんらしく、これまでずっと西日本で暮らしていたそうだ。そのため、アクセントが共通語でないことがあり、先日は「(雲が)厚い」のか「(気温が)暑い」のかまぎらわしかった。
隣のおふたりは、共通語を話すプロなのだから、教えてあげてよ。

【10月13日追記】10月7日から11日に加藤予報士が遅い夏休みを取り、代理として田代社長自ら秋田へ!!
全国放送に出なくなって久々だが、さすがベテランだけに上手な説明(加藤さんも慣れてきて下手ではないけれど、経験の差)。
「かとっちの上司」と説明され、おそれ多くも「たっしー」とキャスターに呼ばれていた。
ところで、中盤の天気コーナー後、スタジオ天井のカメラに切り替わり、気象キャスターが退席する様子が放送されることが多い。村木、加藤両予報士は、右隣の薄暗くなった別セットの椅子に座るのが原則だが、田代予報士は通り過ぎて右端のドアから外へ出ていっていたようだ。(気象以外のコーナーの出演者でも、出番前後に隣のセットで待機する場合と外へそのまま出入りする場合があるので、どっちでもいいことになっているのかな。)
12日から三連休なので、加藤予報士は続いてお休みなのだろうかと思っていたら、台風が接近。通常時なら出演しない12日・土曜日にさっそく出演していた。
【2020年9月16日追記】2020年は9月に夏休み。社長ではなく、同じ会社の吉田晴香気象予報士が来た。NHK仙台にレギュラー出演していたことがあり、今は不定期らしいが、仙台を拠点にしている人なのだろうか。【2021年10月4日追記】2021年は10月初めに夏休みで、前年に続き吉田予報士が代役。


曜日替わりのコーナー。名前や細部は違っても、NHKの全国各局で、似たようなコーナーをやっているのだけど。
●市場の旬
生鮮食品の市場動向を伝えるコーナー。秋田局では「市場(しじょう)だより」みたいな名称で、かなり昔からやっていたはず。名前の変遷はあれど、「ビデオだより」並みの長寿コーナーかもしれない。
記憶している限りでは、コーナーの構成は変わっていない。
回ごとに「リンゴ」「サンマ」「アジサイほか梅雨どきの花」などテーマがある。野菜、果物、花、魚介分野で、卸売市場で扱わないためか肉は取り上げない。
秋田市卸売市場内で収録し、NHKの女性契約キャスター(メインキャスターとは別の人。昼前のローカルがあった頃はそれと兼務)と卸売業者の担当者が会話しながら、特徴や流通状況、さらに選び方・保存方法・調理方法を紹介する形式。

10年ほど前、静岡放送局では、「おはよう静岡」の枠で似たようなコーナーをやっていた。(今も火曜日に「市場だより」をやっている)
1度だけ見た際は、東京から応援で来ていた藤澤武アナウンサー(当時)が、ニュースに引き続いてそのまま、卸売市場の担当者と生電話で話すだけだった。青森局ではどうったかな?

秋田局の今年3月までは木曜日に「いきいきマーケット」という名称で放送。「市場(しじょう)の旬をお伝えする」というキャッチコピー。何年か前までは、月曜日の放送で、昼前の番組でリピート放送していた。
基本は昔と変わらないが、近年は、小芝居のような場面も見られた。素人である業者の人に、そこまでやらせる必要がなく、ふざけているようにも見えた。どれほどの視聴者がこれを求めていただろうか。(電話で話すだけなのも、つまらないし分かりづらいけれど)

4月からは木曜の「いまシュン!!」。名前以外にも変更点がいくつか。
毎回、スタジオにも担当キャスターが出演するようになった(昨年度まではごくまれにしか出なかった)。コーナー内は大きく2つに区切られ、メインキャスターと話しながら進行する。
最初が「目利きのメ」。従来の業界の人の説明に相当。【6月6日補足】ただし、出演時間は、従来から激減し、説明する内容は産地や選び方、簡単な調理法程度のみに縮小された。
VTR内にはキャスターが出なくなり(収録には同行していて、後で少し映る)、担当者1人で話す形式に。多少の小芝居あり。
説明するのは市場業者に加え、県内のスーパーマーケットの担当者が出る回もできた。その時は、スーパーの(営業前の?)売り場内で撮影。NHKだからスーパーの名称は明示されないが、衣装や店内風景から確認できた限り、4月11日はいとく、4月25日はマックスバリュ東北。
それを受けて後半は、NHKの生活情報サイト「らいふ」から、レシピや花のアレンジメントを紹介【31日補足・紹介というか、サイト掲載の動画をそのまま放送しているだけと思われる。】。
全体に市場業者の負担を減らしたのか。【31日補足】いきいきマーケット時代は、卸売市場の収録現場に、食材を調理した料理が並べられることも少なくなかった。その費用や調理作業は、誰がやっていたのか知らないけれど、「らいふ」を使えば費用も手間もゼロ。
なお、出演する卸売業者の人は口頭で「青果会社の○○さん」「水産会社の~」と紹介されたが、何年か前は字幕では所属会社名が表示されていたこともあった。いまシュンでは会社名は一切出ず、出演者自ら「青果会社の○○がお伝えします」もしくは「青果担当の~」みたいに自己紹介する。
【12月19日追記】12月19日の放送では、リンゴのグラタンだったか「らいふ」の作り方動画を再生中、映像が途切れて黒に「×」「ネットワークエラー」が表示されてしまい、レシピを口頭も含めて最後まで紹介せずに終わってしまった。「生放送なもので…」とか「らいふでご覧ください」とか言い訳していたが、ネットが使えない人はどうしろというんだ。技術的には、放送中に生でネットに接続してそのまま放送していたことになるが、このような事態にならぬよう、事前にダウンロードして放送することはしないのだろうか。

●イマからソコへ
毎週でない木曜日放送らしいが、県内各地へアナウンサーが出向いて、イベントの準備とか農作業とかを紹介するコーナー。3月までは「イマドコ」。
4月からは内容は変わらず「ソコドコ」に。(いずれも「?」が付くかなど正式な表記は不明【6月6日追記】新コーナーは「ソコドコ?」が正式)

「今どこ」の通り、もともとは毎回、生中継だったと思う。ところが、いつの間にか、中継っぽく事前収録することが多くなっていた。
時間的に冬は暗くて画にならないこともあるだろうけど、生中継の人員や費用の問題もありそう。そんな状況で「イマドコ」ではまずと判断したのか。

同じような形態の全国放送の昼の「旬感☆ゴトーチ!」も終了。屋外からの生番組では1991年の「ひるどき日本列島」、スタジオからの生放送も含めて1970年の「ひるのプレゼント」から49年続いた歴史に幕を下ろした。

【6月8日追記】土曜朝の秋田朝日放送のローカル番組「サタナビっ!」の中継コーナーは「いまココ」(ホームページでは「いまココ」、放送の画面では「いま☆ココ」のようなテロップ)。NHKとどちらが先かは知らない。

●突然の降板?
毎週ではない(隔週?)火曜日、視聴者から寄せられた秋田弁を使った川柳を紹介する「秋田弁de川柳」。
これも全国各地で類似企画があり、青森放送局では10年以上続く。秋田局のはまだ10年は経っていない。2015年辺りには始まっていたか。【下の7月16日付追記参照】

アナウンサー・キャスターだけで方言や川柳を扱うのは心もとないから、詳しい人をゲストに迎え、選考・解説・講評などをしてもらう。
秋田では、当初から あゆかわのぼる氏が出演。最初は「レギュラーゲストの」とよく分からない位置付けで呼ばれて(「はなまるマーケット」の曜日レギュラーもそう呼ばれていたことがあった)いたが、最近は「選者」。
あゆかわさんは「詩人、エッセイスト」。1938年、現在の秋田市下浜出身、秋田を拠点にラジオ出演や執筆をしている。秋田弁や文章全般には詳しい方であるものの、川柳にはどこまで詳しいのかは知らない。
【7月16日追記】2019年6~7月に秋田魁新報の「シリーズ時代を語る」という自伝の連載にあゆかわ氏が登場。それによれば、あゆかわのぼるは芸名・筆名で、下浜を流れる「鮎川」が由来。秋田弁de川柳は「(ニュースこまち以前の昼前? にやっていた番組内で)始めてから10年」だそうで2009年開始? 「川柳は高校2年生の時から3年間、たしなんだだけ」で、NHKから話が来た時はその旨念押しした。「NHK側には当初、若い人たち、特にヤングママに秋田弁と川柳で楽しい時間を過ごしてほしいという狙いがあったようです。ところが回を重ねるうち、主な投句者層が年配の方にシフトしてきましてね。」だそうで、あゆかわ氏は高齢化が進んでいるんだから「そりゃあ、そうですよね。」とおっしゃっている。こんなコーナーを若い女性向けにしようなんて無理な話ではないか。NHK秋田放送局の見識を疑う。

4月の放送。【6月12日追記・正確には4月の2回目の放送のようだ】
見たことがない男性が選者として登場!
しっかりとは見ていないが、「今回から選者は~」と紹介されたはず。あゆかわさんは前回までで降板したとも受け取れる紹介。
3月【6月12日追記・正確には4月1回目の放送?】には、たしかにあゆかわさんが出ていたが、辞めるあいさつなど見た記憶がない。でも、毎回見ているわけでないから、どこかで説明でもあったのか…

そして5月14日の放送。
選者はあゆかわさん?!?!

冒頭で説明があった。今年度から選者が2人体制になり、交互に担当するとのこと。増員して、あゆかわさんの出演が半減したのだった。
やはりそれ以前の放送での説明はなかったようで、あゆかわさんいわく「前回の(自分が出演していない)放送を見て、入院でもしたのではないかと心配した知人から、電話がたくさんあった」とのこと。
なんでNHK秋田放送局はこんな隠す必要もないことを、隠すようなことをするのかね。視聴者の立場になってほしい。

増員された選者は「川柳作家」の長谷川酔月氏。
3月にNHK秋田のラジオに出演しており、そこでは「秋田県川柳懇話会会長」とされている。【6月25日追記】秋田市出身とのこと。【9月27日追記】9月26日付秋田魁新報 文化欄(読者文芸選者紹介県)によれば県川柳懇話会会長、全日本川柳協会理事。76歳。
あゆかわさんよりは若そうで、ビシっとした身なり。

講評の内容は両者個性がある。あゆかわさんは句のシチュエーションや、作者の心情に重点を置いていた。
一方、これまで2度見た限りで酔月さんは、川柳としての形や構成について多く話す感じ。川柳が専門の人だから、それが当然求められるだろうし、考えてみればあゆかわさんの講評はどこか素人目線かも。

選者が増えたことで、選ばれる句のバラエティが広がりそう。(投稿者自体が限られていそうだけど)
新聞の投句欄では、選者を指名して投稿できるものもあるようだけど、このコーナーではどうなんでしょう。募集要項には記載なし。
【6月12日補足】募集する川柳には「お題」があり(お題に従わない自由テーマでもいい)、お題は月ごとに変わるようだ。したがって、1つのお題で両選者が1回ずつ担当するようだ。ということは、先に放送される酔月さんの放送後に投稿すれば、自動的にあゆかわさんを選者に指定できるということか。NHKには、そういう仕組みもしっかりと説明してほしい。


秋田局のニュースがBPO審理の対象になったという話も出てきた。98.3%の秋田県民は見守っていますよ。
コメント (16)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする