西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

石井現市長が来年3月実施の市長選挙への出馬を表明しました。これから3月までは政治の季節感が強まりそうですね…

2021-11-29 10:44:41 | 主張・広報と活動のお知らせ

住民投票の際、日本人と外国人に同条件で投票資格を与える条例を制定する考えを示したことで、賛否両論双方の立場から多くの議論を巻き起こしている東京都武蔵野市。
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外国人投票権条例案、議論紛糾 東京・武蔵野 12月13日審議@2021/11/26付・毎日新聞WEBニュース

積極的に推進しようとしている武蔵野市長の名前に、なんか見覚えがあるな…と思っていたら、そうか4年前の市長選挙の際に、石井現市長の二連ポスターに載っていた方なんですね。
私の知っている限り、もう、このくらい色あせたポスターしか市内には掲出されていないようですが。
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で、その石井市長ですが、本日から始まった12月議会の冒頭で、来年3月に告示・投開票される西宮市長選挙への出馬を表明されました。
ここは、一部報道でもあった通りですね。
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西宮市長選、現職石井氏が立候補へ 再選目指し29日表明@2021/11/28付・神戸新聞WEBニュース

同じく上の記事にもある通り、他にも候補者が現れることは確実かと。
西宮市政においても来年3月を見据えて、政治の季節的な感覚が強まることかと思います。
私もしっかり情報発信などに努めてまいります。

というわけで、実はこっそりtwitter始めてます。
なれないもので細々ですが、ブログと同じく、きちんと続けて一層の情報発信力&収集力の強化を図っていかねば!ですね
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しぶや祐介(西宮市議会議員) (@shibuya1973) / Twitter

という広報的ブログでした。
それでは本日は、これにて失礼いたします。


小松・平木・深津・春風の育成センターでも4年生の児童の受入が始まります!

2021-11-26 10:45:32 | すべての人にやさしいまちを実現するために

留守家庭児童育成センターは働いている等の理由で日中、保護者がいない家庭の児童を預かる施設。
本市における、同施設の受入対象は
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●原則、小学3年生まで(障害のある児童は6年生まで)
⇒市が指定する、定員状況に空きがある施設では小学4年生まで
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となっています。
この定員状況に空きがあるため、4年生まで受け入れる施設に、新たに小松・平木・深津・春風の4施設が加わりました。
以下、昨日付・市政ニュースに掲載された記事。
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今後も順次、4年生まで受け入れる施設は拡大予定で、
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●令和5年度は5施設程度
●令和6年度は4施設程度
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とのこと。
よい話だと思います。

一方で、4年生まで受け入れている施設の中に、なお定員に余裕がある施設があるようです。
そういう施設では6年生まで対象を拡大するべきだと思うんですよね。

子育て支援の充実という観点から、国も「可能であれば小学6年生まで受け入れるように!」という方針を示しています。
が、西宮市においては主に「公平性・平等性を重視して、学校ごとに大きく異なる状況は避けたい!」との理由から、受入枠に余裕があっても、対象学年を拡大する考えはないようで、なんだかなあ…
できない方に基準をそろえるのって、ある意味悪平等ではないのだろうか???と思うわけで。

と、モヤモヤしつつのご報告でした。
それでは失礼いたします。


12月議会での出番日程が決まりました。本番に向けて頑張ります!

2021-11-24 17:48:04 | 主張・広報と活動のお知らせ

12月議会で、本会議場での質疑の機会を頂けることになりました。
12/7(火)の午前10時30分過ぎ頃からの予定です。
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私の当初持ち時間は78分。
現時点での質疑予定項目は
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①甲山自然環境センターの運営について
②市立保育所におけるICT化の推進について
③市立中央病院の経営改善に向けて
④市保有施設の窓口機能統合と、地域力の向上について
⑤環境学習都市宣言に相応しい街並みをつくるために
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の5本立てです。

自分で言うのもなんですが、なかなかバラエティーに富んだ内容になったのではないかいな、と。
勿論フワッとしたことを聞くのではなく、きちんと具体的な内容を問う、それなりのものにできると思っています。
乞う・ご期待。

とは言うものの質問の骨子は概ねできていますが、調整はまだまだこれから。
半年に一度しかいただけない重要な機会ですし、実りの多いものにできるよう頑張らねばですね。
しっかり励みます。

というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


県市統合病院の名前は「県立西宮総合医療センター」になりそうな雰囲気。2025年後半~2026年前半の開院に向けて、着々と進んでいます!

2021-11-22 13:00:31 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

一部、新聞報道等もなされておりましたので、すでにご存じの方もおられることかと思いますが。
先週金曜日に西宮市立中央病院と県立西宮病院を統合再編してつくられる新病院の基本設計が発表されました。
 ↓
県立西宮病院と西宮市立中央病院 統合後の基本設計固まる 25年度下期の開院目指す@11/20付・神戸新聞WEBニュース

興味・関心をお持ちの方が多いであろう内容をいくつかピックアップしますと
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●2022年12月頃に工事着工予定
→2025年度下期の開院予定
●建物規模は地上11階、35診療科、552床で延床面積は約55800㎡
●名称候補は「県立西宮総合医療センター」
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とのこと。
以下に記者発表資料を貼っておきますので、より詳しい内容にご興味おありの方はご覧くださいませ。
 ↓



赤字だらけの西宮市立中央病院を、今回の統合病院建設予定地に単独移転する方向で、ほぼ決まりかけていた時代もありました。
そのことを考えると、市民にとっての医療環境向上という面からも、市にとっての財政面での負担という面からも、本当に良い方向にまとまったと思います。
思えば、長い道のりでした...
 ↓
【しぶやの市政報告35号×2013年10月発行】


と感慨にふけりつつ、今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


来年度から市立小学校&高校体育館への空調設置がスタート。令和7年度までに整備完了を目標に事業が進められます。

2021-11-18 15:07:02 | 安心して暮らせる安全なまちを実現するため

西宮市立の全中学校体育館には、既にエアコンが設置されています。
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【ご参照】
【ご報告】来年度、市内の全中学校×体育館にエアコンが設置されることが決定しました。@2019年11月のブログ

一方で、小学校・高校についてはエアコンは設置されていませんでした。
が、この度、来年度から4年程度をかけて、全市立小学校&高等学校に空調を設置する方針であることが明らかにされました。
これ、
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●季節の中学校体育館において、一定の効果が確認できた
●小学校でも集会や行事の開催時に空調を活用できるようになれば、一定の環境改善が期待できる
●大規模災害時に避難生活が長期化した場合、空調があることが望ましい
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等の事情を踏まえ、進められるようになったものですね。
より詳しい内容は以下でご覧いただけます。
 ↓



昨今の異常な暑さを考えると、妥当な話だと思います、これ。
国による交付税措置の対象となっていることから、市の負担が一定抑えられることも魅力ですし。

という簡単なご報告ブログでした。
それでは本日は、これにて失礼いたします。


国会議員の文書通信交通滞在費と違い、政務活動費の使途は全面公開されています。もちろん日払いですよ!

2021-11-16 12:39:43 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

最近、話題になっている国会議員さんの文書通信交通滞在費。
領収証の提出義務も、使い道の報告・公開義務もないってのはすごいですよね。
そんなん、要するにお小遣いやんか…
 ↓
国会議員になって数時間で100万円 領収書いらず非課税の「文通費」に批判高まる…維新は“日割り支給”法案提出へ@FNNプライムオンライン

 ↑
以前から問題として指摘されることはあったものの、大きな動きになることはなかった、この話。
それが、こうやって一気に大きな問題となり、是正に向けた動きが出てきたように感じるのは、間違いなく日本維新の党さんが躍進した総選挙の結果によるものですよね。
つくづく選挙って重要やな…と。

ちなみに西宮市議会には給与・ボーナスとは別に支給されるものとして政務活動費があります。
あ、もちろん政務活動費には領収書の提示義務がありますし、その内容も公開されているという面で国会議員の文書通信交通滞在費とは大きく異なりますよ。
私が市政報告の定期的な発行等、一定の資金が必要な活動を定期的に続けることができているのも政務活動費があるからこそであり、この制度は、きちんと活動したい議員にとって、とても重要なものだと思っています。
なお、この政務活動費、西宮市の場合はちゃんと日割り計算にもなっていますので、念のため。
 ↓
【ご参照】
令和2(2020)年度政務活動費 領収書等証拠書類×私の分@西宮市HP 

ただ、たぶん文書通信交通滞在費とかって、ろくでもない使い方がされてる面もあるんやろな…と思うんですよ、ぶっちゃけた話。
実際、西宮市議会でも
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●2006年度までは政務活動費の領収証は公開されていなかった
→が、世の中の動向を踏まえ、議会での議論を経て2007年度から領収書が公開された
→ところが、その中に複数、不適切な内容が含まれていることが新聞社の調査の結果、明らかになり、複数回にわたって問題となった
-----
ということもありました。
当時30代だった私は、他の30代の市議会議員が名前を伏せた形で記事に掲載されたため、たいへんな迷惑を被りました。
そんな記事が掲載されているとはつゆ知らず、いつもの通り、朝事務所に出勤して留守電を確認したら「あなたにはガッカリしました!(ガチャン!!)」的なメッセージが複数入っていた時の衝撃はいまだに鮮明ですもの…
俺、1㎜も関係ないのに。。。
 ↓
【ご参照】
脱力。。。@2010年4月のブログ

しかし、つくづく選挙って重要やよな…と、改めて。
私も引き続き、市民感覚からおかしいと思うことをきちんと突っ込み、改善に向けていくことができるよう頑張ります!
それでは今日のブログは、このへんで失礼します。


感無量。市も「西宮の負担の大幅減額が大前提。それができなければ脱退も考えます!」という意思を公式に示しました!!

2021-11-15 11:47:38 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

土曜日は顧問を務めさせていただいている伏原町自治会の執行役員会&役員会。
日曜日は同じく顧問を務めさせていただいている北口町自治会と伏原町自治会が定例実施している公園清掃をはしごという充実のラインアップ。
こういう地道な活動を通して、きれいな公園が保たれていることを実感するわけで、ほんと地域の力って大切だと思います。
皆様も是非是非、各地域地域で行われている清掃活動等にご協力いただければありがたく思います。
 ↓
西宮北口町自治会HP


さて本題、今日は、丹波少年自然の家についてのお話ですよ。
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●昭和53年に阪神6市1町と丹波10町(現在は阪神7市1町+丹波市+丹波篠山市)で建設費や土地を負担し、事務組合を設立して設立された「丹波少年自然の家」という施設がある
→尼崎市が、関連する自治体で構成される「一部事務組合」から脱退する意向を示した
→西宮市が調整役となり、各市の副市長級で複数回協議したものの、事態に進展はなかった
→当時議長であった私が「納得いく内容で協議がまとまらない場合、脱退も含めた対応を検討しますよ!」という西宮市議会全体としての意思を総会の場で述べてきた
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という展開があったことは、既報の通り。
 ↓
【ご参照】
大切なのは「場合によっては西宮市も脱退しますよ!」という意思をはっきり示したこと。 丹波少年自然の家の定例会に出席してきました!@2021年2月のブログ

そもそも尼崎市が脱退の意向を示した背景には、
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●利用実績に比べて負担金額が多い
→加えて、丹波少年自然の家を利用しなくても、市保有施設で対応が可能
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という状況がありました。
でも、この構図、西宮にもほぼ当てはまるんですよね。
だったら、西宮市としても毅然とした姿勢で対応し、それが通らないのであれば、脱退も含めて検討しますという厳しい姿勢を示すべきでしょ?と。
 ↓
【ご参照】
大切なのは、市内の子供たちの自然学校の場を確保すること。 ~現在の、丹波少年自然の家のあり方を前提とした議論を進めることには反対です!@2020年8月のブログ

というわけで再三、厳しい指摘を行ってきたこの問題について、大きな進展がありました。
先週、開催された総務常任委員会で、今後の市の対応として
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①組合の運営費のあり方(負担金の負担割合の見直し)と運営体制については、現行の本市の管理運営費負担金を大幅に低減させることを条件とする
・管理運営費負担金の低減方策については、現行の算定方式に「利用割」を加える方法を導入することとする。
・また、運営体制については、指定管理者制度を導入したうえで、支出及び収入面での大幅な経費削減を行うこととする。その際、組合の事務局については、役割や必要性について検討する。
現有施設のあり方(脱退ルール)については、次期組合本会議(令和4年2月)までに結論を得るよう、協議を行う。
・建設費負担金については、管理運営費負担金と同様に、現行の算定方式に「利用割」を加えるよう協議を行う。
・尼崎市の脱退期限までに脱退ルールを導入するには、次期組合本会議までに一定の結論を得る必要がある。

本市として以上の提案を行ったうえで、これが整わない場合は、本市がとり得るあらゆる選択肢を視野に入れたうえで今後の協議を行う
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という方針が明確に示されたのです。
要は、議会が明確な意思を示し、市に対して決断を迫った結果、当初、後ろ向きだった西宮市も議会の意思に沿った姿勢を示すに至った!ということですね。
今回示された内容は、非常に評価できるものと受け止めています。
甚だ煮え切らなかった市の背中を蹴飛ばすべく、私なりに力を尽くした甲斐がありました!

それにしても、こうした方針が示されるまでの長かったこと。
ほんで、市の対応のどうにも煮え切らなかったこと…
そもそも、先に脱退の意思を表明した尼崎市と同じ条件にある西宮市としては、早い段階から脱退も選択肢の一つでありえたはず。
が、そんな状況の中で、敢えて調整役を買って出たことで、そういう厳しい主張ができにくくなった面、強くあると思うんですよね。
 ↓
【ご参照】
調整役になったら「まとまらないなら、うちもやめます!」とか言いにくくなるでしょ?その感覚がどうにも分からん...@丹波少年自然の家@2020年9月のブログ

公式資料として提示されていないので、この場に出すことはやめますが。
そんな状況の中で、西宮市から他市に提案する内容が、やたらと遠慮深い(=西宮市の負担が重くなるもの)になる傾向が強いことにも、強い疑問を持っていました。
そういうことばっかりしてるから芦屋市とのごみ処理場統合なんかでも、足元みられて、必要以上に強気に出られて、時間ばっかりたった挙句の果てに決裂するのでは???と思うんですよね。
交渉事なんですから、高めのボールも含めて投げていくのは当然のこと。
わざわざ自分の方から手札全部見せてどうするんやろ???と思うような場面も多々ありました。
 ↓
【ご参照】
決裂するべくして決裂した、芦屋市とのごみ処理場統合話。次に考えるべきは、市内に2つあるごみ焼却施設を1つにまとめることです!@2021年1月のブログ

と、厳しい内容が多くなりましたが、今回の展開に至ったこと自体は上にも述べたとおり、評価できるものと受け止めています。
引き続き、今後の展開を注視していくとともに、必要に応じて指摘・提案など行ってまいります。
もちろん、情報提供にも努めてまいります!

それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


主観的には一勝一敗。西宮市中小企業勤労者福祉共済事業への繰入金が大幅に減額されることになりましたが…

2021-11-12 17:38:16 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

これは、まさに日本ボクシング史上最高のビッグマッチ!
もう、鼻血出そう…
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村田諒太vsゴロフキン12月29日にゴング!日本ボクシング史上最大のメガマッチ決定@中日スポーツ
 ↑
相手選手は、一時はパウンド・フォー・パウンド最強(=全階級の全王者中最強)とまで言われたGGG。
このGGGというニックネーム、名前の前にグレートを付けたグレート・ゲンナディ・ゴロフキンの略なんですが、ニックネームに「グレート」が付くって、どんだけやねん…と。
しかも、この強敵を向こうに回しても、十分、勝利への可能性を感じさせてくれるとか、ほんま、たまりません。
中軽量級ではなく、重量級であるミドル級で、こんな試合を見ることができるなんて、ほんと素晴らしすぎます。
こら、正座して見なければ…

と、むやみと興奮してしまった趣味の話はさておき本題へ。
西宮市は、
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対象:市内中小企業に勤務する従業員
内容:各種給付金の支給や福利厚生サービスを提供
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という、西宮市中小企業勤労者福祉共済事業を行っています。
先般、「この事業を、県の公益財団法人が実施する類似事業に移行勧奨する方向!」との考えが示されました。
私は、この方針自体には賛成であり、評価もしています。
一方で、この事業には
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●毎年、5000~5500万円程度が市の財政から繰り入れられてきた
⇒市は令和4年度で事業を終了する予定であり、過去からの基金残高と加入者による掛金収入を合計すると、来年度は繰入を行わなくても十分、事業は運営できる
⇒ところが、担当部署は強硬に繰入の必要性を主張している…
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という納得しがたい話があり、そこを問題視してきました。
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【ご参照】
来年度で終了する事業に5000万円も投入する必要がありますか?そこらへんの感覚がどうにも理解できない...@2021年10月のブログ

というわけで、その後の展開に注目していたところ、先日の「西宮市勤労福祉審議会」で、この問題についての報告があったとのこと。
その内容は、
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●勤続慰労金・退職慰労金といった給付金事業は、繰入の対象としない
⇒ただし中小企業勤労者共済事業の運営にかかる人件費と事務費分については繰入を行う
⇒その結果、従来、毎年5000~5500万円程度の繰入が行われてきたが、令和4年度の繰入金は3000万円以下に収まる
-----
というものでした。
う~ん、びみょー…
 ↓


繰入なしでも事業運営が可能である以上、市からの繰入を行う必要はない!という考えは変わりません。
一方で、私の指摘もあってか、繰入の対象が限定され、金額も抑制されたことは前向きに受け止めるべきなんでしょうね…
なかなか100%納得とはいかない話ですが。。。

審議会で報告された以上、この方向で話は進むものと思われますので、ご報告も兼ねて。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


知事がかわると、会の趣きも変わる。斎藤知事との懇談会で、議長が市議会からの要望を伝えてきてくださいました!

2021-11-10 18:08:36 | 市政全般に関連すること

先週金曜日に、兵庫県知事と阪神間の市議会議長による懇談会が開催されました。
前知事時代は「知事のありがたいご高説を拝聴する会」的な趣きだったんですよね、この会。
が新しく斎藤知事が誕生されたことに伴い、「各議長からの提案・意見・要望等をお伺いする場にもしたい」との意向が示されたことを受けて、そうした場が設けられたとのこと。
こういう変化、いいことですよね。
 ↓
【今夏の知事選挙前に、会派控室にご挨拶にお越し頂いた際の写真】


西宮市議会からは、我が会派の草加議長が出席されたわけですが、出席にあたって腐心されたのが「市政における重要課題について、議長個人の思いではなく議会の総意としての意見を伝えること」でした。
一方で議会には右から左まで様々な考えの方がおられることもあり、然るべきステップを踏んだうえで、議会全体の総意を取りまとめるというのは、なかなかハードルが高いんですよね…

そんな中、草加議長には、話の提案からとりまとめまで多大なご尽力を頂いたうえで、
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●県立病院と市立中央病院の統合新病院について
●武庫川の減災・防災対策について
●新型コロナウイルス感染症対策について
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という三点を取り上げること。
そして、その内容についても議会運営委員会での確認を取り付けたうえで、ご出席いただきました。
とても望ましい展開だと思っています、こういうの。

そうしたステップを経て、本日の議会運営委員会では、上の内容について知事に要望をお伝えしたとの報告がありました。
そのうち、県立病院と市立中央病院の統合新病院についての内容は以下の通り。
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これまで、病院統合について一方ならぬご尽力を頂いておりますことに心より御礼申し上げます。

1点目は、県と市における運営費用のコストの負担割合についてです。
これまでの協議の中で、概算で県立病院400床、市立病院193床の統合として、負担割合は県が2市が1という「2対1」のスタートでしたが、統合新病院に引き継がれる市立病院の急性期病床は実質144床であります。
ここまでの経過と、経営形態が県立病院であることを前提に長期的な県・市の運営費の負担の在り方について、協議調整の場を設けて頂きますよう要望します。

2点目は将来、病院用地でなくなった場合の市への無償敷地返還について、口頭確認だけでなく、改めて文書にて確認して頂きますよう宜しくお願いします。
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という内容でした。
丹波少年自然の家についての話でもそうでしたが、こういうところで議会としての総意を示すことって重要だと思うんですよね。
そういう形で話を進めればこそ、いろんな話に重みが出てくるのだと思いますし。
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【ご参照】
大切なのは「場合によっては西宮市も脱退しますよ!」という意思をはっきり示したこと。 丹波少年自然の家の定例会に出席してきました!@2021年2月のブログ

ちなみに丹波少年自然の家については、本日の総務常任委員会でよい方向の話が出てきましたので、こちらについても改めて報告させていただきます。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


ごみ焼却場の統合には大賛成!決断の遅さによって、不要なお金が出ていくことの重さは感じずにいられませんが…

2021-11-08 19:26:35 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

少し報告が遅くなりましたが、先週の木曜日に現在、市内に2つあるごみ焼却施設を1つに集約する方針が示されました。
以下、11/5付・読売新聞の記事。
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ごみ焼却施設 西部に統合
西宮市方針 32年度の稼働目指す

 西宮市は4日、市内2か所のごみ処理場にある焼却施設を統合し、新たに集約化施設を建設する方針を発表した。2032年度の稼働を目指すという。
 市議会民生常任委員会への報告では、「西部」(西宮浜)と「東部」(鳴尾浜)の両総合処理センター。市は老朽化した西部側の焼却施設について、芦屋市と広域化を目指して統合を協議していたが、決裂したため、単独で新施設を建設する必要に迫られていた。
 その上で、東部側のものを残した上で、西部に新施設を造る案も含めて検討してきたが、コスト面などから集約化することにした。
 計画では、西部にある破砕選別施設を解体し、その跡地で27年度に着工する。完成すれば、3炉で日量計529トンの処理が可能。これに合わせ、32年に耐用年数(20年)を迎える東部の焼却施設は廃炉とし、破砕選別施設を新設する。
 整備に要する550億円のうち、国の交付金を除く市の実質負担額は303億円。これに運営費を加え、稼働に伴う発電の売電収入を差し引くなどした22~49年度の負担額を、市は計489億円と試算し、両センターに焼却施設がある場合より49億円少ないという。
 市は「施設が大規模になることで発電量が増え、温室効果ガスの排出削減につながる」とも説明。来年3月までに整備基本構想を完成させ、6月頃にはパブリックコメントを募る。
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西宮市と芦屋市のごみ焼却場統合に向けた協議(=検討会)が始まったのは2016年4月のこと。
ただ実際には
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●2017年11月~2018年11月まで約1年間中断
●2019年2月~2020年4月まで約1年2か月間中断
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と検討会を開くことさえできない期間が、かなり長くあったんですよね。
そんなこんなも含めて、かなり早い段階から暗雲が立ち込めていた両市の協議が決裂したのは今年1月のこと。
私は、破談に終わりそうな雰囲気が強まったことを受けて「市内に2つあるごみ焼却場の統合を検討すべき!」と主張していたこともあり、今回示された方針は妥当なものと受け止めています。

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【ご参照@市政報告64号×2021年1月発行】


市は、もともと2028年度の施設更新を目指して、ごみ焼却施設整備計画の策定を進めてきました。
ところが芦屋市との統合話は、数度にわたる協議さえできない期間を挟んで破談。
この結果を受けて、2施設を集約する今回の方針が示されたものの、結果として集約施設の稼働予定時期は4年も後にずれてしまいました。
こうした要因に伴い、本来なら必要なかった焼却施設の長寿命化のための費用が8.76億円もかかることになるのは、なんとも勿体ない話だと思っています。
つくづくとトップが適切な判断の下、決断できないことの責任って重たいなぁ…と。
 ↓
【ご参照】
決裂するべくして決裂した、芦屋市とのごみ処理場統合話。次に考えるべきは、市内に2つあるごみ焼却施設を1つにまとめることです!@2021年1月のブログ

とはいえ、求めていた方向に話が進みそうなことは良かったと思っています。
引き続き、今後の展開を見守ってまいります。
それでは本日のブログは、これにて失礼いたします。