夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

朋有り遠方より来る 亦た楽しからずや

2010年02月04日 18時07分54秒 | 日記


有朋自遠方来不亦楽乎

何度も使っている、論語の一番最初に出てくる文言ですね。

この前には、
学びて時にこれを習う、亦た説(よろこ)ばしからずや
があって、その後にこの言葉が出てきます。(本などで勉強していて頭で理解していることに、得心がいったときには嬉しい)

本来は、学問や、修行の時のこと、勉学にいそしんでいるときに、同門の人々が名前をしたって訪ねてくるのはうれしいな~ってことなのですけど、

なら、無学な私には無縁の言葉なのですよね。
っていうのはあまりにも寂しすぎません?
なので、長い間消息のなかった友達がひょっこり訪ねてくるのはとても楽しいってことにしておきましょう。

人によっては、
「婆さん、酒出して」って、来客を口実にお酒が飲める楽しさ、、、、なんてあまりにも下賎すぎますか?
それが人間って物でしょうに、、、、

海外遠征中の姫様。カイロやアレキサンドリア、アンマンなどでのコンサートを大成功裏に終わって、明日帰国だとのこと。
なかでも、「おてもやん」が好評だったんだって。
この曲、聴いたことがないので聞きたいけど、はて、帰国子女の日本民謡のバリエーション、怖いような気もするな~
なんてことをいうと、会長さんから首にされるかな?

以前、仕事場のレセプションで、ジャズ系の人が演奏してくれたことがある。
最初はなんだかもやもやして、はて、これは4拍子なのだろうか、それとも無拍子? はたまた、複雑怪奇なインドとかトルコ風の音楽なのだろうか。
どこまでが第一主題なのだろうかと、聞きながら、胃の腑がぎしぎしいっていた。それが曲が進んでくるにしたがって、「あれ? これは日本の音楽なのかいな~」ってことになって、、、、
そうなんです、特に民謡とか日本の音楽をベースにしたものじゃないのだけど、日本のいろんな音を感覚的に取り込んだものだったんですね。
私よりも少し上の世代の、もちろん日本人だったのですけど、、、
日本のリズムってこんなんだっけ? それ以来、頭から離れられません。
これが本来の日本のリズムなら、日本のリズムも複雑怪奇なのだな~
でも、ほんとうにそうなんだろうか~????

以前にも書いたことがありますけど、オランダの音楽の学生が日本の能の笛を学んでいます。彼が言った言葉。
「最初、聞いたときには、演奏を間違ったと思ったけど、何度聞いても同じように演奏されている。これが日本のリズムなのだとわかって、今まで自分の身についたリズムを白紙に戻した。そのためにものすごく苦労した、、、」
そうなんでしょうね~

ヨーロッパの中でも、これまた以前書きましたけど、ウィーンの3拍子とドイツの3拍子は違うものなのですよね。ましてや、東欧なんかで育つと、音感自体が違ってくる。
これはもう大変な問題。

高校を卒業して以来、ずっとヨーロッパで演奏してきたフルーティストが言いました。
「イタリア人はイタリア語で笛を吹く」
ほんとそうなんです。
プロならこんなことはわかって弾いているはずなのですけど、でもドイツ人の奏でるイタリアンバロックなんてやはり、「できれば、聞きたくないな~」なんですものね~

なんて思っていたら、友人から電話があって、そのフルーティストの彼女が上京してくるから飲み会をやりましょうなんだそうです。
あぁ、「有朋自遠方来不亦楽乎」ですね~
しかも、こんどCDを出すのだそうですけど、それが「イタリアの現代音楽」
わぁ~


ブログでご紹介しましょうかって、彼女に連絡を入れましたけど、
私の紹介記事って、私のひねた性格丸出しだもんね。
嫌われるかもしれないな~

とにかく、以前書いているのを見てみてよ。
板橋文雄  
柴田浩一
熊本マリ

嫌なら、断ってね。
自分の変態ぶりはわかっているから、気にしないから。

ところで写真は何の関連もなく、いつもの帰宅の際のお家へのご挨拶。
またまた、馬鹿にされるといけませんので、申し添えておきます。
トップも下の写真の椿も、挿したときには、まだ初々しい蕾でございました。
私の暖かい心根にほだされて、開きすぎてしまいましたね~






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4 コメント

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楽しからずや (イオレス)
2010-02-04 23:18:23
池上梅園に行って来ました。
紅梅はけっこう咲いていましたが白梅はまだまだなのが多かったです。帰りにいつもの河口へ参りましたらsellowさんとお会いしました。
赤い風車さんにsellowさん。
こうしたブログやコメントでお会い(?)しているのに実際には...ですからね。
なにか、不思議な気が致します。
ネットの友達。
本名よりHNでつい呼び合ってしまうのですが、以前なら考えもしなかったことです。
朋遠方より来る...近くて遠い朋、ネットならではということでしょうか。
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遠き友 (赤い風車)
2010-02-05 00:00:38
本当にそうですよね。私のブログに書き込んでくださる方でも、九州や北海道の方もいらっしゃるし、テキサスやイギリスからの書き込みもあります。これからも、お会いすることはないのでしょうけども、親しく書き込んでいただいたり、書き込んだり。その辺の知人よりもよくわかっていたり。仕事をしているときには、ネットで自分の作品を送ってくる人たちがほとんど。それで音楽や、ダンス、美術の判断をしていたりして、、、
ちょっと前までは考えられないことですね。
便利になりました。
私の場合は仕事や、最初からの知人は別にして、ネットでのお付き合いはできるだけネット上で完結させたいって思っているところがありますので、顔を知らないネット上の知り合いがどんどん増えていきます。
果たしてそれがいいのかどうか、いつもどこかで疑問にも思いますけど。
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食わず嫌い? (蚤のジョニー)
2010-02-05 11:02:12
風車様
帰国子女が、日本民謡弾くのって、なんだかな~ってお思いになるでしょう? でも、一度。演奏会場で、聴いてみてください。奥村 一氏の編曲がいいのか(?)、非常にリズム観のあるノリのよい曲ですよ。中東で、エジプト、ヨルダンの方々、ノリノリで楽しまれたそうです。まあ、日本のお行儀よいクラシックの聴衆より、「弾き甲斐」があったのかな?なんて思っています
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そのうち、ぜひ (赤い風車)
2010-02-05 11:27:52
そうですね、同時性のあるもの、ステージとか、演奏などの場合、観客との相互の引き合いっていうのが無視できませんよね。

日本の観客はお行儀がいい。
その辺、ちょっとつまらないところもありますけど。
でも、姫の演奏会、結構、ど派手なものをアンコールやプログラムの途中に入れたりしていますので、観客の反応はほかに比べれば格段にいいはずですよね。

演奏者にとってはその辺も計算も、テクニックと同様に、忘れてはならないこと。
姫はその辺、なかなか素晴らしい。
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