西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

10/22投開票の衆院選では、西宮市の選挙区は兵庫2区と7区に分かれます。重々、ご注意ください!

2017-09-29 12:18:35 | 主張・広報と活動のお知らせ

昨日、衆議院が解散され10/10告示⇒10/22投開票という日程が正式決定されたことに伴い、本日、西宮市議会×本会議も急遽、開催。
選挙で必要な費用、約1億4千万円を補正する補正予算案が審議のうえ、全会一致で可決されました。
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なお、こちら前回までは設置されていなかった北部地域への開票場設置に伴い、前回比で約500万円、必要な費用が増えたとのこと。
しかし西宮だけで見ても、1億4千万円もいるねんなあ。
つくづく選挙ってのは、お金のかかるものですね。。。
(なお、このお金は国費から充当されるため、市の持ち出しはありません。
 念のため。)


で、上に書いた「北部地域への開票場設置」という話ですが、ここきわめて重要です。
というのも、これまで全域が兵庫7区になっていた西宮市が、この衆議院議員選挙からは
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●南部地域は兵庫7区
●北部地域は兵庫2区
------------
という、少々変則的な区割りになるんですよね。
ここ、皆様にはくれぐれもご注意いただかねば...ですし、行政としてはしっかりと広報に努めてもらわねば...と。
しかし選挙に出る側の目線で見ると、こんな形で選挙区が変わるとか、ほんま大変やな。
自分の身に同じことが起きたら...と思うと、ぞっとするにも程がある。。。

  ↓
【ご参考】


しかし、この選挙ものすごいことになってますね。
ちょい前までは「野党の候補乱立⇒結果的に自公の独り(?)勝ち!みたいな感じかな~...」と思っていたのですが、そういう雰囲気ではなくなってきたような。
今回ほど「この世界、一寸先は闇!」という言葉をリアルに感じのは久しぶり。
好きとか嫌いとか、そういうレベルの話ではなく、勝負師としてすごいな小池女史。。。
ほんで、前原氏もすごい決断したなぁ...
個人的には、民進党のいわゆる左系の方については公認しないことで「寛容な改革保守」という旗を明確にできると、更に興味深い展開になりそうな気がするのですが、どうなるんでしょうね。
ここからの展開に興味津々です。

それでは今日のブログは、このへんで。
午後からの西宮市議会×決算特別委員会に備えます!


市場で商品を仕入れている事業者のうち60%は後継者のメドがたっていないんですよね?それで本当に、市場の賑わいは続きますか??

2017-09-25 17:33:43 | にぎわいと活気のあるまちを創造するために

本日のブログは前回に引き続き、卸売市場の話をば。
前回は「JR西宮駅すぐの立地での市場再整備!という案だけしか検討しないって、どうなの???」という話でしたね。
  ↓

【ご参考】
「万一のことがあっても、土地が市のものになるから大丈夫!」←でも、その土地って、ほんまに使えるの???@前回のブログ
  ↑
で、その前提として、私は「最悪、土地が手に入るので大丈夫!」という市の主張には、強い疑問を持っているということを書きました。
と考える以上、今回の「公金を投入して、市場を再整備!」という手法は妥当なものなのか?
この点を今一度、検討することが必要だと、私は考えています。

さて今回、市が示した方針の妥当性を検証するためには
-----------------
①今回の再整備によって、市場は継続的に賑わうのか?
②市および近隣地域の商品流通機能の確保という観点から、市場の再整備は絶対必要なのか?
③今回の再整備に当たって示された条件は、妥当なものなのか?
-----------------
といった点を見ていくことが、きわめて重要です。
というわけで本日は、その一点目、市場は継続的に賑わうのか?という点についてです。
敢えて過激な言い方をすると「大枚はたいて整備したはいいけど、数年後には複数の事業者が辞めてしまってガラガラ...なんてことにはならないんでしょうね?」というお話です。

言うまでもないことですが。
市が公金を投入して市場を再整備する以上、「一時的に市場がきれいになりました!」というだけでは不十分ですよね。
きちんと市場が賑わい続けて、商品流通の要としての機能を果たしてもらわないと困るわけで。
で、市はこの点について「再整備後の市場に参加する事業者はやる気のある業者ばかり。取扱金額の推移を見ても、必ずしも低下しているわけではないので大丈夫!」と主張しています。
  ↓


でもね、それって本当にそうなの???と思ってしまう要因があるんですよね。
2013年3月に示された「西宮市卸売市場整備基本方針」によると、卸売市場で商品を仕入れている買受人のうち
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●自分の代でやめることを考えている⇒⇒38.2%
●今は後継者はいないが事業継続したい⇒18.6%
------------------
となっています。
つまり、実に60%近くの事業者が、事業を継続していくことが難しい状況にあるということになります。
いくら商品を卸す側にやる気があっても、商品を仕入れる事業者が減っていけば、取扱高は減らざるを得ないはず。
今後、ますますの高齢化と人口減少が進んでいくことを考えると、市側の言い分は、弱い気がして仕方がないんですよね。

というわけで今日のブログは、これまで。
次回以降で、②③についても検証していきたいと思います。
それでは失礼いたします。


「万一のことがあっても、土地が市のものになるから大丈夫!」←でも、その土地って、ほんまに使えるの???

2017-09-22 13:09:30 | にぎわいと活気のあるまちを創造するために

今日以降のブログは、何回かに分けて、前々回に取りあげた西宮市卸売市場についての話の続きを書いていく予定でいます。
少々ややこしめの話が多くなるかもしれませんが、おつきあいくださいませ。
  ↓
【ご参考】
「卸売市場の整備に必要な費用は12億円、そのうち10億円を市が負担します!」って民設民営と呼べるのか???しかも気になることが多すぎるのですが。。。@前々回のブログ

というわけで、まず第一回。
今日のブログは、「そもそも超一等地であるJR西宮駅の目の前という立地での卸売市場再整備!」という手法しか検討していないのって、どうなん???という話です。

今回の提案において、市が強調しているのが「土地が市のものになるから、損をすることはありません!」というところなんですよね。
実際、配布資料にも「市が支援を実施して得られる効果」として、「仮に将来、卸売市場の縮小や廃場となった場合、行政利用が可能」等の内容が記されています。
う~ん、いかにも高度経済成長期的な...
  ↓



ちなみに卸売市場を整備にあたって、市は以下の手法を考えているとのこと。
  ↓

  ↑
で私、この案の最大のポイントは下図で「容積移転の考え方」として示されている内容だと思っています。
以下、私なりに説明を加えますと、

----------------
●今のままの容積率300%だと、卸売市場を営むには土地代が高すぎる
●なので最低限必要な容積率だけを残し、残りの容積率は隣で開発する再開発ビルに移転する
●これによって土地の価格を安くし、市が購入する卸売市場の土地代を安くする
●土地の購入費が安くなるので、卸売市場で営業する業者の賃料も安くなる
----------------
ということですね。
で、この前提の下、当該地周辺の再開発を進めると、以下の感じになるそうな。
  ↓


上の図を見れば一目瞭然、卸売市場側の建物の規模は、むちゃくちゃ小さくなっていますね。
それもそのはずで容積率が80%ということは、土地面積の80%までの床面積の建物しか建てられないということ。

だからこそ、上の図の左側の建物はむちゃくちゃ低くなっていますし、こうした建物しか建てられないんですよね。
・・・そら安くはなるやろけど、そんな土地、行政利用なんかできんのか???
実際、委員会での「この土地って、どういう利用が可能なの?」という質問に対して、「例えば防災倉庫」という答えしか出てこなかったし。
いやいや、こんな超・好立地に防災倉庫って。。。


市が、JR西宮駅前すぐの現在の立地での市場再整備しか考えていない理由は「4年前に示した方針で、そう決めたから!」ということにつきます。
でも、その際には公金投入のことは一切、触れていませんでした。
ここまで構図が変わる以上、この案だけの極め打ちでゴリ押し!というのは違うと思うんですよ。

つうか、そこまでして「JR西宮駅・目の前での市場再整備!」という手法しか検討しないことに、ものすごい違和感を感じるのですが。。。
  ↓
【ご参考】
4年前に示した市の方針には「市民の税金を投入する!」なんてこと一文字も書いていませんでしたよね???その前提が変わるなら、皆が納得できるだけの説明が必要ですよ!
@2017年9月のブログ

というわけで、この項、まだまだ続けます。
それでは本日のブログは、このへんで失礼します。


【告知】来春実施の西宮市長選挙&市議会議員補欠選挙の日程が決定しました!というわけで、それに関係する諸々の情報など。

2017-09-21 18:12:37 | 主張・広報と活動のお知らせ

業界的には衆院解散・総選挙の話で持ちきりな中、来春実施の西宮市長選挙&市議会議員補欠選挙の期日が、本日の選挙管理委員会にて決定したとのこと。
告示日は平成30年4月15日、投開票日は平成30年4月22日とのことです。
               ↓



んで、この選挙についてですが。
市議補欠選挙については今のところ確定した情報はありません。
が市長選挙については事実上、出馬宣言をしたような形になっている方が二人いらっしゃいますね。

というわけで五十音順×敬称略で以下、HPへのリンクを貼っておきます。
--------------
●石井としろう(元衆議院議員)⇒HP:http://toshiro.jp/
●吉岡政和(兵庫県議会議員)⇒HP:http://yoshiokanavi.jp/
--------------

ちなみに市長就任後、「ちゃんと選挙をして最低2期、できれば3期やりたいです」と仰っていた現・今村市長は、今のところ意思を表明していません。
  ↓
【ご参考】
「最低2期、できれば3期...」と述べているブログ
市長定例記者会見@「【会見録】その他」以降に市長選挙についてのやり取り
  ↑
さすがに、ここには、よう書きませんが。
「市長という立場にある人間が、そんなことするか!?」と思わずにはいられない、信じがたい話もあるんですよね。
一体どういうつもりでいらっしゃることやら。。。

というわけで今後の推移を見守りつつ、情報提供に努めてまいります。
それでは今日のブログは、このへんで失礼いたします。


「卸売市場の整備に必要な費用は12億円、そのうち10億円を市が負担します!」って民設民営と呼べるのか???しかも気になることが多すぎるのですが。。。

2017-09-19 18:10:02 | にぎわいと活気のあるまちを創造するために

完全に、衆院解散→総選挙モードですね。
これからいろんな事が一気に動いていくんやろうなあ...と興味津々。
とは言うものの、私のような政党に所属していない議員にとっては仕事上の関わりはさほど強くはないわけですが。

てな感想はさておき、本題へ。
以前、ブログで取り上げた西宮市卸売市場×再整備についての市の案が、本日、公式に発表されました。

というわけで本日のブログでは、その内容を軽くご紹介いたします。
  ↓
【ご参考】
4年前に示した市の方針には「市民の税金を投入する!」なんてこと一文字も書いていませんでしたよね???その前提が変わるなら、皆が納得できるだけの説明が必要ですよ!@2017年9月のブログ

今回、市が示した内容の大きなポイントは
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●施設整備には約12億円かかる
●市は、そのうち10億円以上を負担する
●加えて、市場関係者の負担が軽くなるよう、様々な措置を講じる
-----------
といったところですね。
具体的な内容は、本日、示された下図の右側の通り。
(左図は従来、示されていた内容。)

  ↓


市は、この計画を「将来を見据え、かつ、投資を抑制した計画案」と自賛しているのですが、そんな風に評価するには、ちと気になる点が多すぎるんですよね。
そもそも「12億円かかる整備費のうち、10億円を市が負担!」というこの計画が、民設民営と呼ぶに相応しいかと考えると、甚だ疑問です。
また当初、3000円/月・㎡としていた賃料・管理費を1800円/月・㎡までダンピングするために、かなり無理のあることもやっているように思います。
そこらへん諸々含めて、次回以降のブログで気になる点を具体的につっこんでいこうと思います。

というわけで簡潔ながら、今日は、このへんで。
それでは失礼いたします。


不動産賃貸会社ですもの、単年度で黒字が出るのなんか当たり前。収支は借入金の返済等も含めてみるべきです!

2017-09-14 16:23:45 | にぎわいと活気のあるまちを創造するために

「煙が出ないので、家で焼き肉ができる!」という口コミにやられ、迷わずGET!
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  ↑
さっそく使ってみたのですが、豚トロ焼いても、ほぼ煙が出ないあたり、こら、すげー。
完璧に「スモークレス」とまでは言いませんが、なかなかの優れものですな。
こら、出番も増えそうな。

さて本題。
少し前に、
------------------
●JR西宮駅南にある、商業施設「フレンテ」
● フレンテに隣接する分譲ビル「ラビータ」「ヴィエント」
------------------
の管理・運営を行う、西宮都市管理株式会社(以下、都市管理)の決算状況の報告がありました。
というわけで今日は、その話など。

ザックリ言うと、市の報告は
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●単年度で見ると、税引き後3265万円の黒字
●累積で見ると、5097万円の黒字
 ⇒よって経営は順調!
------------------
というものでした。
フレンテの核テナントであった、コープ神戸の撤退表明に端を発した一時の壊滅的な状況からすると、都市管理の経営状況が一定改善されていることは間違いありません。
一方で「経営は順調!」と言えるような状況にあるかというと、甚だ眉唾です。
  ↓
【ご参考@コープこうべ撤退当時のブログ】
フレンテ西宮&西宮都市管理㈱問題について ①@2010年10月のブログ

「単年度で3000万円以上の黒字!」といいますが。
都市管理は経営危機が表面化した後、武庫川西駐車場の管理を市から譲り受け、事業に追加しました。
これによる収益は年間約2000万円。
一方で費用は、ほぼゼロ。
これ実質的には、市から都市管理㈱に対する補助金ですよね???

また借入金の返済にかかる費用を収支として見ていない点も問題です。
そもそも都市管理は、不動産を賃貸し、その収益から利益を得て成り立っている会社です。
である以上、当然、賃料を得ている商業・住宅用ビルの建設等にかかった費用も、賃料収入から返済していかねばなりません。
その借入金×返済分は、西宮市からの借入金分だけで毎年3000万円。
要は
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●市の実質的な補助金を除いて
●返済するべき資金も含めた収支を見ると
 ⇒都市管理は赤字転落する!
----------------
ということなんですよね。
こういう側面に目をつぶり、単年度収支だけをみて「経営は黒字やし、順調!!」と言い切ることには、ずいぶん問題があると思うのですよ。

にしても、そもそものところで「こういうビル管理会社を市が(三セクとはいえ)持つ必要があるのか?」というところについて甚だビミョーだと思っちゃうんですよね、私。
とりわけ、こういう事業分野については「民で出来ることは民で!」が基本だと思いますし。
テナントさんがちゃんと入ってくれているうちに、次の展開を考えるべきやと思うねんけどなあ。

というわけで、今日のブログはこのへんで。
それでは失礼いたします。


大切なのは、保護者の立場に思いを馳せること、合理的・効率的といった概念を持つこと。だからこそ、家庭環境調査表の運用改善に取り組んでいきます!

2017-09-11 17:17:24 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

本日は前回ブログの続きで、家庭環境調査表&健康調査表の運用に関する話の続きですよ。
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【ご参考】
「資料ください」「分かりました、少々時間ください」⇒3か月後、「いつになったらもらえるんですか?」「・・・今から持っていきます」って、なんや、この展開。。。@2017年9月のブログ

以下の表に記載の「これが毎年、イチから記入して提出してもらっている理由です!」と学校側が主張する内容について順次、具体的なツッコミを入れていきます。
というわけで以下、お付き合い下さいませ。

        ↓


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「保護者の声を重視しているため」「現状では変更は考えていない」としている学校が多数存在するわけですが。
保護者の声を聞くなら「変更があった場合のみ、赤字で記入!」という運用でも対応可能だと思うんですよね。

また、それ以前の問題として、本当に保護者の声を大事に考えているのか?という点について、甚だ疑問に思うわけですよ。
「毎年、同じ事を書き直すのって苦痛...」というのも立派な保護者の声ですし、そこに思いを馳せてはもらえんもんやろか???と。
実際、用海小・南甲子園小のように「保護者の意見を集めて、来年の様式(=運用)を検討しようと考えている」という学校も出てきているわけですし。

また「修正や追加をするケースが多い」とありますが、それって本当に確認した上で言ってるんやろうか???
これらの学校では、毎年イチから記入して提出してもらうのがデフォルトになっているはず。
そういう運用の学校で、本当に前年提出分と比較して「修正や追加をするケースが」あるかなんて確認しているもんなんやろうか?と思うんですよね。

ここ甚だ疑問に思うし、教育委員会に確認しても、全然、具体的なことを答えてもらえないんですよね。
というわけで、来年度に各校、何件あったかを示してもらうよう依頼しました。
・・・ここ、また「担当が変わったので...」とかで逃げられかねないので気を付けておかないと!


「児童生徒が持ち帰った後に紛失することを防ぐため」については、紛失するかもしれない一部の方のために、全員に「ゼロベースで記入+提出!」してもらうという考え方自体に強い違和感がります。
だったら、紛失した方には、イチから書き直してもらう運用にすればええんちゃうの...と思っちゃいますし。
「回収期間に連絡できなくなることを防ぐため」については、いやいや、これ以外に連絡先を確認するツールってないわけ???と思いますし、「記載内容(学校が保護者に尋ねる内容)を追加や変更するため」というなら過去、どれだけの追加や変更を加えたのか、甚だ興味があります。

というわけで、ここらへん疑問に思う内容については適宜、調査・資料請求等、依頼しました。

そちらも頂けるまで時間がかかるそうですが。

「学校教職員の負担が大きい!」という議論はよく耳にしますし、そうした側面があることを否定するつもりはありません。
一方で、様々な場面において、教育委員会・学校には効果的とか効率的、合理的といった概念自体が著しく弱いよなあ...ということを感じる場面が多々あります。
そして、こうした点が非効率的な業務の進め方を前提とした仕事のあり方につながり、結果として教師の負担増につながっている面もあるのでは???という思いもあるのですよ。

今回、取り上げている話自体は、決して、それほど大きい話ではありません。
一方で、ここに集約して現れている要素は、決して軽視して良いものではないと思っています。
というわけで、この問題、引き続き、追いかけていきますよ~。
この話、結構、大きい反響を頂いていることに加え、私自身がどうにも納得できません。
やし、そう簡単に諦めるわけにはいきませんな!


というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


「資料ください」「分かりました、少々時間ください」⇒3か月後、「いつになったらもらえるんですか?」「・・・今から持っていきます」って、なんや、この展開。。。

2017-09-07 09:49:41 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

前回のブログが長くなりすぎたので、ちょっと反省。
内容マニアック過ぎる上に、あの長さではちょっとあきませんよね。。
反省。。。

というわけで今日のブログは、一つのネタを二回に分けてお送りします
なお取り上げるネタは、以前から継続して取り上げている家庭環境調査票&健康調査票についてですよ。


こちら継続してブログをご覧頂いている皆様には先刻ご承知の話かと思いますが、

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●家庭環境調査票・健康調査票とは、学校入学時に住所・家族構成・通学路・健康状態などを記入して提出する帳票である
●この用紙、形式も運用も学校によってバラバラになっている
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で、とりわけ運用面を見ていくと

----------------------
①毎年、新しい紙に書いて出し直さなければならない学校もあれば、
②一度提出したら、変更がない限り、書き直す必要はない学校もあるし、
 (出し直す場合は修正部分を赤字で訂正するのみ)
③上2者の折衷案で変更があれば修正+2~3年ごとに書き直しな学校もある

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という感じで、だいぶ違うんですよね。
でも普通に考えて、毎年、新しい紙に書き直して提出する必要なんかないんちゃうの?と。
毎年、多くの家庭で内容に変更が発生するとは思えませんし、変更事項があるなら、その部分を赤ペンで修正して、出し直せばいいだけ。
私には、地図やらなんやらを毎年、年度初めの忙しい時期に、保護者に書き直して提出してもらう理由が分からないんですよ。
①でも②でも、学校側の手間は大きく変わりませんし、保護者の手間を考えても見直すべきやと思うんですよね。
というわけで以前から、運用が①になっている学校は②or③に改めるべき!と主張しています。
ここらへんの過去の経緯等は、こちら。
  ↓
【ご参考】
ちょっとだけ進んだ、家庭環境&健康調査票の運用改善。でも、これじゃ、まだまだ満足できませんので、引き続き追いかけます!@2017年5月のブログ

で、そうした過去の経緯も踏まえて、家庭環境調査表&健康調査表を「毎年、新しい紙に書いて出し直さなければならない!」という運用を取っている学校について、その理由を書面で示してほしいと依頼したのが6月2日のこと。
で、一ヶ月近くも待たされたあげく、教育委員会から出てきた資料には、ごくごく一部の学校の理由しか書いてなかったんですよね。
いやいや、それ、私が請求したものと全く違うのですが...

というわけで6月30日に再度、「毎年、新しい紙に書いて出し直さなければならない!」という運用を取っている学校全校について理由を示すよう依頼したのですよ。
その結果が一昨日、ようやく出てきました。
その間なんと2ヶ月以上ですから、請求していた資料が出てくるまで、なんと3か月以上もかかったことになります。

ちなみに通常、役所に資料提供を依頼してから、提供されるまでの期間は概ね2週間程度。
なのに、計3ヶ月以上って。。。

しかも度々催促していたにも拘らず、いつまで待っていても出てこないので「いつになったら頂けるんですかね???」と確認の電話を入れたところ、「今から持っていきます!」とのこと。
いやいや、それやったら、もっと早くに持ってこれたんちゃうの???

てゆうか、こちらから催促しなければなかったことにして、お蔵入りさせてたんちゃうの...とさえ思ってしまいます。
ほんま想像を絶するな、教育委員会事務局。。。

で、計3ヶ月以上も待たされた結果、ようやく出てきた資料を、少々見やすく加工したのが下の資料。
  ↓

  ↑
ちなみに、主に加工した内容は
---------------
①上に「運用変更を検討している学校」をまとめ、下に「変更を検討していない学校」をまとめた
 (青字が入っている学校は来年度以降の運用変更を考えており、赤字が入っている学校は運用変更は考えていない)
②「毎年、新規作成にしている理由」が類似している学校をまとめた
---------------
というところですね。
しかし、たかが、これだけのものを出すだけで3か月以上もかかりますかね。
ほんま、謎。

この話、継続して追いかけていくにしたがって、少しずつではありますが運用を見直す学校が出てきているのはありがたいことだと思いますが。
とは言うものの、この内容を見ても、いろいろと疑問に思うことが多いんですよね。
なので「現状では変更は考えていない!」としている学校さんについて今後、いろいろと考えの確認やら資料請求やらをしていこうと思っています。
というわけで次回ブログでは、そこらへんについての詳しい話を書く予定です。

さあ今日から一般質問スタート。
興味のあるテーマを取り上げる方もいらっしゃいますし、しっかり勉強させていただきますか!
それでは今日のブログはこのへんで失礼します。


4年前に示した市の方針には「市民の税金を投入する!」なんてこと一文字も書いていませんでしたよね???その前提が変わるなら、皆が納得できるだけの説明が必要ですよ!

2017-09-05 09:45:22 | にぎわいと活気のあるまちを創造するために

前回ブログで取り上げたキングブラザーズさんの写真展、場所を西宮市役所から市民会館に変更した上で、昨日から開催されているそうな。
しかし、まあ、ほんまギリッギリのタイミングでの話ですな。
なにはともあれ場所は変わったものの写真展も開催され、市役所のルールも守られたので、よかったよかった...
と思うことにしておきますか。。。
  ↓


さて本題。
私、今年は、市の産業振興政策や環境政策、市民活動支援などを管轄する民生常任委員会に所属しています。
なお西宮市議会では数年前から、各常任委員会はその年の研究テーマを設定し、そのテーマについて一年間、調査・研究を続けていくことになっています。
で、今年の民生常任委員会では、私が提案した「西宮卸売市場について」が研究テーマに選ばれました。
(ちなみに西宮市卸売市場はJR西宮駅の南西地区に位置する公設の西宮市地方卸売市場と民設の西宮東地方卸売市場の総称です。)
  ↓

【ご参考】
西宮市卸売市場のホームページ

なぜ私が卸売市場についてをテーマとして推したかと言いますと。
市は、平成25年度に「西宮市卸売市場の今後のあり方に関する方針について」を示しています。
その中で、今後のあり方として「民間資本の組織形態による『民設民営』の市場運営に移行し、 ~中略~ 新たな魅力づくりに取り組む必要がある」と明記しています

だもので私、今後の卸売市場の整備に当たっては「民間の力で独自に整備を進めるというのが基本方針なんだろうな...」と理解していたのですよ。
が昨今、「どうも、市が卸売市場の再整備のために巨額の資金を投入するつもりのようだ...」という話が、やたらと耳に入ってくるんですよね。
でもね、それって「当初の方針と違うのでは???」と思うわけですよ、こちらとしては。
だって、ふつう「民設民営!」といった時に、市が多額の資金を投入するなんて思わないですもの。

で、「そこらへんについて、市の考え方を明らかにせよ!」と迫ってきたんですけど、やたらめったら市側のガードが堅いんですよね。
「いつか必ず、具体的な内容を報告するので、とにかく、それまでは待って!」の一本やり。
でも仮に、その内容が噂で聞く通り「市が巨額の資金を投入します!」というものなら、もっと事前に色々な要素について調べていくべきやし、いろいろと準備・調整も必要になります。
というわけで提案した結果、政策研究テーマとして取り上げられたのは嬉しい限り。

で、そうした過程を経て、公式の場で市側に考えを正す場が7/27にあり、その議事録の写しを昨日、入手できました。
というわけで、その時の委員会で、私が、市の税金投入に関する考え方を質した部分を以下にピックアップ。
ちなみに文中の「資料①」は平成25年度時点で示された、市側の考えを示す資料です。
ちょっと長いので、以下、赤字の分だけを拾い読みして頂いても結構かと。

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■澁谷
いろいろ説明があったんですが、資料①で出てきている話が平成25年時点での話じゃないですか。
このときの話というのは、今までも出ていたんですけど、要するに、そもそも民設民営やし、公金投入は考えていないというのが前提やったと理解しているんですよ。
だからこそ、例えば民設民営であることについては、資料①の46ページの②、「民間による戦略的市場運営」とある中で、一番下のほうに、「民設民営による市場運営によって卸売市場の機能の充実を図る」とはっきり書いてあるじゃないですか。
次いで、一番最後の54、55ページの整備事業の実現化に向けた課題の中でも、いろいろと課題を掲げてある中で、市にとっての費用負担の話とかって一切出てないですよね。
その話を両方ともひっくるめて、そもそも今回の話というのは、民設民営だよ、公金の投入とかは考えていないですよというのが平成25年時点でのスタンスだと理解しているんですが、まず、その私の理解は合っていますか、その点について確認したいので、お願いします。


■産業部長
一応この計画のときには民設民営というような方針は出しましたけれども、これによって公金は一切支出しないというような方針ではないというふうに理解しております。
といいますのが、全国的にも市場がございまして、今現在、公設市場から民設への移管というんですか、移行というのが進んでおりまして、その際には、例えば市のほうで建物を建設して、それを民間の事業者のほうに無償貸与するであるとか無償譲渡するというような形で市のほうが支援をしているというような形もございます。
市のほうの支援としていろんな形がございます。
それともう1点は、今現在でもドーナツ型の真ん中の部分は公設市場として市として関与している部分がございますので、この話がなかったとしても、公設の市場についてはこれからも支援していかないといけないという部分がございますので、その部分について市としての関与はございますので、そういったことも含めまして、何らかの市の支援というのは必要であるかなというふうには考えております。
以上です。

■澁谷
話がよくわからないんですけど、今、公設があることはわかっているんですよ。
そうではなくて民設民営にするという話になっているわけじゃないですか。
今支援があるからどうこうという話は全然別の話ではないかと思っているんですよ。
もう一回確認なんですけど、今おっしゃったみたいな支援云々ということは、この資料①のどこかに書いてあるんですか。

■産業部長
資料①には、そういった市の支援ということは書いておりません。

■澁谷
ということは、もう一回繰り返しになるんですけど、平成25年時点のスタンスは、民設民営やし、公金投入というのは考えていないということだったんではないんですか。
そうじゃないとするなら、その根拠ってどこを見たらわかるんですか、教えてください、お願いします。

■産業部長
この25年時点でも、やっぱり市が開設者として公設市場を運営しているということでございますので、その公設市場をどうしていくかというところの問題が残っているということでございますので、これについては市としても何らかの対応が必要となってくるという意味におきましては、全く市の関与なしに民設民営の新しい市場ができるというふうには考えていないということでございます。

■澁谷
繰り返しなんですけど、それは今のスタンスじゃないんでしょうか。
私が気にしているのは、平成25年の時点でこういうの(=資料①)が出ていますよね。
こういうときにそういう話って一切書いてないじゃないですか。

示されてもいないじゃないですか。
だから、平成25年時点でこの話が出てきたときにはそういう話(=公金は投入しない)だったんじゃないんですかということを聞いているんです。
そうじゃないとするならば、それってどこに示されているんですかということを教えていただきたいんです。
ないならないでいいです。
それを答えてください、お願いします。

■産業部長
市のそういった関与については、この基本計画では何も記載はされておりません。

■澁谷祐介委員
ありがとうございます。
ということは、今言ったとおりの話やと思うんですよ。
そもそも民設民営やし、公金投入は考えていないというのが市として公式に示されていたスタンスだというふうに理解します。

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う~ん、なんか「問答無用で、巨額の整備資金を投入する!」という市の姿勢がプンプン漂ってくるな、この答弁。
でも過去の市の調査等によると、この市場で取り扱っているのは果物と野菜だけやし、その流通量が市内全体の流通量に占める割合は概ね10%程度。
しかも、この市場で商品を仕入れている事業者(=買受人)のうち
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●「自分の代でやめることを考えている」のが38.2%、「今は後継者がいないが事業継続したい」のが18.6%と、約60%の買受人が継続して事業を行うことが難しい状況にある
●当該卸売市場でしか仕入れていないのは13.7%(つまり大多数の買受人は、他の卸売市場も並行して利用している)
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という感じなんですよね。
そらね、買受人にとっても卸売事業者にとっても、卸売市場があった方がいいというのはそうだと思います。
でも市民の巨額の税金を投入してまで「なにがなんでも市場が絶対必要!」と言い切れるかというと、ここらへんの話を見る限り、疑問と言わざるを得ないんですよね。

ちなみに一昨年、示された数字によると、この市場の再整備にかかる費用は15億円程度。
市場関係者が独自に進める話なら我々がどうこう言うことはありません。
でも仮に行政が巨額の資金を投入するとすると「一瞬、市場はきれいになりました。でも数年後には利用者も減ってしまい、市場も空き家だらけになってしまいました。。。」みたいな話は絶対に許されません。
当然きちんとした根拠に基づいて、この話自体をよくよく吟味しなければならないと思うわけで。

市からの具体的な提案内容は9/19の委員会にて正式に示されることになります。
まずは、そこできちんとした論陣を張ることが出来るよう、しっかり準備していきます。
それでは今日のブログは、このへんで失礼します。


なんと、ブログどころかFACEBOOKまで確認されてるんですね、私。それって喜ぶべきなのか、なんなのか。。。

2017-09-01 17:45:16 | 近況報告など、プライベート的話題

「兵庫県西宮市に拠点を置き国内外でライブを行って」いるバンド、キングブラザーズ(「  」内はHPより引用)。
今村市長が懇意にしているということで、私のブログをご覧頂いている方にも、ご存知の方は多い感じですかね。
  ↓
【ご参考】
KING BROTHERS でカンパイ神戸に出演しました。@市長の2017年8月のブログ

で先日、これに関連して「キングブラザーズの写真展を市役所でやるらしいんですけど、どう思います?」というメールを頂いたんですよ。
全く知らない話だったので「???」と返事したら「そういうチラシが配られてるし、キングブラザーズのHPにも書いてるよ!」とのこと。
で確認してみたところ、ほんまや、そういう広報されてるわ。
  ↓
【ご参考@チラシから拝借】


これ、「ゑびすロックフェスティバル」というイベントがあることに絡めて西宮市役所の庁内で写真展を開催するという話だそうな。
でもね、庁内の掲示物に関しては「(料金をとって行う)興行に関する掲示物はダメ!」という趣旨の内規があり、こういうことってやれないはずなんですよ。
で諸々考えることがあり、FACEBOOKに以下の内容を投稿したのが3日前のこと。
  ↓


すると本日、キングブラザーズのメンバーさんから私の元に連絡があり、会って、お話しすることになったのですよ。
先方が仰るところを私なりに整理すると、
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●写真展が中止されることになった
●原因は、私のFACEBOOKへの投稿と市の担当から聞いた
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とのこと。
ええっ、俺のFACEBOOKって、そこまで影響力あんの?
てゆうかブログはともかく、FACEBOOKまでチェックされているとは市役所、恐るべし。。。

で早速、市側に確認してみたところ、市は全然違う説明をするんですよね。
曰く、
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●庁舎内の利用を希望する場合、「あらかじめ、庁舎内行為許可申請書を市長に提出し、その許可を受けなければならない」と「庁舎管理規則」で定められている
●ところが担当の文化振興課から、庁舎内の掲出物を管理する庁舎管理課に対して、申請が提出されていなかった
●仮に申請が提出されていたとしても、上に書いた内規があるため許可は出来ない
●よって写真展は中止になった
●この経緯については先方にも重々伝えている
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だそうな。
要は市役所のルール上の問題で出来なくなったという話であり、それは先方にも重々伝えてあるということですね、
しかし、それなら、なんで、こんなにも双方の話が食い違ってるんやろか???
斜に構えた見方かもしれませんが、
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●「市長の仲良しのバンドやし!」という忖度とか、なんならば市長からのゴリ押しだかがあり、文化振興課はムリヤリ話を進めようとしていた

●が、庁舎管理課はルールに基づき、待ったをかけようとしていた
●両者のせめぎあいが続いているところに私からのツッコミが入った
●こら、やばい!ということでやめることを決定した
●それがキングブラザーズさんに伝わった
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的な感じで、私のFACEBOOKが影響を与えた可能性も否定できんような。。。
まあ、ここらへんの話は、どこまでいっても真相は藪の中な感じですけどね。


先方にしてみれば、市の担当者が「写真展をやろう!」って言ってくれている以上、当然できると思いますよね。
そら、喜ばしいことやろうし、HPにもチラシにも載せますよ。
その結果がこれですから、ほんま大変な迷惑を被ってはるよな...と。

それにしても「ルール上、出来るはずがない写真展の開催を、わざわざ市の担当者から提案した!そして、やっぱりダメになってしまった...」なんてことが、普通に起きるもんなんですかね。
単なるチョンボと考えるには、あまりに異常な事例であるように思えて仕方ないんですよ、私。
これって、やっぱり誰かさんの意思が働いてたんちゃうの???と勘繰ってしまいます。

ちなみにお会いしたキングブラザースのメンバーさんは、とてもいい方でした。
『先方は「澁谷のせいで出来ることが出来なくなった!許せん!!」くらいに思っているはず。しかもロックンローラー。これは、こちらも気合いを入れて臨まんと!』的な感じで会ったのですよ。
が、そんな必要は全然なかったですね。
とても紳士的な方であり、穏やかに話を聞いていただいたことに感謝です。

というわけで、ここまでお話を書いてきたので「ゑびすロックフェスティバル」の告知をば。
  ↓

  ↑
お話をお伺いして思ったのですが。
キングブラザーズさんが西宮を大切に思って活動していること、とても伝わってきました。
今後とも、ぜひ頑張ってほしいと思います。
色々とお思いのところもおありかとは思いますが、私はキングブラザーズさんに対して、なんの意趣もありませんし。

しかし、やっぱり市役所の中って謎が多いな。
真相がどこにあるかがいろんな人の話を聞けば聴く程、分からんようになってくるぞ。。
忖度やらなんやらが山程ある気がして仕方ないし、やっぱり到底、市長が言うように「生まれ変わって、見違えるような組織になった!」とは思えないのですが。。。

てなわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。