西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

感覚的には、こちらこそが議長としての初仕事かも?今年、西宮市議会は視察を行わないことに決めました!

2020-06-30 09:02:32 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

昨日、全国市議会議員会から15年以上勤続表彰を頂きました。
思えば、会社員だった時代の倍近い期間を議員として過ごしていることになりますね。
本当にありがたいことであり、ますます努めねば...
 ↓


さて本題。
西宮市議会は5つの常任委員会で構成されており、議長を除く各議員は、そのいずれかに所属することになっています。
で、各常任委員会では
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●1年間を通じて調査・研究する施策研究テーマを設定
 →調査・研究活動の一環として、秋ごろに施策研究テーマに関連する自治体に視察
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という流れを踏む感じになっています。
例えば…の一例は、こちら。
 ↓
【ご参照】
「今後30年、整備に着手できる見通しが立たない道路計画は廃止しました!」←これ、まさに見習うべき方針では??@2018年11月のブログ

と言いながら「このコロナ禍の状況の中で、そもそも他の自治体に視察に行くべきか???」という点については議論があるところですよね。
というわけで「今年度の視察を実施するのか?しないのか?」については前の正副議長から、私ども新正副議長への引継ぎ課題となっていました。
要は、正副議長としての考え方を示し、議会での合意を得なければならない!ということですね。

で早速この件について、正副議長と正副議会運営委員会委員長(←四役といいます)で
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●現時点では全国的に感染者数が抑えられているが、第二波・第三波も想定されている
 →万一の感染防止という観点を重視すべき
 →管外視察が予定される10月・11月の状況が直前になるまで分からず、
  ・できるかできないか?
  ・するべきかやめるべきか?
  といったところについて流動的にならざるを得ない
-----
ことから今年度の視察は中止。
視察に必要な予算・約500万円をコロナ対策基金に充当してもらうよう、市に要望するという方針を決定。
その内容を、本日の議会運営委員会で提案した結果、全会一致の賛同を得、その方向で進むことになりました。
こちら、議員報酬を15%削減した時と同じ考えに立ってのものです。
 ↓
【ご参照】
大切なのは、本当に困っている人たちに届く支援を行うこと。そのための財源の一助とするため、来年3月末まで議員報酬を15%削減します!@2020年5月のブログ

議長といっても、表に出てくるのは本会議場で原稿を読んでいる姿だったり、どこかで挨拶している姿だったりくらいかと。
でも実は目に見えないところで、いろいろと仕切り役だったり、まとめ役だったりといったこともしているのですよ。
原稿読むくらい誰でもできるので、どっちかというと、今日の仕事の方が議長としての初仕事っぽかったよな…と思ったりもしています。

というわけで、表に出にくい仕事についてもしっかり取り組んでまいります。
それでは今日のブログは、この辺で失礼いたします。


阪神7市1町で、まともな給食が提供されないのは西宮市と1市だけ。それって、あまりにも情けない話だと思うわけで。。。

2020-06-26 19:01:22 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

本日から6月議会×一般質問スタート。
議長就任していなければ、今回は出番頂ける順番だったんですよね。
色々と取り上げたい話もあっただけに、残念。。。

で、そんな6月議会ですが、やっぱりコロナに関連する質疑が多いですね。
今日、質疑を行った6人の議員さんの質問の中から、コロナとの関連度が高い、目についた項目をピックアップすると、こんな感じかと。
 ↓
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●今後の財政と事業の整理について
●今後に備えるための保健所の対策について
●新型コロナ危機対策について
ア PCR検査体制の充実を
イ 統合新病院について
●くらし・営業を支援する市独自施策について
●リモート・オンライン授業について
●飲食店等への対策・支援について
●新型コロナ対応の中での相談機能(子ども家庭支援、未来センターなど)について
●高齢者や障害のある方、子どもなど介護や保護の必要な家庭の中でその介護・保護者がコロナ感染がわかった際の今後の対応について
●新型コロナによる学校休業に伴う影響について、教育委員会は保護者や子どもたちの声を今後どのように聞き取りするのか?
●新型コロナによる学校休業や夏季休業期間中の授業日の中での子どもたちの食について
●学校における感染症対応について
●学校給食について
●介護保険事業について
●禁煙の推進について
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で、そんな中から、一色風子議員が配布した近隣(?)他市との給食提供状況の比較が分かりやすかったので、ご本人の承諾を得て、アップ。
ご本人曰く、左端のセルが赤色なのがきちんと給食を提供する自治体で、黄色・白なのがそうなっていない自治体とのことですので、そこんとこ、よろしくお願いします。
 ↓

 ↑
上の並びとは一致しませんが。
行政的には西宮市に加えて、神戸市・尼崎市・芦屋市・宝塚市・伊丹市・川西市・猪名川町を阪神間7市1町と呼びます。
で、なにかと、この中での比較が強く意識されるんですよね。
この資料によると、今回、阪神間7市1町の中で、まともな給食が提供できないのは西宮市と伊丹市だけとのこと。
う~ん、なんとも。。。

同じく質疑に立った福井浄議員・田中正剛議員も、この問題については厳しく突っ込んでいましたが。
結局のところ、西宮市が通常の夏休み期間中に給食を提供できなかったのは、「なんとしてでも給食を提供しなければ!」という意識がなかったことに尽きるんやろうな...と。
理由については、これまでも色々と聞いていましたし、今日の質疑でも新たにできない理由は様々でてきました。
でも「暑すぎる!」「食材調達が間に合わない!」といった、出来ない理由については「いや、だったら、なんで他の自治体ではできてるの?準備するための期間は十分あったでしょうよ??」という話にしかならないわけで。
 ↓
【ご参照】
「夏休み中、給食は出しません!」に、ものすごい違和感... 夏の暑い盛りに、子供たちを腹ペコで帰宅させて大丈夫なのだろうか。。。@2020.6.12のブログ

以前にも書きましたが、私、西宮市に他のどこにもやってない、むちゃくちゃ先駆的な取組を期待しているわけではないんですよ。
実際そこらへんを追及するのって、言うのは簡単でもやるのがそう簡単な事でないのくらいは分かりますし。
でも、この状況って「文教住宅都市」「子育てするなら西宮」を謳う自治体として、あまりにも恥ずかしい状況では???と思わずにいられないわけで。

繰り返しになりますが、今日の議会では、複数の議員さんが、私と同じ思いでの質問をされていたものと思います。
せめて今からでも、できることを考えてほしい。
それがどうにもならないなら、今後、同じことが起きないようにだけでもしてもらいたい。
改めて、そう強く思った今日の議会でした。

というわけで、今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


守るべき景観とは、なんなのか? ~思い出深い、白鹿さんの看板撤去から考える~

2020-06-25 10:41:14 | 豊かな自然と都市環境に調和した美しいまち

もろ、お膝元で生まれ育った者として、とても悲しいニュース。。。
 ↓
西宮のシンボル「白鹿」の大看板撤去へ 酒蔵解体を受け@2020.6.23付・朝日新聞デジタルニュース


上の記事に書かれている通り、撤去理由の一つとなったのが「西宮市屋外広告物条例」です。
該当する内容は以下の通り。
 ↓


この条件に照らし合わせて「撤去やむなし...」という判断に至った、というのが市の言い分。
が、そこについて、なんとかできなかったものか...という思いをぬぐえずにいまして。

そもそも屋外広告物を規制する目的は、良好な景観を維持することです。
でも、景観って様々な側面があると思うんですよね。
その街並みを特徴づけ、そこで生まれ育った人の思い出に残る大切な一要素となっているもの。
そして、それが一定の歴史を持っているもの。
そういった条件を満たしているものがあれば、それこそ守るべき景観というべきではないでしょうか。
そういう意味で、この白鹿さんの看板はまさに守るべき景観だったのではないか...と思っています。
西宮市は「酒のまち」を一つの売りとして、都市観光事業に力を入れているわけでもありますし。

同様の理由から、歴史ある酒造メーカーの看板が撤去される事態が過去にもあり、市の上層部から「強い問題意識を持っている。なんらかの方策を講じることを考えている!」という強い言葉を直接、聞いていました。
その言葉に安心して、その後の追跡・調査を怠っていたことを強く後悔し、責任を感じてもいます...

今回の事案において残念なのは、市が、この看板を「単なる広報物」と定義し、そこから抜け出せなかったことです。
そこを、そうではなく「酒のまち・西宮」を標榜する街のシンボルとして、その街の景観を代表するものとして守ろうという意識を持っていたなら、もっと違う結論もありえたと思うんですよね。
例えば、都市景観・屋外広告物審議会での審議を経て、これら看板は広報物ではないとする例外規定を設ける等の対策を講じることも可能だったはず。

景観の保全・育成は一朝一夕にできるものではありません。
そんな中、西宮市に所与のものとして与えられた酒蔵地域は、まさに天与の財産ともいうべきものでしょう。
だからこそ、大切にしなければならない。
そして、そうした地域や景観の保全・育成は長期間に亘って取組可能な行政こそが、主体的に取り組むべきであるはずです。
そういった観点からも今回の件、非常に残念に感じています。
ぶっちゃけ、景観やデザイン・ファッションといった類の話には甚だ疎い(≒センスがない)私ですが、今回のこれは、すごく残念。。。

というわけで、今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


芦屋市役所でパワハラが問題に... 同様の事態の発生を防ぐため、人事制度でも対策を講じるべきです!

2020-06-23 08:42:56 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

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過去、世界的な大不況や国家レベルの財政破綻が起きた場合に
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●支出を拡大して、景気を良くしようとする財政刺激策
●支出を削減して、財政状況を改善しようとする財政緊縮策
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のいずれかが取られてきた。
が複数の事例検証結果から、国民の健康を守るという観点からも、景気の回復という観点からも、財政刺激策が圧倒的に好ましいという結果が示されている
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と主張する、この本おもしろい!
コロナによる甚大な影響が出ている今だからこそ、こうしたデータに基づく知見、大切にするべきだと思います。
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さて本題、今日は芦屋市で問題となっているパワハラ事件に関連して、思うことなど。
以下、該当記事です。
 ↓
幹部職員パワハラ疑惑 芦屋市が調査へ@2020.6.18付・神戸新聞WEBニュース
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兵庫県芦屋市役所の50代男性幹部が複数の職員にパワーハラスメントともとれる言動を繰り返していたとされる問題で、芦屋市は17日、会見を開き、「調査を進める」との方針を明らかにした。
被害を受けたという職員の一人によると、男性幹部は「やれと言ったらやれ。俺の命令が聞けないのか」などと部下を責め、机を蹴ることもあったという。
また16日の市議会本会議では、10人ほどの職員が昨年8月に男性幹部によるパワハラの調査を求める市宛ての「依頼書」を提出したとし、市議が質問した。
17日の会見で北條晋人事課長は「早急に事実確認を行う」とした。一方、依頼書については有無も含めて「個別案件なので答えられない」と回答。また、伊藤舞市長は同日「事実がある場合は厳正に対処していく」とコメントした。
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むう、無茶苦茶デジャヴを感じるぞ、この話...
敢えてリンクは貼りませんが、西宮でも以前、同様の問題が発生したことがありました。

そういったことを踏まえると、今でも、なんらかの問題があって不思議ではありませんよね。
実際、職員アンケートでも以下のような意見が上がってきています。
 ↓
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●パワハラセクハラ疑惑のある職員をきちんとただすことなく、ましてや昇進もさせてしまうこの組織自体に問題がある。(事務職・課長級以上)
●パワハラ等職場の問題を人事課が把握し、働きやすく、精神的な不調・仕事への不満を抱える職員が増えないようにする。(医療職)
●不良職員が特に何の処分も無く、放置されている。パワハラを筆頭にハラスメントに対する意識が低いと思う。(事務職・一般職員)
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こういった問題の発生を抑止するという観点でも、人事制度は活用できると思っています。
例えば、
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●職員自身が手を挙げ、希望する業務・部署へ異動を申請できる「社内公募制度」「FA制度」
●上司だけでなく、同僚・部下も人事評価を行う「360度評価」
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などの制度は有効ではないか、と。
上司が適切なマネジメントを怠れば、部下は別の部署へ移ってしまうし、自分の評価にも反映してくる。
そうであれば、上司もむちゃは出来ないでしょうし、ひいては上司のマネジメント意識を高めることにもつながるはず。
なので、こうしたことも検討していくべきだと考えています。

職員アンケートでは、色々と有意義な意見があがってきました。
その内容を踏まえ、私からも様々、問題提議していますが、単に「意見を集めました!」だけで終わったのでは、なんのためにやったんや...という話になってしまいますよね。
なので、私なりに論点を整理し、制度に反映できるよう働きかけていかねばなりません。
ここ、しっかり、やっていかないと。。。

というわけで、今日のブログはこのへんで。
それでは失礼いたします。


本日、西宮市議会議長に就任しました。お預かりした役職に相応しい働きができるよう、力を尽くしてまいります!

2020-06-19 14:45:52 | 近況報告など、プライベート的話題

本日開催の西宮市議会本会議において、西宮市議会議長に就任しました。
この場を借りて皆様にご報告するとともに、日頃ご支援頂いている皆様に、心から感謝申し上げます。
 ↓


なお副議長には、公明党議員団の山田ますと議員が就任されました。
これまでも会派の幹事長として、様々な形でやり取りをさせて頂いている気心が知れている方であり、いろいろな課題に取り組めるであろうこと、うれしく思っています。
市政・議会の抱える課題を少しずつでも前に進めていくことができるよう、力を尽くしていかねばなりませんね。

様々な面でコロナによる影響が大きい、この局面で、こうした役割を担わせて頂くことになったのも、めぐり合わせだと思っています。
重い役目をお預かりすること光栄であり、だからこそ、この役職でしかできない足跡を残さねば、ですね。
副議長在職時以上に、頑張ります!
 ↓
【ご参照】
職員が減ったのに1人当たりの残業時間も減・職場全体の労働時間は大幅減!という議会事務局の実績。こういう成果は当然、市全体に広げていくべきです!!@2019年9月のブログ
「副議長に就任したからこそできること」ってなんなのさ???←というわけで、私なりに進めることができたことのご紹介をば。@2017年11月のブログ

議会での質疑の機会がなくなることは甚だ残念ですが、お預かりした役職に恥じない働きができるよう、微力を尽くしてまいります。
それでは本日のブログは、これにて失礼いたします。


バスケットボールチーム・西宮ストークスの本拠地になる・ならないの話から一転。西宮中央体育館の建て替え計画が一旦ペンディングになりました!

2020-06-16 17:06:14 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

以下、本日付・読売新聞より。
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タブレット配布など
西宮市4億7900万円
補正案

西宮市は15日、2020年度中に市内の小中学校、義務教育学校などの児童、生徒全員にタブレット端末を配るためのリース費用などを盛り込んだ総額約4億7900万円の20年度一般会計補正予算案を発表した。19日開会の市議会定例会に提出する。
端末導入費は、児童、生徒計約3万8000人分のうち、準備済みの台数を除く約3万4000台分の1か月のリース費用など約1900万円。残りは将来的に支出する「債務負担行為」として約13億7300万円を計上した。通信機器がない家庭にモバイルルーターを貸し出すための機器購入費や通信費も盛り込んだ。端末がそろうのは来年3月の予定。
-----
 ↑
これ自体はいい話だと思いますが、それと昨日、学校から「インターネット環境についてのアンケート」が届いたことって、どう整理するべきなんでしょうね...
各家庭のインターネット環境を正確に把握することなく、「通信機器がない家庭にモバイルルーターを貸し出すための機器購入費や通信費」を、どうやって「盛り込んだ」んやろう???と、ものすごい違和感...
 ↓


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●授業時数の確保が、重要な課題になっている
 →が、夏休みは午前授業しかしないことを早々に決定。。。
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●タブレット端末を導入する方針は示されたが、それを、どのように今後のカリキュラムに活用するのかは示されていない
 →第2波・第3波が起きた際の対応の姿が見えない...
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●夏休み期間中、通常の給食は提供しない
 →殺人的ともいうべき、一番熱い時間帯に子供たちが下校することになる...
-----
等、コロナ以降、西宮市の教育行政について出てくる話って、???な話ばかりに感じて仕方ないんですよね。
なんとも言い難い、強い違和感を感じています。。。
 ↓
【ご参照】
「夏休み中、給食は出しません!」に、ものすごい違和感... 夏の暑い盛りに、子供たちを腹ペコで帰宅させて大丈夫なのだろうか。。。@6/12付・ブログ
【オンライン授業】「全員一律は無理。だから一切やらない!」は思考停止が過ぎるでしょ... できることから少しずつでも取り組むべきです!@5/22付・ブログ

という話で、もう十分な気もしますが、さて本題。
今日は中央体育館の建替話が、一旦ペンディングになりました、というお話です。

新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、令和3年度以降の西宮市の財政状況の見通しが、きわめて不透明となっています。
これを受けて、令和2年度に実施を予定していた事業のうち、市財政への負担が大きい事業については見直すことになったとのこと。
その一環として、西宮中央運動公園・中央体育館・陸上競技場の再整備事業についても入札を中止することが決まりました。
詳しくはこちら。
 ↓
【ご参照】
【入札中止】西宮中央運動公園及び中央体育館・陸上競技場等再整備事業@西宮市HP

当該施設の核となる西宮市立中央体育館の建替計画については
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●当初、西宮ストークスの本拠地となることを前提に大規模な建替計画が示された
 →が、その後、ストークスの本拠地とするという話がなくなった
 →それを踏まえて、建て替え計画の見直しが行われたが、見直しはごく小幅なものに留まっていた
-----
といった話もあり、このタイミングで仕切り直しとなったことを、個人的には前向きに受け止めています。
なにせ総額137億円が必要とされている巨大事業ですから。

個人的には、現下の情勢を踏まえ、財政上の制約も考慮した、無理のない計画に改めるべきだと思っています。
 ↓
【ご参照】
バスケB2西宮が移転危機 拠点体育館、リーグ新基準満たさず@2019/9/3付・神戸新聞WEBニュース
大事なのは、財政の健全性を保った上で事業を進めること。中央体育館の整備にあたっても、この観点がきわめて重要です。@2018年8月のブログ

というわけで今日のブログは、この辺で。
それでは失礼いたします。


コロナの影響で、市財政がますます厳しくなるのは明らか。今こそ、実現可能性が著しく低い都市計画道路を見直すべきです!

2020-06-15 12:05:08 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

地域の要望を預かり、市に依頼していた甲風園3丁目児童遊園の水道が先日、設置されました。
これで花壇のお世話とかも大分やりやすくなるはずで、ありがたや。。。
 ↓


で、これに関連して思った話がありますので、今日は、そのお話など。
そもそも市内の多くの公園・児童遊園には、ほぼ例外なく水道設備が設置されています。
そんな中、当該児童遊園に水道が設置されていなかったのは、「都市計画道路・武庫川広田線」の設置予定場所上に位置されているから。
要は「長期的には道路として整備する予定の土地であり、その上に、いずれ撤去することになる構造物をつくる必要はない!」ということかと。
でも、この話、ものすごく違和感がありまして。

今回、問題となった甲風園児童遊園の位置図は、こんな感じ。
 ↓

 ↑
地元の方以外には分かりにくいかもしれませんが、
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●西宮北口・アクタの間の阪急田捏・神戸線をくぐる道路を北に上ってくると、東にぐっと曲がるカーブがある
●そのカーブを交差点にする!
 →阪急電車を突っ切り、甲風園三丁目の住宅街もぶち抜いて171号線までつなげる!
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という内容なんですよね、これ。
でも、そんなことほんまにできるんかいな…
どっかの独裁国家ならともかく、この日本国で、そんなことをやれるとも、やるべきだとも思えないのですが...

この武庫川広田線については東側も、大量の民家をぶっ潰して道路を整備する計画になっています。
こちらも到底、実現できると思えないし、やるべきだとも思えない…というのは以前にも書いた通り。
 ↓
【ご参照】
車の重要性だって、どんどん変わっていく、これからの時代。都市計画道路は将来の実現可能性と、それによる便益を十分考えて進めるべきだと思うのです。@2018年4月のブログ

都市計画道路が、重要な社会インフラであることは、もちろん理解しています。
一方で、都市計画道路については計画決定後、何十年もたっているにもかかわらず、大きな見直しはなされていないことから
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●いわゆる長期未着手の道路も多く存在し、その区域の土地所有者等の権利を制限し続けてきた
●これらの道路の中には、 時間の経過の中で都市計画道路としての必要性そのものや、整備を求めていた住民の意識に変化等が生じつつあるものもあると考えられる
●そもそも、極めて厳しい財政状況の中、これら道路のすべてを整備することは、事実上不可能
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という問題があることは、再三取り上げてきている通り。
 ↓
【ご参照】
「計画決定後60年以上経過している区間が60%以上を占める道路」は、いつの日か完成するのか???@2015年6月のブログ

高齢化の進行等の要因により、今後の市財政が、極めて深刻な状況に陥るであろうことは、これまでにも訴え続けてきたところです。
これに、コロナウイルス感染症の影響による
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●対策に多大な費用が必要となる
●少なくとも、来年度の税収は大幅な減額が確実視される
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といった要因が新たに加わりました。
未来の世代に責任を持つという観点からは、行政運営・既存事業の抜本的見直しが必要であることは明らかです。

そんな状況である以上、計画達成のためには何十億、下手すれば百億単位のお金がかかる。
しかも行政の習い性として「計画が存在する以上は、完成の見込みがなくても、できるところからできることだけでもやっていかなければなりません!」みたいな感じで億単位のお金をポンポン出していってしまう。
そんな計画こそ、抜本的に見直すべきだと思っています。
 ↓
【ご参照】
実施したい事業について、事前に説明するのは当然でしょ?19億円もかかる事業を、そんなに気軽に考えてもらったら困ります!@2018年8月のブログ

というわけで、この話、今後も指摘・追及・提案などしてまいります。
それでは今日のブログは、この辺で失礼します。


「夏休み中、給食は出しません!」に、ものすごい違和感... 夏の暑い盛りに、子供たちを腹ペコで帰宅させて大丈夫なのだろうか。。。

2020-06-12 14:54:13 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

本日、6/15以降の学校運営について市教育委員会から通知がありました。
以下、かいつまんで。

■■■■■

①夏季休業期間における授業日及び保育日

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・幼稚園の保育、小・中・特別支援学校の授業は午前のみ
・小学校は簡易給食を希望者のみ実施
・中学校の給食はなし
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という内容が示されました。
より具体的な内容は以下の通り。
 ↓



う~ん、午前授業だけで学業の遅れ、取り戻せるんやろうか...

ちなみに簡易給食とは、パン+牛乳+チーズ・ゼリー等の調理を必要としないものという献立。
給食を通常通り実施しない理由は、
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●夏休み期間中に給食提供するためには3月頃に献立てを作り、4月半ばには業者選定して契約を結んでいなければならない
 →当時、ここまで休校が長期化することは予想できておらず対応ができていない
●調理室が暑くなりすぎるため、調理員の体調管理という観点からも給食実施は不可能
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というところだそうです。
真夏の暑い盛りに子供達を昼食も食べないままに下校させて、本当に大丈夫なんやろうか。
示された理由がツッコミどころ満載に感じることもあり、ものすごい違和感を感じています。

教育活動について

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・6月15日(月)から一斉登校を開始する
・15日(月)~17日(水)の期間に給食を開始する(除く・高校)
・感染が不安で出席できない児童・生徒等については当面の間、欠席とはしないなどの柔軟な取扱いも可能とする
-----
という内容が示されました。
より具体的な内容は以下の通り。
 ↓


部活動について

中学生は以下の通り。
 ↓


高校は以下の通り。
 ↓


熱中症対策について

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・室温の目安を28℃とし、空調を利用するとともに、適宜、換気する
・登下校園時、マスクは必要に応じて外すよう指導する(除く・公共交通利用時)
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という内容が示されました。
より具体的な内容は以下の通り。
 ↓


取り急ぎの情報提供ブログでした。
それでは失礼いたします。
・・・しかし、これで「子育てするなら西宮」はないですよ。。。


これから災害が発生しやすい時期となります。万一の事態に備え、しっかりと準備を整えましょう!

2020-06-10 12:33:04 | 安心して暮らせる安全なまちを実現するため

今日から、梅雨入り。
平年に比べると、やや遅いそうですが、去年の梅雨入りが異様に遅かったので、なんだか早いように感じたりもしますね。
 ↓
中国・近畿・東海が梅雨入り 明日には関東甲信も@yahooニュース
 

さて本題。
-----
●大雨や台風のシーズンを迎えることで、土砂災害や洪水等の災害が発生する恐れが高まること
●避難所でも新型コロナ対応が必要となること
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を踏まえ、
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●今年度は、避難所での感染リスクを下げるため、大雨・台風時に開設する避難所を一部変更する
●避難所では、人と人との距離の確保、定期的な換気・消毒を実施するほか、健康状態の聞き取りや検温等を実施する
-----
等の内容が示されました。
詳しい内容はこちらか、本日付・西宮市政ニュースでご確認ください。
 ↓
【ご参照】
新型コロナウイルス感染症予防をふまえた大雨・台風時の避難所について

上のリンク先にも書かれていますが、避難とは「難」を「避」けること、つまり安全を確保すること。
なので言うまでもないことですが、
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●自宅周辺に土砂災害警戒区域などの危険個所はない
●武庫川洪水の浸水想定区域にも含まれていない
●自宅が比較的、築年数の浅い頑丈な建物であり家屋倒壊の心配がない
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等の条件が満たされている安全な場所にいれば、避難する必要はありません。
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●避難の過程でかえって危険にさらされることさえあること
●現状では、新型コロナウイルス感染症の感染リスクという問題もあること
-----
を踏まえ、そういった場合には、自宅に留まって頂くのが望ましいかと。
勿論、そうでない場合には躊躇なく、早めに安全な場所へ避難してください。

「備えあれば憂いなし!」と思う一方で、この状況下、せめて自然災害にまで泣かされることがないよう、切に願いたいところですね...
というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


組織・役職に応じた目標を設定し、その達成状況も含めて開示する。これこそが形だけになってしまっている制度に魂を入れるための第一歩です!

2020-06-08 10:07:22 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

本日は、職員アンケートの結果を受けて、本市の人事・給与制度と、それらに濃厚に関わる問題を取り上げてきているブログの続きですよ。
前のブログでは「人事考課・評価をきちんと行うべき!」という話を中心にしたので、今回はその続きの話をば。
 ↓
【ご参考】
やるべきなのは、職員の働きを把握し、注意するべきは注意する。人事考課を徹底して、昇進・給与等に反映する。そういう取組を通じて、職員の意欲と能力を高めることです!@2020年5月のブログ

人事考課・評価を行う以上、組織の目標が明確になっていなければなりません。
そして、その目標は、局長であれば局全体の、部長であれば部の、課長であれば課の目標になっているべきですし、それらは互いにリンクしているべきです。
でなければ、部下だって、どういう目標を立てればいいものやら...という話になってきますよね。
が、実際には、そうなっていない事例が多々あるようでして。

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●目標を立てること自体が、目的!
→その内容がチェックされることもないし、それで評価されることもない...
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といった状態で、目標管理制度や、それを軸にした人事考課・評価制度が有効に働くはずがありません。
逆に言うと、業務目標や、その達成度を開示することで緊張感を高めることができるはず!と思うんですよね。
例えば流山市では、HPで各部局長の仕事や目標を開示しています。
しかも顔写真入り。
 ↓
【ご参照】
これをやります!部長の仕事(各部局長の仕事と目標)@流山市HP



また町田市の場合、
-----
A:当初の目標を大幅に上回る成果が上がった。
B:当初の目標を上回る成果が上がった。
C:目標水準を達成した。
D:取り組んだが、成果が不十分である。
E:取り組みが滞っている。
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という評価まで含めて、開示しています。
これは、すごい。。。
 ↓
【ご参照】
部長の「仕事目標」 ~各部の目標と目標実現に向けた取り組み~@町田市HP

適切な目標設定がないのに、達成状況の管理なんかできるわけがない。
まして、それを人事評価に反映することなんてできるわけもない。
そういう観点からは、こうした取組こそ、まずは第一歩として進めていくべきだと思うんですよね。

市職員のやる気と能力を上げることは、市民サービスの向上に直結すると信じています。
だからこそ、これからも指摘・提言など、続けてまいります!
それでは今日のブログは、この辺で失礼します。