広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

本荘市街の鳥海山

2024-05-06 23:44:36 | 秋田の季節・風景
5月2日の本荘の続き。快晴で、残雪の鳥海山が美しかった。
羽後本荘駅跨線橋から

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2018年にも取り上げたように、本荘市街地のあちこちから見ることができる。
道路の向こうに、家並みの間に、人々の暮らしの一部として、それを見守るように山があるのは、景勝地から眺めるのとは違う良さがある。静岡県の沿岸部の町でも、富士山がそんな存在だった。

と、ここで昨今ニュースになっている、オーバーツーリズムの1つを連想してしまう。
山梨県富士河口湖町で、ローソンの建物の上に富士山が載っているように見える店があり、そこに外国人観光客が押し寄せている。横断歩道でない箇所を渡ったり、向かいの歯科医院の敷地に立ち入ったり、ごみを捨てたり、地元の迷惑になっている。というもの。
コンビニと富士山の組み合わせが人気スポットになるなんて、地元住民、もしくは多くの日本人には理解できない現象かもしれないが、僕には理解はできる。上記のように、その土地でしか見られない光景の1つなのだから。決まりを守って、周りに配慮することは必須だけど。

そんなわけで、鳥海山が載っかったコンビニがないか、羽後本荘駅周辺をうろついてみた。駅の西側に2店あるローソンは、どちらも看板と鳥海山は組み合わせられなくもなさそうな程度。駅西側は、建物が建てこんでいることと、本荘公園にさえぎられる場所もあって、なかなか難しい。
南側、国道105・107・108号(重複区間)は、道幅が広く開けている。
ガソリンスタンド前を通過する羽後交通のバス。いつの間にか新車が増えた

エネオスエネジェットと載ってはいないけれど鳥海山
少し東へ進んで、
地味な建物
この辺りは、地名としては「御門(ごもん)」だそうだけど、これは、マックスバリュ御門町店。
羽後交通や由利本荘市コミュニティバスのバス停も「御門町」となぜか「町」が付く。ホームページの店舗紹介のアドレスは「gomonchou」だから、読みは「ごもんちょう」らしい。
本荘は、イオン東北株式会社の前身の1つである、「つるまい」の創業地。その名残か、つるまいとして開店し、建物も変わらずにマックスバリュとして存続している店舗がある。ここもその1つ。
ネットの情報によれば、御門町店は1979年に開店し、つるまい→ウエルマート→マックスバリュ→マックスバリュエクスプレス→マックスバリュと変遷しているとのこと。マックスバリュエクスプレスについては、当ブログでも過去に触れたが、マックスバリュ東北(当時)初のエクスプレス店舗であったが、いつの間にかマックスバリュに戻っている。
エクスプレス化された時、レジがコンビニ風の対面式になったとのこと。現在も、レジはそのままのようで、たしか3台のレジが横に並ぶ(客の動線としては、横というより縦方向)。その他、売り場は昭和のスーパーの面影が漂う。駐車場がそこそこあるのが、今も存続している理由だろうか。
これも載っていない
さらに東へ進んで、御門跨線橋で羽越本線・由利高原鉄道鳥海山ろく線を渡る。
跨線橋を東へ下りると、南へ国道108号が分岐する「二番堰」交差点。
その手前、跨線橋の坂の途中から
若干無理があるが、108号に面したリコーの上に鳥海山が載っている。右の「マルホン」は、酒田の本間物産株式会社が運営し、かつては秋田市にも店があったマルホンカウボーイ本荘店。

東方向は、国道105・107号となって、
タカヤナギ グランマート一番堰店。かろうじて載っている?
今は、本荘にグランマートが3店あるが、ここ10年くらいにできたと思っていた。個人的には、本荘でタカヤナギ・グランマートのイメージは薄かった。
実際には、1985年にタカヤナギ南御門町店が薬師堂谷地に開店したようで【7日補足・「日本全国スーパーマーケット情報(https://ajsm.jp/Shop010063.html)」より】、それが2010年にグランマート本荘南店として移転。2012年にグランマート石脇店、一番堰店は2014年11月13日オープン。

すぐ東が「一番堰」交差点。国道105号が北へ、107号が東へと分かれる。
北都銀行に半分載ってる?
この北都銀行は、2018年に新設された本荘東支店だったが、2024年3月に本荘支店内へ移転(ブランチ・イン・ブランチ化)。今は「北都のほけん相談 本荘店」。

北都の左隣は2024年4月にできたばかりのオートバックス・由利本荘店、向かい(手前)の交差点角はアポロステーション。載っていないけれど、日常の暮らしの中の鳥海山という感じ。
駆け足の今回はこんなところ。じっくり歩けば、また違う街と鳥海山が見られることだろう。本荘の話題は続く

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2 コメント

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距離が微妙かな (あんなか)
2024-05-09 15:32:15
本荘からは鳥海山までの距離が微妙で山がやや小さいかなあ。
矢島地区まで行くとぴったりかもしれません。
象潟だと今度は近すぎて端正な出羽の冨士という感じからは遠のきますね。
(なんだか小諸から望む浅間山に似ている気がします)
鳥海山は昔に誤った道路地図を信じて通ってしまったトンネル開通前の旧松の木峠頂上で見た姿が一番でした。
この峠道は凄かったです。
見る位置によって (taic02)
2024-05-09 23:26:18
鳥海山は、秋田市民にとっては、少々なじみが薄い存在。国道や羽越本線を南下するにつれ、大きくなっていくのに目を奪われます。
本荘市街から山頂までの直線距離は30キロほどでしょうか。
晴天と残雪でくっきりとして、見た目での存在感はなかなかでした。
どの山でも、見る位置によって、姿かたちや印象は違うもの。岩木山などでは、自分の地域から見るのがいちばんと言う人もよくいます。

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