友だちが→感想を書いてて
まあ、もう言うことはないなと思うのですが、一応書いとこう。
すごく偉くて尊敬されてる監督らしくて、
この前の映画「ライフ・オブ・ツリー」もそうだけど
映像がとてもきれいです。
でも、なんか薄っぺらな感じも、少しある気がする。
透明感があるせいかもしれない。
もう少し異質なものがある方が、と思うほど
画面がきれいなのです。
きれいなだけのイメージ映像の連続に見える。
最初の10分で、まさか、このまんまの映像と話が、
ずるずると二時間続くんじゃないよね?いくらなんでも?と心配になったけど、
はい、続きました。たっぷり。
呆然の2時間。
途中で飽きます。きれいな映像もこれだけ延々続くと。
飽きながら2時間も見せて、観客に忍耐を強いるとか、
巨匠でないとできないことでは、ありますね。
しかし、映画館出た途端に、友だちと顔を見合わせて
ぎゃははと笑ってしまったわ。
なんと言うか、もう、おそるべし!のわかんなさ。
これ、この監督の予備知識なく、
きれいな恋愛映画と思って見にきたカップルがいたら、
お気の毒としか言えない。いやはや。
わたしはエンドロールの途中で出ちゃったけど、
エンドロールの最後にヒントがあるって書かれてて、
あ、それがあれば、このわからなさ感が解消するのか!とも思ったんですが
結局それを聞いても、わたしにはわからなかった・・・。
ていうか、そのエンドロールがそれほどわたしの評価を変える気もしないし。
ストーリーは予告編で描かれているほどドラマチックではないです。
まあ、ストーリーはあんまりどうでもいいのかも。
パリで出会ったアメリカの男とフランスの女。女は子持ち。
愛し合うようになって一緒にアメリカへ行く。
でも女は馴染めず、すれ違いフランスに帰る。
男は幼なじみの別の女と少し付き合うけど別れ
フランス女がまたアメリカに来て結婚するけどじきに離婚。
こういうことが、ほとんどセリフなしに
ゆるゆると進んで行きます。
愛し合って盛り上がっている男女のいちゃいちゃシーンが多いかな。
(でも性的なシーンはほとんどないです、ひたすらきれい)
フランス女役の子が、ホントにパリの粋な女って感じで
きれいで、表情がすごくかわいくて
すっとスタイルよくて肌もきれいで服もセンスよくて
見てるのは楽しかったです。
これに比べてアメリカ女の人は
顔はかわいいしきれいだけど、もっさりして、スタイルもよくなくて
パリジェンヌとヤンキー女の格の違いを見せつけられた感じです。
しかし、ベン・アフレックは寡黙すぎて
見てて、いーっとなる(笑)。
男は黙ってサッポロビールな感じが、行きすぎです。笑
あと神父役のハビエル・バルデムですが
この役もかなり意味わからないです。
本筋にほとんど必要ない。
やたら存在感ある俳優なので、よけいに不思議な感じです。
まあ、こういうことばかり言うと、芸術がわからないとか
これは詩なのだ哲学なのだ宗教なのに、わからんヤツめとか
思われるのでしょうが、
しかめつらしい顔して、高尚な芸術なのよと
この映画を絶賛するだけの見方はしたくないのです。
そういう見方があるのはわかるし、
キリスト教がよくわかっていないアジア人には
咀嚼しきれないこともあるのだろうと思うし、
わからないのはこちらの力量不足であるのもわかった上で
この、わからなさを笑って楽しめる
気楽な観客でいたい。
さて、この映画は夜中のレイトで行ったのですが
(人気がないのかその時間しかなかった)
今回はじめて、プレミアシアター?っての体験しました。
ゆったり広々として、リクライニングして、
カップホルダーはなく、かわりに小さいテーブルが横にある。
いわゆるビジネスクラスみたいな映画館でした。
スクリーンは大きいのに席数が少なくて、すごくゆったりです。
そして、今回のは通常レイト価格(1200円)で、えらい!
このシートは大阪にはないので、西宮で体験できてよかったです。
レイトすぎて帰りの最短の電車がなく、遠回りして帰りましたが。
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