「マリーゴールドホテルで会いましょう」は大好きな映画でした。
年をとると、老人のお話が、ひとごとでなく興味深くなってくるし
素敵な年配者を見ると元気が出る。
リメイクほどじゃないけど、続編というのも、できのいいものは少ないようで
この映画も、映画好きの友達は、1作目がよかっただけに、と結構酷評してました。
そうなのかぁ、と諦め気分のまま見に行って、うーん、確かに前作に比べると・・・。
でもまあ、許せるレベルかな、わたしには。
前作と違って、魅力的な登場人物の人生をそれぞれ見ていくような感じではなく、
お話の中心になるのは、若いインド人カップルの関係。
前作はこのカップルよりむしろシニアな人々の人生が中心になってたので、
今回の若い子同士の恋愛のヤキモチやすれ違いなどは、
年季の入ったいろいろを背負ったシニアの人たちより薄っぺらくなるのは仕方ない。
他にも、なんだか軽くサスペンス風味の謎もあって、やっぱり前作とは違う感じ。
でも、おなじみの人たちが元気で演じているのを見るだけで、まいいかと。
ジュディ・デンチやマギー・スミスが生き生き演じてるだけで、まあいいよね。
もしさらに続編があっても、また出演できるのかどうかという
うんと年配の俳優さんたちだもんなぁ。
今回はなんとリチャード・ギアがお年寄り枠のひとりとして出演。
前作は登場人物が全部インドとイギリス人の映画だったので、
超アメリカーンな感じの彼はどうも違和感があって、演技も浮いてて、
(ハリウッド臭があるのよねぇ)、
でもまあ男前だから違和感も悪くないか。笑
お話は
ホテル経営者の若い二人の結婚までのあれこれと
ホテルを大きくしたい経営者青年のやりすぎな奮闘が巻き起こすいろいろ。
そこに長期滞在中のイギリス人シニアたちそれぞれの仕事や恋、
ホテルの覆面調査員らしき客人、などが描かれていますが、まあどうでもいい。笑
あと、今回、最後の大団円的な結婚式のシーンで、
盛大なボリウッドダンスが繰り広げられて、みんなで踊るシーンは
ハッピーで楽しかったです。
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