できることを、できる人が、できるかたちで

京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

9月29日(土)の「大川小学校研究会」のこと

2018-09-30 21:34:37 | 受験・学校

昨日(9月29日)の午後は、キャンパスプラザ京都で、大川小学校研究会に出ていました。

遠く石巻から来られて、遺族としてのご自身の思いを語られた今野ひとみさん、佐藤和隆さん。ほんとうにおつかれさまでした。

また、今日の研究会を準備された方、そして当日の運営をお手伝いされたみなさん、ありがとうございました。

さて、原告側弁護士の吉岡和弘さん、齋藤雅弘さんのお話を伺っていて、「ああ、災害なのか、事故なのか、いじめや自殺なのかは別として、構造的に学校事故・事件や災害の事後対応って、ほんとうによく似たプロセスをたどっているなあ」と、あらためて思いました。

ご遺族が「ほんとうのことを知りたい」と願ったときに、訴訟という方法をとらざるをえなくなるプロセス。また、実際に訴訟がはじまれば、ますます誹謗中傷にさらされる。我が子を亡くし、事後対応で傷つき、訴訟でさらに傷つく…弁護士のおふたりは「三度被害にあった」と、配布資料で書いておられました。

他方で、たとえばマスメディアと良好な関係をつくって遺族から情報を発信したり、関係者から情報を集めたり、何度も石巻市教委に働きかけて説明会を開催させたり…という、そんなご遺族の取り組みについても、弁護士のおふたりから語られました。

こういうところが、他の事故やいじめ、自殺の遺族や被害者家族とも共通することだな…と思ったので、ひとこと、研究会でコメントをさせていただきました。

あと、学校保健安全法の規定が大川小訴訟控訴審でひとつ意味をもったそうですが…。学校保健安全法そのものや、その学校保健安全法をふまえるかたちでつくった文科省「学校事故対応に関する指針」について、どれだけ学校や教育行政、積極的に周知をはかっているのか。そういうことも、今日は現職教員や教育行政関係者も多く出席していたので、ひとことコメントしました。

まあ、この2つのことをコメントするときに自分の本の宣伝もして、チラシも配りました。おかげさまで10冊、今日も本が売れました。そのことも感謝いたします。

そうそう、もうひとつ書いておきたいことがあります。

昨日、あらためて大川小訴訟の原告側弁護士さん2人の話を聴いて思ったのは…。

「いま、3つの(教育)法学が、この訴訟や事後対応等々をめぐってせめぎあっている」
ということですね。

具体的に言うと、訴えられている石巻市側が主張する(教育)法学的な議論と、訴えている原告側が主張する(教育)法学的な議論。まずは、この2つがあります。

これに加えて、長い間、日本の(教育)法学のなかでは「軸」になってきた議論として、「無過失(賠償)責任」論というものがありますよね。

ちょうど、今年4月に河北新報のインタビュー記事がでたときに、前川喜平・元文部科学事務次官が語っていたのが、この「無過失(賠償)責任」論。

これに対して、同じインタビュー記事のなかで、前川氏の発言のとなりで私が語ったのが、原告側が主張する(教育)法学的な議論に近い線の内容です。

まあ、こんな次第で、大川小訴訟もそういう典型的な場面のひとつですが、いま、被害者家族や遺族の暮らしている「現場」から、いままでの(教育)法学的な議論を一から問い直し、組み直していく新たな視点が作られているのではないか。

どうもこのところ、私はそんな気がしています。



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今日(9月30日)のプリキュアの話です。

2018-09-30 10:18:18 | プリキュア話

おはようございます。私の暮らす西宮は、今のところ雨風ともに止んでいます。

でも、ここから先、夕方あたりには、関西圏に台風24号が最接近・上陸の恐れがありますね。

そんなわけで、「まだ雨の降っていない今のうちに」と、歩数稼ぎのウォーキングをしてきました。

ここのところ「毎週6~7万歩あるくこと」を目標にして、地道にこつこつ歩数を稼いでいますので。

さて、その歩数稼ぎのウォーキングのあと、プリキュアを見ました。いつもどおりコメントをしておきます。

まず、前回9月23日分が「おおきいお友達」向けというのか、アンリくんの話をベースに今後の物語の伏線をはりまくっているような、そんな回でした。その分、今回は再び目線を幼児~小学校低学年あたりのお子さま層にもどして物語をつくった感じです。

基本的なストーリーとしては、はなちゃん(キュアエール)の妹・ことりちゃんが、「いつもお姉ちゃんのいるところに、キュアエールが現れる。お姉ちゃんはドジだから、きっとキュアエールにお姉ちゃんは迷惑をかけている。謝らないと…」と心配して、キュアエールの居所を探すというもの。

そのことりちゃんといっしょに、はなちゃんの同級生男子(キュアエールのファンクラブ)2人も合流。キュアエールの居そうな場所として、以前、はなちゃんが手伝っていたたこ焼き屋に行く。

そこへクライアス社のジェロスが猛オシマイダーといっしょに現れる。猛オシマイダーに攻撃されていることりちゃんたちを守るように、キュアエールが現れる。そのキュアエールが「どんなことがあっても、ことりを絶対に守る」というようなことを言うので、ことりちゃんは「もしかして、お姉ちゃんがキュアエール?」と察してしまう。

ラストの場面でことりちゃんが「お姉ちゃん、キュアエールなの?」と聴こうとしたら、はなちゃんはさっさと寝ている。「もう、お姉ちゃんはお子ちゃまなんだから…」というところで終わる。まあ、こんな感じの回です。

ただ、こういうたわいのない、お子さま層向けの回にも、ちゃんと今後の展開につながる伏線がはられていますね。それを3つくらい見つけたので、書いておきます。

1つめは、ジェロスの登場の仕方。ジェロスは「私はひたすら待たされる」とか「待たされる女の恨み」みたいなことを訴えてから、今日は猛オシマイダーと出撃してきました。彼女はいったい、誰に待たされていたのでしょうか? そういえば以前、クライアス社の社長プレジデント・クライが、ジェロスの待っていた部屋に現れた回があったような…。もしかして、ジェロスは社長の愛人なのかも?

2つめは、ジェロスの元部下、ジンジン&タクミ。セリフもなくさりげなく登場していたのですが、ふたりはたこ焼き屋とは別の屋台で仕事をしていたり、あるいは土木工事の現場で働いていたり…。こんな感じですので、もしかしたらセリフつきの再登場があるかもしれません。なにしろクライアス社の初期メンバーのチャラリートやパップル、ダイガンだって、クビになったあと、何度か登場していますので(いまやパップルなんて、ルールー(キュアアムール)&えみる(キュアマシェリ)のアイドルユニットのマネージャーだったりしますからね…)。

3つめは、プリキュアの同級生男子たちと、はなちゃんの妹・ことりちゃん。この子たち、今日はプリキュアが猛オシマイダーに襲われてピンチになったときに、自分たちがプリキュアを助けようとします。そうするとアスパワワがまわりに満ちて来て、プリキュアの力がよみがえってきました。どうも劇場版映画の公開日が近いからかもしれませんが、「みんなの応援がプリキュアを勇気づける」みたいな、そんな展開を感じてしまいました。ちなみに、この同級生男子のひとり・ひなせくんは、はなちゃんのことが好きみたいです。

ということで、今日のプリキュアの話はおわりです。

そうそう。ここのところ、ほまれ(キュアエトワール)⇒ルールー&えみる⇒はなときたので、「そろそろ、さあやちゃん(キュアアンジュ)の番かな?」と思ってました。予告編を見る限り、次回はさあやちゃんを中心に、「お医者さん」体験をプリキュアたちがする様子。そういえば、夏休みに赤ちゃんが生まれる話の回があって、そこでさあやちゃんが産婦人科医の仕事に感動していた様子が描かれました。こんな感じで、前の話が伏線になって、何回かあとにその続きの話がでてくるのも、プリキュアの物語の特徴かなって思います。

 


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9月23日分のプリキュアの話です。

2018-09-29 10:57:09 | プリキュア話

おはようございます。

入試業務のために見ることができなかった9月23日(日)のプリキュアを、やっと今朝、録画で見ることができました。さっそくコメントを書いておきます。

まず、この日のプリキュアですが、基本的な流れとしては、フィギュアスケート選手でほまれちゃん(キュアエトワール)のお友だち・若宮アンリくんのことを、アイドルユニットとして売り出し中のルールー(キュアアムール)とえみる(キュアマシェリ)の2人が取材をするという流れでした。

まあ、アイドルユニットとして売り出し中のふたりに対して、「ロックなのか、アイドルなのか?」という批判もあって、えみるちゃんがかなり自信喪失に陥ります。そこへ若宮アンリくんの取材をふたりにさせようという依頼があって、ほまれちゃんといっしょに練習中のアンリくんのところへプリキュアみんなが取材に行く。そして、アンリくんのスケートのショーにも取材に行くのだが、そこにリストルと猛オシマイダーが現れる…という、そういう展開ですね。

また、落ち込んでいたえみるちゃんに自分は何もできないと思っていたルールーちゃんも、はなちゃん(キュアエール)に支えられて、結局、えみるちゃんといっしょに音楽を続けようと思うとか。えみるちゃんも「フレフレみんな!フレフレわたし!」というはなちゃんのことばを思い出して、もう一度、自分の目指す音楽をやろうと思うとか。まあ、そういう前向きな物語の流れが作られていました。

あと、前の回の「人魚姫」の続きで、はぐたんを抱っこしながらスケートの練習の姿を見守っているハリー(イケメン風に変身中)と、練習中に王子様姿のハリーと舞踏会で踊っていた自分を思い出して顔を赤くするほまれちゃんも描かれていましたね。

ただ、その流れのなかに、今後年末あたりまで続く物語の伏線が5つくらいはられていた印象です。その5つの伏線を、私なりにまとめておきます。

1つめ。クライアス社のビシンが社長秘書のリストルと会話しているシーンが、今回も登場しました。どちらも小動物の姿で会話していて、その姿はプリキュアたちの仲間のハリーと似たような姿です。なおかつビシンはリストルに対して、「ハリハリ地区を真っ先に出ていったヤツ」という言葉を浴びせていました。どうやらビシン、リストル、ハリーの3人は、もともと同じ地区で過ごしていたようですね。このあたりの事情が、今後の物語のなかで明らかにされるのでしょうか。

2つめ。リストルはクライアス社の社長の許可をもらって、なんとアンリくんを新入社員としてスカウトしにやってきます。結果的にはプリキュアたちに支えられて、アンリくんはスカウトを断るのですが。でも、クライアス社の社長は、アンリくんが今、なんらかの悩みを抱えている状態にあることを見抜いている様子です。それはどうやってつかんだのでしょうかね?

3つめ。そのアンリくんの悩みなのですが、その悩みの1つに「自分は何者なのか?」というものがある様子です。これまでの物語の展開のなかで、アンリくんは何度か女の子の衣装を来て登場しています。また、今回も猛オシマイダーにつかまったアンリくんは、アイススケートのショーの衣装を着た状態で、まるで「お姫さま」のようなところをプリキュアたちに助けてもらっています。「男女の性別を超越した美しさ」という話も、アンリくんの衣装のデザイナーのことばとして語られるわけですが、でも、そういうかたちで注目されるほど、アンリくん自身は「自分は何者なのか?」と悩んでいるようです。

4つめ。そんなアンリくんに対して、えみるの兄・正人がいま、まるでマネージャーのようにつきそっています。また、スケートのショーが始まる前の緊張したアンリくんの手を握って、正人は「大丈夫」と言ったりします。まるで「恋する2人」みたいな感じです。でも、そんな正人に対しても、もちろんプリキュアたちに対しても、アンリくんは隠していることがあります。それがどうやら、足の痛みの様子。アイススケートのショーの最中にもアンリくん、「もう少しもってくれ…」と言いながら、足のことを気遣ってジャンプを控える場面がでてきます。ちょうどそんなときにスケートリンクの音楽が途切れ、そこでルールー&えみるの歌とギターがはじまって、別の演技に切り替えるわけですが。ただ、スケートのショーのあと正人が打ち上げ会に行こうと誘いにきた場面でも、痛みを隠して笑って「すぐ行く」という場面もありました。この場面のあと、アンリくんの足にトゲパワワが描かれていたんですよね。ここから今後、何か起こりそうな予感です。

5つめ。今回の話のなかで、アンリくんが何度か、はぐたんを抱っこしている場面が描かれました。その様子がどこか、女神さまが赤ちゃんを抱っこしているような姿に見えるんですよね。これ、もしかして年末あたりまでの物語に何か、関係してくるんですかねえ。もちろん、今回のアンリくんの姿は、普段はぐたんを抱っこしているハリーのイケメン風の姿と併せて、「女の子だけでなく、男の子だって赤ちゃんにやさしくなれる」ということを伝えようとしているのかもしれませんが。

というような次第で、今回のプリキュアには、今後の物語への伏線がいっぱいつまっていました。その分、お子さま向けというよりは、保護者や「おおきいお友だち」向きの回だったのかな…なんてことを思いましたね。


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最近読んだ本をまとめて紹介(2739冊目~2750冊目)

2018-09-22 10:58:11 | 本と雑誌

他大学の集中授業があったり、東京・名古屋方面への出張や講演・研修、さらには大学での会議等々、やるべきことが多々あって、9月に入ってからあんまり本が読めていません。

ただそれでも何冊か読めたので、またまた、いつもどおり、本の紹介をしておきます。

2739冊目:内田樹・釈徹宗『日本霊性論』NHK出版新書、2014年

2740冊目:中野剛志『保守とは何だろうか』NHK出版新書、2013年

2741冊目:池上彰・上田紀行・中島岳志・弓山達也『平成論 「生きづらさ」の30年を考える』NHK出版新書、2018年

2742冊目:桐光学園・ちくまプリマ―新書編集部編『歴史の読みかた 続・中学生からの大学講義2』ちくまプリマ―新書、2018年

2743冊目:野田力『フランス外人部隊 その実体と兵士たちの横顔』角川新書、2018年

2744冊目:横山百合子『江戸東京の明治維新』岩波新書、2018年

2745冊目:岡田尊司『愛着アプローチ 医学モデルを超える新しい回復法』角川選書、2018年

2746冊目:ジグムント・バウマン(伊藤茂訳)『自分とは違った人たちとどう向き合うか 難民問題から考える』青土社、2017年

2747冊目:岸政彦『はじめての沖縄』新曜社、2018年

2748冊目:沖縄戦・精神保健研究会編『戦争とこころ 沖縄からの提言』沖縄タイムス社、2017年

2749冊目:文化庁編『日本人は大災害をどう乗り越えたのか 遺跡に刻まれた復興の歴史』朝日新聞出版、2017年

2750冊目:斎藤貴男『「明治礼賛」の正体』岩波ブックレット、2018年


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順番逆になりましたが、9月9日のプリキュアの話です。

2018-09-22 10:51:11 | プリキュア話

てっきり「もう、更新しているもんだ」と思っていて、9月9日のプリキュアの話を書き忘れていました。順番が9月16日放送分と入れ替わってしまいましたが、あらためまして9月9日分の話も書いておきます。

さて、結論から先に言えば、9月9日分のプリキュアは、新アイテム・メモリアルキュアクロックと、新しいコスチュームのチアフルスタイルが登場する回で、「まあ、これからお子さまたちにはこれを売るのね(笑)」という内容だったのですが。また、そのメモリアルキュアクロックも、今まで使ってきたミライパッドにデコレーションがつくような感じ。今まで売ってたミライパッドにいくらか支払ってそのデコレーションつけたら、メモリアルキュアクロックになるように商品化されてます。ほんと、よく考えていますね。

その上で、本編のストーリーなのですが、これがまた、よくできていました。今回ははなちゃん(キュアエール)の「転校」の話と、夏休み中のプリキュアたちの様子が伏線になって成り立つストーリーでしたね。

というのも、アイドルタレントとして売り出し中のえみる(キュアマシェリ)&ルールー(キュアムール)の温泉旅行の様子が、画像とともにネット上にアップされる。その画像にはなちゃんが写っていたのを、えりちゃんという、はなちゃんの前の学校のチアリーディングの女の子が見つけます。

実は、はなちゃんが転校することになったきっかけは、このえりちゃんがいじめられているのをかばおうとして、はなちゃんが逆に仲間外れになったこと。そのことを、えりちゃんはずっと謝りたいと思っていたようです。

そして、えりちゃんははなちゃんを見つけ出して謝ろうとするのですが、でもお互いに固まってしまって、何も言えないままその場は別れてしまう。そんなえりちゃんの事情を、さあや(キュアアンジュ)&ほまれ(キュアエトワール)が効きだします。一方、えみる&ルールーは、今度は自分たちがはなちゃんを支えたいと歌を歌います。まあ、こんな仲間たちに支えられて、はなちゃんはもう一度、えりちゃんに会いに行く気持ちになるわけですね。

そこで5人のプリキュアがそろってえりちゃんのチアリーディングの発表会場に行くと、クライアス社のイケメン社員2人組ジンジン&タクミが、ドクター・トラウムのつくった道具(ただし試作品)を持って暴れています。この試作品、周りに居る人たちを固まらせ、時間を止めてしまうもの。また、ジンジン&タクミは、ジェネラルマネージャーのジェロスによって、「役に立たないから」といってクビ宣告が行われたところでした。(ちなみに今までジェロスが登場するときに、必ず後ろにジンジン&タクミがいました。なので、ジェロスがどうしても「ブルゾンちえみ」のマネしているように見えてしまうんですよね…)

まあ、そんなわけで、えりちゃんたちのメイクをする人もジンジン&タクミに妨害されて来られなくなります。そこではなちゃんはミライパッドをつかって、5人のプリキュア全員でメイクさんに変身して、えりちゃんたちのメイクをします。そこでもう一度、えりちゃんと仲良くなりたいという話をはなちゃんはするわけですね。えりちゃん、メイクしてもらいながら、泣いてました。

でもまあ、ジンジン&タクミは時を止める道具で、えりちゃんたちチアリーディングの女の子たちも止めてしまいます。となると5人はプリキュアに変身して、ジンジン&タクミを止める…という流れ。ここで、メモリアルキュアクロックやチアフルスタイルが登場するわけですね。夏休みを過ぎて、5人のプリキュアのきずなが強まって、新しい変身用のミライクリスタルが生まれて…。それがミライパッドに装着されるとメモリアルキュアクロックが登場、そして、プリキュアたちがチアフルスタイルになり、5人の合体技でジンジン&タクミを倒す…という展開でした。

というような次第で、これから5人の合体技がくり返しでてくるということかと。まあ、歴代のプリキュアを見ても、3人なら3人、5人なら5人になったどこかの時点で、その時期の全員の合体技がでてきたわけですが。ただ、今年のプリキュアは、6月後半くらいで5人になってから約2か月ちょっと、合体技を出さないまま物語をひっぱったってことですね。それがちょっと、例年とのちがいかな。

それから今回、はなちゃんの「転校」のエピソードをもってきたのは、やはり制作陣が昨今の「いじめ」や「2学期初め」の問題を意識したのかな…ってことですね。何かプリキュア制作陣なりに、昨今の話題を意識して、肯定的なメッセージを発信したかったのかもしれませんね。

あと、番組のラストで、今回クビになったジンジン&タクミの後任をクライアス社が募集してました。誰か採用されるのでしょうか…?



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9月16日分のプリキュアの話です。

2018-09-22 10:49:01 | プリキュア話

なんだかここのところ忙しくてブログの更新ができず、プリキュアの話が2週続けて飛んでしまっていますね。ひとまずさきほど9月16日分の録画を見ることができたので、まずはそちらから書いておきますね。

さて、今回の基本的な物語は、人魚にほまれちゃん(キュアエトワール)、王子にイケメンの妖精・ハリーをあてるかたちで、ふたりを「人魚姫」の物語の世界にクライアス社のビシンと猛オシマイダーが閉じ込める。それを、他のプリキュアたちが助け出すという展開でした。これって以前、プリキュア5gogoなんかでやっていた「絵本の世界にプリキュアたちが入る」というパターンをつかっているなぁって思いました。

また、そういう展開が不自然にならないように…。フィギュアスケートの大会で優勝したほまれちゃんのお祝いの場で、甘酸っぱいシャーベットをつくるハリーと、そのハリーの姿を遠くからじっと見つめるほまれちゃんとか。ほまれちゃんのスケートの表現力が高まったのは、どうやらハリーに恋しているからではないかと思わせる場面をつくるとか。そういうエピソードを今回、最初に持って来ていました。

その一方でハリーはもともとクライアス社の一員で、ビシンはそのときの仲間。ビシンはどうやらハリーをクライアス社に連れ戻したいと考えている様子。そこでビシンは猛オシマイダーとともにプリキュアたちのところへおしかけ、ドクター・トラウムにつくってもらったアイテムで、ハリーを人魚姫の世界に閉じ込めようとします。そんなハリーを助けるために、ほまれちゃんもいっしょに物語の世界へ。

まあ、ここから先の話は「人魚姫」の物語のとおりに展開するわけですね。王子=ハリーに、人間の姿になった人魚姫=ほまれちゃんは助け出されて、お城の舞踏会でいっしょに踊って…。その舞踏会で、ほまれちゃんは、王子=ハリーに「好きだ」って告白しようとするわけですが…。

でも、人魚姫が王子に一番思われている人だったら幸せになれるけど、そうでなければ人魚姫は海の底で泡になって消えてしまう。そんなわけで、ビシンは王子=ハリーの前に、「王子がほんとうに思っている人はこの人」と言って、誰かを連れてきます。その姿だけを見て、人魚姫=ほまれちゃんはいったん、海の底へ。一方、ビシンははっきりと、自分が連れてきた人の顔を見てしまいます。

さて、ほまれちゃんが海の底へ沈んだときに、物語の外の世界から自分を呼ぶ声を聴きます。その声は、はなちゃん(キュアエール)たちの声です。そこからほまれちゃんはキュアエトワールに変身、再び浮上してハリーを物語の世界の外へ連れ出します。そしてそのあとは、5人のプリキュアで物語の世界を創り出した猛オシマイダーを倒すわけですね。

そうそう、今回どこかの場面でビシンと対決するときに、ほまれちゃん=キュアエトワールは「あなた(ビシン)は私(キュアエトワール)に似ている」と言います。このことば、なにか意味がありそうですね。それはただ単に「ハリーのことが好き」という思いだけではなさそうな…。

ラストのシーンでは、ビシンはクライアス社にもどって、動物の姿(おそらくハクビシン)になって泣いています。そんなビシンを、社長秘書のリストルがなぐさめていました。リストルもまた、動物の姿(おそらくリス)ですね。

一方、ほまれちゃんはイケメンからハムスターの姿にもどったハリーの姿を見て「大会が終わるまで、そのかっこうでいてほしい」「もう少し、自分の気持ちはお預けにする」と言って、今回のお話は終了です。

あと、次回の予告編を見ていると、そのリストルがフィギュアスケート選手のアンリくん(プリキュアたちの同級生)に接近している場面が出ていました。お姫さまのような男の子のアンリくんです。なおかつ、次回はクライアス社の社員募集活動がテーマになるようです。さてさて、どうなることやら…。


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いよいよ大学教員生活も18年めに入りました。

2018-09-02 09:55:14 | 雑感

今日は9月2日ですね。

2001年9月1日付けで、私は京都精華大学の教員になりました。

なので、うちの大学の教員になって、昨日で満17年。

そして、いよいよ18年目に入りました。

ということは、川西の子どもの人権オンブズパーソンの仕事辞めてから、それだけの月日がたったということですが。

ここへさらに、うちの大学で勤めた年数に2年5ヶ月足せば、非常勤講師時代を含めて大学で授業をした年数になります。もうすぐ20年になるわけですねぇ。

そして、この約20年に、大阪府立桜塚高校定時制で非常勤講師をした4年間を足せば、およそ「教員」と名のつく仕事をした年数になります。

ほんと、よくもまあ、こんなに仕事が続いたもんだなぁ、よく働いてきたなぁって、つくづく思います。


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今日(9月2日)のプリキュアの話です。

2018-09-02 09:52:43 | プリキュア話

今朝のプリキュアですが、夏休み最終回なんで、毎年やってる「宿題が終わらない」ネタの回でしたね。

ただ、その「宿題が終わらない」にもっていくまでの話が、今回は長かったです。

というのも、まずは「夏休みの楽しい思い出をつくろう」ということで、えみるちゃん(キュアマシェリ)の家が持ってるプライベートジェット機で、プリキュアたちが世界一周をする。えみるちゃんの家は大金持ちという設定、かつての四つ葉財閥のお嬢様だったキュアロゼッタを思い出させます。

その世界一周の最終目的地が、なぜか「天狗伝説のある古い温泉」。というのも、ルールーちゃん(キュアアムール)が前々から行きたかったところだから、だとか。かつてクライアス社の仲間だったとき「アンドロイドだから」といって、温泉に入れてもらえなかったので、どうしても行きたかったからだそうで。

それで、プリキュアたちが温泉に入って、そのあと楽しくお食事…とかしてるところに、クライアス社のドクター・トラウムが猛オシマイダーを連れて、攻撃をしかけてくる。なぜか、ドクター・トラウムも今日、温泉に入っていましたね。

プリキュアたちがその猛オシマイダーの攻撃をかわすのに苦しんでいるときに、伝説の天狗が現れて、大きな風を起こす。その風にあおられた猛オシマイダーへキュアマシェリ・キュアアムールが攻撃をしかけて、退治する。

とまあ、ここまでひっぱって、楽しい温泉旅行が終わった帰り道で、はなちゃん(キュアエール)に「あしたから学校だよ」とさあやちゃん(キュアアンジュ)が声をかけて…。そこでやっと「宿題、まだできていない…」という話がでるわけですね。そんなわけで、ラストのシーンでやっと「ああ、今回は「夏休みの宿題が終わらない」ネタの回だったのね」と気づきました。

それと、今回はプリキュアたちとともに、はなちゃんの妹が旅行についてきていました。そのはなちゃんの妹相手に、プリキュアたち5人全員がキャビンアテンダントの衣装に着替えてみたり…。これでやっと、オープニングの歌のときに、ほまれちゃん(キュアエトワール)がキャビンアテンダントの衣装を着ていた姿につながりました。また、はなちゃんの妹に、ルールーちゃんがアンドロイドだということがばれないようにするために、どうやってみんなでごまかすか…なんてところで笑いをとってましたね。

ということで、今日のプリキュアおわりです。

あと、予告編を見る限りでは、どうやら来週から5人いっしょに使うアイテムがでてくる様子。10月末の劇場版映画に向けて、そういうアイテムが何か必要なんでしょうかね?


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