久しぶりに書店に出掛け、ふと「健康」関連のコーナーを見た。
あれだな。
「〇〇はこうすれば治る!」
とか、
「□□の原因はこれ!」
とか、断定的過ぎるな。
物事は複合的“要因”で発生するものである。
もちろん、専門的知識を持たない者に(当ブログとて生物学の一部以外は素人である)、わかりやすく説明するためは、ある程度の端的さは必要だと思う。
しかし、それを全てとして断定的に論じる姿勢は非常に好ましくない。
さらに健康産業に限れば、このようなものは今後の日本の成長市場であるので、企業の研究もますますこの傾向を後押しするばかりである。
その意味では、企業のCMは「現代の国民啓蒙・宣伝省」と言えよう。
皮肉なもので、これが後押しするのは短絡的な思考で、啓蒙とは程遠い。
そのようなわけで、物事は多角的に見なければならないし、
たとえ利益が第一の民間企業であっても、経営方針とかコーポレートガバナンスとかで「人々の健康を~」的なことを謳っているのであれば、多角的な視点で研究をすべきである。
白黒べき思考かつ、最近は稚拙かつ短絡的な日記が多くてマンネリ化している当ブログであるが、たまにはこんなことも書いていいのではなかろうか。
というか、いつも通り短絡的に述べるならば「日本人は結局短絡的思考が大好きなのではなかろうか」、である。