西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

年度初めに提出しなければならない家庭環境調査票&健康調査票。これこそデジタル化できないんですかね???

2022-04-28 16:07:58 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

毎年、年度初めに保護者が学校に提出する「家庭環境調査&健康調査票」(←両者の呼び方は、学校によって異なります)。
この運用が学校ごとに大きく異なっており、
---------------
①小中学校入学時に一度提出すれば、卒業まで書き直す必要はない学校
②2~3年ごとに、書いて提出しなければならない学校
③毎年、書いて提出しなければならない学校
---------------
の3パターンが存在するのは既報の通り。
保護者の側から見れば①の運用が一番楽ですし、学校にとっても、①の運用にしたところで負担は変わらないはず!
なので「基本的には各校とも①の運用に揃えていくべき!それが無理でも、今、③の運用を取っている学校は、せめて②の運用に変えていくべきでは?」と長年、主張しており、少しずつ改善されてきてもいます。
 ↓
【ご参照】
少しずつ進んでいる家庭環境調査票・健康調査票の運用改善の話。少し内容は変えつつ、今後も指摘・提案を続けていきます!@2018年3月のブログ

一方で、この話、他にも問題があります。
こちらが、某小学校の「家庭環境調査票」の表面。
 ↓

こちらが同じ小学校の「保健調査票」の表面です。
 ↓


両者を見比べれば一目瞭然、記載しなければならない内容は
-----
●児童名(ふりがな)
●児童の生年月日
●保護者名(ふりがな)
●自宅住所・電話番号
●家族構成
●緊急連絡先
-----
といった感じで、ほとんど一緒。
ほぼ同じ内容を2回書き直さなきゃならんって、手間やよなあ...と。

担当に言わせると「家庭環境調査票は教師が持ち、保健調査票は保健室におく。なのでどうしても2枚必要!」とのこと。
でも「どうしても紙で印刷して、2か所におかなきゃならない!」なら、
-----
●様式を整理して両者の表面を同じにする
→そのうえで表面をコピーするようにする
-----
とか出来ることはあるはず…と、以前から思っていたんですよね。

そして大きく状況が変わったのは、GIGAスクール計画によって一人1台端末が実現したこと。
これによって、そもそも「紙に手書きで記入してもらわなければならない!」という運用自体、見直すことも可能になったはずです。
例えば、保護者がタブレットで入力する形に改めることで学校・保護者双方の負担を減らすこととか、できないんやろうか???と。
保護者側の手間ももちろんですが、学校側の
-----
●必要な用紙を全生徒分、仕分けて配布
→回収してファイリング
----
みたいな作業の手間も大変だと思います。
小さな事かもしれませんが、こういうところから一つずつ見直していかないと学校現場の負担を軽減することなんてできないはず。
「DXが大事!」みたいなことを言ってるんですから、ちゃんと見直していかないと!
 ↓
【ご参照】
そうか、だからデジタル・トランスフォーメーションって「DX」なんや! ~「西宮市DX推進指針」が示されました~@2021年4月のブログ

この件、教育委員会と協議しており、問題意識は共有してもらえていると感じています。
学校現場の業務負担を軽減し、少しずつでも現状を改善できるよう協力して進めていきたいと考えています。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。

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市内で確認された新型コロナウイルス感染症の患者数は以下でご確認いただけます。
 ↓
市内の感染状況@西宮市HP

市立学校・幼稚園・保育所や市立病院等での新型コロナ感染者確認状況、市内でのクラスター発生等、最新の情報は以下でご確認頂けます。
 ↓
記者発表資料・市長記者会見@西宮市HP
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行政サービス向上のためには、給与制度の見直しが欠かせません。引き続き、この問題に取り組んでまいります!

2022-04-25 11:14:38 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

朝から番までバタバタと駆け回っていた昨日のメインは、顧問をお預かりしている北口町の総会。
しかし簡単に言うけど、第51回総会ってすごいよなあ...と。
 ↓

 ↑
今はコロナの影響もあり、いろんな活動もしにくいですが、これからの時代ますます地域の力が重要になってくることは間違いありません。
微力ながら、私も様々な形で、地域のためにご尽力して下さっている方々のお力になることができれば...と思っています。
頑張ります!
 
さて本題、飛ばしに飛ばしてしまっている3月議会での代表質問のご報告です。
それでは、どうぞ。

◇◇◇◇◇◇◇
【質問】
「職務職責に応じたメリハリのある給与体系を構築します」とのことでした。
現在の問題点と、今後改善すべきと考える点も含めて、取組の内容を教えてください。
 ↓
【答弁】
現行の行政職給料表の問題点としては、上下各級の給料額が大きく重なっている部分があるということが挙げられ、これによって生じる給与の逆転が、職員のモチベーションの維持にも影響を及ぼす大きな要因の一つであると考えられることから、今後改善が必要であると認識しております。
具体的には、給与制度をより職務職責に応じたメリハリのあるものとし、職員のモチベーションの向上を図るため、令和5年度を目処に、各級の給料額の重複がより少なく、給料カーブの傾きもより緩やかとなる給料表の導入を目指します。
 ↓
【意見要望】
了解しました。
問題意識は同じであり、その方向で進めていただきたいと思います。
この件、強い関心を持って今後も見てまいります。
◇◇◇◇◇◇◇

上に書いていることをものすごいザックリ言うと「部長・課長より、平や係長の方が給与を沢山もらってる事例が存在する。それは問題だと思ってるし、もうちょっとましにできるよう頑張る...」ということですね。
これ、ある意味、西宮市で最も深刻な課題だと思っています、私。
こういう現状が放置されているから、職員アンケートに出てきたような状態になってしまうのでは???と思うわけで。
 ↓
【ご参照】
西宮市役所は「働かないおじさん」のパラダイス!? ~在宅勤務者の業務量の把握・進捗確認が必要です~@2020年4月のブログ

西宮市民一人が負担する年間の市職員人件費は、人口・規模等が似ている類似都市の平均と比べて約25%も高い水準にあります。
その大きな要員の一つが、上で取り上げた内容。
このように高い水準にある人件費・給与水準を是正することで、西宮市の行政サービスの水準はもっともっと向上できます。
 ↓
【市政報告63号×2020年10月発行】


残念ながら、歴代の西宮市長で、この問題に積極的に取り組んだ方はおられません。
しかしながら、ここにメスを入れない限り、行政サービスの充実も、柔軟で活力ある市役所の構築も絵に描いた餅にしかなりません。
道は甚だ険しいですが、少しでも前に進めることができるよう努めてまいります。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。

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「学校・学級の自主性に任せる!」では、組織のあり方として失格でしょ!?全ての学校で、全ての教師がICTを有効活用できるようにすることが市の責務です!

2022-04-21 10:19:07 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

月曜日に更新した、学校のオンライン化推進に関するブログ。
色々とご意見等頂いており、やはり多くの方が興味と関心をお持ちの内容であると実感しています。
というわけで前回告知しておりました諸々感じたことについて、ご報告します。

前回ブログでは、利用頻度がきわめて低い事例が多く存在することを取り上げたわけですが、その背景には
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●スペックが低く、起動に時間がかかるなど不具合が起きることが多い
●充電やタブレット自体を忘れてくる児童が存在する
-----
等、様々な課題もあるようです。
こうした問題にも、きちんと対応していくことが重要だと思いますし、そうした姿勢は一定示されているように思います。
 ↓


一方で、非常に大きな問題だと思うのが
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●導入されているソフトの使い方が分からない(34%)
●ソフトやコンテンツをどのように活用するとよいかわからない(32%)
-----
といったように「どない使えっちゅうねん...」的な感想を、約1/3の教師が感じているということ。
これ、かなり深刻な問題だと思うんですよね。
 ↓

 ↑
繰り返しになりますが、この調査は全員を対象としたものではありません。
そのため現実より、かなり良い方向にバイアスがかかった答えが示されている可能性が高いと思っています。
にも関わらずの結果ということもあり、かなり深刻に受け止めるべきだと感じています。

こうした現状について、市は「これらを授業でどのように活用するのか、具体的な授業の場面を想定した研修を計画しています」としています。
もちろん研修も重要なのでしょう。
一方で「研修を受けて、一人一人が技量を高める必要があると感じるが、授業でスムーズに使えるようになるまでの研修の時間数となると難しいと感じる」という意見も、現場の教師の声として、資料中で示されていました。
やっぱり研修だけで、全ての問題が良い方向に向かうとは到底思えない...

私、重要なのは
-----
●どの教科で、どのように利用するのか?
→その場合に利用するツールをどうするのか?
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といったあたりを定型化し、「それを全校で推し進めていく!」という姿勢を教育委員会が明確に示したうえで、具体的な取組を学校が進めていくことだと思っています。
そして、その進捗管理に適宜、教育委員会が関わっていくことがポイントだとも考えています。

今回、常任委員会で示された資料の中には「実践事例集」として、その参考になりそうな個別の学校における取組も挙げられているんですよね。
例えば、こんなのとか。
 ↓


 ↑
こういう考え方をベースに、もっと掘って深めていくと、いい取組ができると思うんですよね。
せっかく良い事例があるのに、ただ、それを示して終わりにしているのは勿体ないというか、なんというか...

加えて、それを進めていくための手順なんかも定型化すればいいのに…と思います。
実際、そういった取組を、きちんと進めている学校の例が、事例集でも示されています。
 ↓





そして、なんなら、その過程で教材も、そのまま使えるものを作ってしまえないものなのかな…と。
アンケートでも「自分の授業で使うときに一から教材を作成することに、多大な時間と労力をかけている現状があると思います」という声も上がっています。
市内であれば教科書も一緒ですし、使いたい教材は、そんなに変わらないはず。
なら定型的なものを用意して、それをだれもが使えるようにすれば、相当、現場での手間も減らせるのでは???と思うんですよね。
もちろん「是が非でも、自分で教材を作りたい!」という先生もおられるのでしょうし、そこはそうしていただけばいいと思いますが。

今回、示された「GIGAスクール・セカンドパッケージ」には評価できる点も複数あると考えています。
少なくとも事例集や、困った時の辞書的な意味では、一定の意義があるのだろうと感じました。
一方で、最大の問題点は前回同様、
-----
●やる気のある学校・学級はどんどん前に進むこともできる
→でも、じっと首をすくめて「嵐が過ぎるのを待とう…」と思っている学校・学級はそのまま
-----
という構図に対する問題意識も対応策も示されていないことだと感じています。
でも、それじゃダメなんですよ。
 ↓
【ご参照】
このままだと学校ガチャ・担任ガチャが頻発し続ける。重要なのは、全ての学校が一定水準以上のオンライン教育を実施することです!@2022年2月のブログ

前に進もうとしている学校・学級に対しては、よりそうした取組が進めやすいように。
首をすくめて嵐が過ぎるのを待っている学校・学級に対しては、活用せざるを得ないように。
そう組織として持っていくことこそが、組織としての教育委員会の責任だと、私は考えています。

アンケート結果でも
-----
●ICTを活用することにより、児童生徒が意欲的に学んだり、授業に対する興味・関心度が高まった
●ICT活用は、子供たちが理解度を高めることにつながっていると思う
-----
という意見が多数を占めています。
 ↓



活用している学校・学級では一定の前向きな効果があることを実感しているということだと思います、これ。
ならば当然、全ての学校で活用できるようにしていくべきですよね。
それができないなら、市の教育行政の大好きな「公平性・平等性」だって、ただのお題目になってしまうわけで。

得意の「学校の自主性!」に任せていたのでは、いつまでたっても活用が進まないのは火を見るよりも明らかです。
だからこそ、これまでとは違う形での取組が必要だと思っています。
 ↓


前回ブログでも書いたとおり、第6波の大きな影響が顕在化する中、十分な対応ができなかったことは痛恨だったと感じています。
だからこそ、組織として、責任を持った対応を進めるべき。
そうした姿勢で、引き続き、この問題に取り組んでまいります。
それでは今日のブログは、このへんで失礼します。

※※※※※
私の主張は、「ICTを利用することで効率的・効果的な教育が実現できる部分について活用すべき!」というものです。
デジタル教科書への置き換え等も含め、とにかく全面的に移行を進めるべき!という原理主義的なICT化推進論者ではありませんので、そこについては誤解のないようお願いします。
教科書自体をデジタル化すると、かえって学習効果が下がるという検証もあるようですし、子供たちが長時間デジタル教科書を利用し続けることによるメリット・デメリットには未知の部分が多くあり、まだまだ検証が必要な面が多々あると考えています。

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市内で確認された新型コロナウイルス感染症の患者数は以下でご確認いただけます。
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大切なのは計画を立て、進捗を管理すること。学校のICT化推進の現状に関する調査結果が示されました。

2022-04-18 08:48:23 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

上総介広常が梶原景時に斬られたという話を、ああいう感じでまとめてくるのは流石の三谷節ですね@鎌倉殿の13人。
しかし鎌倉幕府の創設期って、ほんまエグいなあ…と改めて。

さて本題、先週土曜日の教育こども常任委員会で、強い関心を持っている内容について報告がありました。
というわけで、今日は、そのご報告をば。

-----
●1人1台端末と、高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備することで、特別な支援を必要とする子供を含め、多様な子供たちを誰一人取り残すことなく、公正に個別最適化され、資質・能力が一層確実に育成できる教育環境を実現すること
●これまでの我が国の教育実践と最先端のICTのベストミックスを図ることにより、教員・児童生徒の力を最大限に引き出すこと
-----
を目的とした「GIGAスクール構想」。
これを
「ICT端末の配備で終わることなく、西宮市が目指す教育の情報化の姿を示したうえで、児童生徒においては配備されたICT端末を用いてどのような学習や支援が可能になるのか、教職員に対してはICT端末の活用を推進するにあたってどのようなサポートが必要となるのか、各学校に対してはインフラ面でどのような対応が必要となるのか、今後どのように『GIGAスクール構想』の実現を推進していくのかといった各施策について検討し、着実に展開していく必要がある」
ということで、市は昨年3月に『GIGAスクールスタートパッケージ』を策定、公表しました。

この内容について当時、私は
-----
●問題となっている休級・休校時の取り組みとして、まずはオンラインでの学活を行うようにすること等、市として目指す方向を示したことは一定評価できる
→一方で、それを各学校が実際に行うための具体的な方法やスケジューリングが全く示されていないことが大いに問題
-----
という指摘を行っていました。
 ↓
【ご参照】
一人1台、ICT端末を配備して、教育の質向上を図る「GIGAスクール構想」。これを絵に描いた餅にしないため、現場にきちんと落とし込まなければなりません!@2021年1月のブログ

その後、懸念は的中。
今年に入ってからコロナ第6派の影響で、数多くの学級閉鎖が発生したにも拘らず、オンライン学活さえも実施できない学級が複数確認されました。
私共からの働きかけもあり、教育委員会も渋々ながら「オンラインでの対応を進める…」という方針を示したものの、遅きに失した感はぬぐえませんでした。
この一連の流れは、本当に痛恨でした。
 ↓
【ご参照】
教育委員会が各学校に「オンラインによる学習支援を積極的に実施」するよう求める通知を出しました!@2022年1月のブログ

 一方で「GIGAスクールスタートパッケージ」には、評価できる面もあると考えています。
その最大の点の一つが「令和3年度においては、同年度中に取り組むこととしている施策を着実に進めると共に、各施策について、その進捗状況や推進するにあたっての課題、今後の取組み方針等について令和3年度末を目途としてフォローアップを行うこととします」としていたこと。
とりわけ教育委員会が行う、こういった計画についてはやりっぱなし、言いっぱなしが多いと感じているのですよ、私。
そういう意味で、こういう形で振り返りの検証を行う場を設定していたことは、高く評価できると感じていました。

そして、この流れに則り、「GIGAスクール・セカンドパッケージ」が示されることになり、先週金曜日の教育こども常任委員会で報告されることになりました。
報告資料が225ページ、アンケート結果報告が92ページと、なかなかのボリュームですね…
 ↓


この報告、いろいろと興味深い内容が示されていました。
そもそも、このアンケート、市内の学校に対して「各校から児童生徒についてはクラス単位、教員については複数名回答を提出いただくよう依頼しました」とのこと。
要は全児童生徒、全教員が答える悉皆調査ではないということですね。
ということは比較的、積極的にオンライン学習等に取り組んでいる学級や教師からの回答である傾向が強いはず。
ところが「家庭や学校で1週間にどれくらいタブレットを使っていますか?」という質問に対する回答を見ると、週1回未満が全体の24%、使っていないが8%と全体の1/3は、ほぼほぼ使っていない状況にあるようです。
う~ん、これでは「緊急時に使えるように!」と言われても、そりゃ難しいやろな…というのがよく分かります。
そして子供達から「使わないなら意味ない。重たいだけ。なんで毎日、持ち帰りせにゃならんの…」という趣旨の声が多数上がってくるのも。
 ↓


その他にも、思ったことや考えたこと、感じたこと等、沢山あります。
が全部取り上げているとメチャクチャ長くなりそうなので、今日のブログはこのへんで。
次回以降で、その内容についてしっかり取り上げてまいります。
それでは失礼いたします。

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市立学校・幼稚園・保育所や市立病院等での新型コロナ感染者確認状況、市内でのクラスター発生等、最新の情報は以下でご確認頂けます。
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道路や公園の危険・改善してほしい内容をLINEやメールで通報できます。ぜひ皆様のご協力をお願いします!

2022-04-15 10:30:53 | 安心して暮らせる安全なまちを実現するため

市民の方が蓋のない側溝に転落し、足の骨を折るけがを負うという事案が発生。
-----
●相手方との補償交渉が終了し、早急に賠償金を支払う必要がある
→6月議会まで待てない…
-----
とのことで議会の議決を経ず、市から必要なお金を支払うということで報告がありました。
怪我をされた方には、心からお見舞い申し上げます。
この内容自体に異論はありませんが、色々と思うところがあり、その話など。

事故の背景にあった主な要因は以下の通り。
-----
① 市の設置したコンクリート蓋が一部途切れた形で設置されていた


② 事故現場付近には道路照明があるものの、近接して植わっている街路樹が繁茂していたことにより、照明の光が遮られ、蓋がないことが見えづらかった

-----
というわけで
-----
① ´ 新たに連続したコンクリート蓋を設置
② ´ 道路照明付近に植わっていた街路樹は伐採
-----
という対応を取ったとのこと。



一連の流れに異議はありませんが、とりわけ問題なのは①の状態が放置されていたけれど、誰も気付かなかった(?)というところだと思うんですよね。
今回の件を踏まえて、市は「道路パトロールを強化する!」と言っています。
が、そもそも道路パトロールは、車で車道上を走りながら異常を探すというもの。
それで歩道上の側溝の歯抜けまで、きちんと見つけろ!というのも無理があると思うんですよね。
これについては、市も「正直、ここまで全てもれなくというのは難しい…」と認めています。

こういった危険個所に一番気づきやすいのは、なんと言っても地域の方々だと思います。
であれば例えば、
-----
●こういった事故が発生したことをお知らせする
→クリーン作戦やPTA・防犯協会のパトロールなどの際、こういったところもチェックして頂くようにお願いする
→あればLINEや市のHPの通知ツールを利用して、お知らせいただくようお願いする
-----
といったことをできるといいと思うんですよね。
そうすれば、より多くの地域の方々に、こういったツールの存在を知っていただき、今後ご利用頂くことにもつながるはずで一石二鳥だと思うのですよ。
 ↓
【ご参照】
LINE通報の使い方@西宮市HP
市民の声(市長への手紙)及び各種通報・お問合せ@西宮市HP

なんでもかんでも「市の力だけで!」というのは無理がありますよね。
せっかく持っているツールですもの。
活用できるよう、いろんな取組みを進めていくべきだと思っています。
そして皆様にも是非ご協力をお願いします!

というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。

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広報に対する意識が低すぎる!まずは、それを自覚するべきです!!

2022-04-12 13:07:56 | 市政全般に関連すること

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」がおもしろい。
やっぱり三谷幸喜氏の脚本だと外しませんね。
本棚ひっくり返して、関連本見ながら楽しませてもらっています。
 ↓

 ↑
しかし、
-----
●なぜ鎌倉幕府は源氏の将軍が3代で途絶えた後も続いたのか?
→そもそも源氏の関東武士にとっての位置づけとはどういうものだったのか?
-----
というあたりは、むしろ大人になった方がよく分かる気はしますね。
子供の頭で理解するには難度が高すぎるような…

さて本題、ちょっと飛ばしてしまっていた3月議会での代表質問のご報告です。
ちょっと旬を逃している感は否めない面もありますが、お付き合いくださいな。
それでは早速、始めます。

◇◇◇◇◇◇◇
【質問】
広報公聴に関連して「効果的な情報発信が進んだ」としていますが、私はそうは思いません。
むしろ市の情報発信に対する姿勢の問題が、コロナ禍の中、浮き彫りにされたと考えています。
例えば学校・幼稚園や保育所・育成センター等の施設で感染者が発生した場合の情報公開基準は、私が指摘するまで定められず、公表もされませんでした。
 ↓
【ご参照】
【提案実現】市立保育所×コロナ感染者が確認された場合の対応が示されました! @2021年1月のブログ

以前、市職員の感染情報は1件ごとに公表されていましたが、いつのまにか市の業務継続に影響を与える場合のみに限定されています。
保健所が行ってきた積極的疫学調査を、学校等が担う運用に変更したことも、公表されませんでした。
 ↓
【ご参照】
保健所は、学校園・保育所等での濃厚接触者判定を行っていません。ご存知の方もいらっしゃると思いますが…@2022年2月のブログ

こうした情報発信に関する統一性の無さが、「何か隠しているのではないか」といった不信感につながっています。
私は、どんな情報でも、すべて公開せよ!と主張しているのではありません。
感染者のプライバシーは厳重に守られるべきですし、不安感あるいは好奇心に起因する必要以上の詮索から、感染者や周囲の方々を守ることは市の責務です。
だからこそ、公表する情報の線引きを明確にし、市としての考え方を広く説明することが必要です。

市が2020年6月に作成したコロナ第1波の検証報告書には
「様々な情報を発信する際には、情報の出し方・説明の仕方を整理し、統一的な発信ができるような仕組みの構築が必要である。その際には、単なる情報発信にとどまるだけでなく、適切な広報によって市への信頼性が向上する」
との記載がありますが、その後も発信のあり方は改善されませんでした。
この機会に「公開すべき情報は何で、どのタイミングで、どの手法で発信するのか」という統一的な基準を定め、それを徹底するべきと考えます。
市の見解はいかがでしょうか?
 ↓
【答弁】
新型コロナウイルス感染症への対応のような危機事案に関する広報については、迅速かつ正確な情報発信が何よりも重要ですが、一方で、個人情報の保護と公益性にも十分配慮して伝える必要があります。
また、情報を発信する際には、当該情報の発信によって社会的混乱を来さないか、時機を失することによって価値を失わないか、という点にも留意する必要があります。
新型コロナウイルス感染症第1波の際は、国・県・市それぞれが実施する支援策等に関する情報が錯綜し、市民への広報のあり方が課題となったことから、市ホームページや市政ニュースで各種支援・相談窓口等を一覧でお知らせしたほか、SNS、さくらFM、ケーブルテレビ、広報掲示板、チラシなど様々な媒体を活用して広くコロナ関連情報の発信を行ってまいりました。
しかしながら、その後も感染拡大の状況が大きく変化し、対応する各事業・施策においても、配慮すべき内容や制約は複雑化し、かつ専門的な知見に基づいた広報が必要となっており、特定の時期に、個別の事案に関して、統一的に情報を発信するタイミングや手法等を定めることが困難な状況です。
このため市としては、即時性を持って適切に広報を行うという観点では、公開すべき情報や効果的に発信するタイミング・手法については、各事業の所管課において検討しつつ、必要に応じて広報を担当するセクションが随時助言・支援するという体制の構築が望ましいと考えております。
今後は、さらに庁内の連携を深め、このような体制の強化を図ってまいります。
その際には、議員のご指摘を踏まえ、公開すべき情報の内容や情報を発信するタイミング・手法等をできる限り統一することなどに配慮し、市民にとって分かりやすく信頼される広報となるよう努めてまいります。
 ↓
【意見・要望】
「必要に応じて、広報を担当するセクションが随時助言・支援するという体制の構築」、是非、進めていただきたいと思います。
そもそも西宮市の情報発信には、多くの方が欲しいと思っている情報を拾うことができていない。
また情報の伝え方が非常にまずい、分かりにくいことが多いという問題があると強く感じています。

コロナとの関係で言いますと、上の子供は学校に通い、下の子供は保育所に通っている。
ところが、どうも学級閉鎖の基準が両者では異なるように思う…という声を非常に多く聞きました。
が、どこを見ても本当にそうなのか?そうだとすれば、なにが違うのか?ということは示されていませんでした。
 ↓
【ご参照】
一番の違いは「これまでは感染者が一人でも出たら即、学級閉鎖!」だったのが、そうではなくなったこと。教育委員会からの文書について、解説します!@2022年2月のブログ

こういうことがあるがゆえに、多くの方が不安な気持ちを抱いたり、疑心暗鬼になったりしていることに思いをはせていただきたい。
学校の学級閉鎖情報についても、どこの学校で学級閉鎖が起きた、解除された…といった情報は発信されるものの、それぞれの学校で今現在、どれだけ学級閉鎖が起きているかは示されていない状況が続いています(質問当時。その後、これも私の指摘によって改善されたと自負しています)。
 ↓
【ご参照】
他病院に比べて著しく経営状況の悪い中央病院に、今ほどの人員が必要なのか?そこを検証するべきでしょ?@2022年2月のブログ

より卑近な事例で言いますと、「指定ごみ袋制度の導入を実質的に7/1からに延期する」ことを通知する記事のタイトルが「令和4年4月から事業系指定ごみ袋制度が始まります」となっていたりもします。
「広報とはラブレターである。大切なこと、自分の気持ちや思いを、どうすれば相手に伝えることができるか徹底的に考えなければならない」と、ある専門家の方が仰っていました。
この感覚を、ぜひ西宮市にも持って頂きたいと思います。
答弁にあった通り「市民にとって分かりやすく信頼される広報」を実現して頂きたい。
作っただけで終わっている広報広聴ガイドラインに示された目標を実現するための具体策を示すことも併せて、要望しておきます。
 ↓
【ご参照】
ガイドラインを作っただけでは、なんにも変わらない。大切なのは、目標実現のための具体策だと思うのですが...@2021年2月のブログ
◇◇◇◇◇◇◇

という内容です。
色々と言っていますが、一番重要なのは、西宮市の広報に対する意識が低すぎること、にもかかわらず、(というか、だからこそなのかもしれませんが)そこに対する問題意識をまるで持っていないことだと感じています。
こういうのって、ほんと、どうすればいいんでしょうね、一体…
いつものことながら、甚だ手ごわいなあ…と思います。

なお事情があり、予定していた駅立ちをいったん延期することになりました。
悪しからず、ご了解くださいませ。
ということで、今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。

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市内で確認された新型コロナウイルス感染症の患者数は以下でご確認いただけます。
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市内の感染状況@西宮市HP

市立学校・幼稚園・保育所や市立病院等での新型コロナ感染者確認状況、市内でのクラスター発生等、最新の情報は以下でご確認頂けます。
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記者発表資料・市長記者会見@西宮市HP
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市政報告69号できました! そして2年ぶりに朝の駅立ち、復活します!!

2022-04-07 10:11:41 | 主張・広報と活動のお知らせ

市長選挙は終わったものの、市役所内は4月の人事異動の影響もあって、ややドタバタしている雰囲気ですね。
私も勤め人だった時代には、そこらへんでハラハラしていたものですが今や自分個人としてはそういうのとは微塵も関係なくなってしまいました。
ハラハラせずにすむようになったのは嬉しいのですが、新しい環境とか出会いと別れといったものにすっかり縁遠くなってしまったのは、それもそれで良しあしですね。

さて、そんな中、3月議会報告をメインの内容とする市政報告69号が完成しました。
内容はこちら。
 ↓
【市政報告69号×表面】


【市政報告69号×裏面】


内容自体は、ほとんどが過去ブログでご紹介してきたものかな...と。
とは言え、それよりは、かなり綺麗にきちっと整理した形にしてあります。
そして、かなりきちんとした成果を示すことができる内容になっていること、誇りに思っています。
よろしければ是非ご覧下さい。

そして、この市政報告をひっさげて、再来週から2年ぶりに駅立ち活動を再開予定です。
現時点での実施予定は以下の通り(天候、その他諸々の状況等によって変更の可能性ありです)。
-----

【4/10追記】諸事情により一旦、日程を白紙に戻します。2年ぶりの駅立ち再開は間違いなく実施しますので、悪しからずご了解ください。


4/11(月) 阪神西宮×えべっさん口
4/12(火) 阪神香櫨園×北側
4/13(水) 阪急西宮北口×北東(アクタ連絡通路)
4/14(木) 阪急門戸厄神×東
4/15(金) 阪急西宮北口×北西
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市議会議員にならせて頂いて以来、議会終了ごとに市政報告を作成し、配布してきました。
が、ここ2年はコロナの影響で、駅頭での配布だけは自粛せざるを得ませんでした。
けれども大きな選挙が複数あったこともあり、きちんとマスクをつけての活動であればできるのかな...と思うに至りました。
正直、躊躇する気持ちもありますが、やってみることで改めて、世の中の雰囲気が体感できる部分もあろうかと思いますし、頑張ります!
駅頭にてお見かけの際には是非是非よろしくお願いします。

という広報ブログでした。
それでは本日は、これにて失礼いたします。

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市内で確認された新型コロナウイルス感染症の患者数は以下でご確認いただけます。
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市内の感染状況@西宮市HP

市立学校・幼稚園・保育所や市立病院等での新型コロナ感染者確認状況、市内でのクラスター発生等、最新の情報は以下でご確認頂けます。
 ↓
記者発表資料・市長記者会見@西宮市HP
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「実施済」=「対応完了」ではない。「不祥事再発防止に向けた取組方針」を愚直に、徹底的に進めるべきです!

2022-04-04 14:38:07 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

先週半ばくらいでは、週町は雨予報。
なので、もう桜もそろそろ終わりが近づいてきたかな...と思っていましたが、まだまだな感じですね。
もうちょっと楽しませてもらえると嬉しいな。

さて本題、今日のお題は前回の続き。
「不祥事再発防止に向けた取組方針」の「いろいろ思うところ」についてのご報告ですよ。
 ↓
【ご参照】
アンケートから2年半たって、ようやく示された「不祥事再発防止に向けた取組方針」。しっかりチェックしなければ…@2022年3月のブログ

「不祥事再発防止に向けた取組方針」は
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1.職員一人ひとりの服務規律の確保と倫理意識の向上
2.働きやすい職場環境の整備
3.不祥事を発生させないための体制整備
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の3つを対策の柱として、さまざまな取組を示しています。
 ↓

構成としては
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●職員アンケートでの意見を整理
→それを踏まえた取組を網羅
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という形が取られており、特に抜け落ちている視点や課題はなさそうです。
課題を整理し、対策を示したという意味で、一定の価値はあるのでしょう。
一方で、そこに対する当局の問題意識の持ち方・取り組む姿勢に、強い疑問を持っています。

例えば、職員アンケートで上がってきた
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●特定の係員に仕事が偏らないようにすることや、比較的人員が足りている課から不足している課に人員を回すなど、人員体制を見直す必要がある。
●もっと横断的に人員が動けるようになれば、忙しい職場にも応援に行けるので、複数チェックの体制を築くことができる。
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という意見に対して、示された「取組みの概要」がこちら。
 ↓

 ↑
内容自体は妥当なものだと思います。
でも力強く「実施済」と書かれているけど、せいぜい「取組中」くらいなのでは???

「実施済」「対策済」「対応済」といった単語を出すことで、実際には解決していないことを、解決したように錯覚することって少なからずあると思うんですよね。
西宮市役所で、上に書いてあるように
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●業務の平準化に向けた取組を進めると共に、必要に応じて、局・部・課内での柔軟な応援体制の構築
●業務を進める上で、費やす時間とコストについての意識を堅持し、会議等の見直しなど職員の業務負荷の軽減、業務の効率化
●スクラップ・アンド・ビルドの原則を徹底し、選択と集中により既存の事務事業の見直し
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が十分にできているとは到底思えません。
にもかかわらず「実施済」と書いてあるあたり、「一応、対策は講じたし、これで終わり!」みたいな感覚を持ってやしませんか???と。

「不祥事再発防止に向けた取組方針」で示された各項目の進捗状況は【実施済】【実施予定】【検討中】の3つのみ。
その内訳は実施済28、実施予定7、検討中5となっています。
大部分が「実施済」となっているのを見ると、「この方針を示したことで終わり!」みたいな感じになりはしないか…と不安に思ってしまうんですよね。
過去の経緯を見れば、なおのこと。

この件、事の重大性を鑑みるなら本来、委員会での審議を経るべき内容だったと思います。
にも関わらず、紙の配布だけ&市長選挙直前の議会全体がバタバタしている時期の配布で終わっているあたりにも強い違和感を感じています。
6月議会で出番を頂いている事もあり、そこで取り上げることを念頭に、更に精査していかねばなりませんね。
2年半も待たされたんですもの、しっかり追及しなければ!

というわけで、今日のブログはこのへんで。
それでは失礼いたします。

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