西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

市長任期4年の3年目に入るのに、主要公約への言及がないことに激しい違和感。18歳までの医療費無償化はどこにいったんですかね...

2024-02-29 09:26:55 | 市政全般に関連すること

代表質問を終えた昨日の帰り道、ローソンの「天下一品こってりフェア」の文字に吸い寄せられて、物色のあげく購入。
返ってから調べてみると、どうもフェア対象商品とは違うようですが、カップも付いてるし、今日のお昼ご飯はこれで決まりですね。
 ↓

天下一品 こってりフェア開催!|ローソン研究所 (lawson.co.jp)

さて本題。
お陰様で昨日の代表質問、無事、終えることができました。
傍聴にお越し頂いた方々、インターネット・さくらFM等でご使用頂いた方々、気にかけて下さっていた皆様、全ての方に御礼申し上げます。

というわけで今日からは、その代表質問のご報告が中心になろうかと思います。
それでは早速始めます。

■■■■■■■■■

【質問】
石井市長の政治姿勢についてです。
令和6年度施政方針を聞き、読んで、私は強い違和感を持ちました。
なぜなら市長が平成30年の市長選挙以来、掲げている「OPEN!西宮」についても、令和5年3月定例会の施政方針で「文教住宅都市としてさらなる発展を目指すことに加え、増加する共働きの子育て世帯への支援や働く場の創出、地域コミュニティーの強化など、時代の変化に合わせた市政のバージョンアップを図っていく」と熱心に語った文教住宅都市のバージョンアップについても、令和4年の市長選挙における公約の中で最も注目を集めた18歳までの医療費無償化についても、令和6年度施政方針では触れられていないからです。
市長としてはこれらの思いを別の言葉で施政方針に盛り込んだ、という認識かもしれませんが、同じ言葉で明確に語らなければ、その思いは市民には伝わりませんし、継続性・一貫性という視点からも疑問が持たれると思います。
市長はなぜ、令和6年度の施政方針で「OPEN!西宮」や文教住宅都市のバージョンアップ、18歳までの医療費無償化などの市民との約束や公約に触れなかったのでしょうか。
これらの施策をどうしたいと考えているのかも含めて、お聞かせ下さい。
 ↓
【答弁】
施政方針は、新年度の私の市政運営にあたっての基本的な考え方や主要な施策、予算案について述べるもので、今回はそれに加えて、財政構造改善の基本的な考え方と、それに基づく取組についても触れております。
そのため、施政方針は新たに取り組む施策等が中心となり、市長就任以降、私が表明したことの全てを網羅するものではございませんが、これまで述べてきたことについての思いは変わっておりません。
現在の財政状況は厳しい状況ではありますが、引き続き公約の実現に向け、少しでも前進するよう努力してまいります。
 ↓
【意見要望】
答弁にあった通り、「施政方針が市政運営にあたっての基本的な考え方や主要な施策、予算案について述べるもの」であることは当然、認識しています。
また「そのため、施政方針は新たに取り組む施策等」が中心になることも、よくよく理解しています。
しかしながら、それらを理由に施政方針で取り上げていないということは、裏を返すと、公約として約束しながら、主要な施策として実現することが出来なかったということでもあります。

4年間の市長の任期も残すところ、あと2年。
令和6年度予算に計上できなかった以上、残すは令和7年度しかありません。
この厳しい財政状況の中、とりわけ「18歳までの医療費無償化」の実現可能性に疑問・疑念を持たれる方が多くいらっしゃるのは当然です。

「現在の財政状況は厳しい状況ではありますが、引き続き、公約の実現に向け、少しでも前進するよう努力してまいります」とのことでした。
市長は2年前の選挙を現職として戦って当選されており、本来、財政状況が厳しいことは認識していて当然です。
現職として、こうした公約を掲げ、当選したことの責任を重々ご認識頂きたい。
昨年度の代表質問では「自分が公約として掲げ、西宮市が先陣を切ったことで、他市にも追随する動きが出てきた!」と誇っていらっしゃいました。
ところが、それが僅か一年で、逆に西宮市が他市の後を追いかけることになりかねない状況になっています。
このことに強い危機感を持ち、責任を感じるべきだということを強く指摘しておきます。
 ↓
【ご参照】
子供を対象とした医療費助成の現在地。市長公約だけに、アツイ答弁がありましたのでご紹介します。@2023年3月のブログ

■■■■■■■■■

言いたいことは、上に書いたとおり。
なにせ色々なことに対して、認識が甘く、軽い気がしてならんのですよね。
ということで、今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします


財政が危機的状況に陥っている一因は施設や事業が、際限なく増大し続けること。これに歯止めをかけるためのルールや仕組み作りに取り組むことを市が約束しました!

2024-02-26 11:06:25 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

個人的に、超盛り上がった先週末のボクシング世界タイトル3連戦。
オープニングマッチから1R×KOで始まったわけですが、もうたまらん。
会場にいたら、声だしまくりやったやろな、これ...
 ↓


さて本題、12月議会で行った代表質問のご報告のラストですよ。
ちょっと飛ばしてしまっていて、すみません。
それでは、どうぞ。
(前回の内容については以下でご覧頂けます。)
 ↓
【ご参照】
削減目標を立てながら、実際には施設総量が増えている西宮市。現状に歯止めをかけるための具体策が必要です! @3回前のブログ

■■■■■■■■■

【質問①】
公共施設を建築する際には、同面積以上の施設を廃止するようルール化するなど、施設総量の縮減を担保する具体策を講じるべきと考えるがどうか?
 ↓
【答弁①】
施設総量については、これまで学校の増改築などもあり床面積が増加している状況があることや、今後予定されている施設の建替え更新、学校の増改築を踏まえますと、当面は縮減効果をあげることが難しい状況となっております。
現在、令和3年度の第二庁舎の新設や4年度の安井小学校の改築などがありましたので、施設総量が増加しておりますが、今年度は福祉会館の解体を行ったほか、今後は保健所や江上庁舎の解体を予定しておりますので、引き続き、数値目標の達成に向けて取り組んでまいりたいと考えております。
当初目標としていた令和14年度までの10%以上縮減については、平成24年度のマネジメント方針において理論値として算出したものとなることから、令和3年度に策定した建築系公共施設個別施設計画において、実情に即した見直しとして3.26%以上縮減するという考え方をお示しいたしましたが、議員のご指摘のとおり、当初掲げていた目標値と比較しますと、縮減の取組みは十分なものではないと考えております。
施設の新設・建替時に際して、一律に同規模程度の施設廃止や床面積の削減を義務付けることは対象施設に求められる機能やサービスの維持・向上を図る観点から難しい面がございますが、財政状況が厳しさを増す中、更なる縮減に取り組む必要があると考えておりますので、施設総量縮減のための一定のルールづくりや対応方針について検討してまいります。
 ↓
【意見要望①】
公共施設の老朽化が進む中、その維持管理や保全整備には、莫大な費用が必要となります。
これを抑制するため、施設総量縮減に向けた取組が必要なことは、市自身が認めています。
にも関わらず、目標が下方修正され、むしろ現時点では施設総量は増加するということになっている現状には大きな問題があります。
答弁は、当初掲げていた目標値と比較して、現在の縮減の取組みは十分なものではないことを認めた上で、「財政状況が厳しさを増す中、更なる縮減に取り組む必要があると考えて」いる、「施設総量縮減のため一定のルールづくりや対応方針について検討して」いくという内容でした。
なによりも重要なのは、具体的で実効性のあるルールを定めること、そして、その内容を厳守していくことです。
この点、指摘した上で、今後の展開を強い関心を持って、見守ってまいります。

【質問②】
同様に、新規事業や施策を開始する際は同数・同規模以上の事業や施策の廃止を義務付ける等、際限ない事業や施策の拡大を阻むための具体策を講じるべきと考えるが、どうか?
 ↓
【答弁②】
市では、これまで、当初予算編成にあたり発出する予算編成方針等において、既存事業の廃止や見直しを行うよう周知を図り、取り組んでまいりましたが、その取組みが十分ではなかったことから、経常経費が増加を続け、財政の硬直化を招き、この度の財政危機の一因となったものと認識しております。
令和4年度決算では、赤字基調である財務体質の改善が急務であることがより一層明らかになったことから、令和元年度に策定した「行政経営改革基本方針」に加え、本年10月に「財政構造改善基本方針」を定めたところです。
これら方針に基づく具体的な取組みを進める中で、財政収支の均衡が図れるよう、新規事業や事業を拡充する場合の一定のルールや仕組みづくりについて検討してまいります。
 ↓
【意見要望②】
答弁にもありましたが、既存事業の廃止や見直しを進めることなく、事業の拡大を図ってきたことが今回の財政危機の一因です。
答弁にあったとおり、「財政収支の均衡が図れるよう、新規事業や事業を拡充する場合の一定のルール作りや仕組み作りについて検討して」頂きたい。
こちらについても、今後の推移をしっかり見守っていきたいと思います。

■■■■■■■■■

内容について、特に加筆するべきところはありませんが、気になるのは「経常経費が増加を続け、財政の硬直化を招き、この度の財政危機の一因となった」と答弁でハッキリ認めているところなんですよね。
市長は、頑なに「財政危機」と認めようとはしませんが、こういうところで市全体の認識がぽろっと出てきてしまうんやろな...と改めて。

なお、この質問の続きを明後日の代表質問でも取り上げようと思っていますので、ご期待下さい。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


来週水曜日12:30から出番を頂いている代表質問の項目が決まりました。興味・関心のある内容がおありの方には是非ご注目下さい!

2024-02-22 12:13:56 | 市政全般に関連すること

昨日の施政方針演説を受け、会派を代表して行う代表質問。
来週水曜日の12:30から出番を頂いているわけですが、その項目が決まりました。
内容は以下の通り。

■■■■■

1.はじめに
 (1)石井市長の政治姿勢
 (2)行政経営改革前期実行計画の評価
 (3)財政状況改善に向けた取組の具体策と効果
 (4)市長が言う「危機的状況」の認識

2.Ⅰ住環境・自然環境
  (1)市役所本庁舎周辺地区ウォーカブル
  (2)阪急武庫川新駅
  (3)都市計画道路のあり方

3 Ⅱ子供・教育
  (1)幼児教育・保育のあり方に基づく取組
  (2)幼児教育・保育センター
  (3)各校におけるICTの活用状況

4 Ⅲ福祉・健康・共生
  中央病院跡地

5 Ⅳ都市の魅力・産業
  大学交流センターと市民交流センターの再編

6 Ⅴ環境・都市基盤、安全・安心
  公用車の台数削減

7 Ⅵ政策推進
 (1)市民のボランタリーな活動を後押しする市役所
 (2)公共施設総量縮減のためのルール
 (3)内部事務の更なる効率化
 (4)17時閉庁
 (5)支所等の行政機能
 (6)市政ニュースの方向性

■■■■■

以下の様式に則り、先程、議会事務局にも提出しました。
 ↓


右端に掲載されている「担当部」が肝で、これがあることで、かなり効率化が進んだと喜んで頂けている様子なのは嬉しい限り。
 ↓
【ご参照】
課長級以上の全職員さんへ。3月議会以降、答弁調整のルールが徹底されなかった場合は議会事務局にご一報ください!@2021年2月のブログ

実のある質疑に出来るよう、しっかり整理・調整など、進めていかなければ!ですね。
興味・関心お持ちの内容等あれば、是非是非ご注目下さい。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


今日から3月議会がスタート。来年度の主な施策や、予算編成にあたっての市長の考えを述べる施政方針演説が行われました。

2024-02-21 17:24:52 | 市政全般に関連すること

この時期は、各自治体において来年度予算案が示される時期。
近隣各市においても様々な内容が報道されていますが、子育て支援に関わる内容が目玉的に挙げられている事例が多いと感じています。
  ↓
【大阪市】保育料 2歳以下も完全無償化へ行程表 大阪市「26年度中」目標 
【神戸市】神戸市、高校生の通学定期代を無償化へ…全国初
【姫路市】姫路市が2024年度当初予算案を発表 子ども医療費を完全無償化、行財政改革で歳出3億1千万円削減
【伊丹市】伊丹市が中学給食を無償化、神戸・阪神間で初 タブレットで読書「子ども電子図書館」も
【尼崎市】学童保育時間延長、不登校支援…尼崎市予算は過去最大規模 市税増で「攻め」の姿勢|社会
【川西市】川西市7中学に「校内塾」開設へ 放課後に復習
【芦屋市】教育改革へ「研究チーム」

つくづく各自治体の取組・姿勢、そして過去の市政運営によって培われた財政力によって自治体間の格差が広がっていく、そんな時代になっていることを痛感します。
上にあげたのは魅力的に感じる近隣事例ですが、それとは逆に、
-----
市長の解職請求に向けた動きが表面化
→市長公約の実現も困難なことが明らかになった...
ーーーーー
等、もはや泥船モードに突入しているかのような近隣自治体もあるわけで。
  ↓
【三田市】公約に掲げた子ども医療費や中学給食費の無料化見送り 三田市長が市議会定例会で釈明

翻って、我らが西宮市。
「子育てするなら西宮」を謳ってはいるものの、それに相応しい実態が乏しい...というご意見も多く頂戴しています。
そして残念なことに、現在の財政難を考えると今後、一定の期間、お金がかかる施策の充実は難しいと考えるしかないのでしょう。
これこそが過去の市政運営の積み重ねの結果であり、私自身、その責任の重さを痛感しています。
 ↓
兵庫:西宮市 住民サービス見直し:地域ニュース : 読売新聞


そんな状況の中、今日から3月議会がスタート。
初日となる今日は、市長による施政方針演説が行われ、
-----
●来年度行う主な事業
●今回の予算を編成するにあたっての考え
-----
等が述べられました。
その内容は以下にてご確認頂けますので、よろしければどうぞ。
 ↓
令和6年度西宮市施政方針@西宮市HP

問いたいこと、言いたいことは山ほどありますが、とりわけ違和感が強いのは「本市の財政が危機的状況に陥ることなく、安定した市民サービスを受けられる、そう誰もが思える状況に導くことが私の使命と認識し、全力を尽くす覚悟です」という一節ですかね。
「いや、既に危機的状況ちゃうの?そして、『今が危機的状況では??』という危惧や懸念を市民に持たせないことこそが、市長としての最低限の使命ちゃうの???」と思ってしまうわけで。
過疎化が進んでいる田舎の町とかならともかく、住みたいまちNo.1と評されることも多い、我らが西宮市。
そんな西宮市が、他の自治体に先駆けて財政難に苦しみ、予算が組めなくなってしまうかも...というような状況に陥っていること自体、本来ありえない、あってはならないことだと思うんですけどね...
 ↓
【ご参照】
市長によると、今はまだ財政危機ではないそうな... 正副市長の12月ボーナスを削減する議案が提出され、賛成多数で可決されました。@2023年11月のブログ

さておき、自分自身の出番に備えた準備を進めなければ...ですね。
来週頂いている出番を実のあるものに出来るよう、鋭意調整中。
頑張ります!
と宣言して、今日のブログは失礼いたします。


削減目標を立てながら、実際には施設総量が増えている西宮市。現状に歯止めをかけるための具体策が必要です!

2024-02-19 12:06:51 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

次男が小さい時に購入し、10年以上、妻が愛用してきた電動自転車。
走行中に突然、部品が落下するなど「いくらなんでも、こりゃ寿命やな...」的な感じになってきたので買い換えたのですよ。
二男・三男のうち片方は「そんなん、俺と関係ないしな!」なのに、もう片方は「思い出の詰まった、この自転車とお別れするのは悲しい...」とぽろぽろ泣き出しまして。
つくづく、こういうところで性格がでますよね。
同じ親から産まれて、なんでこんなに違うのか、遺伝子って不思議。
 ↓


さて本題、ちょっと飛ばしまくっていた12月議会×一般質問のご報告の続きですよ。
残るネタは、あと一つのみ。
それでは早速、はじめます。

■■■■■
大項目3、「公共施設と事業・施策の際限ない増大防止」についてです。
資料③をご覧下さい。
 ↓


市は2012年策定の「公共施設マネジメントの基本的な方針」と、2017年策定の「公共施設等総合管理計画」で、
-----
●人口減少や高齢化が進む中、税収の伸びを見込むことは困難
⇒一方で市営住宅・庁舎等、公共施設の老朽化が進行
⇒維持管理や保全・整備コストの増加によって財政が逼迫し、公共サービスの質の低下を招く恐れがある

●現在、保有している施設を、同じ規模で建替・改修すると今後50年間で約1兆2700億円かかる
⇒これは過去の年間平均額の1.3倍にあたり、施設の総量縮小が重要
-----
という考えを示しました。

こうした認識の下、市は当初、施設総量の削減目標を2009年度比で2032年度までに10%以上、2062年度までに20%以上としていました。
ところが資料④で示したとおり、その後、市は2032年度までの縮減目標を3.26%以上に下方修正。
しかも現時点で施設総量は縮減どころか増加しています。
 ↓


また同様に、市が行う事業や施策も常に増大する方向にあります。
このように西宮市政が、保有施設や実施する施策・事業等あらゆる面において常に膨張し、拡大し続ける傾向にあることも今般、本市が迎えた財政危機の一因と言えるでしょう。
私は、このような現状に歯止めをかけるための具体策が必要と考えます。
それでは以上の内容を踏まえて2点、質問します。
■■■■■

ちなみに、この数値目標、当時の担当は示すのをむちゃくちゃ嫌がっていたのですよ。
設定された数値自体についても諸々、意見を持っており、当時から様々指摘していましたが、まさか、ここまでないがしろにされるとは正直、思っていませんでした。
 ↓
公共施設マネジメントについて。 ① @2012年10月のブログ
公共施設マネジメントについて。 ②@2012年10月のブログ

というわけで、ここまでを踏まえての具体的な質疑の内容は後日、お知らせします。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


予算内容を踏まえた代表質問の出番が2/28(水)のお昼12:30からに決まりました。出番に向けて、しっかり準備を進めます!

2024-02-15 13:36:17 | 市政全般に関連すること

昨日の議会運営委員会で、2024年度予算案が示されました。
市からの発表内容については以下をご覧下さい。
 ↓
令和6年度 当初予算案等記者発表について|西宮市ホームページ (nishinomiya.lg.jp)

複数、資料がアップされていますが「で、新年度にはなにをすんの?」というところに興味がある向きは、以下をご覧頂くのが良いかと思います。
 ↓
令和6年度当初予算案のポイント

なお予算については新聞記事でも複数、取り上げられていますが有料記事なので冒頭以外は見ることができない感じですね。
残念。
ま、重要度等を考えると、当然とは思いつつですが。
 ↓
阪神西宮駅の北側エリア再開発、市も協力 歩行者用通路設け回遊性アップへ|阪神|神戸新聞NEXT (kobe-np.co.jp)
●’24年度当初予算案:西宮市 一般会計2032億975万円 財政改善中も投資進め /兵庫 | 毎日新聞 (mainichi.jp)

「新規事業や既存事業の拡充は ~中略~ 原則認めない」としていただけに「小粒な予算になるんやろな...」と予想していたわけですが、そこらへんは概ね予想通り。
残念ながら、市長のメイン公約(←と、ご本人は認めていないようですが)である「18歳までの医療費無償化」も実現に至りそうな気配すらないな...
 ↓
【ご参照】
市長公約の18才以下医療費無償化の実現性について「今後判断する」と市長が述べたとのこと。これって事実上のできない宣言では???@2023年10月のブログ

今後は、まず
-----
●2/21(水)の本会議で、市長が、予算についての考え等を述べる施政方針演説を行う
   ↓
●その内容も踏まえて2/28・29の両日、各会派の代表による代表質問が行われる
-----
という形で、議会は進んでいきます。
ちなみに私の出番は2/28(水)のお昼12:30からに決まりましたよ。
 ↓


暫くの間は、ここに向けた準備がメインになりそうですね。
実のある質疑にできるよう頑張りますので、是非ご注目下さい。

ということで、今日のブログはこのへんで。
それでは失礼いたします。


具体的な内容は分からないし、職員の賃上げも反映されてない。こんな計画で「これで収支均衡を目指します!」とか言われても...

2024-02-13 18:02:34 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

今日のメインイベントは、総務常任委員会での「西宮市財政構造改善基本方針に基づく取組の大枠について」の審議。
危機的な財政状況を踏まえて「西宮市財政構造改善基本方針」が示されたのが、昨年10月のこと。
ただ具体的な内容は、ほんまにな~んにもなかったんですよね...
 ↓
【ご参照】
厳しい財政状況について述べた、市長の定例記者会見を視聴しました。と言うわけで、私見をば。@2023年10月のブログ

その後の一定期間を経て、今日、審査された内容は
-----
●令和5年度以降、年度平均で40億円を超える収支不足が発生すると見込まれる
→単年度で40億円以上の収支改善が必要
→収支を40億円改善するための、取組の大枠を示します!
-----
というもの。
ただ、こういう、話の大前提となっている部分でさえ、
■12月議会の資料では「40億円を超える収支不足が発生すると見込まれ」だった■
          ↓


ところが■本日の資料では「40億円ほどの収支不足が見込まれる」となっている■
          ↓

等、よほど疑ってかからんとアカンのやろな...と感じています。
添付されている収支見込の表は前と全く同じなのに、こういうところだけ変えてくるとか、なんとも怪しすぎる…
「超える」と「ほどの」では、数字的に大違い。
へたすりゃ、その間にン億の差さえ出てくるわけで、
-----
●少しでも必要となる財源捻出額を少なくしようとしているのか?
●財政状況の厳しさを少しでも糊塗したいと思っているのか??
-----
等々、疑わずにはいられない。

ほんで計画の内容も、眉唾にも程がある感じなんですよね。
市の捕らぬ狸の皮算用的匂いがプンプン漂ってくる見込みによると「示された取組を実施することで、令和11年度以降は単年度で33億円~40.5億円の収支改善が実現できる!」とのこと(青矢印下の行×一番右端)。
これによって財政危機に一定の目処がつくのだそうな。
 ↓


でもね、この計画って
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●そもそも単年度で40億円以上の収支改善が必要なのに改善効果額は33億~40.5億円に留まり、効果額として十分とは思えない
(大体こういう計画って、当初目論んだほどの効果が出てくる事例自体、稀じゃないんですかね...)
→示されているメニューもタイトルと効果金額だけで、実現可能性や具体的な内容がまるで見えない
→ふるさと納税の歳入拡大策がいい感じで進んで歳入が増大することは見込んでいるのに、年々拡大している流出分は計算に入れていない...
-----
等、問題が山盛りなんですよ。
こんなん示されて、「わ~い、これで大丈夫!」とか思えるほど、おめでたくは到底なれない...
下が示された内容と効果額の一部ですが、こんなんではねぇ...
 ↓


加えて、百歩譲って、内容を一定信用するとしても、これは絶対にアカンやろ...という大問題があります。
それは
-----
●市は人事院勧告を反映して、職員を賃上げする方向で労働組合と妥結した
→人事院勧告に基づく賃上げを反映した場合、4.4億円/年の歳出増となり、40億円の収支改善では全く足りない...
→が、その金額は今回の収支見込みには含まれていない
-----
という話。
つまり
-----
●市は本来、年間45億円を超える収支改善を実現しなければ、収支均衡が実現できない
→ところが今回出された計画は、盛りに盛ったにも関わらず、最大40億円程度の収支改善しか実現できない...
-----
ということです。
いや、それじゃ話にならんでしょ...
こんなことしてたら、ほんまに財政破綻が見えてきますよ。。。

なお人事院勧告に基づく賃上げ話は、私にとっては3月議会における最大の争点。
改めて、ブログでも取り上げたいと考えています。
 ↓
【ご参照】
人件費削減に欠かせない「職員数の削減」と「給与水準の見直し」。でも、どちらも、こんな及び腰な姿勢で、ほんまに大丈夫なんですかね...@2024年1月のブログ

と言うことを約束して、今日のブログはこのへんで。
それでは失礼いたします。


【広報】公立幼稚園・保育所の統廃合についての方針が示されました。

2024-02-11 09:13:06 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

本日は、金曜日にUPするつもりだった重要事項のご報告ですよ。
それでは早速、始めます。

西宮市は、公立幼稚園・保育所の統合等による認定こども園の設置を進める方針を示しています。
これに則り、第一号として浜脇幼稚園と浜脇保育所を統合。
第一号となる公立認定こども園は2025年4月に開園する予定です。
これが「西宮市幼児教育・保育のあり方 アクションプラン〔part1〕」等で示され、実施に向けて進められている内容ですね。
 ↓
actionplan1.pdf (nishi.or.jp)

そして、この度、「アクションプラン〔part2〕」が示され、浜脇以外の一部地区についても方針が明らかになりました。
具体的な内容は以下の通り。

【鳴尾ブロック】

【上甲子園ブロック】

【広田ブロック】

現時点ではUPされていませんが、このプランの全体等について、より詳細な内容は近日中にこちらに掲載されるはず。
よろしければご参考まで。
 ↓
西宮市幼児教育・保育のあり方|西宮市ホームページ (nishi.or.jp)

なお今回、方針が示されなかった甲東・大社・山口・塩瀬の各ブロックについては「アクションプラン〔part3〕」で示されるとのこと。
まずは今後の推移を見守るということになるんでしょうね。

関係される方、興味と関心おありの方も多いと思われることから、取り急ぎの広報とさせて頂きます。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


掲げた約束に真摯に取り組み、成果を出しつつある芦屋市長に身の引き締まる思い。一方で西宮市はと言うと...

2024-02-09 12:34:02 | 市政全般に関連すること

前回ブログで取り上げた、西宮市と芦屋市では破談になったゴミ焼却場統合の話。
どうやら神戸市と芦屋市で統合(?)する方向で話がまとまりつつあるようですね。
 ↓
芦屋のごみ、神戸で焼却へ 共同処理で温室効果ガス削減期待 2市、収集方法や費用負担を協議@本日付・神戸新聞WEBニュース

ちなみにゴミ焼却場の広域化は、芦屋市長が選挙で掲げた大きな公約の一つでした。
 ↓
芦屋市長 高島りょうすけ|あなたと創る芦屋の未来


だもので高島市長が誕生することが確定した当時、「ゴミ焼却場の統合話が、もう一度芦屋市から持ち込まれたら、どうしよう???」という話が、西宮市役所でも話題になっていたようで、市のえらいさんが「どう思います???」と感触を探りに来たこともありました。
その際、私は「破談になったことを踏まえ、市の施設を集約する前提で設計も進めている。これ以上、計画が後倒れになれば維持修繕費がかさむ上、施設自体の安全性も確保できるか分からない。そもそも一度、破談になった話が今回まとまる保証もないわけで、基本的にありえないでしょ!」という話をしたわけですが、広域化自体は良い話。
なので、神戸市と芦屋市で今回の話がまとまるなら、これに越したことはないと思います
それにしても公約に強い責任感を持って取り組み、その成果を挙げていきつつある姿は、隣の自治体で議員をしている身として、身の引き締まる思いがしますね。

かたや、それとは、かなりの差があるように感じてしまうのが、我が西宮市。
その一端を感じさせる話が、本日の教育こども常任委員会でありました。

昨年の施政方針演説で、市長から「児童虐待など高いリスクを抱える子供たちを、市が一貫して守り育む体制を作っていくため、子ども家庭総合支援拠点の充実を図るとともに、市として児童相談所の設置に向けた検討を始めることとします。」という話がありました。
 ↓
令和5年度西宮市施政方針|西宮市ホームページ (nishi.or.jp)

これに対して、私は代表質問で
-----
「児童相談所の設置に向けた検討を始める」との話もありましたが、人員・財源が捻出できなければ実現は困難でしょう。
こうした認識を持って、行政経営改革への取組を通じて、目に見える成果を示し、少子化対策・子育て支援を充実して頂きたいと思います。
-----
と指摘していました。
 ↓
【ご参照】
少子化対策には保育料見直しや給食費無償化、多子世帯への支援等、巨額の支出を伴う事業が必要。その実現には人手・財源の捻出が不可欠です!@2023年3月のブログ

で、一年かけて検討したのでしょう。
本日の委員会で検討結果が示されたわけですが、その内容をザックリまとめると
-----
●市が独自に児童相談所を設置する意義は大きい
→が財政負担や、専門職を中心とした職員の確保へのハードルが高い
→設置できないし、しない
-----
ということのようですね。
 ↓


・・・いや、だから最初からそう言ってますやん。。。
当時、市長とアンダーで話をしたときには「結構、国からの補助も出るし...」みたいなことを仰っていて、かなり楽観的な印象を受けたわけですが、やっぱりこうなりましたか。
この検討にかけた時間も人手も、すごく勿体ないと思うんですよね。私は...

ちなみに同じく昨年の代表質問では、石井市長のメイン公約の一つであった18歳までの医療費無償化についても質疑。
市長は、いろいろ言ってましたが、財政状況を考えると実現可能性はきわめて低そうやな...と思わざるを得ません。
上の件もそうですが、率直に言って、言葉がとても軽いよな...と感じてしまう場面が、とても多いんですよね...
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【ご参照】
子供を対象とした医療費助成の現在地。市長公約だけに、アツイ答弁がありましたのでご紹介します。@2023年3月のブログ

なお本日の教育こども常任委員会では、もう一つ重要な内容についての報告がありましたが、そこを取り上げると長くなりすぎる&内容が異なりすぎて、自分自身の備忘録としてのブログ機能に影響がありそうなんですよね。
なので日を改めるとして、今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


「窓口を開ける曜日と時間を見直して600万円捻出できます。やったー!」→「工事単価の上昇で、ごみ焼却場の整備費用が50億円高くなりました...」って、桁が違いすぎる。。。

2024-02-07 16:49:31 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

本市では、粗大ゴミの収集・持込について、電話での受付を行っています。
この受付時間が長く、土日も受け付けているのは珍しいということで、4月から日々の受付時間を短くすると共に、受け付ける曜日も少なくするということが、本日の民生常任委員会で報告されました。
具体的な内容はこちら。
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これによって、従来の曜日・時間なら約5350万円/年だった委託料が、約4750万円/年と600万円削減できるとのこと。
財政危機から脱出するため、こういう細かい見直しが色々と行われることになるのでしょうね。

一方で、同じく民生常任委員会で「西部総合処理センター焼却施設整備事業について」の所管事務報告も行われました。
これ、西宮浜にあるごみ焼却場の建替え・再整備についての話ですね。
2021年当初、予定されていた内容だと、整備に必要な費用は550億円。
これが今回、示された内容によると605億円まで膨らんでいます。
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大阪万博に伴う工事需要の増大や、インフレの進行による建設単価等の影響が大きいのでしょうし、金額が上がること自体はやむを得ないものと思います。
が、そもそも、ここまで整備がずれ込んだ背景には、芦屋市との統合話が長引きに長引いた上、結局まとまらなかった...ということがありました。
その結果、ここまで整備費用が膨らむことになってしまった。
加えて、本来なら必要なかった焼却施設の長寿命化のための費用が約9億円もかかることになった。
ここら辺は、なんとも言い難い話だと思っています。
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【ご参照】
ごみ焼却場の統合には大賛成!決断の遅さによって、不要なお金が出ていくことの重さは感じずにいられませんが…@2021年11月のブログ

それにしても「窓口時間の見直しで、600万円を捻出!」という話が出てきたと思ったら、返す刀で「整備費用で云十億円...」かぁ...
桁が違いすぎて、なんとも言い難いですね。
つくづく、西宮市の財政は大丈夫なんやろうか...
他も、今のところ示された内容は、甚だ小粒なものに留まりますし。。。
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【ご参照】
改めて「単年度で40億円の収支改善!」のハードルの高さを実感中。健康福祉局から出てきた改善策は、とても小粒な内容でした...@2024年1月のブログ

と愚痴っぽい話ですみません。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。