夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

昼も夜も ヒルザキツキミソウとアカバナユウゲショウ

2008年05月09日 21時15分14秒 |  岬な日々


先ほどは我が家の蚤の額の庭のキンランとハンショウヅルをご紹介しましたけど、こんどは紛れもない、証明つきの雑草(もっとも最初は園芸種だったのでしょうけど)。
両方ともとても色気のある名前をもらっています。オオイヌノなんとかとかハキダメギクなんてあんな変な名前ではありません。
さて皆様、ヒルザキツキミソウちゃんと アカバナユウゲショウちゃんをご紹介します。両方とも同じマツヨイグサ属に属する花ですね。

ねぇ、竹下夢二が「待てど暮らせど来ぬ人を、宵待草のやるせなさ、、」なんて書いていますけど、ヨイマチグサではなくマツヨイグサですね。夢二は意図して間違ったのかかもしれませんけど。


トップはヒルザキツキミソウ。
もともとは北アメリカ産だそうです。
私の図鑑では中部地方以西に野生化しているって書いてありますけど、古いですね。もう房総ではあちこちの野原に咲いておりますよ。
可憐ですよね。なかなか風情があります。
でも夜だけでなく昼も花を開いて、稼いでいるのです。
生活力旺盛ですね~
ヒルザキツキミソウの中にはモモイロヒルザキツキミソウなんていうのもあります。なんかぞくぞくしてきません?
ところでツキミソウは白花で夜だけ花をつけますが、このタイプのものは日本の風土に適応しなくて今では殆ど絶滅したそうです。
今ではツキミソウはオオマツヨイグサなどのマツヨイグサ属の花を指しているそうです。

さてこちらはもっと色気のある名前をもらった幸運な花。
アカバナユウゲショウ。
でも、まちがいなくこの花でしょうか?
ユウゲショウの名前は夕方に花をつけるからということですけど、多摩川の河川敷でも、房総でも、真昼間から花をつけています。
もともとは南アメリカから来た花だそうです。







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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (蛙太郎)
2008-05-10 05:44:58
ヒルザキツキミソウ
ホンワカしたピンク色が可愛いですね。
はじめて見ました。
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Unknown (芝桜)
2008-05-10 08:20:43
何とも雅やかな名前ですこと。野に咲く花と一括りにしては失礼(?)ですね。
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ヒルザキツキミソウ (赤い風車)
2008-05-10 10:38:31
ほんとうに柔らかい色と形です。
本来白で開花するらしいですけど、むしろこの桃色が付いたのが身の回りには多いですね。

白にうっすらとピンクというのは、真っ赤や真黄色でどうだって迫られるより、じんわりとボディブローのようにしみてきます。
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たおやかな (赤い風車)
2008-05-10 10:46:22
雅やかな名前

そうですよね。
もともとマツヨイグサの仲間は園芸種として入ってきたものが多く、名前もそれなりに綺麗な名前をもらっています。

第X園芸なんかが、上に上げたような大犬の何とかとか、掃き溜めなんとかなんて売るわけがない。

掃き溜め菊も後でまたご紹介します春紫苑も同じ先生の命名なんですけど、、、
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