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sigh of relief

くたくたな1日を今日も生き延びて
冷たいシャンパンとチーズと生ハム、
届いた本と手紙に気持ちが緩む、
感じ。

映画:バレエボーイズ

2015-10-08 | 映画


スーパー爽やか、ハイパー爽やか!
もう心が洗われちゃって、テンションまでアガッちゃう
ものすごく気持ちのいい映画でした。

ノルウェーの3人の中学生男の子たちを追ったドキュメンタリー映画です。
3人はバレエ教室に通ってて、彼らの14歳~15歳までを中心に
中学の卒業、バレエスクールへの入学、などを通して描きます。

3人のうち一人は英国ロイヤルバレエ団への入団を考え
迷いなくプロとしてやっていく決意を持っていますが、
他の二人はまだ迷っているし、世界が注目する天才とかいうわけでもない。
そういう3人の話で、途中に不幸や大きな試練があったりするわけでもないので
ドラマチックなドキュメンタリーではありません。
でも14歳の少年なりの迷いや試練はあって、それらが淡々とやさしく描かれている。

この3人が、とても仲がいいんです。
ライバルでもあるんだけど、とても仲が良くて、いつもじゃれてて、
更衣室でふざけるのが一番楽しい、僕らの友情のベースは更衣室だって言う。
その邪心のなさが、もう眩しいくらい。
環境や才能の違いもあるだろうに、なんのしがらみもない3匹の子犬のように
お互いが大好きで、大事にしていて、一緒に頑張れる関係。
一人が、離れていくときでさえ、関係の変化に戸惑いながらも
それぞれを応援する気持ちに陰りは全然ないのです。
なんて気持ちの良い子達だろう。

ダンスのシーンも、軽やかな音楽も楽しめる映画で
少年たちが黒いジャケットを着てふざけて?タップを踏むシーンが
予告編にもあるけど、もう、かわいいったらない。

そして、もうひとつの見所は、12歳から16歳までを撮った映像の中で
少年ったいが鮮やかに青年になっていく様子です。
あどけない顔の少年が、声も太くなり頬がしゅっとして表情もきりっとして、
背もぐんぐん伸びて体もしっかりしてくる様子を見るのは
特に美少年好きとかではないわたしでも、萌えます。
映画では、さらっと描かれているだけの家族ですが
わたしは少し親の気持ちにもなってしまった。
ダンサーは体を酷使するし、ボロボロになるというけど
心はずっと健やかなまま、幸せで充実した人生を歩んでほしいと心から思った。

↓映画のサイトにあったちょっと面白かったコメント。笑
14歳。透明の汗、歯列矯正、ママとのキス。
声変わり、ニキビ、更衣室、壁のらくがき、ぼくたちだけの合図。
なんて楽しいんだろ、男の子がつらい目に遭うのって!
─売野機子(漫画家)


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