夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

植木鉢を抱えてうろうろと

2007年01月13日 19時03分34秒 |  あなたの鼓動、華
昔、友人にアマリリスの鉢を上げたことがあった。しばらくして会ったら、「母が鉢を持って家の中をうろうろと日差しを求めて回っている」って聞いて、微笑ましくもあり、反面、そんなご面倒をおかけしたことをちょっと反省もしたりしていた。
でも、「母は花が咲くのをすごく楽しみに待っている」って言われ、花が咲いたときには、「大きな花が上に4っつ、下に4っつも咲いて、とても喜んでいる」と聞かされたときには、さし上げてよかったって思った。


12月初めにシクラメンとポインセチアを買った。ベランダに出していたけど、両方ともなんとなく元気がなくなってきた。寒いのもあるのだろうと家に取り込んだけど、あまり改善しない。





同じころ家に取り込んだもう何年も家にあるポインセチアは毎年恒例のように、棚から転げ落ちて枝を何本も折るのだけど、これは元気に育っている。



とにかく日が差さないのが一番悪いのだろうと、岬へ行くときには、シクラメンの植木鉢を持っていって、日差しにあててやった。
少し元気になったような気がしている。
それを見て、こちらも少し勇気づけられて、岬から戻ってきても、朝、ほんの一時間ほどだけど日差しがあるときにベランダに出して、日差しが動くと、鉢を移動させて少しでも日差しに当ててあげようとしている。
シクラメンの茎は硬く育つようになってきている。
「植木鉢を抱えてうろうろ」
誰かのお母さんの二の舞だなって、苦笑いがでてくる。


今日、買い物の途中で、ポインセチアが鉢のまま露地に出してあった。大丈夫なんだろうかとよくよく見てみたけど、元気に育っている。たっぷりと日を浴びて、元気だからいいのかなとも思うけど、もしかしたら家のポインセチアもベランダに出したままでもいいのかなって、ふと思ったりする。
以前からあるものは大丈夫だけど、去年買ったやつは死ぬかもしれない、それがちょっと怖い。


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