当ブログの中二病の一つは以前書いた通り、ホラーであった。
ホラー小説やホラー映画を読んで観て。
さて、そんな中「貞子DX」という映画が公開予定との事ではないか。
まあ、今更観る気はあまりないが・・・。
そんな「貞子」もとい原作「リング」は、「死国」「墓地を見下ろす家」と合わせて当時ホラー小説3金字塔と称されていた。
(「墓地を見下ろす家」が映像化されないのが不思議で仕方ない。マンション住まいなら結構インパクトあると思うのだが)
で、「リング」に始まるシリーズについて当ブログは原作小説4部作、すなわち「リング」「らせん」「ループ」「バースデイ」を推している。
その様な経緯から、貞子ネタのマンガで「ブラウン管のテレビからしか出れない」や「スマホで小さい貞子が出る」等のネタについて異議を唱えたい。
「リング」において発覚した呪いは、その真の解除法が「らせん」において解明され、それは「違うコンテンツの媒体に呪いを移す」事であった。
「呪いのビデオ」から、「小説」、「映画」その他諸々・・・。
新しい媒体に「呪い」を移す事が真の呪いの解除方法であり、当然ながら上記の様なネタは起きず加速度的に人類は呪いにかかる。
まあ、詳しい話をすると天然痘ウイルスと貞子、二つの存在のwin-winな関係だったり、貞子が生まれる条件が有ったりと色々あるのだが・・・。
というわけで加速度的に「呪い」が広がり世界は貞子に収束して終わるのだが、以上が全て仮想世界としたのが「ループ」である。
しかし仮想世界から漏れ出た「リングウイルス」の亜種によって、本当の世界でもあらゆる生命が癌化する病が流行る。
主人公の犠牲によって解決し、仮想世界が再開されるまでが「ループ」。
「バースデイ」については、短編集というか、上記3部作の続きや小さな補足だったと記憶している。
長々と書いたが、何が言いたいかというと、「原作において貞子の呪いは媒体を変えて伝播するので、時代・コンテンツが変わろうと効果を発揮し続ける」という件である。
そういうわけで、テレビからしか出られない貞子etc.はちょっとナンセンスと感じる次第。
あと、呪いによる死因は呪いのビデオを観る事で体内で形成されるウイルスが冠動脈に腫瘍を作って心疾患をもたらす点も留意したい点である。
ただ昨今、幽霊より現実の人間の方がいろんな面で怖いと感じる。