西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

企業関係者に地域活動への参加を呼びかけるくらいなら、市職員にこそ働きかけましょうよ。そこらへんの感覚のズレが、どうにも理解できないんですよね...

2023-05-30 09:40:53 | にぎわいと活気のあるまちを創造するために

早くも梅雨入りだそうですね。
昨日もよく降りましたし、先日の大雨でも市内で被害が発生しました。
この機会に、防災マップを確認しておいて頂くのも大切かと思います。
 ↓
西宮市防災マップについて@西宮市HP


さて本題、まだまだ続く3月議会×代表質問のご報告の続きですよ。
それでは、どうぞ。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇
【質問】
「持続可能な地域社会や地域活動の実現に向け、地域と協働する関係部署が連携し、どうすれば地域の皆様が活動しやすくなるのかを市民の皆様と共に考え、市が果たすべき役割について検証し、地域の実情等に応じた様々な地域活動を支援できるよう、地域行政のあり方の見直しに取り組んでまいります」とのことでした。
「持続可能な地域社会や地域活動」を実現するうえでの大きな課題の一つが“人”です。
市長は新年互例会の席上で、出席している企業関係者を念頭に「企業市民として是非、地域活動に積極的に参加して頂きたい」という趣旨の挨拶をされました。
しかしながら民間事業者に参加を要請するのであれば、市職員にこそ、より積極的にそうした働きかけを行うべきと感じます。
この点についての見解はいかがでしょうか?
 ↓
【答弁】
現在、西宮市参画と協働の推進に関する条例評価委員会において条例の検証を進めておりますが、その中で職員の参画・協働に関する意識醸成についても様々な意見が寄せられています。
効果的な意識醸成の手法については今後の検討課題でありますが、たとえば、公民館において幅広い世代の交流と、つながりづくりや地域活動に目を向ける市民のすそ野を広げる取組みとして実施されている「地域づくりワークショップ」など、職員が地域活動に触れる機会をより多く設けることが職員の地域活動に対する関心を高め、ひいては地域活動への参加意欲の向上につながっていくのではないかと考えております。
さらに、職員が自ら所属するコミュニティにおいて様々な活動に参加しやすくなるよう、職員の兼業に関する判断基準についても、現在作成を進めているところです。
今後、市職員の地域活動に対する意識を高めるための効果的な機会づくりや活動への参加を後押しする仕組みについて検討してまいります。
 ↓
【意見要望】
縷々ご説明を頂きましたし、そうした方向での努力はしていただけばよいと思います。
個々の職員の意識の問題であり、市に参加を強制する力がないこともよくよく認識しています。
しかしながら、このままでは本当にまずくなる時期が、状況が地域には迫っている。
そして、その地域なしでは基礎自治体としての市の職務は、到底回らない面がある。
そのことを一人一人の職員が認識するべきですし、一人でも多くの職員に地域活動に、社会に参加してもらいたい。
とりわけ理事者の皆さんには率先して、そうした意識を持ち、姿勢を示して頂きたい。
そうした姿勢を上に立つ方々が示してこそ初めて、少しずつでも状況は改善に向かうのではないかと、私は思います。
この点、強く指摘しておきます。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇

意見要望でも述べているとおり、強制するような筋合いの話でないことはよくよく理解しています。
でも企業関係者に呼びかけるくらいなら、先に市職員にこそ呼びかけましょうよ、積極的に参加しましょうよ...と思わずにいられないんですよね。
なんだかなあ...

と愚痴混じりの終わり方ですみません。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。
今日も一日、頑張ります!


地域のことを一番知っているのは、地域にお住まいの方。危険個所を減らすため、積極的な協力を求めるべきです!

2023-05-26 12:21:25 | 安心して暮らせる安全なまちを実現するため

前回ブログで取り上げたごみの集団回収に関する記事が、市政ニュース最新号に掲載されていました。
これ、私が議会で取り上げた結果だということに、勝手に思っておくことにします。
前向きに対応頂いていると思われる、担当の方々にはありがとうございます。
 ↓


さて本題、まだまだ続く代表質問のご報告の続きですよ。
それでは、どうぞ。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇
【質問】
「道路については、効果的で迅速な維持管理に努める」とのことでした。
昨今、水路への転落事故や、道路損壊等による被害が発生し、市が損害を請求される事例が多発しています。
市は、こうした問題が発生する度、道路パトロールの強化によって問題把握に努める旨を主張しますが、道路パトロールの主たる監視対象は車道であり、歩道への監視までは行き届かないのが現実です。
現状を踏まえると、防犯協会やPTA・自治会等によるパトロールやクリーン作戦の際、危険と感じる個所の抽出に協力してもらえるよう依頼するなど、もっと市民の力をお借りするよう努めること、そこで確認された事案を着実に改善していくことが効果的と考えます。
また、こうした取組を推進することは市長の言うシチズンシップの醸成からも重要と考えます。
市の見解はいかがでしょうか?
 ↓
【答弁】
現在、市で行っている道路パトロールは、事故が起きた際に道路利用者の安全や道路交通に大きな影響を及ぼす可能性がある交通量の多い幹線道路を中心に行っております。
その他の生活道路においては、市道延長が1,000kmを超える中、限られた人数でパトロールすることは困難な状況であり、主に市民の皆様からの通報や地域団体等からの要望により対応している状況です。
事故防止には、危険箇所を早期に把握することが重要と考えていることから、電話や市民の声による通報に加え、より簡便に市民が市に危険箇所を通報できるように、令和3年度からLINE通報を導入したところです。
議員ご提案のように、自治会等に対し、地域でのパトロールやクリーン作戦の際、危険と感じる箇所の抽出に協力して頂くような取り組みは、危険箇所のさらなる把握や、事故の減少に効果があるとともに、シチズンシップの醸成にもつながるものと考えます。
市としましては、幅広く市民の皆様の協力を得やすくするような仕組みについて、引き続き工夫してまいります。
 ↓
【意見要望】
前向きな答弁を頂きました。
答弁内容に則って進めてください。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇

この件、前から提案を続けている話ですね。
公式の場で、前向きな回答が返ってきたこと、肯定的に受け止めています。
 ↓
【ご参照】
道路や公園の危険・改善してほしい内容をLINEやメールで通報できます。ぜひ皆様のご協力をお願いします!@2022年4月のブログ

ちなみに「電話や市民の声による通報に加え、より簡便に市民が市に危険箇所を通報できるように、令和3年度からLINE通報を導入した」のも、私の指摘・提案があったからこそと自負しています。
こちらも、よろしければ以下をご覧ください。
 ↓
【ご参照】
【愚痴話】ええ、西宮市役所が縦割りなことは、よくよく分かっていますよ。だからこそ、これだけ念を押したのに...というお話。@2016年9月のブログ

地道にコツコツ、色々な分野について、様々な観点から指摘・提案等、続けてまいります。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします


住民・事業者・市、全てにメリットのあるごみの集団回収。これをもっと広げるための取組を進めるべきです!

2023-05-22 10:29:22 | 自然環境に対する意識の高いまちを実現する

市内屈指の好立地(=西宮北口駅の下をくぐる道を、北に上がってきた正面!)に立てさせて頂いていた看板、先日、撤去しました。
こちら、ありし日の姿。
 ↓
 

「また4年後においで♪」と言っていただき、ほんと、ありがたい...
様々な形で頂いているご厚意に、しっかり仕事で応えてまいります。
会長、本当にありがとうございました!

さて本題、3月議会での代表質問のご報告の続きです。
前回ブログでごみの分別&回収頻度見直しについて書いたところ、自治会等が行っている集団回収について複数のご意見を頂きました。
そこについては抜かりなく(?)代表質問でも取り上げていましたので、早速ご紹介させて頂きます。
それでは、どうぞ!

◇◇◇◇◇◇◇◇◇

【質問】
資源ごみの自治会・子供会等による回収ですが、地域ごとに差があります。
参加していない団体に直接働きかけるなど、制度への加入促進を図るべきと考えますが、市の見解はいかがでしょうか?
 ↓
【答弁】
現在、本市では、自治会等の営利を目的としない団体で、概ね構成世帯数が20世帯以上または構成人員が20人以上で代表者が選任されており、年2回以上かつ半年間で500㎏以上の古紙・古布・アルミ缶などの再生資源を回収する団体に対し、再生資源集団回収奨励金を交付しております。
直近5年間の交付団体数は、580から590団体で推移しておりますが、インターネットやスマートフォンの普及等に伴うペーパーレス化の影響により、新聞や雑誌等の回収量は年々減少しております。
再生資源集団回収については、
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●市にとっては再資源化の促進
●住民にとっては地域住民間の交流や活動費等の確保
●再生事業者にとっては良質な資源物の確保
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等、三者それぞれにメリットがある効果的な施策であるため、今後も引き続き、未実施の自治会等に対して広く周知啓発を図り、より多くの団体が本制度の主旨に賛同し、取り組んでいただけるよう働きかけてまいります。
 ↓
【意見要望】
再生資源の回収については「未実施の自治会等に対して広く周知啓発を図り、より多くの団体が」「取り組んでいただけるよう働きかけてまいります」とのことでした。
実施していない自治会等から、制度の存在は知っているが、具体的にどうすればいいのかが分からないという声を頂くことがあります。
答弁にあった通り、住民にとっても再生事業者にとっても市にとってもメリットのある効果的な施策です。
周知啓発だけでなく、世帯数が多いが実施していない自治会等に直接声をかけるなど、より実効性の期待できる取組みを検討して頂きたい。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇

てな感じです。
この問題について、基本的に、市の姿勢は待ちで終始している模様。
が、質疑の中で述べているとおり、それでは勿体ないと思うんですよね。
より広範囲で、集団回収が実施されるよう願っています。

それでは今日のブログは、このへんで失礼します。


令和8年4月に予定されているごみの収集区分&収集頻度の見直し。収集頻度の見直しだけでも、もっと早くにすればいいのに...

2023-05-19 10:35:55 | 自然環境に対する意識の高いまちを実現する

個人的に興味津々だったのが昨日、芦屋市議会で行われた新市長による所信表明演説。
内容的にはそこまでカッチリしたものに整理されてはいないな...という印象でしたが、
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●最もこだわりたいテーマが「教育」
→芦屋の公教育で、芦屋の未来が決まる
●AIの進化、社会の大きな変化の中で、未来を生きる次の世代に最も重要なのは、学びへの意欲
→一人ひとりの学びに対するモチベーションを上げることこそが、教育で最も大切
●そのためには、先生の余裕と、先生自身が学び続けることのできる環境づくりが必要
→時間外労働や休日出勤など、先生方の長時間労働の現状を改善し、本来担うべき授業や生徒指導へ専念できる環境を整える
●生徒一人ひとりの特性や興味関心、そして、学習到達度、これらに応じた「ちょうどの学習」の実現に向けて取り組む
-----
といったあたり、どう取り組んでいくのか?そのための対策を具現化していくのか?といったあたりは要注目と感じました。
しっかりアンテナ張っていかなければ!
 ↓
芦屋市/髙島崚輔市長のページ


さて本題、まだまだ続く3月議会×代表質問のご報告。
今日は、家庭から出るごみの回収頻度の見直しについての話ですよ。
それでは、どうぞ。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇
【質問】
指定ごみ袋制度の導入によって、ゴミの種類ごとに排出量に大きな影響が出ています。
市は令和8年4月以降、ペットボトルやプラごみ、段ボールの回収頻度を増やす方向で収集区分見直しを予定していますが、現状を見ると、もっと早くに見直しできないものかと思います。
市の見解はいかがでしょうか?
 ↓
【答弁】
令和8年4月からの新破砕選別施設の稼働開始に合わせて、分別区分・収集方法・収集回数の変更を予定しており、現在、市内全域における新たな収集曜日の地区割の検討作業を進めております。
議員ご指摘のとおり、昨年7月からの指定ごみ袋制度の導入開始後、もやすごみの排出量は減少する一方で、その他プラやペットボトル、資源A・Bの排出量はそれぞれ増加するなど、ごみの減量及び分別意識の向上効果が現れております。
指定ごみ袋制度の導入開始後、その他プラ等の収集回数を増やしてほしいとのお声も頂戴しておりますが、収集回数を変更するためには、市内全域における収集曜日の変更等の大幅な見直しが必要であるほか、住民向け説明会の開催、ハローごみの全戸配布、ごみステーションに掲示しているステーションプレートの付け替え等、市民への周知を行う必要があります。
また分別区分の変更は、処理施設の整備が必要条件であることから、令和8年4月稼働予定の新破砕選別施設に合わせて、分別区分と収集回収の変更を行うこととしたものであり、収集回数の変更のみを前倒しで実施する考えはございません。
 ↓
【意見・要望】
収集回数の見直しについて状況は理解しましたが、強い市民の声があることはご認識いただきたい。
この件については今後の推移を見守ると共に、必要に応じて意見を申し上げていきます。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇

内容は以上ですが、令和8年4月以降のごみ回収頻度等について興味おありの方もいらっしゃると思いますので以下ご参考まで。
 ↓


なお一番下に書いてある通り、令和8年4月以降の内容は現時点での予定であり、確定したものではありませんので、その点ご容赦下さい。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


【ご報告】昨日の臨時議会で、所得の低い子育て世帯/住民税非課税世帯等に給付金を支給する事業が確定しました&職員の不祥事について

2023-05-17 10:11:51 | すべての人にやさしいまちを実現するために

またもや、こんな不祥事が...
現時点で本人は容疑を否認していると報道されているので、あくまで事実であればという前提ですが、つくづく言葉を失います。。。
 ↓
西宮市の若手職員、電車内で10代女性に痴漢容疑で現行犯逮捕 大阪府警の公表に合わせ市発表@2023/5/16付・神戸新聞WEBニュース

なお記事中の「副主査は逮捕後、有給休暇を取得している」という内容については十数年前、
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●本市職員が勤務時間中、強盗致傷容疑で現行犯逮捕される
→その後も長期間にわたって、給与を取得し続けていた...
-----
という事例があり、当時、厳しく問題追及しました。
この機会に改めて、もう一度、徹底して調査し、必要があれば追及するべきかもしれませんね。
つくづく闇が深すぎる...
 ↓
【ご参照】
一般質問@不祥事対応 について。①@2009年8月のブログ
一般質問@不祥事対応 について。②@2009年8月のブログ

という内容で、もう十分な気もするのですが、本題へ。
昨日の5月臨時議会で「住民税非課税世帯に対する3万円/世帯の支給」を求める補正予算案が可決・成立。
ザックリした内容は
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【対象】令和5年6月1日に住民基本台帳に登録があり、住民税非課税世帯(均等割非課税世帯)に該当する世帯の世帯主
【支給金額】1世帯あたり3万円
【支給時期】7月下旬以降(予定)
-----
というものです。
より詳しい内容は、以下をご参照。
 ↓

 ↑
しかし15億円を給付するために2億円かかるってのは、ホンマなんとかならんのか...と毎回のことながら思いますね。
いろいろと異論等も多いマイナンバー制度。
でも、こういうところで活かせるなら、世の中の雰囲気も変わってくるのでは...と思ったり。
個人的には単年の所得だけでなく、資産状況も見て判断した方が、納得度も高まると思うのですが…
(ちなみに2億円のうち、大きなものは審査・コールセンターで9400万円、システム改変で1500万円、データ抽出で1000万円、印刷製本で1000万円など、委託費が占めているそうです。)

また「所得の低い子育て世帯に児童一人当たり5万円を支給」という内容についても報告、承認され、事業の実施が確定しました。
こちらもザックリ言いますと
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【対象】
・ひとり親世帯で、令和5年3月分の児童扶養手当が支給される方等
・その他の世帯で令和4年度にも給付金を受給された方等
【支給金額】児童一人当たり5万円
【支給時期】ケースによって異なるが、上の「対象」で示した方は5月30日給付予定、それ以外の方は7月以降
-----
というものです。
こちらの詳しい内容は、以下の通り。
 ↓




なにはともあれ、取り急ぎの情報共有とさせていただきます。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


少しずつ進んでいる家庭環境&健康調査票の見直し。ほんとはトップダウンで見直せればいいと思うんですけどね...

2023-05-16 09:19:04 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

昨日で、今年の議会役職は実質、決定。
新議長には公明党議員団の山田ますと議員が、副議長には同じ会派の菅野雅一議員が選任されました。
早くも見えてきた課題もありますし、この陣容でしっかりと取り組んでまいります。
 ↓


さて本題、今日は継続して追いかけている、家庭環境調査票と健康調査票の話ですよ。
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●未だに毎年出さなければならない学校がある
●デジタル化を進めればいいのに...
●重複する内容が多いし、まとめればいいのに...
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といった主張を続けているのは、継続的にブログをご覧頂いている方々には先刻ご承知のことですね。
 ↓
【ご参照】
年度初めに提出しなければならない家庭環境調査票&健康調査票。これこそデジタル化できないんですかね???@2022年4月のブログ

個人的には
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●保護者の記入・入力の手間を極力減らすことを念頭に統一フォーマットを作成
→全校で統一様式を利用すると共に、運用も統一!
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というのが一番分かりやすいし、効率的にできると思っています。
が、いつもの「学校の自主性尊重!」という話から「各校に任せる!」という流れになるのは、なんともしがたいんですかね...

と言うのも、苦楽園中学校のように
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●2つの調査票を統合
→入力可能な形で整理し、学校HPよりダウンロード可能な形で整理
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という取組を進めている学校も存在します。
こういうのを全校で導入したうえで、全体で統一して、更に前に進める形を模索すれば、色々とよい形になりそうやのになあ...
ほんま、勿体ないというか、なんというか。。。
 ↓



なにはともあれ、こういう良い事例が速やかに広がっていってほしいものだと思います。
と簡単ながら、今日のブログは、このへんで。
さあ、今日も議会。
しっかりと職務に邁進してまいります!


災害情報発信には、危険の告知以外の役割もあるはず。情報発信のあり方について考えるべきです!

2023-05-11 14:06:21 | 安心して暮らせる安全なまちを実現するため

GW最終日の5/7夜から5/8未明にかけて阪神地区全域で大雨が降り、警報が発令されました。
が、この間、西宮市から情報発信がなかったため、疑問等を訴える声をSNS等で拝見しました。
結果的に、こういった事故もあったわけですし、そういった声が上がるのは当然だと思います。
 ↓
石垣が一瞬で崩れる様子が…兵庫・西宮市で避難指示 大雨の余波続く 京都・滋賀で商品届かない店舗も(読売テレビ)
 ↑
というわけで、それについて調べた結果のご報告をば。

結論から言うと、西宮市の認識では「避難指示を発令したり、交通規制が発生するといった大きな被害が予想されるレベルの雨ではなかったため、情報発信は行わなかった」ということだそうです。
その判断の是非については敢えておくとして、以下もう少し詳しい内容。

この雨、連休前の地点では最大でも注意報が出る程度の雨量と予想されていたようです。
が直前になって警報レベルと判明したことから、市は「初動応急対応体制」(=具体的な措置・対応が必要な被害は出ないことを前提とした体制)での対応を決定。
担当となる職員さんは出勤した上で、各種情報の収集に努めると共に、万一の事態に備えていたそうです。
ただし、あくまで「初動応急対応体制」であり、「災害の危険は低いと判断したため、情報発信の必要はないと判断した」とのこと。
これが、より危険度の高い「水防警戒指令」が発令された場合には、
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●災害警戒本部会議が立ち上げられ、そこでの決定内容等を防災ネット(=メール)、LINE、twitter、FACEBOOKで発信すると共に、市HPの防災ポータルで表示
→以降、状況の推移により、各種情報発信ツールで発信すると共に、西宮市HPの防災ポータルに表示
-----
という手順が踏まれることになったのだそうです。

ただ、この内容については若干、違和感を持っています。
災害情報の発信の最大の目的が、危険を告知することにあるのは当然。
が、不安に思っている方に「危険な状況ではないから、心配しなくても大丈夫ですよ!」ということをお伝えするという観点も重要でしょう。
今回の雨では警報が発令されたうえ、気象庁からは「大雨の影響で、兵庫県西宮市の一部区域で河川洪水の危険度が上昇しています」「土砂災害:警戒レベル4相当 河川洪水:警戒レベル3相当」といった情報も発信されていたとのこと。
そういった状況の中で、西宮市からの情報発信が全くなければ、不安に思う方が出てくるのも当然のことだと思います。
(↑
(論点の拡散を避けるため、今回の判断の是非についてはブログでは触れません。悪しからず、ご了解下さい。)

そういったことを考えると、例えば
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●警報が発令された(あるいは気象庁からの情報発信があった)が、市としては現段階では避難指示等が必要な状況とは判断していない
→ただし、必要な状況にあると判断した場合、体制を構築し、市としても情報発信していく
-----
といった趣旨の情報を各種ツールを利用して発信する等、情報発信のあり方について考えていく必要があると思うんですよね。
市によると「気象庁の情報等も把握していた。その上で危険はないと判断したから情報発信しなかった。」ということだそうですし。
というわけで、この件、もう少し担当部局とも詰めていきたいと思っています。

ちなみに、この件について調べていく中で、LINE→防災情報→西宮市防災ポータル→にしのみや防災ネットで見ていったらリンクが切れているのが判明。
是正を求めておきました。
  ↓


こういうの、気をつけないとダメですよね。
というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


SDGsの観点からも重要なごみ排出量の削減。大量に混ざっている紙ごみの分別に向けた取組を進めるべきです!

2023-05-08 14:40:28 | 自然環境に対する意識の高いまちを実現する

本日は新任期初の公務となる議員総会。
 ↓


改めて、新しい任期でも職責を果たすことができるよう努めてまいります!
とは言いながら、前任期で行った代表質問についてのご報告も進めていかなければですよね。
それでは早速始めます。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇
【質問】
ごみ排出量の削減についてです。
事業系ごみの組成分析結果から、紙ごみの混入率が多いことが明らかになっています。
さらなる再資源化の推進に向けて、他自治体でも実施されている市処理施設への事業系古紙類の搬入規制を早い時期に実施すべきと考えますが、いかがでしょうか?
 ↓
【答弁】
事業系可燃ごみへの古紙類の混入率は、昨年7月より本格実施を開始しました指定袋制度により若干の改善は見られるものの全体の約38%となっており、その内、新聞・ダンボール・雑紙や包装紙等、再資源化が可能な古紙類は全体の約11%を占めているなど、依然として相当量の古紙類が分別されずに可燃ごみとして廃棄されている状況が続いております。
本市としましては、事業系一般廃棄物の適正処理の推進に向けて、排出者である市内事業者に対する周知啓発や戸別訪問による注意指導等に取り組んできたところであります。
しかしながら、古紙類の混入事例が後を絶たないことから、市処理施設への事業系古紙類の搬入規制の実施に向けて検討を開始いたしました。
実施時期につきましては、来年度、一部見直しを行う一般廃棄物処理基本計画において、事業系古紙類に関する新たな処理方針を記載し、排出事業者への周知啓発期間を経て、令和6年度中の開始を予定しております。
 ↓
【意見・要望】
事業系古紙類の搬入規制は令和6年度中の開始予定ということでした。
できるだけ前倒しでの実施を要望したうえで、もう一点。
事業系ごみ袋への缶・瓶等の混入は、指定袋制度導入によって改善されたものの解消していません。
同様に、古紙の搬入規制を実施しても、混入は完全には解消されないでしょう。
そう考えると、排出業者への周知啓発や注意指導だけでは不十分であり、搬入車両に対する展開検査の実施体制強化など、処理施設での水際対策を徹底が必要です。
真面目に分別している事業者が馬鹿を見ることがないよう、処理施設での水際対策の徹底にもしっかり取り組んでいただきたい。
また事業系ごみの削減については、従来から指摘している通り、事業者全体がごみの分別とリサイクルに無理なく取り組める仕組みの構築が重要です。
この点についても実効性ある対策を示せるよう、継続して取り組んでください。
 ↓
★ご参照★
事業系ごみにプラや古紙が大量混入している現状に問題あり。是正のため、具体的な施策を検討することを市が約束しました!@2023年1月のブログ

◇◇◇◇◇◇◇◇◇

ごみ排出量の削減はSDGsの観点から、とても大切。
そして、そのために誰もができる取組が分別の徹底だと思っています。
それだけに善意だけに頼るのではなく、一定の強制力が伴う取組が必要だと思っています。
引き続き、こうした課題にも取り組んでまいります。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします


後で苦しくなるような無理な説明は辞めましょうよ...中央体育館×施設規模の変遷が酷すぎます!

2023-05-05 09:42:50 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

無事、選挙関係書類の処理終了。
処理自体はかなり円滑に進んだ方だと思いますが、一つ「おいおい...」と思ったのが、この書類。
 ↓

 ↑
右上の「住所・氏名」のところに㊞マークがなかったのに、提出に行ったら「捺印が必要!」と言われまして。
きょうび印鑑レスを進めてるわけやし、㊞マークさえないなら捺印の必要はないと思うのが普通やと思うんですけどね。
担当には見直してもらえるよう強く指摘しておきましたが、さてどうなることやら。

という話はさておき、3月議会での代表質問のご報告の続きですよ。
6月議会で早速出番を頂いていることもあり、ちょっとペースを上げていくべきですかね。
それでは、どうぞ。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇
【質問】
「中央運動公園及び中央体育館・陸上競技場等再整備事業については、改めて必要とする機能等の精査を行い」「環境に配慮したZEB体育館として事業者の募集に着手します」とのことでした。
内容に異論はありませんが、中央体育館の整備規模がコロコロ変わってきていることに強い疑問を持っています。
前市長時代、市立中央体育館をストークスの本拠地とする方向で話が進められていた時に「施設規模が大きすぎるのではないか?」と質問したところ、市は「ストークスの本拠地になることは、新体育館の整備規模に影響していない。あくまで市民利用のために必要な規模を精査した結果、この規模に確定した。仮にストークスの話がなかったとしても同じ規模の体育館を整備することになっていたと考えている。」と強弁しました。
ところが、その後、ストークスの話が立ち消えになると、市の主張は一変。
当時に比べて、施設・設備など、様々な面で施設は大幅に縮減されました。
こうした経緯について、市の見解をお聞かせください。
 ↓
【答弁】
西宮中央運動公園及び中央体育館・陸上競技場等再整備事業については、新型コロナウイルス感染症の影響により、令和2年6月から事業実施を見合わせ、昨年10月には今後の財政収支見通しを踏まえ、改めて事業内容を「見直し検討」することとしました。
本事業の実施に当たっては、令和4年度「西宮市施政方針」で、「これまで検討してきた基本的な機能は尊重したうえで、改めて必要とする機能や事業費の精査を行ってまいります。」としており、その方針のもと施設の整備内容や環境対応の検討、事業費の見直しなどを行ったものです。
見直しを行った内容ですが、新中央体育館について、観覧席や諸室の規模などを見直していくことといたしました。
その背景として建設資材費や人件費の上昇をはじめとする建築費高騰など事業費の増加が見込まれる中、現状のご利用実態などを勘案しますと、スポーツエリアの面積など「する」スポーツ機能への影響はできるだけ避ける必要があると判断してきたところです。

令和4年7月の所管事務報告では、体育館の延床面積は当初比約2000㎡減の約11000㎡、観覧席数は固定席で1500席以上とするなどコンパクト化した再検討案の内容をご報告し、各種調整を経て、12月下旬に「要求水準書(案)」として公表いたしました。
観覧席数の減少により影響を受ける可能性のある一部の興行試合については、今後事業者などとも協議しながら施設計画や運営上の工夫を図り、「みる」スポーツにも配慮してまいります。
 ↓
【意見要望】
色々と仰いましたが、私には「ストークスが来ることが前提なので、それに合わせて施設規模を大きくしたいが、それだと議会で問題になりかねない。なので、できるだけ問題にならないよう、あくまで市民需要にこたえるためという虚偽の説明をした。ところがストークスが来なくなったので、施設規模を縮小せざるを得なくなった。でも、そうした経緯については認めたくない…」ということにしか思えません。
このような、後で苦しいつじつま合わせが必要となるようなポジショントークはやめるべきです。
中央図書館の移転整備やアミティホ―ルの建替整備など今後、予定される施設の整備計画がありますが、こういうことがあると、お互いの信頼関係が成り立ちません。
今後は、きちんとした根拠を持って施設規模を精査し、その理由や必要性を包み隠さず、公開して議論を進めるべきです。
このような当たり前のことを本会議場で指摘しなければならないことを残念に思いますが、この点、肝に銘じて頂きたい。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇

色々な場面で言っていることですが「OPEN!」という言葉に相応しい市政運営を目指していもらいたいと強く思っています。
当たり前のことですが、改めて。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。

皆様よいGWをお過ごしください!


維新の躍進は目覚ましいが、必ずしも自民党が退潮したわけでもない?4/23投開票の西宮市議選の結果を整理してみました。

2023-05-01 08:54:36 | 主張・広報と活動のお知らせ

選挙が終わって一週間が経ち、今日から新しい任期がスタート。
選挙の後始末と年度末が重なったため、てんやわんやモードが続いているわけですが、選挙結果について少し思うところなど。
なお今回のブログは敬称略としていますので、その点、ご容赦ください。

個人的に、今回の選挙結果について「従来、自民党候補が取っていた票が維新の候補に流れた&浮動票の多くが維新候補に乗っかった」的な感じなのかな…と思っていました。
ところが自民党の候補の方とお話ししていると「自民党自体の得票数は減ってないんですよ!」という話が出てきたんですよね。
というわけで整理してみたところ、ホンマでした。
自民党候補者の獲得総数は前回の21,457票が20,976票と481票の微減。
政党別でみると、むしろ公明党や共産党の獲得票数の方が減少してる…
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上で整理した内容は、あくまで政党の公認・推薦候補限定ですが
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●立民の獲得票数が増えているのは女性候補率が高まったため、無所属女性候補の票が流れた???
●多数の候補が出馬したものの、意外と各候補に票がばらけた&投票率が向上したため、当選に必要な最低得票数が上がった???
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など、個人的に興味深いと思える内容が色々と見えてきました。
今年中に衆院解散→総選挙もあり得ると言われる状況の中、こうした結果が示す内容は、なかなか興味深いですね。
それにしても、やっぱり阪神間で維新の伸長が目覚ましいということは、はっきり言えるかと。
私共、政党に所属していない議員としても、今回の選挙結果が示す流れに無関係ではいられないんだろうな…と改めて、感じています。

で、せっかくの(?)選挙関係の話なので、ご意見・質問頂くことが多く「これはちょっと、お伝えしておかねば...」と思った内容について。
まずはポスターの掲出番号。
今回、私のポスター掲出番号は66候補車中59番目と、かなり後の方でした。
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そのため「もっと早くに申し込みに行かなきゃダメ!」というご意見を複数頂きました。
が、このポスター掲出番号、抽選で決まります。
西宮の場合、「午前8時までに集合→午前8時半に、先着順で審査順序を決めるくじを引く→審査順に則り、ポスター掲出番号が確定(ただし書類に不備があった場合、後回しになるため順番が前倒しになる場合もある)」という手順なんです。
この点、豆知識として知っておいて頂ければ...と。

次に「選挙公報が届くのが遅い!期日前投票の開始前に配ることは出来ないの?」というお話。
こちらもお気持ち、とてもよく分かります。
がルール上、候補者が確定するのは告示日の午後5時(=今回の場合4/16の午後5時)。
その時点で初めて、選挙公報の原版が確定し、そこから印刷&全戸配布に移ります。
なので、いくら急いでも期日前投票の開始前(=今回の場合、4/17より前)に全戸に届けるのは物理的に不可能なんですよね。
こちらもご理解頂けるとありがたく。

改めて、選挙は悲喜こもごも。
個人的には、良い意味でも悪い意味でも「なんで、この人が…」という結果がありました。
でも、それも含めて、すべてが民意であり、私たちは、その上に成り立っているのが大前提。
だからこそ、そのすべてを噛みしめつつ、頂いたご支援とご期待にお応えすることこそが、私にとって大切なことだと思っています。
引き続き、精進するとともに、今任期も思いを胸に励んでまいります。
改めて、今後とも、よろしくお願いします!