「有楽町の駅から、渋谷まで歩いて行こうとしたらね、
道に迷っちゃって。
途中で、同じように道に迷っているカップルさんと会ったんだよね。
白い杖ついていたから、目が見えないんだなって。
そしたら、その女の人のお母さんらしき人が「こっちに道があるよ」
っておしえてくれて、ワタシもそこに便乗して案内してもらったの。
ちょっと上りにくい段があって、そしたら「お先にどうぞ」って、その女の人が先に譲ってくれて。
その笑顔がとっても素敵でね。
駅についたらまた迷っちゃって、元のところに戻ったら、またそのカップルさんたちと会ってね。
その女性の笑顔がとっても素敵だったんで、ワタシ、仲良くなりたくって
自己紹介して「私お菓子作ってるんです~」って名刺渡したの。
けどさ、目が覚めてから思ったけど、目の見えない人に名刺渡しても、わからないよね~って気が付いて。」
そんな夢見たのが2月25日の朝。
Soにこんな話をしたら、
「だったら調べてみよう~!」ってなって、
今ある名刺に、点字を打ってくれるところがあることを知りました。
名刺の右上が、丸くカットされているのは、
名刺の方向が分かるようにだそうです。
そうですよね、手にとっても、反対向きだったら読めません。
このように、内容は打たれています。
指先で触って、凸凹してるのはわかっても、コレで文字が読めるなんて、
なんて繊細な指先なんでしょう!
「花とおやつの市」で、この名刺を手に取っていただけた方、
指先でも感じてみてください^^
夢から形になった名刺のお話でした。
今回、うちでお願いしたのはココロスキップさんです。
ひとつの名刺には、いろんな方の協力の元に作られているそうですよ。
(ya)