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sigh of relief

くたくたな1日を今日も生き延びて
冷たいシャンパンとチーズと生ハム、
届いた本と手紙に気持ちが緩む、
感じ。

映画:ウルフ・オブ・ウォールストリート

2014-02-14 | 映画


これは面白い映画だけど
当たり前の感想しかないので、書かないつもりだったけど
やっぱりちょっと書こうかな。

わたしは長い間、「ギルバート・グレイプ」(ジョニー・デップが
多感でけなげな青年役でたまらなくいい映画)に出てたディカプリオの、
あごの尖った小さな顔の傷つきやすい華奢な少年のかわいさを忘れられず、
がっしりとマッチョな大人の男になった彼を中々好きになれなかったけど、
去年の「グレート・ギャツビー」で、これはいい俳優だなぁとやっと気づいて
今回のは楽しみに見てきました。
予告編だけでも、わくわくする、面白そうな映画だけど、
映画自体も十分おもしろかった。
まあ、中身は予告編のオバカな大騒ぎノリが繰り返されるだけではあるけど
そして後半の凋落のシーンは、少し重いけど
3時間の長さを感じず楽しみました。

何もないところからスタートして一気に
20代で年収46億円を稼ぎ出すものの、
あまりに派手で違法なやり方に当局ににらまれて
転落して行った株ブローカーの、実話を元にした話です。

前半の、イケイケで上り詰めて行くところが楽しい。
もちろん膨大な人々をだまして成功して行くわけですが、
騙された人は出てこないので、単純に面白がれちゃいます。
でも、ビジネスがものすごく大きくなって
年収何十億とか、わけわかんないスケールになると
彼のやり方の杜撰さが、ものすごくばかっぽく、見えてきます。
最初から、調子がよく、愛嬌と自信があるだけで
頭のいい男ではないのです、ディカプリオのしている役は。
というか、むしろ、ありえないほどの大バカものでしょう(笑)。
コンビを組む仲間も、バカだらけです。下品で調子乗りでとんでもないバカ。
バカでも人を騙すのがうまければ、株のブローカーはできるし
儲かるんだなぁと、しみじみ(そうでないブローカーさんごめんなさい)。
でも、こういうバカが世界を面白くもするのよね。
騙されるのはいやだし、いいことではないけど、それはさておき。

後半の、後手後手にまわる対応のバカさ、
それでもラリって下品の限りをつくし続けるバカさ、これ何なんでしょうねぇ。
お金に本当に執着があれば、こんな風な浪費の仕方はしないですよね。
お金への執着ではなく、金持ちという身分への執着なのかな。
でも、そこまで執着するほど、ハングリーだったわけでもないのです。
上昇志向は強かったけど、決してハングリーさから来てるのではない。
最初の結婚をしてた頃には、上昇志向と未来への希望、
奥さんの言葉を素直に聞き試す率直さはあったけど、さほど不幸でもなく
ハングリーさは見当たらない。
やっぱり、大金でおかしくなっちゃった、
ただの、調子に乗ったヤク中バカだったということなのかな。

まあでも、
この映画は物質社会のなんたらとか拝金主義のどうこうとか
あんまり考えないで、下品さとバカさを楽しんでもいいと思います。

そういえば最近気になってしょうがないマシュー・マコノヒーが
最初の方にちょろっと出てくるんだけど
これ、どこかマシューのことを、
「ペーパーボーイ」ではハードなSM嗜好のゲイをやったが
ここではエリートビジネスマンも演じられてると書かれてたけど、
全然エリートビジネスマンの役ではないですから。
やっぱりかなり変な人の役です。怪演と言えると思います。
ディカプリオに拝金主義を叩き込み良心を吹き飛ばし、
ドラッグと酒と女を教え込む、かなりイッちゃってる男の役です。
それが非常によかった。
マシュー・マコノヒー主演の次の映画がすごく楽しみ。

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