西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

にしきた商店街、立つ!この動きが西宮北口×北西のガールズバー客引き抑止につながることを強く期待します!!

2020-10-29 17:03:41 | 豊かな自然と都市環境に調和した美しいまち

以前から、西宮北口駅×北西地区においてガールズバーの店員による客引きが問題となっています。
この話、地域の方々も強い問題意識を持っており、過去には、
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●まちづくり協議会から客引きをやめてもらうよう、手紙にて依頼
●県が定めた「客引き防止条例」の指定地域に西宮北口駅×北西を指定してもらえるよう働きかけ
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等の取組も進めてきました。
が前者には効果がなく、県の条例指定地域に加えてもらうこともできませんでした。
正直なところ、手詰まり感は否めなかったんですよね...
  ↓
【ご参照】
「塾密集地域の近所でガールズバーの呼び込みとかって、どうよ???」というお話の、その後。@2016年2月のブログ
「西宮北口駅×北西地域のガールズバー呼び込み問題に対応するため、市に要望書を提出しました!」というお話。@2017年3月のブログ

が、ついに大きな動きがありました。
この地域の商店等によって構成される「にしきた商店街」が、客引き行為を強く問題視し、商店街としての対策を進めることを決定。
同商店街が主催する形で第1回の意見交換会が本日開催されたので、私も来賓的な扱いで行ってきました。
なお、今後の動きは以下を予定しているとのこと。
なんといっても、地域の方々が、こうした形で主体的に立ち上がったことは大きいですね!
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ちなみに第1ステップに示された「ガールズバー店主に手紙を送る」は既に完了。
同じく、のぼり設置についても、下のものが一昨日から掲出されています。
今日の意見交換会は「第2ステップ」という位置づけですね(^^)v

ちなみに、のぼりの設置についても当初、市の担当課はムチャクチャ嫌がっていたのですよ。
が、そこをなんとか解きほぐして設置にこぎつけることができたこと、うれしく思っています。
せっかく地域がやる気になっているんですもの、そこはできる限り、前向きな方向に進むよう支援しないと!
 ↓

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とはいえ法令上の根拠がないため、「客引き禁止!」的な感じにできないのは悩ましいところですね。
というのも法律上、
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●「単にビラを配っているだけ!」では規制するのは難しい
→しつこく付きまとい、無理やり連れていく!みたいな話があれば別だが…
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という感じになってしまうものですから。
う~ん。。。

だからこそ、この話は多くの関係者が協議・話し合い等を進め、落としどころを探っていくしかない…というのが現実的なところだと思います。
そして、一朝一夕に動きが見えてくる!というのも正直、期待しづらいと思っています。
だからこそ、こうした動きを継続していくことで、状況の改善につながってくれれば...と強く願います。

民家はもちろん、学習塾等も多数ある、あの場所に多数の客引きが存在する現状というのは、どう考えても褒められたものではないと思うんですよね。
なんとか状況を改善できるよう、私も協力していきます!
それでは、今日のブログは、この辺で失礼します。


今年3月からキレイなラッピングバスまで走らせていたリゾ鳴尾浜。市は、会社清算に至ったこと、それに巨額の費用を要することの責任を痛感するべきです!

2020-10-28 12:56:23 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

年間4.5億円程度の売上に対して、実質的には毎年2億円近い赤字を計上しているリゾ鳴尾浜。
それが極めて深刻的な経営難に陥り、大きな問題となっていることは以前、ブログでお伝えした通り。
  ↓
【ご参照】
「経営継続の可否について、一定の判断が必要...」という展開に、複雑な思いを抑えられないリゾ鳴尾浜問題。つくづく早い対応こそが重要だと思うわけで...@2020年9月のブログ

この施設について、本日、午前中に開催された建設常任委員会において
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●11月末に、リゾ鳴尾浜の営業を終了
●12月には会社を解散、清算手続きに入る
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との考えが示されました。
西宮市がやることとは思えないくらい、迅速な展開やな…
新聞等でも取り上げられているので、こちらもご参考まで。
 ↓
【ご参照】
リゾート施設「リゾ鳴尾浜」営業終了へ 新型コロナ禍などで経営悪化@神戸新聞NEXT

上のブログにも書いた通り、私は少なくとも7~8年前から、この施設について厳しく追及してきました。
毎年、何千万円もの維持・修繕等に要する費用をひたすら垂れ流してきた、この施設。
それを考えると、遅きに失した感は否めないものの、営業終了・会社清算という流れになったことはよかった…とさえ思います。

一方で、私共が厳しい指摘を行ってきた中、施設の存続を前提に巨額の費用(過去5年間だけでも約3.9億円)を施設の維持・保全に投じ、無駄にした責任は重大です。
なにせ今年の3月からきれいなラッピングバスまで走らせ始めているくらいですからね。
他の株主さんの意向がなければ、今でも西宮市は「来年にはコロナが終息して黒字になります!」とか言って、経営継続していたのではなかろうか…と思えて仕方ない。
しかし、このバスとか、ほんま、どうする気なんですかね。。
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・リース料:月額394,020円(税込)×72回払い(6年)
・運営費:月額808,940円 運行管理4人交代制、夜間、土日祝日割増し含む
・燃料費:月額約9万円
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って、ヘタしたら今話題のセンチュリー以上では???
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この件、会社を清算すれば、それで終了!というような話ではありません。
少なくとも、
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●このようなことになった責任をどう感じ、どのような形でけじめをとるか?
●現在、雇用している10数名の正規職員の雇用をどうするか?
 (そして、それは斡旋や他の株主との分担もせずに「仕事はないけど、全員、西宮市(or外郭団体等)が雇って終わり!」という形で幕引きするべきではない!)
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といったところについて、きちんと示すべきです。
会社がつぶれるというのは、そういうことですよ!

私は、今回の経験をもとに、無計画に事業を始め、それによって(見える見えないにかかわらず)多額の損失を計上することが、どれほど重い責任を伴うか、を身をもって感じてもらわねばならない!と思っています。
口先では「責任を痛感しています…」と言いますが、「では、その責任は、だれが、どういう形でとるのか?」と聞いても、「今後、有効活用することで責任を果たす!」的な返事しかかえってこない。
そんなだから、似たようなことを何度でも繰り返すのだと思わずにはいられないわけで。

今回の一連の経緯を見るにつけ、
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●コロナの甚大な影響によって、会費収入の大幅な減少が見込まれるうえ、寄付金が当初予定通りに集まるかが甚だ不透明
●そもそも市から無償で借りた土地を他のテナント等に又貸しし、その収入を自らの収益とすることを前提としている
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等、明らかに計画に無理がある商工会館の建替計画は、間違いなく将来に禍根を残すことになる!という思いを一層強くしています。
本当に責任を関じているのなら、この計画についても止める方向(=テナントから賃料をとるなど、収益的な目的に供することを前提としている土地は無償で貸し出さない!)で決断を下すべきであることは明らかなわけで。
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【ご参照】
ほとんど内容が見直されていない新商工会館×建設計画。この計画って「市からの多額の支援が前提では???」と思ってしまうわけで。。。@2020年8月のブログ

なお上に挙げた趣旨については、同じ会派に所属する草加議員が本日の委員会で、厳しく追及してくださいました。
これこそが、我が会派の強みですね(^^)v

この件、会派として力を合わせて、引き続き、追いかけてまいります。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


【広報】来年4月に、夙川・越木岩・高木地区で1~3歳を対象とした小規模保育施設が開園します! +2

2020-10-26 17:42:44 | 主張・広報と活動のお知らせ

今日のブログは、お知らせ3つですよ。
というわけで、さっそく始めます。


保育所待機児童対策の一環として、
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●1~3歳児を対象年齢とした小規模保育施設が
●夙川・越木岩・高木の各公立幼稚園と連携する形で
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開園することが決まりました。
こちら、
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●通常の小規模保育施設では、0~2歳児を受入対象としている
 →が、3歳の保育所待機児童が多いという、いわゆる「3歳の壁」の問題がある
 →そこで受入年齢を1~3歳とし、卒業後の受入先として地域の公立幼稚園の空き教室を活用する!
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という流れの中で生まれる施設です。
いずれも待機児童が多い地区ですし、状況の改善に寄与してくれることを切に願いたいと思います。
なお、各園の場所と定員・運営母体は以下の通りです。
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以前、ブログにてお知らせした「ごみ収集への指定袋制度導入&分別区分の見直し(令和4年4月開始予定)」について、本日からパブリックコメントが行われています。
なお、パブリックコメントとは「公的な機関が規則あるいは命令などの類のものを制定しようとするときに、広く公に(=パブリック)、 意見 ・ 情報 ・改善案など(=コメント)を求める手続き。規則などを定める前に、その影響が及ぶ対象者などの意見を事前に聴取し、その結果を反映させることによって、よりよい行政を目指す。」というものです。
詳細は以下からご覧いただけますので、ご意見等おありの方は、以下のリンク先から、どうぞ!
 ↓
「西宮市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の改正について(素案)」の意見提出手続(パブリックコメント)を実施します@西宮市HP



令和3年1月10日(日)開催予定の「令和3年西宮市消防出初式」は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、中止が決まりました。
開催されれば、今年は例年の団員としての出席とは違い、議長として挨拶の機会を頂けるところだったんですよね。
副議長の時は緊張のあまりチョンボをしてしまい、「リベンジの機会!」と思っていただけに、個人的にも残念。
とはいえ、状況が状況だけに、仕方ないよなあ...

という、広報のみのブログでした。
それでは、本日はこれにて失礼いたします。」


「職員が足りない!」と言うなら、やるべきことがあるでしょ!?結局、なんにも進んでいないのに。。。

2020-10-23 09:40:48 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

本日、開催予定だった老人クラブ連合会のグラウンドゴルフ大会は、雨のため中止。
私立幼稚園連合会主催のPTA大会もコロナの影響を鑑み、中止されました。
てな感じで、今年は例年なら議長として出席するべき行事がかなり減っています。
withコロナはもちろん、afterコロナの世界でも、こうした行事の在り方、段々、変わっていくんでしょうね。

さて本題。
今の段階では詳細を書けないのですが、ちょっと腹に据えかねる話が現在、浮上しているようでして。
その背景にあるのは、いつもの「職員が足りない!」という、市側の主張。
でも、この話、どうにも納得できません!

そもそも、西宮市の市民一人当たり人件費は類似都市の平均値に比べて大幅に高く、しかも近年、さらに上昇傾向にもあります。
ここらへんは近日、配布開始予定の最新市政報告でも取り上げています。
 ↓


加えて、職員アンケートから、きちんと働いていない職員が相当数存在することが示唆されています。
こんな状況をほっといて「職員が足りない!」とか言われて、納得する人いるんですかね。
だったら、そこら辺を、もっと働かせるべきでしょうよ…としか思えないわけで。
 ↓
【ご参照】
西宮市役所は「働かないおじさん」のパラダイス!? ~在宅勤務者の業務量の把握・進捗確認が必要です~@2020年4月13日のブログ

また、人が足りないのなら、必要な職員数自体を減らす取り組みを進めるべきだとも、私は考えています。
例えば「正規の保育士が足りなくて、現場が回らない。だから人を増やすしかない!」の大合唱が聞こえてくる公立保育所については民間移管を進めればいい。
窓口業務についても民間に委託できる内容を精査して、その分は委託すればいい。
でも、そんな取組は皆目、進んでいる様子がありません。
そら、そんなんで状況が改善することなんてありませんよ。
 ↓
【ご参照】
業務の棚卸と整理を実施し、委託できるものは委託することで業務負担は、まだまだ軽減できます。重要なのは、そういう取組みを進めることでしょ?@2018年10月のブログ
待機児童が存在するのと、保育所の民間移管を止めるのは、別の話でしょ?そこを一緒にして議論するあたりが、どうにも納得いかないわけで。@2019年2月のブログ

「人件費にかかる費用が多い!」という現状は「本来、もっと力を入れるべきサービスにかけることのできるお金が少なくなってしまう…」という話に直結します。
医療費助成・検診の充実・待機児童対策など、子育て世帯に対する支援策の充実だって、市に言わせると「お金がないのでできません…」という話になります。
でも、その背景には、こういう話があるんですよね。
だったら、見直すべきは、そこでしょ!?としか思えないわけで。
色んなところで、つくづくとズレていると思うんですよね、現市政。

と、ボヤキっぽい終わり方ですみません。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


「大阪・神戸・尼崎・芦屋・伊丹・宝塚以外なら、どこに行っても手当が出ます!」ってフツーなんやろか?すっごい違和感あるのですが。。。

2020-10-19 17:06:45 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

話題になっている「美しい生物学講義」を読み終えたところ、も少し、更科氏の文書が読みたくなり、「爆発的進化論」を再読。
んで、それを読んでると、今度は脳について読みたくなり、久々の「進化しすぎた脳」へ。
これ終わったら、今度は何を読みますかね。
食欲やら運動やら色々あるけど、やっぱりいいな、読書の秋。
 ↓


さて本題、今日のブログは西宮市職員のお手当に関する話ですよ。
ちょっと聞いてやってくださいな。

西宮市職員がお仕事で市外に出た場合、交通費とは別に日当が出ます。
その金額は特別職が日額3800円で、一般職が3500円。
ただし西宮市の場合、
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●大阪・神戸・尼崎・芦屋・伊丹・宝塚の各市は近接地として日当は支給しない
●兵庫県下だと川西・明石・三田の各市と猪名川町、大阪府下だと池田・豊中・箕面・吹田・茨木など大阪市以外のほとんどの自治体に行く場合は日当の半額(特別職で日額1900円、一般職で1750円)を支給
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となっています。
でも、この話の中の「半額の日当(=半日当)が支給される!」という話に、個人的に、ものすごく違和感があるんですよね。
だって川西とか池田・豊中・吹田あたりって、ごくごく近所ですもの。
そんなところに行くだけで手当支給する必要なんか、あるんかいな???と。

ちなみに過去3年間での半日当の支給実績は以下の通り。
概ね、年間の支給対象人数は延べ600人以上、毎年100万円以上を支出している感じですね。
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ちなみに、その中でも支給対象となっている事例が多いのは
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●県下の4自治体(川西・明石・三田の各市と猪名川町)
●大阪府下の吹田・豊中・堺・東大阪の各市
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とのこと。

この半日当、近隣市で見ても、
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●尼崎市や三田市のように、近畿圏の大部分の自治体を近接地と規定し、日当を支給していない自治体
●西宮市同様、一定程度の近隣地を規定し、それ以外の自治体に出向く場合には半日当を支給している自治体
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の二つに分かれ、統一された傾向はないようです。
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一方で、比較的、似たルールとなっている伊丹・宝塚・川西の各市でも
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●伊丹市では豊中・吹田・箕面・池田の各市を近接地に規定し、半日当の支給対象外
●宝塚市では池田・箕面・豊中の各市を近接地に規定し、半日当の支給対象外
●川西市では豊中・池田・吹田・高槻・森口・枚方・茨城・寝屋川・箕面・門真・摂津の各市を近接地に規定し、半日当の支給対象外
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としています。
相対的に見て、西宮市のルールは、かなり緩い!と言えるように思いますね...

ちなみに、この内容は規則で定められており、議会としては市が改めるように求めることしかできません。
なので、会派としての予算要望でも是正を求めています。
このブログも併せて、当局へのプレッシャーとなるよう願っています。

というわけで、今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


大切なのは、進むべき方向性と、それを実現するための具体的な施策・スケジュールを示すこと。コロナの再拡大も念頭に、学力向上のための取組を進めるべきです!

2020-10-16 09:22:58 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために
役所と企業で違うことは様々ありますが、個人的に、きわめて大きいと思っているのが「企業は決算重視、役所は予算重視!」というところ。
役所の場合、多くの企業さんと違い、大まかな収入は事前に読める面が強いんですよね。
なので「どのような用途に、どのくらいの金額を充てるか?」を示す予算の重要性が、企業と比べて著しく強い!という面があると思っています。

ということもあり、会派として力を入れているのが、次年度の予算要望作成。
事前に当局との協議・調整も十分に行った上で、バージョンアップしており、会派としての政策の集大成的側面もありますね。
ちなみに、こちらが今月頭に行った、今年の提出風景(私は議長という立場上、提出の場には同席しませんでした)。
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で、予算要望に挙げた内容のうち、去年から抜本的に改訂したものの一つが学校教育に関するもの。
今年、予算要望に挙げた内容は、以下の通りです。
 ↓
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2-6 公立学校現場における学力向上施策の強化【政策提案・予算要望】

公立学校教育には、全ての子供に一定以上の学力を保証し、家庭環境等に起因する学力格差を縮小することが求められている。
学力の向上には、教師が一斉に授業を行う形式のみならず、各自の習熟度や進捗状況の確認が欠かせない。
単元別のテスト実施や課題の設定等を通じ、子供ごとの実情に応じて学力向上への取組を行うよう要望する。

また、これらの学習ツールや授業での指導内容について、必ずしも学校ごと・教師ごとに個別で準備を行う必要は無い。
教師の働き方改革が急務であること、オンライン学習の環境が整備されつつあることも踏まえ、教育委員会は他自治体の取組例も参考に、学校現場で活用できる各種コンテンツの整備・配信を行うよう要望する。

GIGAスクール構想に基づくタブレットの配備は、子供の習熟度等に応じた学習を実現するだけでなく、不登校や障害を持った子供の学習機会の確保にも有用である。
感染症対策や対面授業の補助的な使用にとどまらず、積極的な活用を進めるよう要望する。

併せて、こうした取組について、教育委員会としての具体的な方針を策定し、公表するよう要望する。
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上にも示した通り、この予算要望、当局側と十分、協議・調整した上で提出しています。
で、その協議の過程での感触ですが。
私たちの考えに対する教育委員会側からの明確な異論は、総論としてはありませんでした。
一方で、では「どういった方針に基づき、いつまでに、どういうことをやるのか、具体的に示せ!」というところになると、明確な形では出てこないのかな...という感じがしています。
ここが西宮市の教育行政全般における最大の問題点だと、私は思っています。


例えば、冬季に向けて、コロナの感染が拡大する可能性が憂慮されているわけですが。
そういったことも踏まえ、オンライン授業(インターネットを介した授業)の整備状況及び今後の運用について問うと、
■■■■■
現在の運用方針は、非常時には、「インターネット等を活用した生活指導や学習支援」を進めていく。
通常においては、対面指導などこれまでの形式を基盤にしながら、先端技術を活用した効果的な授業とのベストミックスを研究していく。
また、今後、長期間にわたる臨時休業は想定していません。
但し、大流行に伴い、そのような措置とする場合は、教育委員会と学校が連携して、子供たちの学びを止めないよう進めてまいります。(原文ママ)
■■■■■
という、一見ごもっともな感じの回答が返ってきます。
でも「子供たちの学びを止めない取組とか、ベストミックスってどんなの?どうやってインターネット等を活用した生活指導や学習支援を進めていくの??」という肝心要の部分になると見えてこないんですよね...
諸々、前科があるだけに「ま、信用しとけば大丈夫でしょ!」的な感じには到底なれんしなあ。。。
 ↓
【ご参照】
昨日、開設された西宮市独自の学習支援サイト「まなみや」。でも、これ、かなりビミョー…だと思うのは私だけ???@2020年4月のブログ
「夏休み中、給食は出しません!」に、ものすごい違和感... 夏の暑い盛りに、子供たちを腹ペコで帰宅させて大丈夫なのだろうか。。。@2020年6月のブログ

いくら立派な理念を述べたところで、具体論がない限り、それが実現することなど、ありえません。
繰り返しチックになりますが、重要なのは「いつまでに、どのような理念に基づき、どのような施策を展開するのか?」を具体的に示すこと。
そして、その内容に基づいて、対策を進めていくこと。
実践を通じて、内容自体を柔軟に見直し、アップデートしていくことだと思っています。
なので、そこをこそ今後も強く追及していくべきだと思っているのですが。。。

ちなみに、コロナ下におけるインターネットを活用した対策については「GIGAスクール関連施策を教委内及び関係部局で横断的に取りまとめ、内外に示す準備を進めているところです」との回答が返ってきています。
なので今後は、早急な開示を求めると共に、示された内容について精査を進め、意見・要望・指摘等、行っていかなければなりませんね。
議員としてはもちろん、一人の父親としても、到底この状況は看過できませんもの。
引き続き、この問題に取り組んでまいります。

というわけで、今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


【雑談】センチュリーに替えたことで話題の県知事公用車。ちなみに、西宮市の議長公用車はヴェルファイアです!

2020-10-12 16:39:11 | 主張・広報と活動のお知らせ

毎年、この時期の三連休は祭り&敬老会&SC21の運動会と大車輪!
なところが、今年は世の中の状況や、その他諸々の要因もあり全部中止になってしまい...
唯一実施したのが「担ぐかわりに、神輿を展示&見に来てくれる子供たちにお菓子を配る!」というイベントだったんですが、やっぱり不完全燃焼やな。。。
とは言え、沢山の子供たちが来てくれたのは、良かったです!
 ↓


で、そんな中、待ち時間だけはしこたまあったので色んな方と色んな話ができたんですよね。
んで、まあまあ振られたのが、この話。
世の中的にも盛り上がってるんですかね???
 ↓
兵庫県知事らの公用車、なぜセンチュリー? 7年間で約4200万円@2020/10/9付・朝日新聞デジタルニュース

そんな中、今日は阪神市議会議長会主催の「知事との懇談会」があり、私も議長公用車で行ってきました。
タイムリーっちゃあ、タイムリーですね。

ちなみに、西宮市の議長公用車はヴェルファイア。
業務の関係で、複数の議会事務局職員の同乗も可能ですし、荷物もたくさん運べる。
実務上の利点を考えると、圧倒的に、こっちの方がいい感じですよね。
 ↓


ちなみに公用車の運行記録は、こちらからご覧頂けます。
 ↓
議会公用車の車両運行記録@西宮市HP
 ↑
コロナからこっち、行事自体が極めて少なくなっているのはもちろんのこと。
自力で移動でき、職務に支障のない場合は極力、自力で移動しているので、運行記録自体が極めて少なくなっているのが、お分かり頂けるかと思います。
ご興味お持ちであれば、どうぞ。

私ごときには、知事公用車がセンチュリーになった経緯は皆目想像もつきません。
が、しみじみ、多くの方からお預かりした税金で仕事をさせて頂いていること。
そして自らの行動が多くの方に見られていること。
そういう自覚を持って、努めなければ!と思った次第です。

複数の方からご意見頂いたので、広報も兼ねてアップしておきます。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


【広報】令和4年4月から、ごみは決まった袋に入れて出さないと回収してもらえなくなります!

2020-10-09 15:32:26 | 自然環境に対する意識の高いまちを実現する

いわゆるメタボ健診に関する、この内容は興味深い...
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メタボ健診における保健指導は肥満を軽度改善させるものの、血圧・血糖・脂質を改善させる効果は認められない@医療政策学×医療経済学
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特に重要なのは、
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特定健診・保健指導は、肥満を改善することで、その先にある脳卒中、心筋梗塞などの病気になることを予防し、要介護や死亡を減らし、医療費の削減につながることが期待されていました。
しかし、今回の私達の研究の結果、血圧・血糖値・脂質などの「中間指標」において改善を認めることができませんでした。
これらの中間指標を改善することなく、その先にある脳卒中などの病気を予防するとは考えにくいため、現在の特定健診・保健指導の健康改善効果(そしておそらく医療費抑制効果)は限定的であることが示唆されました。
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という部分ですね。
要は、現在の制度設計の前提自体が崩れてしまいかねない結果が示されたわけで、なんとも悩ましい。。。

さて本題。
本日の民生常任委員会で「令和4年4月から、本市のごみ収集に指定袋制度を導入する方向である!」ことが示されました。
ちなみに、本市の予定している指定袋制度は「市がデザインや規格等を定めた袋を袋メーカーが製造し、小売店が販売する」という、「単純指定袋」を利用するもの。
制度が導入された場合、指定袋に入っていないごみは回収してもらえなくなります。
なので当然、多くの方の生活に直接関係してきますよね、この話。
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近年、地球温暖化等が大きな問題となる中、環境への負荷低減を図ることは、きわめて重要な課題だと言えるでしょう。
考えられる取組には様々あると思いますが、
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●ごみの減量推進
→それによって、二酸化炭素などの温室効果ガスの排出抑制に取り組む!
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というのは、誰もが日常的に取り組めるうえ、一定の効果が期待できることから優先度の高い施策だと言えるでしょう。
実際、現状、燃やすごみの中には紙ごみやプラごみなど、資源化可能なものも多く混入しているわけで。
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こうした状況の中、指定袋制度を導入することで「中身が見え、かつ容量が決まった袋を指定して『ごみの減量及び再資源化意識の醸成』を図りたい...」というのが市の考えですね。
個人的には、至って妥当な内容だと思います。
目的とするところは勿論、
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●全国の中核市の中で、指定袋制度を導入していないのは西宮市だけ
●兵庫県内でも約9割の自治体がいずれかの制度を導入済みであり、未実施なのは西宮市も含めた4市町だけ
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という状況もあることですし。
 ↓

 ↑
てゆうか、「環境学習都市宣言」をしていながらの、この遅れには、やっぱり違和感があるんですよね。
もちろん反対の声もあるのでしょうけど、そこを進めていく意思があるからこその宣言ちゃうの???と思うわけで。
「子育てするなら西宮」も「文教住宅都市宣言」もそうですが、つくづく、なんだかなぁ...
こういう看板って、掲げることではなく、意志を持って、それにふさわしいまちに近づけていくことこそが重要だと思うのですが。。。

なお、この内容に関するパブリックコメントが10/26(月)から1ヶ月間、実施されるとのこと。
市政ニュース等でも広報されると思いますので、ご意見等おありの方は奮ってご参加くださいませ。

という、広報ブログでした。
それでは今日のブログは、このへんで失礼いたします。


2019年度決算のご報告。 ~最大の問題は、人件費が高すぎることです!~

2020-10-06 12:36:50 | 市政全般に関連すること

議長室に設置されていた棚がなくなった結果、前にもまして部屋がすっきりしました。
これなら、余裕で懸垂バーぐらい置けるな。
いや、置きませんけどね。

【BEFORE】

 ↓
 
【AFTER】


この棚に収納されていたものの大部分が、友好都市であるブラジルのロンドリーナ市や中国の紹興市から頂戴した記念品等。
でも、これ趣旨から考えると、議長室に鎮座しているよりは、多くの方の目に触れるところにおいてある方が望ましいよな...と。
というわけで議会運営委員会での報告を経て、棚自体を議会棟の2階ロビーに移設してもらいました。
多くの方の目に留まる機会があるよう、願っています!

さて本題、本日は令和元年度決算のご報告など。
9月議会でも様々な話がありましたが、なんと言ってもメインとなるのは昨年度決算の報告でした。
というわけで、その内容をかいつまんで。

本市の2019年度決算は歳入総額2649億円、歳出総額2622.4億円、実質収支は19.8億円の黒字。
黒字とは言うものの、財源不足に対応するために、市の貯金である財政基金を53億円取り崩した結果の数字であり、きわめて厳しい内容だと言えます(財政基金の取り崩しは2014年度以来5年ぶり)。

役所の会計って、基本的には現金の入りと出しか見ないお小遣い帳的なものなので、基金を取り崩せば収入になるし、それも含めた歳入総額が、歳出総額より多ければ黒字となります。
ここら辺、甚だ違和感があるんですけどね。
貯金取り崩してやりくりしてるって、普通の感覚で見たら赤字でしょ???と思ったりもするわけで。

さて、も少し掘った話。
財政状況を示す指標のうち、とりわけ重要なものの一つが「毎年必ず出ていく支出」が「毎年入ってくる自由に使える財源」に占める割合を表す指標である経常収支比率です。
本市の場合、これが前年度の95.3%から99.6%と4.3%悪化しました。
この経常収支比率、家計に例えると「給料に占める、食費やローン返済などの使い道のきまった支払いの割合」的な感じになります。
なので、
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→比率が低ければ、「旅行などの自由に使えるお金が多くなり、家計にゆとりがあると言える!」的なイメージ
→比率が100%を超えると、「給料だけでは決まった支払いもできず、貯金の取り崩しや借金などに頼らなければ家計が成り立たない...」的なイメージ
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と言えるかと。
そう考えると、本市の99.6%という数字からは、ほぼ全く余裕のない状況がうかがえるし、実際、同じ中核市の平均に比べても著しく高い数字ですよね。
こうした点から考えても、本市の財政はきわめて硬直し、弾力性に欠けた財政構造だと言えるでしょう。
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こうした財政構造となっている最大の要因が、人件費の高さです。
なにせ、西宮市民1人が負担する年間の市職員人件費は72,123円と、人口・規模等が似ている類似都市の平均額57,923円と比較して約14,000円、25%も高い水準にあるのですから。
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上に示した通り、「毎年必ず出ていく支出」を意味する経常経費のうち、大きな割合を占める
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●扶助費(社会保障制度の一環として、児童・高齢者・障害者・生活困窮者などに対して国や地方公共団体が行う支援に使われる費用)
●公債費(過去に、市が借り入れたお金の返済に使われる費用)
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は、いずれも類似都市の平均より低くなっている
ことからも、本市の財政構造における最大のガンが人件費の高さにあることは明らかだと言えるでしょう。

本市財政には
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●公共施設・道路・橋梁・上下水道の維持・補修・更新など、老朽化対策に必要な費用の増大
●高齢化の進行に伴う、医療・福祉・介護等、社会保障関係費用の増大
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等の歳出増大要因があり、これまでも、到底、将来を楽観出来る状況にはありませんでした。
これに加えて、新たに、新型コロナ感染症の影響による市税の大幅な減少が危惧されるという要因が加わりました。
一方で、未来の世代を支えるために必要な保育・教育への支援強化等、本来、より強力な施策推進が必要な分野も多くあります。
改めて、様々な角度から歳出を見直し、必要なサービスへとお金を振り分けていく、そんな行政を実現することの重要性を痛感しています。

堅実な行政運営の推進を追い求めると共に、行政における課題・問題点の追及、改善策の提案に、今後も力を尽くしてまいります。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


職員を派遣したら「やっぱり、この内容でOKなんや!」と受け止められて当然でしょ?つくづく、役所って。。。

2020-10-01 12:51:10 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

本日で9月議会も終了。
議会終了後に毎回行われる「議長定例記者会見」を控えた今ですが、私的に、どうにも看過できない話があるので、今日は、それについて。

西宮商工会館の建替計画について、
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●市から無償で借りた土地を、他者に有償で貸し付けることを前提としている
●収入は多く、支出は少なく見積もるという、きわめて都合のよい内容になっている
●計画当初には想定されていなかった、新型コロナ感染症による影響が甚大なものとなっている
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等、複数の大きな問題があることから、強い疑念を持っていることは従来から主張している通り。
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【ご参照】
破綻必至の商工会館×建替計画。現下の状況を考えるなら、立ち止まって考えるのが普通だと思うのですが...@2020年9月のブログ

市も、私が指摘した問題点については認めています。
その上で、こうした問題について整理し、両者合意の上で覚書を交わさない限り、土地は賃借しないことも約束しています。
ところが、そんな中、協議も整わず、覚書も交わしていないにもかかわらず、建替関連業務に従事させるため、商工会議所に職員を1名派遣するという人事異動が本日発令されました。
上のリンク先ブログでも示した通り、私は『市は商工会議所に対して「筋の通らない支援は出来ない!」ことを、言葉と姿勢でハッキリと示し続けるべき』と考えています。
でも今回の職員派遣って、それとは真逆の内容を姿勢で示しているとしか思えないんですよね...

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「協議が整ったし、覚書も交わしたので、職員を派遣する!」というのなら分かります。
が現状、協議は整っておらず、覚書を交わせるような段階には達していません。
にも拘らず、先行して職員を派遣するのは「今の計画でOKですよ。議会にゴチャゴチャうるさいのがいるから、計画を精査するふりはしてますけど、ちゃんと支援しますから。」というサインだと先方に受け止められるのでは???と思うんですよね。
ていうか敢えて、そういうサインを発しているように思えてならないのですが...

担当副市長・局長と協議したところ「指摘の内容については、そう受け止められても仕方がない部分もあると認識した。が、今回の職員派遣と支援云々は全く別の話。」という趣旨の回答でした。
でも、これまでの経緯も含めて、到底信じる気になれないんですよね、この話。
単に信じられないくらいズレているのか、ひたすら狸でやり過ごそうとしているのか、もしくは、もっと違う思惑があるのか...
こう感じる背景には、これまでの経緯はもちろん、市の有力OBが商工会議所に籍を置いていること、それに関わる様々な風聞を耳にしていることを、敢えて、記載しておきます。

話に飛躍があるかもしれませんが、不祥事が続発する背景には、こういう実情も関係している気がしてならないんですよね。
臭いものには蓋をする。
長いものには巻かれる。

無理が通れば、道理が引っ込む。
頑張っても、正論を吐いても、嫌な目を見るだけ。
だったら黙っておけばいいし、適当に流しておけばいい。
そうして全体の士気と意識が、どんどん沈滞していく。
結果として、少なからぬ職員がそう感じてしまうような状況を上層部が作り、見逃している面があるのではないか?
そう思えてならないのです。
だから、せめて私自身は、なにかを恐れて忖度して、発信を控えるなんてことはしない。
そう自分に誓っています。
そうでなければ、多くの方からご信託を頂いて、市会議員という仕事をさせて頂いている意味がないですもの。

この問題もそうですが、なんとか役所を変えていきたい。
そう思っています。
微力ではありますが、私のできることを精一杯、積み重ねてまいります。
それでは今日のブログは、このへんで失礼します。