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sigh of relief

くたくたな1日を今日も生き延びて
冷たいシャンパンとチーズと生ハム、
届いた本と手紙に気持ちが緩む、
感じ。

映画:チャップリンからの贈り物

2015-08-23 | 映画


うーん。。。

素晴らしい上質な映画「サイの季節」を見て
力の入った重量感ある映画「野火」を見たあと続けて見た3本目。
気楽だけど、ユーモアやウィットに富んだ、軽くあたたかな映画かなと、
一休みするつもりで見たけど、なんだか物足りなかったし
もやもやする。

いい加減でだらしないしまともに働く気のない男が刑務所から出所して
その親友が迎える。
親友は病気の妻と可愛い娘を持つ真面目で働き者の男だけど貧しくて、
妻の治療費を払えない。
そこで二人は、喜劇王チャップリンの遺体を誘拐することに・・・

アメリカ映画でない、ヨーロッパの地味で丁寧な映画の雰囲気はある。
なんとなくおかしいユーモアも漂ってて、リズムも悪くないです。
チャップリンへのオマージュ的な場面もたくさんあるけど
どれも絵柄だけでしかなく、薄っぺらくて、もったいないです。
中に出てくるサーカスのエピソード、
いくらでも膨らませることができそうなのに
結局チャップリン風の絵柄を見せたいだけの扱いみたいで残念。
サーカスの女性も、もう少し絡んでも良かったのではと思う。
物語がいくらでも紡げて、複雑で膨らみのあるエピソードや
伏線をたくさん張れそうなモチーフ満載なのに、
全くそれが生かされてないので、欲求不満です。
炭酸が抜けた上に、氷が溶けて水っぽいようなソーダを飲まされた気分。
おしゃまで利発な娘も、もっといろいろ味付けできただろうに
もったいない使い方だなぁ・・・。
そして公式ホームページやちらしにある、ラストのどんでん返し。
これは、どんでん返しとは言いませんよ。
実話をもとにしてるらしいけど、ニュースで聞く実話的にはいいけど
映画としては、あまりになんの工夫も驚きも全くなくて
え?どういうこと?そういうことじゃないよね?ってあっけにとられた。

俳優はとてもいいのです。カメラもいいと思うし、モチーフも全部いいのに
脚本が問題ですねぇ。残念な映画。

そういえば、英語を教えてた生徒の中学生女子と話してて
チャップリンを知らないと言われたことを思い出しました。
わたしと同世代の友達は、チャップリンってスヌーピーくらい有名でしょ!?
と驚いてたけど、そういえばここ20年以上
チャップリン映画とか目にしてないので
15歳の子が見たことなくても仕方ないのかなぁ。
映画見たことなくても誰でも、姿や名前を記号的に知ってるものだと思ってたけど
時代は流れていくもんなんだなぁ。

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