西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

総じて満足度の高い、市立西宮高校。それを明らかにする生徒&保護者を対象としたアンケート結果をご紹介します!

2019-06-28 08:51:22 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

きっかけは、保護者の方から頂いたご意見でした。
曰く、

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●市立西宮高校の受験倍率が、低下傾向にあるように見受けられる
 ⇒学校自身の魅力が低い部分があるのではないか?
●西宮市が含まれる第二学区は、勉強したい子にとって、選択肢となる高校が少ない
 ⇒市西には「行きたい学校」であってもらわないと困る
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とのこと。
ちなみに市立西宮高校の、ここ数年の倍率の推移は以下の通り。
 ↓


特に気になるのは一番右下、今年の普通科入試の倍率が「0.96倍」というところですね。

この件、個人的にも以前から気になってはいたのですよ。

一方で、「倍率が1倍を切った(=理論上、受験者全員が合格する)」ことについては
「市立西宮高校のレベルが高いことは受験者・学校・保護者とも分かっているし、よほど自信がある場合しか受験しなくなっている。
 そういうこともあって、結果的に倍率が低くなっているだけ!」
的なご意見を耳にする機会も多く、正直、部外者としてはなんとも言いかねるなあ...と思っていたのですよ。
学校に対する評価・感覚って、生徒・保護者それぞれによって大きく異なるものだと思いますし、なんとも言いにくいよなあ...と。

とは言うものの、私としても、なんとも気になる、この話。
なものでヒアリングを進めていったところ、
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●市立西宮高校では、生徒・保護者を対象に毎年アンケートを実施している
●その結果をまとめた資料が存在する
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ことが分かりました。

それって現時点で把握できる、最高のナマの声ですよね。
というわけで、以下ご紹介します。

 ↓




数字に対する感覚は人それぞれ異なることと思いますが、このアンケート結果からは、同校が総じて高く評価されていることを感じます。
ちなみにアンケートは無記名で実施されているそうなので、変な忖度とかもないはず!
この結果、前向きに受け止めると共に、一定高く評価するべきものと思うのですがどないでしょ?


ちなみに市立西宮高校が、現在のような「文武両道の進学校!」的な存在になった背景には、西宮市の公立高校入試制度が
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●かつての総合選抜制度から、現在の複数志願制度に変わった
 ⇒生徒が自分の行きたい学校を自分で選べ事が出来るようになり、学校の特色化が進んだ
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ことが大きく関係しています。
で私、当時、高校入試制度が変わる過程で大きな役割を果たしたと自負しています。
なもので今回の話も、とても気になるところなんですよね。

 ↓
【ご参考】
市政報告19号@2009年10月発行×左面「新しい公立高校入試制度について」

もちろん、これでベスト!という話でもないし、ますますの努力を期待するところではあります。
とは言え、一定よい評価を得ることが出来ているのは、喜ぶべきことだとも思っています。
関係者一同、学校の魅力向上のため、ますます力を尽くして下さるよう願いたいと思います。

そして本日午前10時から一般質問の機会を頂いております。
時間と事情が許す方、是非是非ご覧くださいませ。
分かりやすく、充実した内容にできたものと思っていますので。
 ↓
西宮市議会×議会中継

それでは今日のブログはこのへんで失礼いたします。


欠席連絡が目的ならノートでなくてもいいですよね???ここらへんも共働き家庭の負担軽減のため、色々と考えるべきだと思うのです。

2019-06-27 06:39:09 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

岡田准一氏主演バージョンのドラマ「白い巨塔」に触発されて読み始めた原作、読了。
 ↓

 ↑
ちなみに、家にあった文庫版の発行年月日を見てみたら「平成14年11月」。
ということは、江口&唐沢両氏バージョンの「白い巨塔」が放映されたときに触発されて買ったんやなあ...
当時は「サイコパス」という言葉自体を知らなかったわけですが、今読み返してみると財前教授のサイコパス度、かなり高いな。。。

さて本題。
きっかけは、ブログに頂いたコメントでした。
曰く、
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●子供が小学校にあがれば、欠席の際は連絡帳を近くのお友達に預けなければならないと聞いた
 ⇒通勤時間が早く、周囲に同じ小学校にいく知り合いのいない家庭には厳しい...
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というもの。
確かにハードル高いですよね。
それに欠席連絡がメインであれば、ノートでなければならない必要などありません。
そういえば次男が通っていた幼稚園では、アプリで欠席連絡が出来るようになってたよな...

ちなみに横浜市では、今年度から、
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●児童生徒の各家庭で
●電話の音声案内に沿って欠席連絡を入力・送信できる!
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というシステムを試験導入したそうです。
このシステム、家庭からの入力・送信は24時間可能で、学校のパソコンで集計結果を見ることが出来るようになっているとのこと。
このシステムの導入によって
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●欠席確認等に伴う、学校側の負担も大きく減った
●従来は、児童を通して紙で渡していた学校便りや学級だより・アンケートも保護者がPCやスマホを使って閲覧・回答することが出来るようになった
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等、多くのメリットがあるそうな。
要するに同じ問題が色んなところで、いろいろな角度から問題になっているということですよね。
(横浜市の事例は5/24付・読売新聞掲載記事を参考にしています。)

保育所の受入枠をどんどん増やしているにも拘らず、待機児童数が高い水準で止まっていることからも明らかな通り、子育て世代における共働き率はますます高まっています。
「子育てするなら西宮」を掲げる以上、こうした問題にもしっかりと向き合っていかなければならないと思うのですよ。

というわけでこの問題、教育委員会とも協議を進めています。
また進展があれば、ご報告させていただきます。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


「休館日でもないし、予約も入っていない。なのにホールが使えない...」という日が、なぜ、こんなに沢山あるのかというと、実は。。。

2019-06-24 15:23:30 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

今週金曜日の午前10時から、一般質問の出番を頂けることになりました。
今回取り上げる内容は、以下の通り。
   ↓


西宮市議会で直接はもちろん、HPの「西宮市議会 議会中継」でもご覧いただけます。
よろしければ是非是非ご覧くださいませ。

 ↓
【ご参考】
西宮市議会×議会中継

そんな中、上の「(4)指定管理者制度について」を調べている過程で、ちょっと気になる話が出てきたのですよ。
質問で取り上げようと思っていたのとは別の話なのですが
、今日はその話など。

きっかけは、利用者の方から頂いた声でした。
曰く、
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●指定管理事業者が運営している、某ホールについて
 ⇒ある日時を利用したいと思ったが、その日は既に予約済みになっていてた
 ⇒ところが予約済みになっていた日にホールに行ってみると、誰も使っていないようだった
 ⇒こういったことが度々あるのだが、これってどうゆうこと???
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とのこと。
う~ん、なんで、そんなことが???

市の担当者に確認してみたところ、
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①直前にキャンセルが出る場合がある
②メンテナンスは基本的に休館日に行うことにしているが、それが開館日にずれ込む場合もある
③前後の予約にあわせて準備や後片づけが必要な場合もある
④利用者が事前に場所を確認したいという場合があり、そのために敢えて空けてある
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等の説明を受けたのですよ。
が、これらの理由について、ツッコんでいくと

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●①②が理由にしては多すぎる(ちなみに5月は丸1日予約拒否していた日が2日、夜間のみ断っていた日が5日)
●③が理由なら、そもそも、その時間帯も併せて予約してもらうべき
●④については「なら実際、どの程度の確認要望が、どんな所からあったのか?」ということをきいても、きちんとした回答が得られない
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という感じにしかならず。
なんか、どうにも怪しいぞ...

というわけで、もろもろ調べていたのですが、どうも、その根本にあるのは
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●指定管理者の収入は、市から得る指定管理料だけ

●一方で、営業日数を増やすほど支出は増えていく
 ⇒つまり開館日を増やすほど、事業者の利益が減る(もしくは赤字が増える)構図になっている

 ⇒なので、指定管理者ができるだけ会館日数・時間を減らそうとしている
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というところにあるのでは???と思うに至りまして。
いや、それって根本的な制度設計が間違ってますよね???

指定管理者制度を導入する目的の一つに「民間の創意工夫を活かして、施設の有効活用を図ること!」があります。
この事例は、どう考えても、そこに逆行していると思うんですよね。
民間の創意工夫を生かすどころか殺しているし、施設も、むしろ有効活用されないようにしている感、満載ですし。

というわけで一般質問の内容と併せ、ここらへんについても追いかけていきます。

というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


保育所の空き状況を、リアルタイムで伝えること。これも子供が通える場所を探す保護者にとって、重要な支援策だと思うわけで。

2019-06-20 17:49:38 | すべての人にやさしいまちを実現するために

最近ずっこけた道路。
交差点の西側は、幅が十分に確保された自転車道路が、ばっちり整備!
 ↓


が、東側は「これ守って通ったら、かえって危ないんちゃうの???」という道幅しかないぞ...
 ↓


市に問い合わせたところ「交差点より西側は市道で、東側は県道でして...」という返事が返ってきたんですよね。
で、市から県にも連絡してもらったところ「少し時間はかかりますが、次回の道路のやり替えの時に検討します!」という趣旨の返答を頂きました。
こういう場所も、情報を頂かなければ気付かなかったわけで、ありがたいことですね。

さて本題、今日は保育所の話です。
本市においても、保育所の待機児童が問題になっているのは既報の通り。
 ↓
【ご参考】
5年ぶりに減少した保育所待機児童数。が、もっと踏み込んだ対策が必要なのは明らかです!@2019年5月のブログ

上のブログにも記載していますが、2019年4月1日時点での待機児童は以下の通りです。
 ↓


ところが各園の状況を詳しく見ていくと、待機児童が発生している年齢の定員に空きがある保育園があるんですよね。
例えば、ということで

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●2019年5月1日時点で
●特に待機児童が多い1・2歳児について、
●比較的受入可能枠に余裕がある地域型保育事業に限定して
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受入可能枠(=定員数から入所数をマイナスした数字)に余裕がある園を以下の通り、まとめてみました。
 ↓

 
こういう状況を広く開示することってできんもんかいな、と。
保育所の申込をした時点では希望園に入れていなくても、「空きがあるなら、●●園に通わせたい!」という保護者もいらっしゃるのでは???と思うんですよね。

現状、こういう情報は公表されておらず「担当部署に問い合わせがあった場合は、丁寧に対応しています」ということになっているそうです。
もちろん、それも大切なこと。
でも、そもそも保育所に子供を通わせたい!と思っている保護者にとっては、平日の日中に問い合わせないと、こういう情報をゲットできない...というのも、厳しい話だと思うわけで。

ちなみに大阪市HPには以下のようなページがありまして、各園の空き状況を瞬時に確認できます。
いいな、これ。。。
 ↓
地図情報を利用した保育施設等空き情報@大阪市HP


西宮市としても、保育園の空き状況を定期的に公表・広報するなど、より保護者に寄り添った施策を展開していくべきだと考えています。
というわけで、この方向での指摘・意見・要望等、続けてまいります。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


「○○課一筋、20年以上!」みたいな嘱託職員が大勢存在する西宮市役所。それって、組織の硬直化に直結してやいませんか???

2019-06-18 12:29:10 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

本日より6月議会が本格スタート。
先程、今年度の新しい正副議長が
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議長:大石伸雄議員(政新会)
副議長:野口あけみ議員(日本共産党西宮市会議員団)
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に決まりました。
表示板に掲示されるのは、明日ですかね???
 ↓


 
とはいえ所属委員会やらなんやら、まだまだ決めなければならないことは山盛り。
午後からも会派の代表として、様々な協議に臨んでまいります!

さて本題、本日が最後となる3月議会×代表質問のご報告。
もう6月議会からの新体制を決める時期になっているわけで、どう考えても、さっさと終わらせねば!ですよね。
それでは早速始めます。

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【質問】
会計年度任用職員制度への移行に当たって、市が問題と考えている点は何か?
 ↓
【答弁】
国が示している考え方は、フルタイムとパートタイムという勤務時間の長短で職責を分けるという制度設計になっております。
しかし、本市における現行の非正規職員は、勤務時間の長短だけではなく、職務内容に基づく職責の高低によっても嘱託職員や臨時職員といった任用形態を変えており、このような現行の取扱いを、国の示した制度にどのように落とし込んでいくかが課題であると認識しております。

また、議員ご指摘のとおり、嘱託職員が長期にわたって同一の職務内容に継続して任用されることは、長期的、計画的な人材育成・人材配置への観点から、少なからず影響があると認識しております。
しかしながら、嘱託職員は、より専門的な高い知識・経験が必要な職として、特定の業務に限定し、原則、公募による競争試験により任用されているため、配置の変更につきましては、慎重に検討をすすめる必要があると考えております。

今後も、他都市における検討状況も注視しつつ、市で働く非常勤職員に対して、適正な任用・勤務条件を確保できるよう制度設計に取り組んでまいります。
 ↓
【意見・要望】
嘱託職員の異動を可能にすることについては「慎重に検討をすすめる必要があると考えております」との答弁でした。
しかしながら、こちらも答弁にありました通り、「長期的、計画的な人材育成・人材配置への観点から影響があると認識して」いるのであれば、雇用制度が変更される、このタイミングで異動を可能にするための見直しを行うべきです。
長期間、同じ部署で勤務しているために、誰も意見・指導等できなくなってしまっている嘱託職員が存在するという話も側聞しております。
こうした現状を是正するため、適正な制度設計に取り組むよう要望します。

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「より専門的な高い知識・経験が必要な職として、特定の業務に限定し」という答弁がありますが、実際のところは「本当に専門的な業務とか責任・権限を行う仕事は正規職員がやってますよ!」という感じのようなんですよね。

組織の硬直化を防ぎ、風通しを良くするという観点からも定期的な異動は、絶対に必要です。
資料を見ていても、○○課一筋、二十年以上!!みたいな嘱託職員がかなりの数存在していますし、こうした方々の配置を柔軟に見直すことで、組織を効率化・スリム化できるはず!
というわけで引き続き、この問題、追いかけてまいります。
それでは今日のブログはこのへんで失礼します。


来年4月から大きく変わる、非常勤×市職員の雇用体制。というわけで、その前提となる「会計年度任用職員制度」について質疑しました。

2019-06-12 15:48:40 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

昨年9月以来、久々の一般質問の出番を頂くことになりました。
頂いた出番は6/28(金)の午前10時からで、概ね一時間一本勝負な感じです。
 ↓

 ↑
質疑の内容については現在、当局と絶賛調整中。
なかなか充実した内容にできそうな予感がしています。

しばらく出番がなかった分、色々とネタもありますしね。
また質疑内容の詳細等が決まってきたら、お知らせさせていただきます!


さて本題、しばらく飛ばしてしまっていた3月議会での代表質問のご報告の続きをば。
ネタ的には、今回の話で代表質問も終わり。
なので、もうしばらくお付き合い下さいませ。

それでは早速、始めます。

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【質問の前振り】
最後の項目、施政方針では取り上げられなかった問題についてです。
2020年4月から嘱託職員・臨時職員という、一会計年度を超えない範囲内で雇用される非常勤職員が会計年度任用職員に移行することが決まっています。
総務省HPによると、自治体は条例・規則の制定・改正も含め、2018年度中に制度改正内容を検討・確定することが想定されています。
ところが本市では今のところ、何ら具体的な話を聞きません。

嘱託職員・臨時職員の会計年度任用職員への移行に際しては、
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●人件費の増大につながらないのか?
●人材を確保できるのか?
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等、様々な問題があると言われています。
また本市においては事務系の職場において長期間、一つの職場で働いている嘱託職員が複数存在し、適切な人事異動・人事管理といった面から問題が生じている面があると感じています。
そこでお伺いします。

【質問①】
会計年度任用職員制度への移行についてのスケジュールはどのようなものでしょうか?
 ↓
【答弁①】
地方自治法及び地方公務員法が改正され、平成32年4月1日より新しく会計年度任用職員制度が導入されます。
これにより、現行の非常勤職員については、専門的な知識や経験等に基づき助言、調査等を行う一部の職を除き、ほとんどの職員が会計年度任用職員に移行します。

ご質問の制度導入に関するスケジュールでございますが、現在、新制度に移行する職員の報酬や服務等勤務条件の個別具体的な部分について、関係職員団体との交渉経過も踏まえながら、市としての考え方をまとめているところであります。
整理すべき内容が多岐にわたることもあり、現時点において、成案をお示しできるまでには至っておりませんが、今後も精力的に考え方等をまとめ、法の施行日である平成32年4月1日での制度導入に向けて、平成31年9月定例会までには会計年度任用職員に関する条例案を上程したいと考えております。
 ↓
【要望①】
質問で申し上げた通り、総務省が想定するスケジュールでは、自治体は平成30年度中に条例・規則の制定・改正も含め、制度改正内容を検討・確定することとなっています。
これに比べて、「平成31年9月定例会までには会計年度任用職員に関する条例案を上程したいと考えております」というスケジュールは、かなり遅れており、可能な限り、前倒しするべきです。

■■■■■

この会計年度任用職員制度に関連しては、他にも色々と問題があるんですよ。
なので、そこらへんについてを中心に、次回以降のブログで取り上げてまいります。
それでは今日のブログは、このへんで失礼します。


今日から5期目の任期がスタートしました。引き続き、倦まず、弛まず、励みます!

2019-06-11 13:46:58 | 近況報告など、プライベート的話題

今さらながら、4/21投開票の西宮市議会選挙で当選が確定した瞬間の写真。
 ↓

 ↑
そして、この選挙の結果、お預かりすることになった5期目の任期が、今日からスタートしました。

私が初めて当選させていただいた時、同じ会派には5期目の先輩が3人いらっしゃいました。
当時の私から見て、その先輩方は、まさに超・重鎮!
そういう期数に自分自身が達したかと思うと、なんとも感慨深い...
多くの方から、良い意味での「重鎮」と思っていただけるよう、励まなければなりませんね。

で、上の写真。
通常なら、きっと当選後すぐにアップしていたと思います。
でも今回の選挙では、共に活動を続けたい、続けることが出来ると信じていた同じ会派の仲間が二人も涙を呑むことになりました。
彼らの気持ちを考えると、当時、到底こんな写真をアップする気にはなれなかったんですよね...

一方で、多くの方から頂いたご信託を考えるなら。
そして多くの思いを抱えつつ、市議会という場を去らざるを得なかった仲間のことを考えるなら。
その気持ちまで含めて、背負う。
一層、市政を「ぜんしん」させる。
そういう心意気で、しっかり前を向いて努めるしかない、そう思っています。
そして、それをハッキリさせるためにも、今更ながら、敢えて写真をアップしました。


私が幹事長を務める「会派・ぜんしん」には、ありがたいことに二人の新メンバーが加入してくれました。
なので、結果として、会派の人数は改選前と同じになりました。
が、正直なところ、現時点では会派としての総合的な力の低下は否めません。

けれども下を向いて、嘆いている場合ではないよな、と改めて、思っています。

頂いた5期目の任期。
しっかりと務めを果たすことができるよう、ご期待にお応えできるよう、これからも倦まず弛まず、励んでまいります。
改めて、今後とも、よろしくお願いします!

それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


「常設型フードドライブ」ってご存知ですか?西宮市では最近、こんな取組みが始まりました(^^)v

2019-06-07 08:02:07 | すべての人にやさしいまちを実現するために

今日は一日、雨のようですね。
そろそろ、梅雨の時期になってきたよなあ…

さて本題、今日のブログは、市が新しく初めた事業の広報ですよ。
ということで、お付き合い下さいな。

本年4月、環境省が発表した資料によると

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●平成28年度に発生した食品廃棄物は年間約2,760万トン
 →そのうち売れ残りや食べ残し、賞味期限切れ等、本来、食べられる食品が捨てられた「食品ロス」は643万トンと推計される
 →平成29年に世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界食糧援助量は約380万トンであり、食品ロスの総量はその約1.7倍にあたる
-----
のだそうです。
えらい数字やな...

加えて、食品ロス643万トンの内訳は
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●食品製造業や外食産業等の事業者からの廃棄量が約352万トン
●一般家庭からの廃棄量が約291万トン
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と推計されています。
意外なことに、半分近くは一般家庭からの廃棄なんですね。
食べるつもりで買った食べ物が、食べられないまま廃棄されてしまっている事例が多々存在するってのは、なんとももったいない話やなあ...

このような状況の中、西宮市では今月初めから、食品ロスの削減を目的として、フードドライブが実施されることになりました。
ちなみにフードドライブとは、ご家庭で余っている食べ物を持ち寄り、それを必要とする福祉団体等に寄付する活動のことです。
今回の西宮市の場合、
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●フードドライブに協力しようと思う市民が、実施店舗に余っている食品を持ち込む
●集められた食品は、NPO法人フードバンク関西を通じて、支援を必要とされる団体や施設等に無償で配布される
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という仕組みになっているそうです。
実施店舗は以下の通り。
 ↓


あと、対象に含まれていない食品もありますよ。
 ↓


一番重要なことは、無駄な買い物をせず、必要な量だけを購入して、無駄なく食べきるライフスタイルを定着させることに尽きるんでしょうね。
それこそ、言うは易く、行うは難し...の典型みたいな話だとは思いますが。
皆さんも、各家庭で食品の賞味期限をご確認いただき、もし使う予定がない食品がありましたら、ぜひ各実施店舗にお立ち寄りの際にお持ちいただければと思います。

というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


目標だけ定めたところで、具体的な計画がない&責任者もいないじゃあ、話は前に進まないですよね???

2019-06-04 18:12:41 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

今日のブログは先日のブログの続きですよ。
ちなみに、先日のブログの内容をザックリまとめますと
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●今後の厳しい財政運営を考えると、市が保有する施設の総量縮減は避けて通れない
 →市も必要性は認めており、目標数値は設定している

●ところが現状を確認したところ、市は現在の目標は実現不可能と考えていることが明らかに...
 →それどころか目標設定時点に比べて、施設の総量は増えているって...

●依然として、本市の市民一人当たりの床面積は他市と比べて10%以上も多いまま...
-----
という感じですね。
なんや、それ...
というわけで、その内容を踏まえての再質問以降です。

それでは、どうぞ。

■■■■■

【再質問】
本市では「平成21年度の総延べ床面積を基準に、方針を策定した平成24年度から20年間で10%以上、50年間で20%以上削減する」という計画を策定していますが、
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●実際には平成29年度末の施設総量は、平成21年度末時点と比較して増加していること

●「平成44年度までの中期目標である10%以上の縮減目標の達成は厳しい状況となって」いること
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が示されました。

これまで同様、所管に任せたままでは20年の中期はもちろん、50年の長期目標さえ達成困難となることを危惧します。
そこでお伺いします。
市長の明確なリーダーシップの下、この問題に取り組み、現状の改善に努めるべきと考えるが、どうか?
 ↓
【答弁】
公共施設マネジメントにおいて、維持管理費の削減に繋がる、施設総量の縮減は重要な取り組みの一つでございます。
先程、政策局長からもお答えしましたが、新年度からは、改めて、実情に即した中期目標の見直しと、長期目標達成に向けた方策の検討を進めるなど、私が先頭に立って、公共施設マネジメントの推進に取り組んでまいります。
 ↓
【意見・要望】
ご答弁ありがとうございます。
市は、道路・橋梁・上下水道も含め維持・管理のために必要な莫大な費用を抑制しつつ、市民が安心して、安全に生活できる環境を守る。
そういう非常に重い責任を負っています。
そうした責任を全うするためにも、市自身が策定した計画を今一度振り返り、その重要性についての認識を新たにするべきです。
加えて、早くも、その達成が難しいと認めざるを得なくなっていることの責任を痛感するべきです。
積極的かつ計画な取組の推進を強く要望して、次の質問に移ります。

■■■■■

「実情に即した中期目標の見直し」ってのが、単に数値目標を甘くするだけでないことを切に願いたいところですが、さて、どういう考えでいるものやら...

ところで最近読んだ、この本、今回の問題に通ずるよなぁ...と思わせられる話が、モロ出ておりまして。

 ↓

 ↑
私が、本質的に同じ話やよな...と思ったのは、「アメリカでは6000項目もの規制緩和が実施された!」という話を取り上げた上で、『トランプ大統領が巨大組織に出した指示は、非常に明快です。「一個の規制を作ったら、二つ規制を緩和しろ」これを厳格にルール化しました。』と述べているあたり(←『 』内は当該書籍より引用。)
確かに、こういうことでもしない限り、施設の総量縮減なんて、進む気がしないよなあ...

そもそも、
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●目標は設定されているが、それを達成するための具体的な計画が存在しない
●決定権者も、責任者もいない
-----
では、難しい話であればあるほど、前には進まないと思うんですよね。
公共施設の総量縮減なんてのは、まさに、そういう話なわけで。
これって、他のいろんな話にも当てはまりますし、こういう体制づくりをこそ、きちんとするべきだと思うのですが...

この話、長期的な本市財政の持続性という観点から、とても重要な話だと考えています。
ややこしくもあれば、反対・抵抗も強く、なかなかご理解いただきにくい話でもありますが、引き続き、取り組んでまいります。
それでは今日の話は、これにて失礼いたします。