現在男性の平均寿命は81.64歳、女性は87、74歳と日本
は世界でもトップレベルの長寿国である、ただ引き延ばされた人
生が心身共に健康でなければ生活の質が高いとはいえない、そこ
で身体的にどれだけ自立しているかを測る健康寿命が注目されて
いる、平均寿命と健康寿命の差は男性では9年に対し、女性では
12年、ということは人生の最終段階を要介護の状態で過ごす期
間が長いということになる。
私の両親の場合、父は86歳で他界、それから母が亡くなったの
は9年後の94歳だった、ちなみに実家の町内会は20世帯でほ
とんどが両親と同じ世代だったが、20世帯中夫婦で先に亡くな
ったのは男性が18世帯と身近な例でも女性の方が長生きしてい
る。
女性が長生きしてる理由として4割が先天的で6割が後天的とい
われてる、どの年齢層をとっても死亡率は自殺、交通事故死、が
んでの死亡、いずれも男性が女性を上回ってる、この差は「男は
仕事、女は家事育児、そして介護」という性別役割分業が体制が
生みだしたもので男性に比べてストレスの少ない生活を送る女性
は長生きする確率が高まるという見解がある。
しかし果たしてそうだろうか?ストレスは男女とも同じでこの見
解は説得力がない、実際男性でも長生きしてる例もかなりあるの
でそれよりも4割の先天的な理由が影響してるのかなと推測され
る、また人間だけでなくほかの生物についても雌は雄よりも長生
きしてることもデータで立証されているのも興味深い。