たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

多様な遺伝子型

2019-11-25 09:37:28 | 縄文への旅

<国立歴史民俗博物館>

 

いつの時代も、「共存」を主として

発展してきた日本という国は、

元から暮らしていた日本固有のDNAを持つ人々と、

外からやってきた様々なタイプのDNAを持つ人々とが、

融合しながら形作られてきた国柄ともいえます。

 

恐らく、それは縄文時代の晩期に、

弥生人と呼ばれる人たちが流入した際も同じであり、

決して好戦的な弥生人が温和な縄文人を

駆逐したわけではなく、両者はお互いに

持ちつ持たれつの関係を維持しながら、

ゆるやかに融合して行ったと

考えるほうが自然なのでしょう。

 

アジアの近隣大国が、「ほぼ同じDNAを持つ人々」

で占められている現実を見れば、

「多様な遺伝子型」を有する日本という国は、

いわば「血の浄化」とでも呼ぶべき、

不幸な出来事に見舞われなかった証にもなるはずです。

 

もしかすると、日本にやってきた人々は、

行き場を失って日本に逃れてきたというよりも、

「ある意思を持って」日本を目指した

可能性が高いのかもしれません。