西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

理想や夢を語ることは、もちろん大事。でも、それ以上に大切なことは、夢や理想を実現するための取組を進めることです!

2018-07-27 16:29:00 | 市政全般に関連すること

ある日の昼寝風景。
お気に入りの「くまちゃん」と同じ格好してるな。
  ↓

  ↑
最近このぬいぐるみが、やたら、お気に入りでどこへでも持って行きたがるんですよね、うちの三男坊。
なのに、出てった先では自分で持つのを嫌がり、親に持たせるあたり、なんとかならんもんやろか...
いい歳こいたオッサンがクマのぬいぐるみ持って歩いてるんとか、ねえ。。。

てな、どうでもいいにも程がある話はさておき、代表質問のご報告の続きですよ。
展開の関係上むちゃくちゃ長いのですが、お許しください。。。

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大きい2点目、『Ⅰ 行政の信頼性向上に向けた「市役所改革」』のうち、現場や市民の声の活用についてです。

市民の声の重要性を述べたうえで、「寄せられたご意見」を「将来的にはビッグデータとして分析・活用し、市民から多く寄せられるご意見や疑問の解消に役立てる仕組みへ発展させたいと考えています」とのことでした。
「寄せられたご意見」を大切にすることに異論はありませんが、疑問に思う点と意見がございます。
そこで二点、質問します。
【質問①】
「寄せられたご意見」を「ビッグデータとして分析・活用し、市民から多く寄せられるご意見や疑問の解消に役立てる仕組み」とは、どのような仕組みでしょうか?
  ↓
【答弁①】
市政に対する市民からのご提案やご指摘については、メールや手紙により「市民の声」をはじめ、日々の電話などから頂戴し、各所管より速やかに対応しています。
また、市民意識調査や市政モニター制度、各地区での広聴会など、様々な取組みからご意見をいただく機会を設けています。
しかし、市民の声等への対応は、投稿した市民と所管部署とのやりとりだけに留まっており、庁内での共有、市民への周知など、有効な情報として十分に公開・活用されていないという現状があります。
これら、市民の声とその対応は、データとして蓄積し、情報管理すれば、貴重なデータになり得るもので、そこから市政へのヒントを得ることや、市民からのご質問やご意見に速やかに回答できるような仕組みに発展させることができると考えております。
また、将来的にはそのデータを利用し、AIの活用を見据えるなど、市民サービスの向上・事務の効率化につなげていきたいと考えております。
現在の情報量ではまだ十分とは言えないため、当面はデータの集約に労力・時間が必要になりますが、SNSを活用するなどの広聴手段の工夫を図ることや、広聴事業の展開により、新たな市民の声の掘り起こしにつながるとも考えております。
今後、専門家からの助言や、先進事例の研究及び情報を得ながら、有効な事務運用について検討を進めていきたいと考えております。
  ↓
【要望①】
「市民の声等への対応は、投稿した市民と所管部署とのやりとりだけに留まっており、庁内での共有、市民への周知など、有効な情報として十分に公開・活用されていないという現状があ」るという点については私も同じ認識でおります。
また、それ以外の答弁についても特に異論はありません。
しかしながら、答弁で述べられた内容と所信表明で述べられた『「寄せられたご意見」を「ビッグデータとして分析・活用」という内容とは乖離が大きいですし、具体性に欠けると感じています。
(この続き、もう少しあるのですが、そこについては一番下で取り上げます。)

【質問②】
私は、市が保有する様々なデータこそ「ビッグデータとして分析・活用」するべきだと考えています。
例えば、
--------------
●市が講じる福祉施策が市民の健康寿命を延ばすことに寄与しているのか?
●教育施策が学力の向上に寄与しているのか?
--------------
これらの因果関係を明らかにすることは、効率的・効果的な行政運営を実現するために、きわめて重要です。
こうした観点から、市が実施する多くの政策・施策について関連するデータを収集・分析・活用し、エビデンスに基づいた行政運営を行っていくべきだと考えますが、いかがでしょうか。
また、こうした施策を実施するため、市内に位置する大学という重要な資産を活用するとともに、大学連携の在り方も見直していくべきと考えますが、いかがでしょうか。
  ↓
【答弁②】
~法整備の状況など、質疑との関連性が弱いので割愛~
本市においても、市が保有する様々なデータを分析・活用し、施策の企画立案に活用することや、効果的・効率的な行政運営に結び付けていくことに取り組んでいきたいと考えております。
これまでにも、庁内での調査研究を行っており、昨年度に引き続き、今年度もテーマを定めて、庁内ビッグデータを活用したデータ分析の実証を行う予定としています。
一方で、所管部局の枠を越えた情報を組み合わせて分析することについて、現状では個人情報保護条例の制約があることから、市民の権利の侵害に繋がることの無いよう、慎重に検討を進め、クリアしていく必要があります。
庁内ビッグデータ活用のため、データの定型・非定型を問わず、収集・分析・活用が可能な「データ集約・分析基盤」の構築と、エビデンスに基づいた行政運営が推進される体制のあり方について、引き続き検討してまいります。

また、質問でもご指摘のあったとおり、本市にとって大学は重要な資産です。

データの分析活用を通じ、さまざまな課題解決に大学の知見を活かしていくことは、新たな大学との連携の可能性を切り開くものであり、条件が整えば、大学との連携についても、前向きに取り組みたいと考えております。
  ↓
【要望②】
ご答弁頂いた通り、「本市においても、市が保有する様々なデータを分析・活用し、施策の企画立案に活用することや、効果的・効率的な行政運営に結び付けていくこと」の重要性が、今後益々、増していくことと思います。
また、こちらもご答弁頂いたとおり、これらの取組みを推進するにあたって「大学の知見を活かしていくことは」極めて重要であり、そうすることこそが「新たな大学との連携の可能性を切り開く」と考えます。
積極的な取組に期待します。

大きい4点目、『Ⅱ こども子育ての応援とこどもや大人の学びの支援』のうち、保育所と留守家庭児童育成センターの待機児童対策についてです。
保育所の待機児童対策について「これまでの施策で不十分な点を、さらに拡充してまいります」とのことでした。
【質問③】
これまでの施策で不十分な点とは何か、どのような施策を拡充していくのか、考えをお聞かせください。
  ↓
【答弁③】
本市の待機児童数は、平成30年4月に過去最多の413人となりました。
平成30年度も市内各所で保育所整備を進めておりますが、保育需要率は伸び続けております。
これまでの施策の不十分な点とは、現在の3か年の待機児童対策では、平成32年度以降、保育所等での受入枠が不足するであろうこと、従って、それを埋めるための更なる手法が必要であるということを意味して申し上げたものです。
将来を見据え、既存施設の活用について検討すると共に、従前の手法では整備が困難であった地域に保育所等を整備する手法について、現在調整を進めているところです。
また、他の自治体で採られている様々な手法について本市が学ぶべきものがないか、担当部局には積極的に他市の事例を研究し実現の可否を検討するように指示をしております。
  ↓
【要望③】
所信表明で「これまでの施策で不十分な点を、さらに拡充してまいります」との内容があったことから、その内容を問うたところ「他の自治体で採られている様々な手法について本市が学ぶべきものがないか、担当部局には積極的に他市の事例を研究し実現の可否を検討するように指示をしております」等の答弁が返ってきました。
要するに、これから調べるということであり、現時点で、具体的に「不十分な点」を述べることはできないということだと理解します。
こちらについても、も少し続きがあるので下でまとめて述べます。)


【質問④】
留守家庭児童育成センターについては「今後さらなるニーズの増大が見込まれることから、総合的な放課後施策について検討を進めてまいります」とのことでした。
「総合的な放課後施策」について、具体的な内容をお聞かせください。
  ↓
【答弁④】
本市の放課後に関連する施策としまして「育成センター」のほかに教育委員会が所管する「放課後子供教室」や「子供の居場所づくり事業」などがございます。
これらの施策には、育成センターについては、待機児童対策や高学年児童の受け入れ、放課後子供教室については、それを担う地域人材不足、「子供の居場所づくり事業」については、その運営方法などそれぞれいくつかの課題がございます。
これらの課題を解消するためには互いの施策が補完し合う仕組みを構築することが有効だと考えております。
具体的な例で申しますと、育成センターが抱える課題を施設整備による定員増だけで解決していくのではなく、他の放課後関連施策の運用の見直しなどにも踏み込んでこれらを一体的に解決する、といった仕組みでございます。
現在、こども支援局と教育委員会で協議を進めているところでございますので、今後も十分に連携を図り、児童が安全で安心して過ごすことができる総合的な放課後施策の実現に向け取り組んでまいります。
  ↓
【要望④】
保育所の定数増員もあり、育成センターへの入所を希望する児童の数は増加傾向にあります。
今後は、高学年児童の受け入れも一層、進めていかなければなりません。
こうした状況を踏まえると、ご答弁いただいたとおり、「施設整備による定員増だけで解決していくのではなく、他の放課後関連施策の運用の見直しなどにも踏み込んでこれらを一体的に推進することにより、育成センターの課題解決につなげる」「仕組み」を作ること、とりわけ学校校舎や校庭の活用が重要です。
ご答弁いただいた通り、「こども支援局と教育委員会で協議を進め」、「児童が安全で安心して過ごすことができる総合的な放課後施策の実現に向け」て「取り組んで」いただきたい。
要望します。

【要望①&③の続き】
所信表明の中には他にも、「最先端の技術を活用して、より効率的な行政経営と、より質の高い行政サービスの実現」「地域全体で防災について考える取組を支援し、安心して暮らせるまちづくり」など、掲げられた言葉と具体的な内容が乖離しているもの、イメージは掲げられているものの具体的な内容が出てこないものが散見されました。
首長が大きな理想を掲げることや、夢を語ることは、もちろん重要だと思います。
しかしながら地方行政にとって、それ以上に大切なことは、そうした理想や夢を多くの方と共有できる具体的な内容まで落とし込むこと、そして、その内容を実現することだと、私は思います。
行政の長の言葉の重さは一議員、一候補者とは大きく異なります。
僭越ではございますが、その重みを重々ご認識いただきたいということを要望しておきます。

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てな感じです。
ほんと長くて、すみません。

んで昨日・今日と暑さ、ちょっとましな感じですかね。
昼間はともかく、夕方以降はこの位になってくれるとありがたいのですが、さて、どうなることやら。
週末、台風襲来の予想もされていますし、皆様くれぐれもお気を付けください。
それでは今日のブログは、このへんで失礼します。


他の人の喫煙によって、健康被害を被る恐れがあるという受動喫煙問題。とりわけ影響が大きい子供への被害をなくすため、公園を禁煙にするべきだと思うのですが、どないでしょ。

2018-07-26 13:20:25 | すべての人にやさしいまちを実現するために

私、毎月第3日曜日は、ほぼ欠かさず某公園の定期清掃に参加しています。
で、そこで、とても気になることが多いのが煙草の吸殻(と犬の糞)なんですよね。
とりわけ煙草については、
--------------
●公園は多くの子供が集まる場所
 →なので、受動喫煙による健康被害が不安...
--------------
という面からも、常々、気になっています。
けれど西宮市は、「公園内禁煙!」にはなっていないんですよね。
ここ、なんとか出来ないものかと思っていまして。

こちらは兵庫県が定める条例の概要。
「4」に公園を上げて「禁煙」「分煙」と書いてあるので、「じゃあ禁煙にすればいいやん!」と思ったりもするものの、よくよく見てみると対象は「建物内」に限定されています。
要は公園内にある建物は禁煙もしくは分園!でも公園自体は禁煙or分煙が必須ではありませんよ~」ということですね。
 ↓


また西宮市における公園での喫煙ルール(?)は、こんな感じです。
う~ん、なんとも言えずモゴモゴしてるな...
  ↓


行政の対応が、こういう感じになってしまう背景には「喫煙者にも煙草を吸う権利がありますので...」という話があります。
法律・条例などのルールがない以上、こうした背景を無視して一律に禁止というのは、行政的には難しいんですよね。
過去には、他所の自治体での話ではありますが
-----------------
●公園で灰皿を置いて喫煙スペースを認めて禁煙としないのは役所の怠慢だとして、裁判が起こされた
 →が裁判所は、公園や屋外の施設で喫煙をしない利用者は、喫煙者から離れた場所に移動して煙草の煙を避けることができることなどを理由に、役所の責任を否定した
-----------------
という事件もあったようですし。
  ↓
公園の受動喫煙裁判 判決は「非喫煙者が喫煙者から離れよ」@NEWSポストセブン

一方で過日、国会で可決成立した健康増進法改正案には、改正趣旨として「子どもなど20歳未満の者、患者等は受動喫煙による健康影響が大きいことを考慮し、こうした方々が主たる利用者となる施設や、屋外について、受動喫煙対策を一層徹底する」と明確にうたわれています。
  ↓
健康増進法の一部を改正する法律案 概要@厚生労働省HP
  ↑
こうした動きもあってか、複数の自治体で公園を禁煙に!という動きも出てきている様子。
明らかに流れは変わりつつあるような。。。
そんなこんなも踏まえて、市内公園の禁煙化に向けて、提案等行っていきたいと思います。

というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


ゴミ処理施設×芦屋市との統合については9月末までに一定の方針を示す予定とのこと。だったら、もっとスピードアップしないと!

2018-07-23 15:57:37 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

ある日のトレーニング風景。
いい感じに負荷かかってますね(^^)v
  ↓

  ↑
しかし身体を動かす頻度も、量も減ってないのに、体重オーバー気味なのは何故...
暑すぎて、ビールが美味しすぎるのがアカンのですよね、きっと。。。

てな話はさておき、代表質問のご報告の続きをば。
それでは早速、始めます。

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【質問】
大きい7点目、所信表明には取り上げられていませんが『Ⅱ こども子育ての応援とこどもや大人の学びの支援』に該当すると思われ、かつ昨年の施政方針には取り上げられていた内容についてです。
昨年の施政方針演説において
『国が市町村に対して「ごみ処理の広域化」への取組みを求めている中、本市がごみ処理施設を更新する際は、広域処理によるエネルギー効率や財政的な負担縮減などの観点から、他市とのごみの広域処理の可能性についても検討する必要があります。
そのため、施設の更新をほぼ同じ時期に迎え、地理的にも本市と隣接する芦屋市と、新年度は、正式な協議の場を設けて具体的に協議・検討をおこない、広域化についての一定の方針を出せるよう取組みを進めます。』
との方針が示されました。
しかし今に至るも「広域化についての一定の方針」は示されていません。
また最近は、両市間での協議自体、行われていないとも聞いています。
そこで二点、質問します。

【質問①】
ごみ処理広域化についての市長の考えをお聞かせください
  ↓
【答弁①】
私は、先の所信表明において、先進的な環境学習都市である西宮市を、ごみの減量化やエネルギー使用量の低減など、あらゆる施策に挑戦し、さらに深化させる取組を目指したいと申し上げました。
ごみ処理の広域化に関しては、芦屋市との検討会議で一定整理されているように、両市全体として相当の経費削減効果や高効率なごみ発電、温室効果ガスの削減効果など環境負荷を低減するメリットが認められることを私も理解しております。
また、環境負荷の低減はもちろんのこと、経費削減効果の面においても、施設建設費だけでなく、運営費のような継続的に必要となる経費の削減にもつながることから、今後の行政サービスへの対応や将来世代の負担の軽減等の観点からも市民にとって有益であると認識しております。
繰り返しになりますが、私が目指すのは、西宮市が環境学習都市にふさわしい施策を行う市になることです。
そのために、今後も市民とともに進めて行く施策の取組と並行して、広域化についても、市民や議会のご理解を得ながら、検討を進めてまいります。

【質問②】
現在の進捗状況をお聞かせください。
また、いつまでに結論を示すお考えでしょうか?
  ↓
【答弁②】
昨年12月の民生常任委員会の所管事務報告で説明いたしましたように、昨年4月に芦屋市との検討会議を設置し、一定の方向性を示せるよう協議を重ねてまいりました。
11月の第5回検討会議では、中間まとめを行い、その結果、広域化の実施により、両市全体として相当程度の経費削減効果や環境負荷の低減というメリットが認められることを確認しております。
最終的に、広域化実現の可否について判断するためには、費用負担のあり方などについて議論する必要があることから、引き続き、時間をかけてていねいに協議を行うこととなりました。
併せて、新しい施設の整備事業のスケジュールや既存の施設の管理運営上のリスクなどを考慮し、今年度上半期を目途に一定の方向性が得られるよう協議を進めることになりました。
その後、検討会議の開催に向けて事務方で調整を行っておりますが、費用負担を中心とする課題の解決に向けて、本市と芦屋市の立場や考え方に異なる部分があるため、調整に時間を要しており、現在のところ開催には至っておりません。
時間的にはかなり厳しい状況ですが、引き続き調整を行い、今年度上半期を目途に一定の方向性が得られるよう精力的に取り組んでまいります。
  ↓
【まとめて要望】
「両市全体として相当の経費削減効果や高効率なごみ発電、温室効果ガスの削減効果など環境負荷を低減するメリットが認められることを私も理解しております」
「市民や議会のご理解を得ながら、検討を進めてまいります」
とのことでした。
また今後については「今年度上半期を目途に一定の方向性が得られるよう精力的に取り組んでまいります」とのことでした。
答弁については概ね理解できますが、なぜ所信表明の中でごみ処理施設の広域化について取り上げなかったのか、疑問に思います。

この事業は規模が大きい上、答弁にあった通り、実現すれば大きなメリットが望めます。
「今年度上半期を目処」という以上、期限も迫っており、その重要性は言うまでもありません。
こうした事業が所信表明から外されていると、あえて外したのか?何らかの意図があるのか?等々、おかしなサインを発することにもなりかねません。
市長の所信表明とは、それだけ重いものであり、注目もされているということを、くれぐれもご認識頂きたいと思います。

---------------
 
こちら以前から継続的に取り上げている話ですね。
  ↓
【ご参照】
メリットを比較するなら、施設の建設費も含めた総費用で比較するのが当然でしょ?でないと結論がゆがんでしまいますよ!@ごみ処理広域化の話@2017年5月のブログ


市側の答弁にもあった通り、両市にとって大きなメリットがあるのは明らか。
やし当然、前に進めるべき話だと思っています、この件。
あ、もちろんリンク先に記している通り「より大きなメリットが期待できる芦屋市さんに、それ相応の負担をしていただくことが大前提!」という条件付きですが。
9月中に一定の結論を出そうと思うと、かなり腰据えて頑張ってもらわんとあきませんね。
こちらも、そのつもりで見守り、催促もしていきます!

というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


否決された補正予算を復活させるための臨時議会を8/1に開催することが決定。これで心に引っかかっていた話が一つ、落ち着きます(^O^)v

2018-07-19 18:36:26 | 市政全般に関連すること

ボチボチ夕方やってのに、なんちゅう暑さですかね、これ。
自転車での帰り道を考えると、うんざりするなあ...

ちなみに時々、聞かれるのですが。
本市の公立小中学校では、既に全校、エアコンが設置されています。
何年か前、まだ全校設置の方針が固まっていない頃には、
「昔はエアコンなくても頑張ってた!
 夏の本当に暑い時期は、夏休みに入ってるからエアコン設置の優先度は高くない!!」
的な意見が、議会内の一部にもあったのですが、どう考えても、これじゃムリですよね。。。
ほんと、ちゃんと計画的に進んでいて良かったなあ...と、改めて。

さて本題、今日は議会に関する話など。
先日まで開催されていた6月議会において「西宮市政史上初の補正予算否決!」という出来事があったのは既報の通り。
  ↓
【ご参照】
せっかくの「退職金を0円にしたい!」という提案ですもの。それだけで終わらせちゃ、もったいないですよね...他、諸々。@今月上旬のブログ

ですが正直、この展開については「これで良し!」とは思いかねる面もあったのですよ。
修正案を出した阪神西宮駅への観光案内所設置をはじめ、疑義を持った内容は複数あります。
でも、やむを得ない展開とは言え、今回、補正予算全体を否決したことについては正直、忸怩たる思いもあったんですよね。
今回、補正予算が否決されたことで
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●道路・公園照明灯のLED化のように、費用対効果という観点からは明らかに進めるべきもの
●システム改修系の費用など、絶対にやらなければならないもの
------------
であるにも関わらず、一旦、お蔵入りになったものも多数あるわけで。

ぶっちゃけ、そこらへんについては早期に復活ささせてもらわないと困る!と思っていました。
なので市にも、そうするよう求めていました。

先方に言わせれば「だから補正予算は否決しないで賛成or退場して!」という所なのでしょうが、そうはいきません!というのは上のリンク先に記載の通り。
そして、もっとちゃんとしないと、今後も同じことが起こりえますよ!というのも。

で当然のことながら、ここらへんの事業については、市も当然、早期に実施したかったようですね。

というわけで本日の議会運営委員会において、今回、否決された補正予算を再提出してくるための議会が8/1に開催されることが提示され、決定しました。
あ、もちろん阪神西宮駅への観光案内所設置にかかる費用など、今回、補正予算が否決される原因となった案件については、削除した内容で!という話です。
である以上、ま、概ねOKな感じですかね。

責任を感じていた部分であっただけに、今回の展開は良かったと思っています。
とは言うものの、色々と言いたいこともありますし、そこらへん、ちゃんと用意せねば!ですね。
というわけで、今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


「都市型観光政策を推進する必要はない!」というのが、「なかなかくみ取りにくい個人の声」でしょ?だったら、その声をこそ大切にするべきです!

2018-07-17 13:50:06 | にぎわいと活気のあるまちを創造するために

気が付けば、今週末から、我が家の子供達は夏休み!
勉強であったり、スポーツであったり、方向性は様々でも「勝負の夏!」的な子供達も多いですよね。
というわけで、勉強向けのおすすめ本をご紹介。
  ↓

  ↑
これ有名な脳科学者さんが脳科学に基づいて効率的・効果的な学習法を考察した内容です。
個人的に「あ、こうゆう方法でやってたよな~」と思う部分も多かったですし、なかなかの良書かと。
よろしければ是非ご覧ください。

というわけで本題、前回のブログの続きです。
市が行う都市型観光施策についての質疑の続きですね。
それでは早速始めます。

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【質問③】
こうした経緯があったにもかかわらず、今回、補正で計上してまで情報発信拠点を設置することについて、どのようにお考えでしょうか?
また、どのような「公共として果たすべき役割」があるとお考えでしょうか?
  ↓
【答弁③】
(市長答弁)
観光政策に関する基本的な考え方と行政の役割について、私からお答えいたします。
まず私は、経済的指標だけでは測れない残すべき価値があるものを守ることが公共として果たすべき重要な役割であると考えております。
例えば酒造業について、宮水という酒造りに適した貴重な天然資源の存在が本市の酒造業の振興を支え、酒造業の存在が西宮の歴史や現在のまちの姿に与えた影響を鑑みると、酒蔵地帯の活性化について、経済原則に任せて行政は何もしなくてよいということでは、公共としての役割を果たしているとは言い難いと考えます。
このように、まちづくりなど経済を超えた価値を醸成するために、行政が産業に関与することは大いにあり得るわけで、日本酒の国内消費量が減少を続けている現在、西宮の歴史や日本酒文化を発信するための拠点を整備することは、まさにその価値を守るための施策の一つとして、行政が主体的に取り組むべきものであると考えます。
(局長答弁)
ご質問のうち、ただいま市長がお答えした以外の情報発信拠点の役割と補正予算を計上した経緯についてお答えいたします。
今回の情報発信拠点の設置は、酒蔵ツーリズムの拠点として酒蔵地帯への誘客と地域活性化を図ることや、日本遺産認定を視野に、日本酒にちなんだ文化財群周遊の玄関口とすること、駅利用者や市民が、文化施設の催しや伝統行事、イベント、飲食店情報などに気軽にアクセスできる拠点とすることを目的としております。
また拠点の設置により、西宮の酒蔵、西宮の地域ブランドとしての日本酒に対する認知度の向上、案内所を起点とした酒蔵めぐりを展開することによる誘客の増加、酒蔵周辺の文化施設、飲食店等への波及効果にもつながると考えております。
なお6月補正で予算を計上した経緯は、酒蔵ツーリズムに対するニーズの高まりや日本遺産認定に向けた動きが進む中、阪神電鉄から阪神西宮駅戎口改札前という好立地で、情報発信拠点設置の提案を受けたため、これを好機ととらえ、整備に取り組むこととしたものです。

【質問④】
当該事業の実施に当たり、土地は阪神電鉄さんから無償で貸与頂けると聞いています。
市長自身が仰った「民にできることは民に委ねる」という立場から考えると、仮に、この事業が必要であるとするならば、市ではなく酒造業者が資金を出し、運営する方が妥当であるように感じます。
この点についての見解は如何でしょうか?
  ↓
【答弁】
回答なし

【まとめて意見要望→再質問】
「経済的指標だけでは測れない残すべき価値があるものを守ることが公共として果たすべき重要な役割である」というのは仰る通りでしょう。
しかしながら、こと都市型観光という分野において、
-------------------
●その役割を西宮市が担うことができるのか?
●担うことが適切なのか?
●本来、事業者が担うべきではないのか?
●このIT化時代に、駅前に観光案内所的な施設を作ることが、市長の仰るような目的に寄与するのか?
-------------------
こういった点について、改めて、顧みるべきです。

私も市長と同じく「経済政策にどのスタンスをあてはめるかは、それぞれの思想であ」ると思いますし、「必要な規制はい」ると思っています。
しかしながら市が行う、産業への支援について私が申し上げたいことは、そういうことではありません。
言いたいことは大きく二つ。
一つは、市が、市民の皆様からお預かりした税金から資金を捻出して投下する以上、それに見合う効果がなければならない、ということです。
「西宮の地域資源がもつ魅力を発信し、まちのブランド力を維持・向上させていく役割を担っている」とのことでしたが、私の知る限り、西宮市が取り組んだからこそ、そのようなことに成功したという事例はありません。
『本市に「点」として存在しているものを「線」でつなぎ、「面」として表すことによって、全体のブランド力を高めて広く発信していく』という答弁がありました。
かつて、市は阪急西宮北口とJR西宮、阪神西宮について、同様に「駅間を回廊化してつなぐことでブランド力を高め、街のにぎわいを創造する」と主張し、道路の整備を推進しました。
しかしながら、それぞれの駅間が回廊化し、賑わいが創出したように見える方が、どこかにいらっしゃるのでしょうか?
少なくとも、私にはそうは思えません。

二つめは厳しい財政状況の中、地方自治体は「あれもこれも」と何でもやりたがる従来の姿勢ではなく、「あれかこれか」事業の優先順位を選択し、低いものは涙を呑んで捨てていく姿勢を取らざるを得ないということです。
そこで一点、質問します。

都市型観光の推進は、過去に行われた複数の市民アンケート・市民意識調査における、市民からの期待度最下位の常連事業ですが、市長は、このことをご存知でしょうか。
  ↓
【市長答弁】
最下位かどうかまでは承知していないが相当低い順位だということは、前の市長時代に議員(=しぶや)が本会議場で質疑していたのを拝見したか拝読したかしたので、認識しています。
  ↓  
【意見要望】
ご覧頂いたということで恐縮しています。
となると私は、この期待度最下位の常連という事実こそが、市長が仰る「なかなかくみ取りにくい個人の声」の一つだと思うんですよね。

答弁にあったとおり、「限られた財源の中で、より効果的かつ効率的な行政運営を行っていくにあたっては、今後全ての事務事業に対する見直しが避けて通れない」と本当にお考えなら市民からの期待度が著しく低く、行政が最も不得手とする、こうした事業をこそ見直すべきであることを、重ねて指摘しておきます。

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しみじみと「あれもこれも!」ではなく、「あれかこれか!」という方向に舵を切っていかなければならないと思うんですよね、これからの行政運営は。
そういったところを石井市長に期待しつつ、積極的に意見を述べるとともに、必要に応じて行動していきます。

というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


どう見ても、これまで推進してきた都市型観光施策の惨状への反省とかないよな... 西宮市政史上初の補正予算否決!という事態に至ったことの責任、感じてますか?

2018-07-12 17:19:07 | にぎわいと活気のあるまちを創造するために

阪神淡路大震災を経験した方々から、聞いたお話は数多ありますが。
その中でも個人的に印象に残っているものの一つが「地震から暫く経って、武庫川を超えたら、皆が普通に日常生活を送っていることに愕然とした...」という趣旨のもの。
西宮市にとって幸いなことに、先日来の地震・豪雨に伴う被害は相対的に少なかったと言えるように感じています。
でも、これって被害が大きかった地域の方から見たら、阪神淡路の時の逆なんですよね。
つくづく、そういうことは認識しておかねば...と思っています。
  ↓
https://news.yahoo.co.jp/story/1015


で色々ありますが、私がやるべきは、しっかり職務に励むことだと思っています。
というわけで6月議会で行った代表質問のうち、補正予算が否決される、大きな要因となった都市型観光についての質疑内容をご紹介。
ちなみに本文中の「 」内は、市長による代表質問、もしくは市側の答弁からの引用です。
それでは早速始めます。

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【前説】

大きい3点目、『Ⅰ 行政の信頼性向上に向けた「市役所改革」』のうち、市長の政治信条についてです。
「市民の税金をお預かりし、支出するにあたっては、公共として果たすべき役割が何なのか、公の責任をしっかりと認識しながら、そこを見極める必要があります」「限られた資源を最大限に活かすため、民にできることは民に委ねる」と述べられました。
私共も、まさに同じ考えに立っています。
一方で、そうした視点から見ると、今回、補正予算に「酒蔵ツーリズム推進事業にかかる情報発信拠点の運営に要する経費」として598万円が計上されたことに強い違和感を持ちます。
そこで四点、質問します。

【質問①】
都市型観光事業として阪急西宮北口駅構内に設置されていた「魅力発見ブースにしのみ屋」で不明金が発生したこと、そのことを隠したまま当該店舗を閉店させたこと、また、その犯人が未だに明らかになっていないことについて、どのようにお考えでしょうか?
  ↓
【答弁①】
阪急西宮北口駅構内の観光案内所「魅力発信ブースにしのみ屋」は西宮観光協会の運営で、市の補助事業である情報発信と観光協会の自主事業である物販を行っておりましたが、空調等の環境が改善されなかったこと、また、市内大型商業施設における西宮産品の取り扱いが拡大していたことから、不明金の発生とは関係なく閉鎖に関する検討を進めておりました。
不明金については、昨年5月、平成28年度の決算資料を作成する際に、売上金のうち約34万円が行方不明となっていることが判明したもので、観光協会事務局の金銭管理体制が不十分であったことが発生の原因と考えており、協会に対し、チェック体制の強化や物販事業の縮小といった再発防止策の徹底を指導いたしました。
さらに今年度は体制刷新のため観光協会に新たな事務局長を迎え、組織管理、財務管理の強化および市から独立した適切な団体運営に向けた取り組みを進めております。
観光協会は市から独立した外部団体であり、意思決定機関である総会が昨年7月に開催された際、案内所の現状を報告の上、8月末で閉鎖することが了承され、また、不明金については、平成28年度決算で雑損失として計上することが議決されています。
以上のことから、案内所の閉鎖および不明金の処理に関して、団体として必要な報告および議決は行われており、物販事業は協会の自主事業であることから、議会へ報告する対象とは考えておりません。
不明金発生後、昨年6月28日に西宮警察署へ通報し、被害届を提出しましたが、現在のところ原因の特定には至らず、捜査が続いている状況です。
  ↓
【要望①】
阪急西宮北口駅構内の観光案内所「魅力発信ブースにしのみ屋」について縷々、ご説明いただきました。
要するに、閉店と不明金が発生したことは別問題。
閉店は観光協会内で決めたことであり、その手続きも適切なので問題ない。
犯人も見つかっていないが、それは市の知ったことではない、ということかと思います。

しかしながら「魅力発信ブースにしのみ屋」の賃貸借契約期間は2017年4月から2018年3月まで。
賃貸借契約を更新してから数カ月しかたっていない2017年7月、すなわち不明金の発生が明らかになった直後に開催された総会で8月末の閉店を決定し、約70万円もの違約金を払ってまで閉店するというのは、明らかに異常です。
答弁にあった通り、「空調等の環境が改善されなかったこと、また、市内大型商業施設における西宮産品の取り扱いが拡大していたことから、不明金の発生とは関係なく閉鎖に関する検討を進めて」いたのなら、1年間の契約を更新する必要などなかったはずです。
違約金を払ってまで突然、閉店したのは、臭いものにふたをしたいと考えたからではないか?と考えるのは私の下種の勘繰りなのでしょうか。
不明金の発生と、突然の店舗閉鎖には関係があると考えるのが普通ではないでしょうか。

【質問②】

同様に都市型観光事業として阪神甲子園駅に設置されていた観光案内所を費用対効果の観点から閉店したことについて、どのようにお考えでしょうか?
  ↓
【答弁②】
こうしえん観光案内所は、主要駅周辺で土日も開所していた情報発信拠点として一定の役割を果たしていましたが、場所が分かりにくかったことや周辺地域を回遊するしくみが確立できなかったことから、駅および球場周辺の道案内にとどまっていたという課題がありました。
結果として、案内所を起点にスポーツ施設などの紹介や甲子園球場周辺の商店などへの誘導と地域全体の活性化につながらず、費用対効果の観点から閉鎖いたしました。
  ↓
【要望②】
こうしえん観光案内所については「結果として、案内所を起点にスポーツ施設などの紹介や甲子園球場周辺の商店などへの誘導と地域全体の活性化につながらず、費用対効果の観点から閉鎖」したとのことでした。
しかしながら、そもそも市はそれができると考えたからこそ、この事業を始めたのではないでしょうか。
にも拘らず、この施設を閉鎖するに至ったことについて、何か感じるところはないのでしょうか。

一連の経緯から、私が何よりも問題だと感じるのは、こうした市の当事者意識のなさ、反省のなさです。
今回、阪神西宮駅戎口改札前に「情報発信拠点」を整備するについて、そ「の役割と補正予算を計上した経緯について」、縷々ご説明をいただきました。
知らない方が説明だけを聞けば、さぞかし意義のある立派な事業だと思うかもしれません。
しかしながら肝心なことは、市が行ってきた、こうした事業はことごとく失敗しているということです。
今回の事業が失敗しても、また市は「結果として」うまくいかなかった、と言うのでしょう。
そして恬として恥じることもなく、また同じような事業を始めるのでしょう。
それこそ真顔で「前回のは、場所は良かったけど日当たりが悪かった。今度はうまくいく!」とさえ言い出しかねません。

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というのが質疑の前半部分です。
まだまだ続くし、ここで一旦切るのも前後のつながりからはビミョーな所もあるのですが、長くなりすぎるので、一旦、ここまでで。


しかし、それにしても全編を貫く、この「私らには責任ないですから~♪」的な他人事感は、一体なんなんでしょうね。。。

私共は、魅力発見ブースにしのみ屋について、継続して、厳しい指摘を行ってきていますが、それに対する誠意ある回答は何一つなされていません。
それどころか非公式の場ではありますが、同じ会派の議員が「おいおい...」な対応も受けているように聞いています。
  ↓
【ご参照】
「ええ、店の売上金がなくなったことは事実です。でも、それと店を閉めたことは関係ありません!」←・・・そんなもん、誰が信じるかい!!!@2017年12月のブログ

また、そもそも市民アンケート等の結果からも、本市において都市型観光政策の重要度が著しく低いことは明らかです。
  ↓
【ご参照】
市長って議員時代、都市型観光政策に、ものすごく否定的だった気がするんですけど・・・というお話。@2016年3月のブログ

にも関わらず、こういう施策を深い考えもなく提出して来るという、当局の市政や感覚は、私には理解しかねるものです。
こういう姿勢と感覚でいるから、西宮市政史上初の「補正予算否決!」という事態に至ったということ、つくづく理解してもらいたいと思います。
そして、そうした姿勢が改まらない限り、また同じようなことが起きかねないということも。
(ぶっちゃけ今回の一連の経緯において、石井市長は被害者的な側面が強いと思っています。
 都市型観光は以前から、市が熱心に進めてきた施策。
 就任したばかりということもあり、市長が担当部局に任せていたら、こんな事態になってしまった...
 そこにおける担当部局及び、さらにその上長の責任は、極めて重大です。)

というわけで、今日のブログはここまでで。
この続きについては、次回ご報告予定です。
それでは失礼いたします。


せっかくの「退職金を0円にしたい!」という提案ですもの。それだけで終わらせちゃ、もったいないですよね...他、諸々。

2018-07-09 17:20:36 | 市政全般に関連すること

先週末から昨日にかけての豪雨による被害は、当初の想像を超えたものとなったように感じています。
お亡くなりになられた方々に心よりお悔みを申し上げますとともに、被災された全ての方々にお見舞いを申し上げます。
なお不幸中の幸いと言うべきか、西宮市においては人命に関わるような大きな被害はなかったようです。
対応に当たられた市職員の皆様も、本当にお疲れさまでした。

さて、そんな中、先月6/15から開催されていた6月定例議会も本日が最終日。
先程、全日程を終了しました。

ちなみに定例議会の最終日では、これまで審議されてきた様々な議案等に対しての賛否が示され、可決・否決が決定されることになっています。
というわけで、その内容のうち、主だった内容について以下かいつまんで。

①「石井市長の一期目の退職金を0円にしたい!」という条例案は今後、継続して審議されることとなりました。
  ↑
明日のメディア等で一番、取り上げられそうな話はこれですかね。
ちなみに私および私が所属する会派も、継続審議に賛成しました。
以下、継続審議への賛成討論として、私が会派を代表して、本会議場で述べた内容です。
  ↓
■■■■■■■■■■■
会派・ぜんしんは「議案第490号 市長の退職手当の特例に関する条例制定の件」について継続審査に賛成します。
以下、理由を申し述べます。

私共は市長が選挙公約で掲げた通り、自身の退職手当を自らの政治姿勢として受け取らないこと自体を否定するものではありません。
しかしながら市長は代表質問の答弁で「今後、すべての事務事業に対する見直しが避けて通れないと考えており、これらの見直しを市民の皆さまにお願いしていくのに先立って、まずは市長自らがその姿勢を示すことが必要であると考えたものであります」と述べる一方で、「市長以外の常勤特別職」「一般職員」の退職手当・給与等に手を付けることは考えていない旨、述べられました。
事業の見直しは市民の負担増に直結します。
また本市は市民1人あたりの人件費が中核市平均と比較して約1万円、20%近くも高い水準にあります。
  ↓
【ご参考】
市政報告49号(2017年4月発行)×裏面の左側

こうした点も鑑み、市長以外の特別職を含めた市職員全体の退職手当・給与制度のあり方についても、併せて検討・議論するべきです。

市長の任期は四年であり、退職手当支給まで、まだ十分時間があります。
議論を継続し、市職員全体の退職手当・給与制度のあり方を検討するための起爆剤として、退職手当の見直しを活用することが、より望ましいと考えます。
以上、議案第490号に対する継続審査を求める動議への賛成討論といたします。

■■■■■■■■■■■

骨子としては以前、ブログで述べた内容と同じですね。
  ↓
【ご参考】
お陰様で代表質問、終了!というわけで、そのご報告の第一弾×市長の退職金カットについて。@2018年6月のブログ

「自身の退職金を0円に!」というのは、そう簡単に言えることではありませんし、個人的には大したものだと思ったりもしています。
だからこそ、せっかくのその気概を自身だけではなく、他の職員の給料・給与制度の在り方を見直すための起爆剤として活用していただかないと勿体ない!と思うんですよね。
退職金の支給まで、まだまだ時間はありますし、そんな方向に持っていけるように働きかけていきます!

②いわゆる口利き防止条例は、可決されました。
  ↑
この条例、ザックリ言うと
------------
●市職員に対する不当な要求(=口利き)を防止するため
●要望等のすべてを記録&不当要求行為に該当するかどうかを検証する
●これによって不当な要求を未然に防ぐとともに、万一、そうした要求があった場合に適切かつ速やかな対応を可能にすることを目的とする
------------
というものです。
これについては以前ブログでご紹介した通りですね。
  ↓
【ご参考】
職員に対する不正・不当な要求=口利き。これを防止するための条例案を今議会に提出します!@2018年6月のブログ

条例は可決されましたが、正式施行は10/1と少し先。
それまでに筆頭提案議員である、同じ会派のはまぐち議員と協力し、当局とも協議して詳細を詰めていかねばなりませんね。
どう考えても必要かつ重要な、この条例。
充実した内容とできるよう、頑張ります!

③補正予算案が否決されました。
  ↑
6月議会で提案された補正予算の中には様々な内容がありましたが、その中の一つが「阪神西宮駅に観光案内所的施設を作りたい!」というものでした。
でも、これって我々的には、到底乗れない内容だったんですよね。
その理由は、以前から継続してブログ等で示している通り。
  ↓
【ご参考】
「今度は、阪神西宮駅に観光案内所的施設を作ろうと思います!」 ←・・・反省とか検証とか、ないんやろうか?@2018年6月のブログ

そこで補正予算案のうち、この部分を削除するべく修正案を提出したのですが、修正案は賛成19:反対20の僅差で否決。
また、もう一件、我々が修正案に賛成した内容も賛成17:反対22の僅差で、これまた否決されてしまいました。

で、これまでは、こういった状況の場合は退場してきたのですよ。
予算案や補正予算案は、他の事業についての内容もまとめる形で、一括で出てきます。
一部分だけを理由に否決に回り、結果として予算全体が否決されてしまうことも十分あり得ます。
それは、我々にとっても決して望ましいことではありません。
  ↓
【ご参考】
市政報告53号(2018年4月発行)×裏面の左側
  ↑
でもね、今回つくづく思ったんですよ。
そういう配慮の下、退場(=棄権)していると結局、役所はなんの危機感も持たない。
「議会なんか、えらそーに色々言うけど、どうせ最後は通すんでしょ(笑)」くらいにしか思ってないんやろうな...と。

そもそも上に書いたような議会を二分する結果となるような内容を、安易に提出してくるという、その姿勢自体、許しがたいものだと私は思っています。
でも、いくら議会という場で(あるいは非公式な場も含めて)意見を相手に伝えたところで、結局、相手には届かない。
だったら議決権という議会が持っている力を使うしかないですよね。
という決意表明も含めて、実は前回のブログを、このタイミングでアップしました。
  ↓
【ご参考】
これが、市長に一番お伝えしたかったこと。私達は行動をもって、ここに記した意志を示す覚悟です!@前回のブログ

ちなみに補正予算案が否決されたのは、議会事務局によると市政始まって以来のことだそうな。
(7/10追記:
 共産党さんは修正両案には反対しましたが、
 我々が賛成した修正案以外の理由で、補正予算案そのものにも反対していました。
 そのため修正案は両案とも否決されたものの、補正予算原案については
 議長を除く39議席のうち
 自民党系の政新会10、
 私が所属する会派・ぜんしん6、
 共産党5
 の計21議員が反対に回り、否決されました。
 修正案は否決!でも、補正予算原案も否決!!ということの関係性が分かりにくい...
 というご意見を頂いたので、追記しておきます。)
この重み、重々、認識してもらわなければ困ります。
もちろん我々も、自分たちが補正予算全体に反対したことの重みは十分認識しています。
そして、そのことによる他の影響を極力小さなものとするべく、当局に対しても代案は提示しました。
あとは、その内容を当局が真剣に受け止め、早急に対応することを強く願っています。

④ブロック塀の撤去等に必要な費用に関する予算は当然、可決されました。
  ↑
こちらは当然...の話ですね。
以下、ご参考まで。
  ↓
【ご参考】
【第一報】西宮にも、こんなにあった危険なブロック塀。今後、早急に対応が進められる予定です!@2018年6月のブログ
  
というわけで今日のブログは、このへんで。
えらい長文となってしまい、申し訳ありません。
それでは失礼いたします。


これが、市長に一番お伝えしたかったこと。私達は行動をもって、ここに記した意志を示す覚悟です!

2018-07-06 11:48:02 | 市政全般に関連すること

ものすごい雨ですね...
今のところ、市内では人命に関わるような大きな被害は出ていないとのこと。
が、道路・交通機関等には既に大きな影響が出ていますし、当分の間、雨は降り続くとのことなので、むしろ、これからが本番かもしれませんね。。。
くれぐれも不急不要の外出はお控えください。
そして多数、泊まりこんでの対応をされている市職員も含め、様々な形で対応を余儀なくされている皆様、くれぐれもご安全になさってください。

さて本題、6月議会で行った代表質問のうち、最後に述べた市長に対する意見・要望の内容をご紹介。
本会議で述べた順番とは大きく異なりますが、6月議会との関係で、今この時期にこそ、ご紹介したいと思っています。
というわけで以下ご覧ください。
  ↓
■■■■■■■■■■■■■■■■■
最後に市長に申し上げます。
石井市長の就任以来、様々な場で市長と同席させて頂く機会がありました。
その中で、とりわけ印象に残っているのが、市長が「自分は走っている電車に飛び乗った気持ちでいる」「まずは水に慣れる」と仰っていたことです。
仰る趣旨を、私なりに理解した上で、そこには足すべき要素があると考えています。

表現をお借りするなら、そもそも市長は「『走っている電車』の運転手になりたい!」と電車に飛び乗られたはずです。
その先にはいくつもの線路が分かれており、どの線路を選ぶか。
どの方向に進もうとするのか。
究極のところ、その方向を選ぶのは全て市長の権限であり、責任です。
そのことの重みを、改めて重々ご認識頂きたい。
そう思います。

水に慣れることは大事でしょう。
けれども馴染みすぎて、役所の論理に染まることには強く注意して頂きたい。
役所は決まったことは永遠にやり続けますし、放っておけば際限なく事業を増やしていきます。
「あれもこれも」はできても「あれかこれか」はできません。
自分たちにとって都合の悪い情報を、自主的に市長の耳に入れたりはしませんし、やらない理由、できない理由、うまくいかなかった理由を説明させれば天下一品です。
様々な情報を取捨選択して都合が良いものを上手に取り上げるのはもちろん、都合が悪いものでさえ上手に加工して、耳障りの良いものにしてしまう。
そういうことをさせれば本当に上手だと、ある意味、感心さえしてしまう場面が多々あります。

今後、西宮市政はこれまで以上に厳しい時代を迎える可能性が高いでしょう。
そんな中、我々議会がなすべきは市長が仰る通り、「市民感覚をプロフェッショナルとして行政にぶつけ」ること。
そして、そこに留まらず地方自治のプロとして市政のあり方を考え、行政と意見を交わし、議決という形も含めて、その意思を示すことだと考えています。

そして市長をはじめとする行政には、こちらも仰る通り、議会との「議論を通じて、よりよい施策を講じていけるようにして」頂きたい。
言葉だけでなく、本当にそういう意識をもって頂きたい。
そうでなければ結局のところ、OPEN!な市政など実現不可能だと私は思います。

さて縷々、厳しい意見を申し上げましたが、私は石井市長に期待しています。
よりよい市政を形作ることが出来るよう、共に切磋琢磨していきたい。
そう考えていることをお伝えしておきます。

■■■■■■■■■■■■■■■■■

ちなみに西宮市HPに動画もアップされていますね。
よろしければ...の意味も込めて、以下ご紹介しておきます。
  ↓
西宮市議会×本会議インターネット中継


そして、こうした思いを行政にきちんと理解させるためには、結局のところ、行動をもって示すしかないのだ!ということを改めて痛感しています。
その覚悟をもって、行動していかなければなりませんね、この6月議会でも。
今の時点では書けないことも多いのですが、そのつもりで行動していきます。

というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


ついに全・留守家庭児童育成センターの運営の公募完了。よくぞ、ここまで来たもんだ...

2018-07-04 12:49:29 | すべての人にやさしいまちを実現するために

ちょいマニアックな話ですが、私的に是非ともご報告しておきたい話があるので、今日は、そのお話など。
ちょっくら、お付き合いくださいな。

昨日、教育こども常任委員会において
----------
●今年度、5つの留守家庭児童育成センターについて指定管理者(=施設の運営者)を公募する
●これによって市内41の留守家庭児童育成センターの指定管理者は全て、公募された事業者となる
----------
ことが報告されました。
詳しい内容は以下の通り。
  ↓


で簡単に書いてますが、ここに至るまでの道のりは、むちゃくちゃ遠かったのですよ。
私が議員になった2004年当時、育成センターの運営は社会福祉協議会に一括委託されていました。
当時は公募などという考え自体が存在せず、競争という概念など1mmもなかった時代。
その結果、当時の育成センターの運営は著しく硬直化していたのですよ。
ここらへんは10年以上前のブログに記載の通り。
  ↓
【ご参考】
学童の運営は大幅に改善できます!@2006年5月のブログ
  ↑
・・・しかし1,000ヒット到達で喜んでいるあたり、ここらへんも、よくぞここまで来たもんだ...って感じですね。
ほんと、ありがたや&積み重ねって大事だわ。。。

というわけで留守家庭児童育成センターの管理・運営を改善すべく、いろいろと指摘・提案等も続けていたのですが、そこには限界があり。
そうした過程を経て、著しく硬直化した運営を改善するための特効薬は
---------------
●育成センターの運営を指定管理者制度の対象とすること
●そのうえで、公募を進めること
---------------
しかないな...と。
要するに、他の事業者と比較・競争される立場に置くことこそが最善だということですよね。
そう考え、主張と提案を続けてきました。
その過程において、指定管理者制度の導入に反対する側の人たちから嘘で呼び出されて、吊し上げられそうになったのも、今となっては懐かしい話ですね。。。

もちろん私だけの力ではなく、様々な要因があっての話ではありますが。
その後、幾星霜を経て、この度、全育成センターが公募の結果、選定された事業者によって運営される形となりました。
いや、ほんま、これ個人的に感無量ですわ。。。

改めて、長いこと議員をさせて頂いているからこそできたこと、出来ることというのはあるんやな~と思っています。
今後も、しっかりいろんな課題に取り組んでいかねばですね。
頑張ります!

というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


「皆さん、土地は無償で提供して下さっています。だから当然、西宮市さんも!」←だったら他の条件も揃えないと!!

2018-07-02 10:32:55 | 安心して暮らせる安全なまちを実現するため

昨日の午前中は本庁南地区5消防分団の合同訓練@アサヒビール工場跡地。
こちらの写真は休憩時間の一枚ですが、至近距離を阪急電車が走ってるあたり、なんとも言えずアサヒビール工場跡地な感じですね(^^)v
  ↓


でアサヒビール工場跡地といえば先日、同地での県立西宮病院&市立西宮中央病院の統合に向けて、本格的な協議が進められる方向である旨、報道がなされました。
  ↓
【ご参考】
西宮の2病院、県営で統合案 アサヒビール工場跡地@2018年6月12日付・神戸新聞WEBニュース


で今後、本格的な協議を進めるにあたっては、そのベースとなるタタキ的なものが必要ですよね。
県市の事務方による協議の結果、示された、そのタタキ的なものの内容がこちら。
    ↓

    ↑
ものすごくザックリ言うと、
-------------------
●場所はアサヒビール工場跡地で決定
●統合後の病院は県立病院とする
●用地取得費は西宮市が負担
●(現在の両病院のベッド数に基づき)整備費は県2:市1で負担
●(同様の理由で)運営費も県2:市1で負担
-------------------
という内容ですね。

ちなみに用地取得費は市が負担することになっているのは
「他の病院でも、土地は地元自治体から提供してもらっている。
 西宮市だけを特別扱いは出来ない!」
という県の意向によるものだそうです。

ただね、そこを「皆さん、そうしてもらっていますから!」というのなら、整備費・運営費についても他の事例と同様にするべきなのでは?と思っています。
とりわけ、統合後の病院は「県立病院」であるにもかかわらず、そこに市から運営費を一定割合、投入し続けねばならない!というのは、いまいちピンときにくい話ですし。
てなわけで、他の自治体ではどうなっているのかも調べないといけないし、そういった内容も踏まえて県側との協議も進めていくべきなんちやうかいな...と。

この話、もともと市から県に持ち掛けた形になっています。
なので、そこらへんの経緯が、こういう形で出ているのかな...と思ったりもしています。

とはいえ、ここからの協議の中で主張するべきことは主張しないとあきませんよね。
6月議会でも報告を受け、議論もなされることになっています。
当然、会派としての意見をしっかり当該委員会で述べてもらうべく会派内の意見も集約せねば!ですね。

しっかり頑張ります(^^)v

というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。