できることを、できる人が、できるかたちで

京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

近況報告その4~西宮市長選挙での「選挙プランナー」の思惑を勝手に想像して、批判してみる~

2022-03-31 20:57:34 | 国際・政治

こちらの「近況報告その4」の内容は、3月28日(月)のお昼過ぎに、フェイスブックに書いた内容を加筆修正して転載したものです。西宮市長選挙・市議補選に対して、日本維新の会の「選挙プランナー」なる立場の人が考えたことを、「たぶん、こんな感じじゃなかったのかな~?」と私なりに勝手に想像した上で、批判的にコメントしたものです。当たっているかどうかはわかりませんが…。

<以下、転載内容=加筆修正済み>

さっき義母と昼ごはん食べてるときに、今日の朝日新聞朝刊阪神版見ました。でも、記事での西宮の市長選挙・市議補選の扱い、小さいですねえ。これ、選挙結果が「維新系市長、西宮に誕生」「市議補選も維新2議席確保」だったら、どういう扱いになっていたかな?

それともうひとつ気付いたのですが…。

市議補選で落ちた維新系2候補の獲得票数は、2人あわせて5万数千あります。でも、市長選で落ちた維新系候補は、5万票に達していません。ということは、市議補選で維新系候補を支持した人でも、市長選の維新系候補は嫌ったということですね。「どれだけこの維新系の市長候補、嫌われてるねん?」って感じです。やっぱり「子育て支援」とかいいながら、「皇統教育やる」とかいうような維新系の市長候補は、嫌われたのではないかと。

それから、昨夜から西宮市選管の結果からこの票数を見ていて気付いたのですが…。おそらく維新の「選挙プランナー」は、こんな感じで作戦を立てたように思います。

①西宮の選挙は、いつも低投票率。

②自民党票は割れる(というか、自民を飛び出した市議たちが、元県議=前の市長選で落ちた人をかつぎだすのを期待する)。

という前提にたって…。(これまでの西宮の選挙の傾向や、維新の勝ちパターン=自民党分裂というかたちが前提ですが)

③2人の維新系候補でひとり3万票前後、2人で6万票近く稼ぎ出す(これは今の維新市議団の当選者の票数からも稼げる範囲=西宮市内の維新の固定票では?)

④ここに選挙期間中、街頭宣伝にテレビでおなじみの吉村・松井両氏を投入して、無党派層で「維新ってなんとなくいいわ~」という、ふわっとした票を稼ぐ。それで7~8万票くらいとれたら、西宮市長に維新系候補が当選するんじゃないか?

ですが、たとえばこの間、西宮市民の間で「維新だけはやめとこう」という運動も起きて、チラシが配られたり、集会が行われたりする。これで④の勢いがなくなり、逆に「維新にだけは入れたらやばい」という雰囲気が西宮市民にでてくる。そうすると①の「低投票率」という前提も変わってくる(実際、投票率があがる)。また、③の固定票についても、心変わりして維新に入れるの辞める人もでてくる…。サンテレビか神戸新聞の出口調査の結果を見ると、ほんのちょとだけど、維新支持者からも維新以外の別の市長候補に入れた人がでている。

そして、そこに市議補選で私が推していた候補のように、自らの日々の暮らしのなかで「ほんとうに子育て支援の必要性を身をもって知っている」プリキュア系候補がでてくれば…。ますます、維新系の候補の「子育て支援」の話など、薄っぺらく感じて、ぶっとびます。

候補者自身の生き様や暮らし方をかけた「ことばの力」、候補者自身のもっている「ほんものの力」って大きいですよ。しょせんは選挙のために、まるでスーパーの目玉商品の広告のように「子育て支援」と訴えてる人と、ほんとうに我が身が子育て支援施策の不足を感じて、それを改善したいと訴えている人とでは、ことばの重みがちがいますから。

そんな感じで、維新の「選挙プランナー」のもっている過去のデータと、そのデータに基づくプランニングが「通用しない」兆候が、西宮市内に次々に出てきたのではないかと思います。

ただ、新聞やテレビあたりは、現職市長への各党「相乗り」ということに注目していますね。相変わらず、政党間の「かけひき」でこの西宮市長選挙・市議補選の結果を見ているように思います。

でも、私はこの維新系「選挙プランナーのこれまでの手法が通用しない事態が生じてきた」という、そちらの側面に注目した話をしていきたいなあって思います。というか、その側面に注目した方が、今後、他の自治体で「維新系の市長や議員はいらない」と思う人々が「なにをやったらいいのか?」というヒントが、多々得られると思うので。

やっぱり、マーケティングリサーチの手法や広告・宣伝の手法というのか、「選挙プランナー」なる人の発想の「限界」というもの。それが少しずつ見えてきたのではないかな…と。そんな風に思います。

街中で地べたをはいずりまわって、街の課題をいろいろと訴える市民と、生き様をかけた「ほんもののことば」をもった候補者の結び付きは、まがいものの力よりも「強い」のだと思います。

そしてこれが、ほんものの地方自治を取り戻していく確実な道筋なんだろうなあって思います。

<以上で転載おわり>


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近況報告その3~西宮市長選関連報道に対する私の違和感~

2022-03-31 20:19:42 | 国際・政治

今度の「近況報告その3」も、3月27日(日)投開票の西宮市長選挙の関連報道に対する私の違和感を書いたものです。これも、まずはツイッターでつぶやいて、それをフェイスブックにまとめたものを、あらためてブログに転載しています。なお、文章の前提になっている記事は、以下の記事です。

<対象になっている記事>

「天から地に落ちた」維新完敗、大阪府外の壁厚く 兵庫・西宮市長選(毎日新聞2022年3月28日づけ)

<以下、転載内容=加筆修正しています>

この記事を読んでみて、あらためて気付いたこと。特にマスコミと維新関係者に言いたいことを、さっきツイッターで連続でつぶやきました。○印1個が1回のつぶやきです。こちらにも転載しておきます。

○「松井氏が主張する非核三原則の見直し論議が有権者に敬遠されたとの見方」をしている維新及びマスコミ関係者へ。西宮市は「平和非核宣言」のある都市です。そのくらい調べてください。

○市役所前に「平和非核宣言」の石碑あるのくらい、マスコミや維新関係者は、ちゃんと見てくださいね。「非核三原則見直し」主張する会派出身の候補は、西宮になじまないのです。

○「一人一人の期待を支持につなげるどぶ板選挙をできる組織が候補者にも私にもなかった」という維新の選対本部長へ。維新の市議候補ふたりで5万数千票。維新の市長候補が5万弱。どぶ板組織あっても、市長候補が嫌われたのでは?

○私が知る限り、維新の市議候補は駅前での朝立ち・夕方の街宣とか、しっかりやってました。と同時に、そのときに市長選挙の維新候補のことも売り込んでました。市内に維新の市長候補のポスターもたくさん貼ってました。それって「どぶ板」では?

○「選挙活動の中心となった県内の所属国会・地方議員に加え、大阪から国会議員、府議、大阪市議ら10人超を動員し、組織戦を展開した。松井一郎代表(大阪市長)や吉村洋文副代表(大阪府知事)も現地入りし、てこ入れ」しての市長選・市議補選の維新全敗ですよ。

○同じくらい維新の全戦力投入して、当選させてきた候補も他府県ならいるはず。去年の兵庫県知事選挙だってそうでしょう?なのに今回、同じ兵庫でも西宮では全敗。そのことの「重み」があるから「天から地に落ちた」でしょ?

○なんか私が言うのも変だけど、維新選対本部のいうことそのまま書くのではなくて、過去のそのまちの歴史とか、他府県及び同じ県内の別の選挙の状況などもふまえて、きちんと裏取りして書いてほしいよなぁ、マスコミのみなさん。

<追記=ここはフェイスブックでだけ追記したものです。もちろん加筆修正しています>

あらためて記事読んだら、ラストの政治学者のコメントも、何が言いたいのか、意味不明やなあ。

維新は西宮市長選挙に、参院選をにらんだ党勢拡大、つまり国政のことを持ち込んでいた(だからこそ、吉村・松井両氏のような「幹部」が応援に来たわけで)。

また、現職市長の実績に対して、維新の市長候補はとにかく「対抗意識」を出そうとはしていた。

そして、西宮の維新支持者が市政より国政を優先する傾向があるって、どこにそんなデータあるんよ?

むしろ逆で、維新支持者も自分のまちの選挙のときは、市政のこと優先。だからこそ「子育て支援」なんてこと、維新の市長候補も市議補選候補も訴えたわけで。そんなデータあるんやったら、見てみたいわ。

要するに「政治学者のこのコメント見る限り、西宮市長選挙・市議補選の動きで目付けてるポイントがずれれている感じがする。私の目から見た実際の維新及び維新支持層の動きとこのコメント、ずれてるのとちがうの?」としか思えない。

<以上で転載終了>


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近況報告その2~西宮市長選挙・市議補選終了直後に考えていたこと~

2022-03-31 20:03:00 | 国際・政治

以下の内容は、3月27日(日)夜8時過ぎにツイッターで書いたことを、いったんフェイスブックに転載して整理したもの。それを今夜、さらに加筆修正してこちらに転載しています。

私はちょうど西宮市長選挙・市議補選の投票時間が夜8時に終わって、現職(石井市長)の当選確実というマスコミの速報がでてすぐに、いろいろと思うことをツイッターで連続でつぶやきました。また、市議補選では、自分が推していた宮本けいこ候補の当選という結果が、日付が28日(月)に変わったあと、夜中1時頃に出ました。なので、以下の文章は「石井市長の再選確実という速報だけでて、宮本市議候補の結果がまだ出ていない」という状況のなかで書いています。

<以下、ツイッター・フェイスブックからの転載内容=加筆修正済み>

西宮市長選・市議補選の投票所が閉まって、すぐに現職の再選確実の情報が神戸新聞から流れました。
まだ自分が推していた市議補選候補の結果がわからないのですが、今の時点で思うことをツイッターで連続してつぶやいたので、ここでまとめておきます。

※以下○印1個がツイート1回分です。

○投票所が閉まりました。これで市長選・市議補選の投票もおわりです。結果がどうなるかを待ちたいと思いますが。でも街頭である市議補選候補を応援していて、「市政に対する無関心」が有権者に強くあるように感じました。

○神戸新聞は「現職当選確実」という速報を出しました。他紙はどうでしょうか?

○私にとっては、市議補選に出ている自分の推しの候補の当選がとても気になります。推しの候補+いいなあと思う他2人の候補の結果が、市長選の結果とあわせて知りたいです。

○(ある人の消去法で現職を選んだという意見に対して=住友注)私も同意見です。他2人がまったくあてにならない市長候補だったので、現職を選びました。でも、批判すべきものは現職にもあると思っています。 

○率直に言って、吉村知事の顔写真入りのポスターを貼る維新系候補(市長選・市議補選)のセンスが、私には嫌でした。街頭で地道に無関心な住民への呼びかけをしていた市議候補には申し訳ないですけど。「いったい誰の選挙か?」ですよ。

○それから、自民党会派を途中で抜け出した市議が擁立した候補。あの候補のポスターも、かつての市長を思い出すような雰囲気(自分を美しく飾る感じ)で、嫌いでした。その市議たちのなかに自民党に戻りたがってる雰囲気も感じて、不愉快でした。

○でも候補者以上に私が気になったのは、この選挙期間中の西宮市民の反応。特に大阪や神戸に通勤通学している人々の「地元の政治への無関心・無反応」ともとれる態度が、とても気になりました。

○大都市近郊のベッドタウン・西宮は、「寝るために帰る場所」なのでしょうか。「自分の住む大切なまち」なのでしょうか。私にとっては後者です。でも前者の人々が多いのではないかと気になりました。

○だから私は自分の推しの市議補選候補の結果が気になりますが、それと同じくらい、市長選の投票率がどうだったのかが気になります。それがあまりにも低いようであれば、やはり「西宮の地方自治には大きな課題がある」と思います。

○最後にあらためて、推しの候補の市議補選の結果が気になりますが…。でも、ここから先、大阪維新・日本維新への「追撃」モードに入っていきます。やはりダメだというべきときには、徹底的に批判すべきなんですよね、維新は。

○今回の市長選で、街中でチラシを配ったり、あるいは集会を開いて、西宮市内で維新の問題点を積極的に広めようとした人々が居ました。ああいう取組みが、これからも大阪府内・大阪市内でもやっぱり必要なんですよ。

<以上で転載終了>


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近況報告その1~「2年越しの入学式」のこと~

2022-03-31 19:40:10 | 私の「仲間」たちへ

気付けば今日は3月31日。2021年度も今日でおわり。

あしたから2022年度、本学も入学式スタートです。

こんな状況ではあるのですが、つい先週、3月24日(木)の昼休み。本学では「2年越しの入学式」が実施されました。

ちょうど2020年度の新入生は、新型コロナウィルスの流行が始まった時期で、入学式は中止。各種ガイダンスもオンラインで実施。2020年度前期はほとんどの科目が遠隔授業になり、クラブ活動などができなかった・・・という学年でもあります。なので、学生側からも「遠隔授業ばっかりは嫌だ。対面授業をやりたい」とか、「クラブ活動やりたい。友達つくりたい」等々、いろんな声があがっています。

でもそのことについて、サコ学長がずっと気にかけていて・・・。この3月末で学長の任期がおわるので(あしたから新しい学長就任です)、その前になんとか、「2年越しの入学式」をやりたいということになりました。

ちなみに、本学はサコ学長の方針もあって、教室の収容定員を半分とか、3分の2にするかたちをとっていますが、「できるだけ早く対面授業を再開する」ということで、2020年度後期から8割近い実施率で対面授業をやっているんですけど・・・。それでも、学生たちは「もっと対面授業を」「クラブ活動をして友達つくりたい」と求めていたわけですね。そういう学生の思いを、サコ学長はずっと気にしていたわけです。

ということで、残念ながらサコ学長ご自身は当日、ご都合により欠席されたのですが、画像のとおり、3月24日(木)の昼休み、学内の水上ステージのところで「2年越しの入学式」が行われました。サコ学長の姿を模したカンバンもつくられてましたね、水上ステージには・・・。「2年越しの入学式」に寄せてのサコ学長メッセージの冊子もつくられていました。

<追記>ここからしばらくのあいだ、西宮市長選挙・市議補選のことなども含めて、近況報告的なことをまとめてブログに書いていきますね。なかなか落ち着いてブログを書く時間が取れなくて…。

 


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自治体の首長・議員選挙は「国盗り合戦ゲーム」ではない―このたびの西宮市長選・市議補選に思うこと―

2022-03-22 20:13:50 | 国際・政治

以下の内容は、今日、フェイスブックに書いたことに加筆修正をして転載したものです。以下のことは、日曜日に告示された西宮市長選挙・市議補欠選挙について、私が思うことです。と同時に、今の日本の政治(国政および地方政界)の諸問題や、政治関連のマスコミ報道の抱えている諸問題、そして、その問題だらけの構造を支えてしまう有権者の政治意識のあり方について、私が今、感じていることでもあります。

<以下、ブログに書いた内容の転載=加筆修正済み>

どこの新聞とも雑誌とも、あるいはテレビとも言わないけど…。

ある陣営の選挙対策のような感じで、地元・西宮の首長選挙をまるで「国盗り合戦ゲーム」のような感覚で報道されるのは、ほんとうに嫌やなあ。

そういう報道見ると、「ここに細々と暮らしている住民、おるんやで」「国盗り合戦とちがうねん。アホな首長が来たら、自分らの暮らしがダメにされるねん」と言いたくなる。

それと、西宮に限らないけど、大阪や神戸といった大都市近郊のベッドタウンって、「朝から通勤通学で大都市圏に出かけていって、夜は寝に帰るだけ」なので、「地元の自治体行政がなにしているのか、よくわかっていない」有権者住民って、かなり多そうな気がします。

なにしろ市役所に行くのは「なにか証明書とりにいく程度」とか、「市議さんの学習会にいくなんて、めったにない」「地元の知り合いがほとんどいない」とか。そういう住民も多そうです。PTA活動とか町内会に入ったりすると、少しその状態はマシになると思うんですけど、それも「めんどくさい」と思う方多いですしね、最近。

こういう方々にとっては、地元の政治・経済の動きを知る情報源は、新聞や雑誌、テレビなどのマスコミとか、ネット界の情報かと。そこで「国盗り合戦ゲーム」のような話ばかり聴かされると、自治体行政にとって、あんまりいい結果でないような気がしますね。

それにくらべたら…。たとえば、校区を毎日通学かばんもって歩いている子どもとか、近所の商店街やスーパーで買い物している女性や高齢者。あるいは、地域のケア施設などに杖ついて通っている高齢者や、車いすで通っている障害のある人たち。「よちよち歩く乳幼児といっしょに歩いている保護者さんたち」とか、「歩くのが大変な人につきそっているご家族」とか、「ベビーカーの子どもや車いすに乗った人といっしょに歩いている方」等々が、いちばん「この街のこと」をよく見てそうです。あと、ゴミ収集車が通ったあとのちらかったゴミを掃除しているような、地元の人たちとかも、よ~くこの街のことを見ているように思います。

こういう人たち=私は「歩く速度で街で暮らしている人々」のほうが、西宮を含む自治体行政の課題について、「よくわかっている」ような気がするんですよね。

だから、いま行われている西宮市議補選ついても、市長選挙についても、この「歩く速度で街で暮らしている人々」の感覚がわかりそうな政治家とか、その人々の目線で物事を考えられそうな政治家。こういう人を推したいと思います。

それ以外の人々。たとえば「国盗り合戦ゲーム」感覚で選挙やっている人々とか、「自治体をまるでどこかの営利企業と同じように考えていて、そのリストラしか考えてない」ような人々については、「お呼びでない」し、たとえ当選してもぼろくそに言い続けるつもりです。

また、「お呼びでない」という点では、「マッチョなおっさん政治家」も、ベッドタウンの首長や市議にはふさわしくないなあって思います。「歩く速度で街で暮らしている人々」の目線や感覚に全く立てそうな感覚ない感じがするので…。

<以上で転載終了=加筆修正済み>


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昨日は2021年度の卒業式でした。

2022-03-22 19:52:55 | 私の「仲間」たちへ

昨日(3月21日)は春分の日。勤務先の京都精華大学は、毎年春分の日あたりに卒業式をしています。ということで、昨日は卒業式でした。いわゆる「密」を避けるために、卒業生のご家族の方には別室で、式典の様子を中継して見ていただくかたちになりましたが…。でも、卒業生・教職員は体育館を会場にして、対面で卒業式を実施することができました。ひとまず、卒業式に関連した画像を3枚ほど、アップしておきますね。研究室に置いたフラワーバスケット(毎年、卒業式におきます)、式典会場の画像と、建替え工事完了後の新校舎(明窓館)からの学内風景の3枚の画像です。


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毎週日曜日のプリキュアの話はしばらく「お休み」です。

2022-03-13 19:20:50 | プリキュア話

もうご存知の方もいるかと思いますが…。プリキュアの制作会社・東映アニメーションのシステム障害のため、アニメ制作のスケジュールにいろんな支障がでているようです。

今日放送分のプリキュアも、急きょ予定変更。2週前のキュアスパイシー登場のときの話を流してました。次週以降も日曜日朝にプリキュアは放送されますが…。当面は過去の放送分の再放送か、劇場版映画を分割して流すか。そんな感じになりそうです。

ということで、当分の間になりますが、毎週日曜日の朝に書いているブログのプリキュア話は、しばらく「お休み」しますね。また「デリシャスパーティプリキュア」の放送が再開したら、プリキュア話も再開します。

ただそのかわり、他のことで(たぶん政治ネタか、教育学の研究ネタ)で発信したいことがでてくると思うので、そのときはブログ書きますね。

あと、ツイッターやフェイスブックでは、仮面ライダーリバイスを見るのにあわせて「再放送だけど、今日のプリキュアはこうだった」とか書いてると思います。気になる方は、そちらを見てください。


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今日(3月6日)のプリキュアの話です。

2022-03-06 17:56:39 | プリキュア話

今日は3月6日(日)。いつものように日曜日なので、朝からプリキュアと仮面ライダー見て、部屋の掃除をして…。昨日なんとか1本原稿を仕上げたので、今日は「休養日」にして、ゴロゴロして過ごしました。あしたからまた次の原稿を仕上げるのと、学内のネット会議が続くので、パソコンに向かう日々に戻ります。

でも、先日も書きましたが…。「戦争のない平和な社会だからこそ、アニメや特撮が楽しめる」んですよね。一日も早くウクライナとロシアの人々に、そして他の戦争が起きている地域の人々に、平和な日々が訪れることを願ってやみません。そしてウクライナとロシアの子どもとその周囲のおとなたち、他の戦争が起きている地域の子どもと周囲のおとなたちが、アニメや特撮を楽しめる日々が来ること。そのことを強く願います。

もうひとつついでに。このウクライナとロシアの戦争のどさくさにまぎれて、日本を「戦争の出来る国」「核兵器の持てる国」にますます近づけようとするアホな政治家と、そのとりまきたち。「ええ加減にしなさい! あんたらは、とっととお家に帰りなさい!」と言っておきます。「子どもとおとなが安心してアニメや特撮を見ることができる社会を全世界に広げること。そのために日本の政治家とそのとりまきは働け!それが平和憲法のある国・日本の大事な仕事やないか!」と思います。

そのことを先に書いて、今日のプリキュアの話に戻ります。

さて、先週から水色系のプリキュア・キュスパイシー(ここねちゃん)が、妖精パムパムといっしょに変身できるようになりました。これでピンク系のプリキュア・キュアプレシャス(ゆいちゃん)と妖精コメコメのコンビとあわせて、プリキュアは2人ですね。

ただ、いままで友達づきあいをあまりしたことなく、ひとりで過ごしていたここねちゃんが、ゆいちゃん、さらにはプリキュアたちのたたかい方にアドバイスをおくるマリさんとどうつきあうのか。その人間関係づくりのお悩みがどうしても生じます。「マリさんやゆいちゃんと仲良くしたいのだけど、仲良くするほうほうがわからない…」というのが、いまのここねちゃんのお悩み。そのお悩みが、今回のプリキュアのテーマそのものです。

それから…。この調子だと、黄色系のプリキュアが登場するまで、まだもう少し時間がかかりそうですね。先に次回予告の話をしておくと、来週はプリキュアたちの通うおいしーなタウンの中学校で、家庭科室に「怪物」がでる話の様子。また、エビフライのことがそこに絡むようですね。「どうやらあの子が黄色系のプリキュアになるのでは?」と思う女の子(服装が黄色系なので)は、常に今も出ているのですが…。

あと、去年の「トロピカルージュプリキュア」の続きで、今年の「デリシャスパーティプリキュア」も、子どもたちにコスメを売り込みたい様子です。ここねちゃんがコスメに詳しくて、今日もマリさんやゆいちゃんにコスメショップ(プリティホリック)で、リップをすすめる場面が描かれていました。また、エンディングの場面でも、ここねちゃんがマリさんにおすすめのリップをもってきたり、ゆいちゃんにリップを塗ったりするシーンがありましたね。

では、本筋の話に戻ります。ここねちゃんの家にパムパムがいっしょに暮らすようになり、ここねちゃんがパムパムのお世話をするのですが…。ここねちゃんはどうやら「友達とのつきあい方」なんて本を読んでます。パムパムは「そんな本を読まなくても、普通に一緒に遊んだら?」というのですが、ここねちゃんは「ふつうってなに?」という感じ。他方で、ゆいちゃんの家では、マリさんが「どうもここねちゃん、私(マリさんのこと)を避けてるみたい」と不安そうにしています。

中学校への朝の登校時、ここねちゃんはゆいちゃんを見かけるのですが、声がうまくかけられず固まってしまいます。ゆいちゃんは幼馴染の拓海くんとしゃべっていたりします。そこで本に書いてあったとおり「下の名前で友達を呼んでみる」を実行しようとするのですが…。ここねちゃんはうまく言えません。でも、ゆいちゃんの方から逆に「マリさんが行きたがってるお店(=それがコスメショップのプリティホリックですが)に、ここねちゃんもいっしょに行こう」と声をかけられます。

さて、実際に3人でコスメショップに行って、マリさんに「ここねちゃん」と呼びかけられて、ここねちゃんは固まってしまいます。他方で、ゆいちゃんは欲しいものがある様子。また、ここねちゃんに「ゆいちゃん」って声をかけてもらって、ゆいちゃんは大喜びです。そして、ゆいちゃんは今までメイクにはあまり興味なかったようですが、ここねちゃんに「うすいピンクのリップはどう?」と勧められて、興味が出ます。マリさんは「ほしものが多すぎて、一日で選べない」と。

そんなとき、ゆいちゃんが「おなかがすいた」というので、みんなで「ハートフルグミ」を食べます。それでも「もっと、おなかがすいた」というゆいちゃんが、「私の家出で野菜スープつくろう!」と提案。3人はゆいちゃんの家に行きます。

ゆいちゃんの家では、定食屋さんを営むゆいちゃんの母が、手際よく野菜スープづくりの役割分担を決めていきます。ゆいちゃんはじゃがいもの皮むき、ここねちゃんはにんじんの皮むき、マリさんは妖精さんの相手…。

だ、ここねは初めてにんじんの皮むきをする様子。どうやら有名料理店の一人娘なので、家では専属シェフが料理をしてくれるのだとか。そこで、ゆいちゃんの母親がにんじんの皮むきの方法を教えます。ただ、皮をむき過ぎてにんじんが細くなってしまいますが…。その細くなったにんじんを、ゆいちゃんがかじって食べてしまいます。どうやらゆいちゃん、過去にたくさんにんじんの皮むきをして、そのときから生のにんじんをかじって食べるのが好きになったようです。

他方、マリさんは「私のことを避けているかも…」と思って、パムパムとコメコメの妖精さんの相手をすることにしたのですが、その話をここねちゃんが聴いてしまいます。

そんなときに、野菜のレシピッピをうばいとるために、野菜スープ専門店にブンドル団のジェントル―が現れます。一度に4つの野菜のレシピッピをうばいとったので、今回ジェントル―が出してきたウバウゾーは強力です。どうやらブンドル団のボス・ゴーダッツが野菜スープが好きで、そのボスのご機嫌をとるために、野菜のレシピッピをうばいとりに来たようです。

当然、プリキュアとマリさんたちは野菜専門店のところにかけつけ、マリさんがデリシャスフィールドを出し、ゆいちゃんはキュアプレシャスに、ここねちゃんはキュアスパイシーに変身して、ウバウゾーとたたかいます。ただ、スパイシーがひとりでウバウゾーに突撃し、たたかいを挑もうとします。

「2人いるから力をあわせて」「なにをあせっているの?」と聴くマリさんに、キュアスパイシーは「みんなに嫌われたくない。でも、友達に話しかける方法しらない」「こんな私じゃ嫌われる」と。そんなキュアスパイシーに、キュアプレシャスは「大丈夫だよ!私たちは友達、失敗しても嫌いじゃない」と。マリさんは「あなたには、あなたの持ち味がある」と伝えます。

するとキュアスパイシーはなにかに気付いたようで、「ピリッとサンドプレス」という自分の技で、ウバウゾーを挟み込みます。「みんなでおいしい野菜スープが食べたい」と思うキュアスパイシーは、ウバウゾーを挟み込んだ状態で、キュアデリシャスに攻撃を任せます。キュアデリシャスは500キロカロリーパンチを出して一撃を加えたあと、ラストはキュアスパイシーの「スパイシーサークル」でウバウゾーを倒します。

ラストの場面ですが…。ここねちゃんは「ずっとマリさんに話しかけたかった」けど方法がわからなかったという趣旨のことを伝え、「お近づきの印」といって、マリさんに似合う色のリップを渡します。マリさんからも、ここねちゃんにゆいちゃんとおそろいのグラスを渡します。そして、そのマリさんのもらったリップを見て、ゆいちゃんも「ぬってみたい」と言い始めます。そこで、ここねちゃんがゆいちゃんにリップを塗ります。

そのあとは、できあがった野菜スープを2人のプリキュアとマリさん、ゆいちゃんの母で食べます。その野菜スープには、はじめてここねちゃんが切ったにんじんが入っていました。「失敗は成功のもと」ということばでしめくくるかたちで…。

ということで、今日のプリキュアの話は、ここでおわりです。

 


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市長選挙の近い西宮市内を歩いて思うこと

2022-03-04 19:08:38 | 国際・政治

以下の内容は、今日の夕方、散歩を兼ねてJR西宮駅前に買い物に出かけたときに、ツイッターでつぶやいたこと。○印1個分が1つのツイートです。誤字などに気付いたところは適宜修正しています。

主に西宮市長選挙が近いので、それに関連した住民の自治意識や西宮の地方政治の動向について、私の目から見たことをつぶやいています。

また、このところツイッターで「維新支持層」に対する我が母校・関大のある政治学研究者の量的調査の結果が紹介されていて、その内容が「ほんまにこんな調査・分析でいいの?」と思うものだったので…。それへの嫌味も少し書いています。

そして、読み物として成立するように、一連のツイートも順番を入れ替えて転載しています。

<以下、一連のツイートの転載>

○つい先ほど散歩というか、買い物から帰宅しました。自宅近辺、つまり西宮市内をぶらぶら歩くだけでも、見るべき目をもって見て見れば、西宮の住民自治・地方政治の実情が見えてきます。でも、あの例の量的調査やってる政治学研究者には見えてるかなあ、こんな話…。

○市長選目前なのに「いたって静か」というのが、率直な地元西宮に暮らす私の感想。相変わらずの吉村市長の写真入り「実行力」の側の意味不明なポスターと、現職市長の側のポスターをお互いに貼り合う作業はしているけど…。これじゃいかん。市長選そのものへの無関心が強いように見受けられる。

○あの一時期よくない話題になった野々村県議も、今村前市長を生み出したのも、この地元西宮の有権者。頑張ってる市議さんや一部市民もいるけど、大型マンション住民中心に、市政のお客さんか観客みたいな有権者が西宮には多い。まさに大阪のベッドタウン的な住民意識。

○いままでとちがうとか、改革とか。マンション広告のポエムみたいに、うるわしいことばでちょっとそんなこと宣伝されたら、すぐに飛び付く。そんな住民層も西宮には増えてる。大阪からマンション買って西宮に暮らし、朝のテレビの情報番組見て通勤してる人も多い。

○いまJR西宮駅前で原発問題やってきた市民グループが維新批判とロシアとウクライナの戦争のことでアピールしてる。だけどこのグループの主力は高齢者たち。ほんとうにこの人たちの話を聞いてほしい若い層は、いま大阪や神戸に働きにでているのが、西宮のつらい実情。

○こんな感じで新旧住民の生活や意識の分断が、西宮の市内でもかなり進んでます。消費者感覚で教育や子育てを考え、我が子の塾や習い事通い、地元公立校を嫌い、ブランド私学への進学に積極的な保護者も、西宮の市内には多いでしょう。

○このブランド私学に我が子を通わせたい子育て層は、そこそこ学歴も経済力もある階層。なおかつ自分らの損得勘定には目ざとい。町内会やPTAみたいな地元のしんどいことはしたくないし、塾クーポンみたいなお得なことだけあやかりたい。おそらく、ここが維新の西宮市長選でのターゲットかと。

○ついでに言えばこの階層、自分たちの損得勘定に目ざといから、たとえば高齢者や生活困窮者への支援に公金つぎこむのは嫌がるでしょうね。そういう面からも、維新の宣伝に親和的。でもそのうち自分たちも高齢者になるのに、そうは考えない。いましか見えてない。

○あと、私には理解困難なのは、自宅近辺の飲み屋さんで、うれしそうに吉村知事の写真入りの維新の3連ポスター貼ってるところ。大阪のコロナ対策の不手際で西宮の感染拡大も起きているとも考えられるし、ご自分の飲み屋さんの営業も苦境に陥っているのに、維新に何を期待しているのか…って思います。


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