So-ya's blog

いとお菓子

うまれたほしのもと。

2021年08月18日 | 日々のこと

生れ落ちた星のもとのなせる業なのか。

やっぱり「過去」というものが

ワタシの中を大きく占める。

 

時々、目覚めの朝方にふとコトバがやってくることがある。

ワタシの中ではそれを、目覚めコトバなんてかってに名前付けている。

3月のある日にやってきた「ハズキ」ということば。

気になって、考えた。

人の名前?

8月の葉月?

コトバがやって来た時には、不確かな感覚だったけど、

だんだんと自分の奥のほうが、曖昧から確信に変化していたようだった。

この世に生きていたら、絶対に避けられない、誰にでもあるこの日。

だから、なんかこの日をはじめっからわかっていたような、

どこか落ち着いているワタシがいた。

そんな日を迎えたある日の食事のお話し。

 

・・・・・・・・

先月、ふと思い出した

子どものころよく出前を頼んだり、家族で時々食事に行っていた鰻屋さん。

父や兄は鰻を食べていたけど、鰻が苦手だった母とワタシは決まってとり重を食べた。

網の焼目が格子状にこんがりついた、しっとりり甘辛いお肉が載って、たれの味がご飯に染みたそのとり重が、私は大好きだった。

懐かしいな。

けど、

お店の名前が思い出せない・・・・

Googlemapで場所から検索。

ワタシが思っていたお店よりもちょっと奥まったところに鰻屋さんがあった。

けど、この名前を聞いてもピンとはこない。

地元在住の幼馴染に聞いてみたら、

昔「うな忠」って鰻屋さん(この名前にはピン!ときた!)が

長男さんが「菊もと」って店名変えて鰻屋さんを継いでいて、

次男さんは「たつ吉」って名前のとり重のお弁当屋さんをしているという。

懐かしさに、ぜひ行ってみよう!と思っていた。

 

そして、

そんな機会がやってきて、

お店に行ってみた。

そこには、スタイリッシュなお店があった。

看板の片隅には・・・

懐かしの名前もあった!

お持ち帰りしたうな重と、とり重。

大人になって鰻を克服し、大好きになったワタシ。

子どものころには食べられなかった鰻を、

そのころ、おいしそうに食べていた父の気持ちになって食べた。

とーーーってもおいしかった。

懐かしのとり重も、網目の焼目変わらず、懐かしの味だった。

(ん?もしかしたらちょっと昔よりは甘さが控えられたかな?)

 

やっぱりワタシは、食べ物が好きだ。

そして、そんな記憶に残るような、思い出に寄り添うような、光景が目に浮かぶような、

そんな食べ物を作っていきたい。

改めて、そんな気持ちになった日。

 

(ya

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする