西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

暑い日が続きますね。が、めげずに恒例の広報活動、始めます!

2019-07-31 18:23:11 | 主張・広報と活動のお知らせ

気温も高いが、湿度も高い!
ほんま、日本の夏...って感じやなあ...
来年にはオリンピックもあるわけですが、この暑さの下、ホンマに大丈夫なんやろか。。。

てな感じの気候ではありますが、これまで続けてきた広報活動ですもの。
ここは、しっかり頑張らねば!ですね。
というわけで恒例の駅立ち&ポスティング、始めます!

なお、配布する市政報告58号の内容は以下の通り。
 ↓



こちら、HPからもご覧いただけます。
 ↓
【市政報告58号×表面】http://y-shibuya.sakura.ne.jp/report/58a.JPG
【市政報告58号×裏面】http://y-shibuya.sakura.ne.jp/report/58b.JPG

なお駅立ち日程は、当面、以下を予定しています。
ただし天候等、諸々の要因によって、変更の可能性があります。
その点、ご容赦くださいませ。
 ↓
8/2(金) 阪急・西宮北口駅×北東・アクタ連絡通路
8/5(月) 阪急・門戸厄神駅×東改札前
8/6(火) 阪神・香櫨園駅×改札外・北側
8/7(水) 阪急・西宮北口駅×北西・三角公園周辺
8/8(木) 阪神・香櫨園駅×改札外・南側
8/9(金) 阪神・西宮駅×えべっさん口・南側

うだるような暑さの中ではありますが、頑張ってまいります!
駅前等にてお見かけの節は、是非是非お受け取り下さいませ。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


用務員の仕事とは何で、どこまでやるべきなのか?そこを明らかにしたうえで、用務員のあり方自体を検討し直すべきです!

2019-07-29 08:38:45 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

久しぶりの♂♀揃い踏みとなったので記念撮影。
そろそろ土も入れ替えんと、あきませんな…
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さて本題、一般質問のご報告の続きです。
一回、飛ばしてしまいましたが、学校の校門警備等業務が高すぎるのでは???という話でしたね。
それでは早速どうぞ。

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【質問②】
そもそも市教育委員会は、用務員が行っている業務の内容・実態を把握できていない。
この機会に、業務の内容を把握・精査し、今後のあり方を検討するべきと考えるがどうか?
また市費学校教育事務員についても同様の取組を行うべきと考えるが、どうか?
 ↓
【答弁②】
議員ご指摘のとおり、用務員の業務内容を標準化し、可視化する必要性については、教育委員会としても十分認識しているところです。
用務員の一般的な業務は、校長・教頭などからの指示や備品の修繕や本棚・靴箱の製作など計画的に行う業務、またプール開きや体育大会など学校行事の開催に合わせ準備作業を行うことのほか、緊急的な対応業務として、教室の扉や窓の破損などの突発的な修繕にも迅速に対応しております。

今後、退職者不補充により欠員となる学校には、人件費の抑制を意識した非正規職員の活用を考えておりますが、その場合、新たに配属された職員が、業務内容を速やかに把握するためにも、今回ご提案いただいているとおり、用務員の標準的な業務内容を可視化し、職責を明確化しておくことが必要であると考えております。
学校教育事務員につきましては、現在退職者不補充としており、当分の間は学校事務の負担軽減の観点から非正規職員を配置しておりますが、将来的には事務室が担う業務以外にも、学校全体の業務支援を行う職に置き換えていくことについて、検討しているところであります。

【質問③】
大きい二点目で上げた学校園等常駐警備業務の内容を精査し(←校門警備業務の契約金額は3億円!でも、これって高すぎやしませんか???)、用務員が負担可能な業務については用務員が担うよう、改めるべきと考えるがどうか。
 ↓
【答弁③】
先ほど申し上げた用務員の業務内容の標準化や可視化による職責の明確化を行う中で、現在、警備員が行っている業務の一部を用務員が担うことが出来るかどうか、またそれにより、委託業務のコスト削減につながるか否かなどを総合的に検討してまいります。

【まとめて要望】
用務員の業務について色々と説明がありました。
しかしながら私は、球切れした電球の交換を校長・教頭が依頼しても、用務員が「それは自分の仕事ではない!」と拒否する事例さえあると聞いています。
また漏水防止のための水道メーターの確認頻度も減らされたまま、なかなか元通りの回数に戻りません。
これも、一部の用務員が嫌がっていることが大きな要因だと聞いています。
 

【ご参照】
水道メーターの確認ぐらい、用務員か学校教育事務員がやったらええんちゃいますの?そんなこともできないなら(以下略)@2017年11月のブログ

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●用務員の役割とは何なのか?
●遂行すべき仕事はなんなのか?
●何をもって、用務員は評価されるのか?
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そうした点さえ明らかにされていないのが現状なのです。
だからこそ市としても「用務員の業務内容を標準化し、可視化する必要性については、市としても十分認識しているところであります」と答弁せざるを得なかったのでしょう。
こうした点も整理できないまま、西宮浜小中一貫校の用務員配置について「1名の加配措置を行い、これまで同様2名の用務員を配置したいと考えております」と答弁する姿勢は、理解に苦しむものです。

私は本来、西宮浜小中一貫校が設立される、このタイミングにこそ「用務員の業務内容を標準化し、可視化する」べきであり、その内容を基に、配置について検討するべきだと考えています。
一方で「当該加配措置については、今後、用務員が担う業務量に変更が生じた場合には、その業務内容に応じて適宜見直しを図ってまいりたいと考えております」との答弁もあったことから、今回は、これ以上の追及は避け、今後の推移を強い関心と興味を持って、見守っていくということを申し上げておきます。

学校教育事務員については「将来的には、事務室が担う業務以外にも、学校全体の業務支援を行う職に置き換えていくことについて、検討している」とのご答弁でした。

用務員についても同じですが、そもそも、それぞれの職種のあり方や、答弁の言葉を借りると「置き換えていくこと」を「検討」するのであれば、
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●今、どのような仕事があるのか?
●そのボリュームはどれくらいか?
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等の現状把握が欠かせません。
ところが市は、こうした本来、当たり前の現状把握やルール化を進めることに極めて後ろ向きです。
まずは答弁にあった通り、「業務内容の標準化や可視化による職責の明確化を行」って頂きたい。
その中で、こちらも答弁にありました通り、「警備員が行っている業務の一部を用務員が担うことが出来るかどうか」を検討して頂きたい。
用務員だけでなく学校教育事務員についても、その在り方や職務について、根本的な部分から検証するべきであると指摘して、次の質疑に移ります。
 
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ちなみに質問後、西宮浜中学校の用務員業務について気になる話も聞いています。
それも含めて、この問題しっかり追いかけていかねば!ですね。
それでは今週も頑張ってまいります!

談合防止のためには、打てる限りの対策を打つべきでしょ?ならば、こんな対策も検討するべきです!

2019-07-26 12:23:59 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

机の上を整理していて、ブログにアップし損ねていた話があったのを思い出しました。
というわけで、一般質問のご報告は1回飛ばして、別の内容での6月議会報告。

話題は、談合防止の話についてです。

今年1月、市が発注する公共工事に関連して2名の職員が逮捕・起訴されるという不祥事が発生しました。
これを受けて、市は対策委員会を設置し、改善策についての検討を進めています。
 ↓
【ご参照】
 内部だけで対応を検討したってアカンでしょ。不正行為の再発防止のためには、豊富な知見を持つ第三者こそが中心となるべきです!@2019年2月のブログ

で、対策委員会以外にも「各方面からの意見を集約して最終的な再発防止対策を立案する」ための一環として、6月議会で総務常任委員会にも諮られたのですよ。
その際、市側からは今後の対策について、様々な内容が示されました。
また、議会側からも様々な意見等が出ていました。
当時、NHKニュースでも流れたので、ご覧になった方もいらっしゃることかと。
 ↓


その際、私も以下の二点を質疑しました。
 ↓
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今回の入札情報漏洩が行われた背景には、「業務上、市職員が特定の事業者と密接に交流する状況が多くなりやすい!」という状況の問題もあると考える。
である以上、事業者と接触する機会を多く持つ職員が、事業者の欲しがる情報をそもそも持っていないという状況にすることにも一定の効果があると考えられる。
例えば、他の自治体では、神戸市のように、設計・積算・入札・契約といった一連の事務を工事を管理監督する事業担当部局とは異なる部署で行っている事例がある。
また同じ部署内であっても、担当者を分けている自治体も多く存在する。
積算金額を知っている担当者が、事業者と接触する機会が多くあったことが今回の問題発生の一因であったことを踏まえ、本市においてもこうした業務の分け方を検討するべきでは?


同一職員が担当する工事等において、特定の企業が一定以上の割合で受注している場合、詳しく調査することをルールにすれば、一定の抑止力が期待できるとも考えられる。
こうした対策は検討できないか?
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 ↑
で、これに対する答弁は「それも含めて、検討します...」的な内容でした。
まあ、そうなりますよね。。。

当たり前のことですが、こういう話に「これさえすれば大丈夫!」的な対策などありません。
ですし、とにかく、考えつく限りの対策を打っていくことこそが重要だと思うんですよね。
意見が反映されることを切に願いたいと思います。

というわけで、この話、引き続き、追いかけてまいります。
それでは今日のブログは、このへんで失礼します。


用務員1人の人件費は約1千万円。こんなに人件費が高い職員を、一つの学校に2人も配置する必要がありますか?

2019-07-22 17:43:42 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

参院選、結果が出ましたね。
全体についてはさておき、事前報道で「兵庫県では自民党の候補は当確。残り2議席を争って維新・公明・立民の候補が横一線!」的な話だと聞いていたのですよ。
なのですが、
結果はちょっと違ったような...
とりわけ西宮市内における維新さんの強さは、ちょっと、すごいな。
しかし、立民・自民・公明(得票数順)の各候補者の得票数の差が20以内に収まってるというのも、これまた。。。

 ↓



さて本題、一般質問の続きです。
今日は、学校の用務員に関する話ですよ。
それでは、どうぞ。

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西宮浜小中一貫校における用務員の配置についてです。
2020年度に西宮浜で小中一貫校を開校するとの方針が3月議会で示されました。
現状、西宮浜小学校に1名、西宮浜中学校に1名の用務員が配置されていますが、小中一貫校の設置後はどうなるのでしょうか?
正規職員の用務員1名にかかる人件費は社会保険料等、間接人件費も含めると年間約1千万円にのぼります。
西宮浜一貫校の用務員配置を1名にするのか?2名にするのか?で学校運営に必要な費用は大きく変わります。

用務員は1校当たり1名配置が本市のルールであることからも、西宮浜小中一貫校の用務員配置は1名とするべきです。
以上の内容を踏まえて、三点質問します。

【質問①】
西宮浜小中一貫校への用務員の配置は1名にするべきと考えるが、どうか?
 ↓
【答弁①】
令和2年度に開校を予定している、本市で初の小中一貫校となる現在の西宮浜小学校、西宮浜中学校を合わせた敷地規模については、その敷地面積が両校を合わせた規模となるため、本市の全市立小中学校の中で最も敷地の広い学校となります。
開校初年度については、学校が管理する敷地や施設の使用状況に変更がないことから、用務員の業務量は今年度と同じものになると考えております。
そのため、現状の1校1名の配置に加え、敷地や施設の規模を考慮し1名の加配措置を行い、これまで同様2名の用務員を配置したいと考えております。
しかしながら、当該加配措置については、今後、用務員が担う業務量に変更が生じた場合には、その業務内容に応じて適宜見直しを図ってまいりたいと考えております。

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要するに、西宮浜小・中学校には、それぞれ1人の用務員がいる。
やし、それが合体する新設校は、用務員2人体制とする!
ということかと思います。
でも、そこには甚だ異論があるんですよね。

というわけで、この続きは次回ブログにて、用務員に関する他の質疑と併せてご報告します。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


小連体・中連体に続く第3弾。来年から西宮市の成人式は甲子園球場で行われます!

2019-07-19 16:32:03 | にぎわいと活気のあるまちを創造するために

今日は、西宮市が全国に誇る財産である阪神甲子園球場に関わる話ですよ。
(写真は阪神電気鉄道株式会社HPより)
 ↓


本日の市長定例記者会見で、成人式に関する二つの内容が発表されました。

具体的には
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①令和4年4月の改正改正民放施行により成年年齢が18歳に引き下げられた後も、これまで同様20歳を対象に成人式を開催する
②令和2年開催の成人式より、甲子園球場を会場とする
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の二点。
おー、ビッグニュース!
なお詳細は、こちらです。
 ↓


「県立体育館は遠いし、しんどい...」的なご意見は頂くことがあるんですよね。
やし、見直すことが出来ればいいなあ...とは思っていました。
ただ本命筋は県立芸術文化センターか、改築後の市立中央体育館かな???てのが正直なところでした
時期的にも屋外だと寒いですし。

いろいろとすごいな、この話。。。
 ↓
【ご参照】
「成人式って、芸文センターとか甲子園球場で出来ないの?」という問い合わせを頂いたので。@2016年5月のブログ

というわけで、取り急ぎのご報告ブログでした。
それでは簡単ながら、本日はこれにて失礼いたします。


年間3億円もかかっている校門警備業務!この価格引き下げのため、入札方法を見直すことを市が約束しました!

2019-07-18 14:07:59 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

降る降る言ってた割りには、意外と持ちこたえてますね。
とは言え、さすがにボチボチ降り始めそうな...
早いこと事務所切り上げて、役所に行かなければ。。。
 ↓


さて本題、一般質問のご報告の続きです。

先日のブログでは、学校の校門警備業務の値段が高すぎるのでは?という内容を取り上げました。
というわけで本日は、その内容を踏まえての具体的な質疑のご報告です。
それでは、どうぞ。

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【質問】

校種・地域を分割して発注するなど、入札の競争性向上のための取組を進めるべきと考えるがどうか?
 ↓
【答弁】
学校の常駐警備業務については、扉や窓、シャッターなどの施錠確認および不審者や不審物の発見と排除などを行っております。
また、これらの業務に加え、全小学校と特別支援学校については、校門での児童の安全を見守る立哨警備も行っております。
常駐警備業務の契約については、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校のすべての施設を一括で発注しておりますが、これは、同種の業務をまとめて発注することでスケールメリットにより経費の削減を図るためのものです。
しかしながら、発注単位の規模が大きいことにより、入札可能な企業が限定されるなどのデメリットも考えられるため、入札の競争性を向上するために試験的に校種を分割して発注するなどの取り組みにより、効果の検証を行ってまいります。
 ↓
【意見・要望】
「入札の競争性を向上するために試験的に校種を分割して発注するなどの取り組みにより、効果の検証を行ってまいります」とのことでした。
高く評価します。
質問でも指摘した通り、現在の契約金額は実勢金額に比べて高すぎるように感じます。
より適切な価格での契約を実現するべく、不断の見直しを進めるよう要望します。
なお、この件については、市民の方から重要な示唆を頂きました。
感謝申し上げて、次の質疑に移ります。


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てな感じです。
前向きな答弁であり、しっかり前に進むものと受け止めています。
この件、しっかり追いかけていかねばなりませんね。

というわけで、今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


校門警備業務の契約金額は3億円!でも、これって高すぎやしませんか???

2019-07-16 18:02:48 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

雨ばっかりかな...
と思っていた3連休ですが、存外、お天気には恵まれたような。
とは言うものの、今週後半も雨模様の日が多いようで、なんだかイマイチ冴えませんね。。。

さて本題、6月議会で行った一般質問のご報告です。
今日の話は、学校の校門前に詰めていらっしゃる警備員さんがやってくれているお仕事の入札についての話です。
それでは早速、始めます。

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学校園等常駐警備業務の発注方法見直しについてです。

現在、市内公立小中学校では
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・平日午前中の校門警備
・夕方の施錠確認
・漏水箇所の発見対応
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等の業務を事業者に委託しています。

資料②をご覧ください。
 ↓

 ↑
当該業務における過去3年間の契約金額は2017年度2億7384万円、2018年度2億8204万円、2019年度2億9808万円と、毎年3億円近い費用が発生しています。

さて業務量を測る指標として「人時数」があります。
これは一つの業務に延べ何人が何時間、従事したかを表す指標です。
資料③をご覧ください。
 ↓


例えば、あるお店で1日当たり、
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・Aさんが8時間
・Bさんが6時間
・Cさんが4時間
・Dさんが4時間
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働いている場合、このお店の1日当たりの人時数は8+6+4+4で22人時。
各人の時給が1,000円とすると、1日当たりの総人件費は22,000円となります。

それでは、この人時数で学校園等常駐警備業務について見てまいります。
もう一度、資料②をご覧ください。
 ↓


当該業務に従事する方々に支払われているのは「兵庫県の最低賃金871円に若干、上乗せした程度」とのことです。
当該業務の遂行に必要となった人時数は2017年度165,662人時、2018年度164,743人時、2019年度167,085人時。
仮に時給900円とした場合、必要な直接人件費は2017年度が149,096,189円、2018年度が148,268,692円、2019年度が150,376,682円。
契約金額との差額は毎年1億数千万円に上ります。
もちろん、社会保険料等のいわゆる間接人件費や募集・採用・研修等に必要な費用もあるのでしょうが、それにしても、この差は大きすぎるように感じます。

このように大きな差額が発生する背景には、小中高全ての学校の業務を一括で発注しているため、企業側が用意しなければならない人員の規模が大きくなりすぎる。
その結果、入札に参加可能な企業が限定されてしまう上、入札に参加した企業も突発事態発生等のリスクに備えるため、高価格で入札に参加せざるを得なくなっている…という問題があるように思われます。

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ちょっと大きすぎると思うんですよね、この差額...
という前段を踏まえての具体的な質疑の内容については、次回以降のブログにてご報告します。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


まずは長期休業中の集配頻度見直しから。というわけで、費用削減に向けた取組が進む可能性大!です。

2019-07-12 06:55:46 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

6候補者が出そろった看板が、だいぶ増えてきましたね。
皆様、必ず選挙には行きましょう!
 ↓


さて本題。
今日は、前回の続きで学校園等文書集配業務についての具体的な質疑のご報告です。
それでは早速どうぞ。

■■■■■
【質問①】
学校園等文書集配業務の集配頻度を見直すべきと考えるが、どうか?
 ↓
【答弁①】
教育委員会事務局や市長事務部局と、市内全域に点在する学校園・公民館など116ある施設との間で行う、日常的な文書連絡につきましては、人件費や車両の維持管理費、事故リスクなどを考慮し、信書便事業者に集配を委託しております。
平成30年度の教育委員会庁舎解体・移転の際には、施設環境や運用面での変更に伴い、文書集配にかかる費用が2倍程度に膨れ上がる可能性があったため、議員からのご指摘にもございましたように、集配車が巡回する施設数や頻度を大幅に見直し、ほぼ前年度並みにまで費用を抑えたところでございます。
しかしながら、依然として年間1千万円前後の費用が掛かっていることも事実ですので、事務の効率性確保や、集配車への積載量の関係から、集配頻度を全施設一律に下げることは困難ですが、ご提案にございました学校園の長期休業中の見直しに、まずは取り組みたいと考えております。

【質問②】
集配頻度を見直す前提として、各施設間でやり取りしている文書等の内容を確認・精査すべきと考えるが、どうか?
 ↓
文書便の内容が、財務会計帳票や人事関係などの有印文書をはじめ、国・県や市からの教材、あるいは、児童生徒に配布するチラシや冊子類など、保育所の類似業務と比較しても、文書量、種類ともに格段に多い状況であることから、次年度に向けた見直しを進めるにあたっては、今後、文書内容等の現状を確認するとともに、文書総量の削減を目指し、ペーパーレス化などの推進につきましても、各課への周知を図ってまいりたいと考えております。

【まとめて要望】
まずは答弁にあった通り「学校園の長期休業中の見直しに」「取り組」んで頂きたい。
文書総量の削減や集配対象・頻度の見直しは事業費の削減に直結します。
また文書受渡しの事務も軽減できます。
こうした視点を持って、更なる見直しを進めて頂きたい。
そもそも他の業務で頻繁に本庁に来庁する部署や、郵送で十分な内容を集配する必要などありません。
その点を整理するためにも、答弁にあった「文書内容等の現状を確認する」「ペーパーレス化などの推進につきましても、各課への周知を図ってまいりたい」との内容を速やか、かつ効果的に進めていただきたい。
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この問題については、市も同じ問題意識を持ってくれ、前に進みそうな感じなのが嬉しいですね。
期待しつつ、今後の展開を見守ってまいります。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


学校自体が休みなのに、毎日、文書を回収する必要なんかありますか?こういう細かいところも積極的に見直すべきです!

2019-07-09 17:05:36 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

昨日で6月議会も終了。
関連する内容の報告を進めていかねば!
ですね。
というわけで今日は、6月議会で行った一般質問のご報告をば。

ネタは、教育委員会事務局と学校園などの間で文書をやり取りする「学校園等文書集配業務」についてです。
それでは早速どうぞ。

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「学校園等文書集配業務」についてです。
同業務は西宮市教育委員会事務局と学校園、図書館などの教育機関や、支所・サービスセンターなど市の施設の間で、やり取りが必要な文書等を集配するものです。
文書の集配は委託業者が行い、集配対象は「一般庁用文書、資料、教材、パンフレット、ポスター等、本市の必要とするもの」となっています。
資料①をご覧ください。
 ↓


2017年度時点では、当該業務として市内144施設について、12月29日から1月3日の年末年始を除いて平日は毎日、文書を集配していました。
しかしながら私の指摘を受けて、2018年度から
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〇文書量が少なく、集配の必要が低い体育館・運動場などの運動施設、自然の家等環境学習施設、環境事業部、大谷記念美術館等25施設については文書の集配自体を廃止
〇地区公民館、鳴尾図書館、フレンテ、名塩和紙学習館等の22施設について平日は1日おきの集配へと頻度を削減
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という2つの見直しが行われました。
このように見直しが進められてきたことは一定、評価しています。
しかしながら、やはり疑問に思う点があります。

一つは学校園の集配頻度についてです。
夏休み・冬休み・春休み等の長期休業期間中、集配対象の文書量は格段に減少するはずです。
にも拘らず、学校園の長期休業期間中も普段と同じく毎日、文書を集配している現状には強い違和感を持ちます。

次に、学校も含めた施設全体の回収頻度についてです。

そもそも各施設間あるいは各施設と教育委員会事務局の間で毎日、文書を集配する必要があるのか疑問に思います。
例えば、保育所にも「朝日愛児館他62施設文書配達業務」がありますが、こちらの配達頻度は毎週月水金および毎月の初開庁日となっています。
「学校園等文書集配業務」と比較して、集配頻度は格段に少ないのです。
それでは以上の内容を踏まえて、質問します。
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てな感じです。
まずはアッサリ目の質問からスタート!という感じですね。
具体的な質疑の内容と、それに対する当局方の答弁内容については次回以降にてご報告します。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


位置情報だけ公表したって、あかんでしょ?求められる&必要性の高い情報も含めて、オープンすべきです!

2019-07-08 09:16:22 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

最近、自治体の業務改善分野で、いわゆるAIの存在感がどんどん増しています。
というわけで、その分野について勉強するべく、そのものずばりのタイトル「AI自治体」を読了。
なので今日は、この本に書かれていたことに関連して思ったことをば。
 ↓


他にも色々あったのですが、私が個人的に気になった話の一つが
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●札幌市では、保育園の施設情報や空き情報を機械判読しやすい形で公開した(←いわゆるオープンデータ化)
●これにより民間事業者が、保育園の所在地・開園時間や空き情報をマップ上で一元的に確認できるサービスを提供できるようになった
 ↓

●これを受けて、札幌市では地域の課題を「コード(コンピュータ上に書かれたプログラム)によって解決していこうとするコミュニティCode For Sapporoがデータを活用して「さっぽろ保育園マップ」を作成した
 ⇒認可・認可外保育園がマップ上に表示され、利用者はマップ上のアイコンをクリックするだけで開園時間や空き情報を確認できるようになった
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というもの。
だって、これって以前ブログで紹介した大阪市のシステムと、むちゃくちゃ似ているんですもの。
 ↓
【ご参照】
保育所の空き状況を、リアルタイムで伝えること。これも子供が通える場所を探す保護者にとって、重要な支援策だと思うわけで。@2019年6月のブログ

で、これを読んで気になったのが、同じ取り組みを、西宮市で民間の方々がしようと思った場合できるのか?ということ。
が結論、西宮では無理なようなんですよね。
というのも、西宮では公開されているデータが圧倒的に少ないから。

西宮市HPには『総務省が推進しております、「オープンデータ戦略」に基づき、 西宮市ではオープンデータの公開に積極的に取り組んでおります。』と記載されており、オープンデータをまとめたサイトも存在します。
 ↓
【ご参照】
http://opendata.nishi.or.jp/opendata/


でも、これの「子育て情報」を見ても『市内にある「市立」の保育所の情報』しか載っていないんですよね。
いやいや、民間の情報も上げなきゃダメでしょうよ...
 ↓


しかも『市内にある「市立」の保育所の情報』で掲載されているのは、保育所の名前と住所&位置情報だけ。
う~ん…

そもそも、国は「オープンデータの公開とその利活用を促進することを目的とし、政府として公開を推奨するデータと、そのデータの作成にあたり準拠すべきルールやフォーマット等を取りまとめた」「推奨データセット」を示しています。
で、その中には電話番号・FAX番号・収容人員(←この通りの表現となっています)・開始時間・終了時間や利用可能曜日などが含まれているんですよね。
当然、本来であれば西宮市も、推奨データセットに則って、データを公開しなければなりません。
にも拘らず、本市では、そういうデータの多くは示されていないということになります。
これでは到底、「オープンデータの公開に積極的に取り組んでおります」とは言えないと思うんですよね。


札幌市で行われている取組は民間主導のものであり、「同じようにデータをオープンしたら、西宮市でも自動的に同じ取り組みが進む!」というようなものではありません。
でも、そうした環境を作ることは、これからの行政の重要な役割だと思っています。
そういう意味で、まずは最低限、国が示している「推奨データセット」に基づいてデータを開示すること。
そして、その次の段階では、利用者からの意見・要望を吸い上げる仕組みを作り、それを柔軟に反映していくこと。
ここらへんが、本市にとって重要な取組になってくるのだと思います。
かつてはIT先進市として名をはせた西宮市として、是非とも積極的に取り組んで頂きたいところですね。
もちろん及ばずながら、私も意見・提案など、行ってまいります!

今日で6月議会も終わり。
しっかり頑張ってまいります。
それでは今日のブログは、このへんで失礼します。