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sigh of relief

くたくたな1日を今日も生き延びて
冷たいシャンパンとチーズと生ハム、
届いた本と手紙に気持ちが緩む、
感じ。

映画:クーパー家の晩餐会

2016-03-09 | 映画


→「ニューヨーク眺めのいい部屋売ります」を観た少し後に、
ダイアン・キートンの映画つながりで、つい観たんだけど、
これがまた、長年連れ添ってきた夫婦が
アフリカ旅行に一緒に行くか行かないかで揉めて別れるのどうのという話で、
アメリカでは夫婦は常に理解しあって一緒に行動しないといけないものなのかーと、
改めて窮屈なことだなぁと思った。
こういう結婚観というかカップル観、それで
うまくいってるカップルはいいと思うけど、やっぱりわたしは無理だなぁ・・・
(だから失敗した?笑)

似たようなことは→「アメリカンスナイパー」見た時も思ったけど
いつでもどこでも出来る限り一緒に過ごすことが夫婦の要件みたいなとこが
アメリカにはあるみたいですね。仲がいいのはいいことだけど。

長年連れ添ったクーパー夫妻ですが
夫の夢だったアフリカ旅行に妻はついて行きたくないということで
別れることになり、せめて最後に完璧なクリスマスをみんなで過ごそうと
妻は必死にがんばります。
(なんでやねん?旅行なんか一人で行ったらいいやん!と、まず思ってしまう)

クリスマスに帰郷する子供たちは、それぞれに問題があり
(でも問題の無い人なんていないから普通のことだけどね)
特にダイアン・キートン演じる母の妹と娘は彼女に対するコンプレックスがひどい。
完璧な母親、姉、という存在はめんどくさいものですね。

それぞれのエピソードの中で、クーパー家のおじいさんの話が好きです。
内気な若いウェイトレスをそっと見守るように愛していてロマンチック。
このウェイトレスが「レミゼラブル」に出てた子で
大きな瞳の薄い水色がすごくきれいでかわいいです。

クーパー家の娘役の子も深い綺麗な青い目をしている美女で、
その場だけの恋人になってくれと、空港で会った初対面の男性に頼んで
だんだん仲良くなりいい感じになっていくんだけど、
いや彼イケメンですけど、共和党シンパで、軍人で、進化論を疑ってて、
父と母の家庭があこがれとか言うマッチョだよ。笑
とても優しい人でいい感じなんだけど、絶対うまくいかないって、
今夜だけにしといたほうがいいよ・・・などと、突っ込みながら見ました。

そしてダイアン・キートンの妹役がマリサ・トメイ。好きな女優さん。
彼女のエピソードもいい。万引きをして捕まった警察の車の中で警官に
嘘をついて釈放されようとする、騒々しくてちょっと安っぽい女の役なんだけど、
そういうちょっと安っぽい女の役がとてもうまい。
彼女を連行するストイックな風貌の悩める警官もいいです。

と、役者は素敵だしお話も流れるようにうまくできているし、暖かい映画だけど
クリスマス映画なので、クリスマスに見なきゃだめでしょ、と残念。
どの季節に見ても素晴らしい映画、というほどの映画ではないようなので、
これを2月に上映するのは、間抜けなことだなぁと思わずにいられない。
(見たのは2月でした)

あと、本当は、個人的には、自分は多分かなりの個人主義者で、
家族というものへの鬱屈した思いからまだ自由になりきれてないので
こういう家族万歳映画は、実は心から楽しめは、しないんですけどね。

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