できることを、できる人が、できるかたちで

京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

このたびの兵庫県知事選挙に関する一連のツイートまとめ―「今だけ、金だけ、自分だけ」の知事はいらない―

2021-06-30 19:31:42 | 国際・政治

<以下はこのたびの兵庫県知事選挙に関連して、私がツイッター上で流した話をつなぎあわせて、1本にまとめたものです。中心になっているのは今日のつぶやきですが、中には数日前のつぶやきを手直ししているものもあります。>

・6月13日(日)にも西宮で話をしたけど、私が30代の大学教員になって間もない頃に大阪市の行政職員と一緒に作ろうと頑張った子ども施策が、40代の10年近くの維新系首長の施策でガタガタに崩れてしまって50代に至った。あれと同じことを我が地元兵庫県で繰り返したくない。ただそれを願うのみ。

・維新の政治は、とにかく行政施策を「ぶちこわし」て、こわしたあとは「民間に売却か委託か」という流れをつくっているように思います。あとは、ぶち壊して浮いた財源をほんのわずかだけ庶民に流して、「お得感」演出、庶民を共犯にしてしまう感じですね。

・それはまるで、10店展開していたスーパーを1店に統合して正社員を大幅にリストラ。空き店舗は他社に売却。その売却益とリストラで浮いた人件費を借金返済と株投資に使う。従来のお客さんには安売りクーポンだけ配る。大阪維新系の政治家のいう改革ってそういう企業のノリみたい。

・結局いままで歩いて買い物に行けたお年寄りは、スーパー閉店で近所で買い物できなくなる。残った1店も非正規雇用の方ばかりで、正社員は過労死寸前。お得なクーポン使えるのは一部の層だけ。得するのは空き店舗売却益とリストラで人件費浮かせた本社経営陣だけ。

・目先の閉店前セールと安売りクーポンにだまされて、その先にめちゃくちゃ遠いスーパーまで買い物にいくはめに陥らないように。兵庫県知事選出馬予定者含む大阪維新系の政治家のいうお得感には注意しましょう。結局だまされて損するの私らだから。

・あと、人間観の問題で言えば…。私たちは閉店前セールと安売りクーポンみたいなものだけ配れば、庶民はまずそれに群がり、あとはなにやってもごまかせる存在と見なされてます。「人をバカにするな!」と、兵庫県知事選出馬予定者含む大阪維新系の政治家には言わねばなりません。

・この人間観の問題は、自分たちの姿を鏡のように映しています。カジノ、関西万博等々、目立つイベントで金儲けしたい。だけど地味な庶民の生活支援なんてやりたくない。学力テストで点数あげて有名校進学さえできればそれでよくて、持続可能な社会形成や人権保障と公教育の役割なんて考えたくもない。

・今だけ、金だけ、自分だけ。そういう価値観や人間観の大阪維新系の首長は、関西広域連合の会議も普段はさぼりながら、他方で新型コロナ禍や災害など自分だけでは手に負えない事態が生じれば、日頃なにかと文句いう隣県にも、なりふりかまわず助けもとめます。

・(公開討論会で維新が推す兵庫県知事選挙出馬予定者・さいとう氏が、兵庫県の海外事務所閉鎖を示唆する発言をしたと聴いて…)幕末維新の頃から兵庫、特に神戸が担ってきた国際化の伝統をなんと心得るのか。さいとう氏はいまの社会における民間外交や自治体外交の重要性もわからないのか。とにかく話にならないくらい器の小さな知事選出馬予定者ですね。落選してほしいです。

・それにしてもさいとう氏は維新の首長下の大阪府に総務省から送り込まれて、地方自治体のリストラ策しか学べなかったようですね。そんな人を知事選に推薦した自民も、支援する維新も「一喝」したいくらいダメですね。いまの住民が直面する新型コロナ禍の苦難をまるでわかってない。

<以上、手直しした上でのツイッターからの引用おわり>


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最近読んだ本をまとめて紹介(3257冊目~3277冊目)

2021-06-28 11:52:46 | 本と雑誌

前に最近読んだ本の紹介をしたのが、4月17日のこと。あれから2か月ちょっとたちましたが…。この間、緊急事態宣言がでて「遠隔授業」実施の対応に追われていて、本を読む時間があまりとれませんでした。なので、2か月で20冊ちょっとと、あまりペースがあがっていません。それでも最近読んだ本がだいぶんたまってきたので、以下のとおりタイトルと著者名、出版社名程度ですが、紹介しておきます。

3257冊目:水野一晴『気候変動で読む地球史 限界地帯の自然と植生から』NHK出版、2016年

3258冊目:山崎雅弘『沈黙の子どもたち 軍はなぜ市民を大量殺害したか』晶文社、2019年

3259冊目:桑子敏雄『わがまち再生プロジェクト』角川書店、2016年

3260冊目:武藤義和『新型コロナウイルスに対する学校の感染対策』丸善出版、2021年

3261冊目:忽那賢志『専門医が教える新型コロナ・感染症の本当の話』幻冬舎新書、2021年

3262冊目:遠山祐司『免疫入門 最強の基礎知識』集英社新書、2021年

3263冊目:適菜収『コロナと無責任な人たち』祥伝社新書、2021年

3264冊目:木村昌人『渋沢栄一 日本のインフラを創った民間経済の巨人』ちくま新書、2020年

3265冊目:国谷裕子・東京藝術大学『クローズアップ藝大』河出新書、2021年

3266冊目:中西朋『高校ダンス部のチームビルディング』星海社新書、2020年

3267冊目:小松理虔『地方を生きる』ちくまプリマ―新書、2021年

3268冊目:長尾剛『女武者の日本史 卑弥呼・巴御前から会津婦女隊まで』朝日新書、2021年

3269冊目:内藤正典『イスラームからヨーロッパを見る―社会の深層で何が起きているのか』岩波新書、2020年

3270冊目:水野一晴『世界と日本の地理の謎を解く』PHP新書、2021年

3271冊目:玉木俊明『物流は世界史をどう変えたのか』PHP新書、2018年

3272冊目:一坂太郎『暗殺の幕末維新史 桜田門外の変から大久保利通暗殺まで』中公新書、2020年

3273冊目:沼野雄司『現代音楽史 闘争しつづける芸術のゆくえ』中公新書、2021年

3274冊目:藤野裕子『民衆暴力―一揆・暴動・虐殺の日本近代』中公新書、2020年

3275冊目:井出明『悲劇の世界遺産 ダークツーリズムから見た世界』文春新書、2021年

3276冊目:本間正人『経理から見た日本陸軍』文春新書、2021年

3277冊目:大門正克『増補版民衆の教育経験 戦前・戦中の子どもたち』岩波書店(現代文庫)、2019年

 

 


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今日(6月27日)のプリキュアの話です。

2021-06-27 11:15:58 | プリキュア話

今日6月27日も日曜日。同居している義母は今日の午後、妻の付き添いで、かかりつけ医のところで新型コロナのワクチン接種1回目を受けます。かかりつけ医さんはどうやら80代のいつも診ている患者さんたちに対して、接種券が届いたら順番に「この日時に接種券持って、つきそいの人といっしょに来てください」と、スケジュールを組んでいるようです。しかも、診察のない日曜日に。だから2回目の接種日も、もう7月18日(日)って決まってます。スマホもパソコンも使えない義母のような高齢者にとっては、こういうかかりつけ医さんの親切かつ、きめ細やかな対応が本当にありがたいですね。それだけ、先に書いておきます。

さて、本題のプリキュアの話ですが。前回放送分から人間になり、なおかつキュアラメールに変身することができるようになった人魚のローラ。そのローラが、いよいよまなつ(キュアサマー)たちとはじめて中学校に通うという「新プリキュアの初登校もの」の日ですね。例年だと8月末か9月くらいにやっている話のように思うのですが、どうも前回も書いたように、東京オリンピックと夏の高校野球の放送スケジュールとの兼ね合いがあるのか、1カ月くらい早く番組が進行している感じがします。もしかしたら7月後半~8月初旬のプリキュアの放送、関西地区は「お休み」になるかもしれませんね。

そのローラの初登校ですが、まずは朝、生徒会の集会で「留学生の紹介」というかたちで行われます。「どこの国から来た?」と聴かれて、ローラが「グランオーシャン」と人魚の国の名前を答えてしまうので、他のプリキュアたちはドキドキするのですが。また、今月は生徒会が運動部の活動に力を入れる月だそうで(=夏休みの大会が近いからでしょうか)、ローラに「どんな部活やってみたい?」と生徒会長が聴くと、ローラは「泳ぎが得意だから水泳部」「勉強も部活もがんばりたい」「女王になるためにがんばる」と。この「女王になる」という話に、生徒たちみんなが拍手するのですが・・・。他のプリキュアたちは「なにか、かんちがいされたかも・・・」とヒヤヒヤします。

ここからローラは「私のかがやかしい学校生活がはじまる」と喜び、まなつたちのクラスに入るのですが・・・。理科で学んだ海の自然環境の話は得意でも、社会科地理の山脈の名前とか、国語の古典の話はさっぱりわからない。おまけに家庭科の時間にやった茶道体験では、慣れない正座で足がしびれると。まあ、思っていたのとはちがって、ローラの学校生活初日にはいろいろとトラブルがでてきますね。みのり(キュアパパイア)には「知らないことをちゃんと勉強するの」と言われたりしてましたが・・・。

そんな初日の学校生活に疲れたローラが、プリキュアたちのトロピカる部の部室にいると、そこに女子水泳部のキャプテンがやってきます。ローラに「水泳部に来てほしい。水泳の女王になってほしい。泳ぎのうまい人に来てもらって、全国大会出場を目指したい」と、そのキャプテンは伝えます。ローラは「学校のスーパースターになれる」と言って大喜び。さっそく「部活で私のすごさをみんなに思い知らせる!」と言って、水着に着替えようと水泳部の部室へ行きます。

一方、そんな水泳部の練習中のところへ、ヌメリ―とゼンゼンヤラネーダが攻め込んできます。どうやら「あとまわしの魔女」が、ローラが自分に従わず、檻から逃げ出したことに怒っているとのこと。一日も早く魔女の手下たちは人々のやる気パワーを奪いとってくることになったようです。ただ、ローラはまだ水着に着替え中だったので、まずは他のプリキュアたち4人が変身して、ヌメリ―とゼンゼンヤラネーダに応戦します。しかし、水泳のコースロープをつかってヘビみたいになったゼンゼンヤラネーダに、プリキュアたち4人は苦戦します。

そんな苦戦する4人のプリキュアのところへ、水着に着替えたローラがかけつけます。「私はここで泳がなきゃ」と思ったローラは、さっそくキュアラメールに変身。人々のやる気パワーをとりもどし、苦戦中のプリキュアを救い出します。そして、キュアサマーと協力して、ローラの技・くるくるラメールストリームを出して、ヌメリ―とゼンゼンヤラネーダを追い帰します。

ラストの場面ですが、水着に着替えたローラが他の水泳部員といっしょに、合図に合わせて一斉に飛び込みます。その飛び込みのフォームは本当に美しいものだったのですが・・・。でも、すぐに「助けて!」との声が。ローラは人魚の姿では泳げるのですが、足がはえて人間の姿になったら、泳げなくなったのです。それで、水泳部からのお誘いの話はなくなりました。

ただ「登校初日から失敗ばかりで、これからどうしよう・・・」と落ち込むローラに、まなつは「私はとても楽しかった。ローラが学校に居て、一日トロピカっていた。あしたも楽しみ」と伝えます。そして「部活どうする?」という話になったとき、ローラはあらためてまなつたちの「トロピカる部」に入ると伝えます。どうやらローラは最初からそのつもりで、トロピカる部でやりたかったことをリストアップしていたようですが・・・。

ということで、人魚から人間になったローラ(=キュアラメール)の登校初日の話、ここで終わりです。次回は「学校の怪談」話になるようですが・・・。これも例年だと夏休みのどこかで、高校野球中継と重なってスケジュールが変更になってもかまわないような、そういうネタの回としてでてくるパターンのようにも思います。あと、エンディングは先週同様、キュアラメール登場の新バージョンになっていました。また、キュアラメール関連のグッズのCMも、すでに今回放送分でも流れていましたね。では、ここで今日のプリキュアの話、おわります。


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6月20日のプリキュアの話です。

2021-06-26 15:07:25 | プリキュア話

今日は6月26日(土)。気づいたらもう土曜日ですね。

今週は京都府の緊急事態宣言解除、まん延等防止措置の緩和ということもあって、私の大学での担当科目については遠隔授業をとりやめ、対面授業を再開しました。この数日、朝早くから晩遅くまで、対面授業再開に伴って大学に居る時間が長くなり、ブログ書いている場合ではない・・・という感じでした。おまけに唯一の「休み」ともいえる月曜日にも、最後の1校、教育実習校訪問が入りましたし・・・。

ということで、6月20日(日)に見たプリキュアの話を、やっと休みの日の今、書ける時間がとれたというところです。なので、これから書くこと(=文中では「今回」と書いていますが)は、全部、6月20日放送分のプリキュアの話だと思ってください。

さて、今回の放送分から、新しいプリキュア・キュアラメールが登場します。キュアラメールに変身するのは、あの人魚のローラ。やっぱり、ローラは人間になりたかったというのか、プリキュアたちといっしょに行動したかったというのか・・・。そこに至るまでの話が、今回放送分のメインテーマです。また、今回のCMから、キュアラメールのグッズが売り出されてました。また、エンディングの映像と歌も、ローラがキュアラメールになったのにあわせて、変更されてました。

さて、前回(6月13日)放送分では、ローラは「あとまわしの魔女」の一味にさらわれ、深海の底にある魔女の館にとらわれているところでおわりました。ただ、連れ去られるときにローラは自分のポッドをつかって、シャボンピクチャーを次々に送りました。そのシャボンピクチャーのあとを追うかたちで、まなつ(キュアサマー)たちがローラを探している・・・。そこから、今回の放送分がはじまります。

まず、魔女の館で、あとまわしの魔女はローラに「人間になりたいなら協力せよ。なぜ人間のやる気パワーを奪うじゃまをするのか?」と問います。ローラは当然「協力なんてしない」というのですが・・・。あとまわしの魔女は「人間からやる気パワーを奪って、あとまわしの世界をつくる」ことが自分たちの目的だと語ります。そしてローラは、魔女の手下・バトラーたちによって檻の中に閉じ込められます。

一方、ローラを探しているプリキュアたちには、やはり魔女の手下のヌメリ―とチョンギーレが、ゼンゼンヤラネーダを連れて攻撃に向かいます。ゼンゼンヤラネーダは旅客船を攻撃して、乗客たちのやる気パワーを吸い取ってしまいます。そこへプリキュアたちが登場。ローラを探しにキュアサマーたちが向かい、他のプリキュアたちでヌメリ―やチョンギーレ、ゼンゼンヤラネーダを食い止めようとします。「ローラは友達だから、魔女の誘いには絶対にのらない」と言って、キュアサマーは魔女の館を探そうとします。

これに対してローラの方は、檻のなかでプリキュアたち4人を思い出します。そして妖精のくるるんが居ることに気付き、くるるんに檻の鍵をとってきてもらいます。そんなときに魔女の手下のエルダが降りに近づいてくるのですが・・・。ローラが隠れていることに気付かず、檻をあけて入ってしまいます。そのあと、エルダを逆に檻に閉じ込め、くるるんが持ってきた鍵をかけて、ローラはアクアポッドをとりもどしに魔女の部屋に行きます。その間、プリキュアたちは苦戦していて、ローラがいないと人々のやる気パワーが取り戻せないことをあらためて実感します。

魔女の部屋に行くと、ローラはアクアポッドを探します。「なぜ私にさからうのか?」と聴く魔女に、「人間になりたい。でも、魔女の力は借りない。私の願いは、私が叶える」といって、アクアポッドを見付けてローラは逃げます。「私は絶対にあきらめない」というローラのあとを、魔女の手下のバトラーが追いかけてきます。そしてバトラーの力で、いったんローラは深海の底に沈められます。

深海の底に沈められたローラは、不思議な夢を見ます。他のプリキュアたちと部活の話をしている夢です。今度は合唱コンクール出場で、ローラがみんなに歌の特訓をする・・・。そんな不思議な夢を見ているときに、ローラはくるるんと人魚の女王に出会います。女王は「いままでよくがんばった。ご苦労さま」とローラに声をかけます。「プリキュアを見付けたし、精一杯がんばった。人間の世界に行って、大事な役目をはたした」という女王に対して、ローラは「私がいないと、あの子たちはダメだから・・・」と伝えます。すると女王は、ローラに「これをもって行きなさい。そのときがくればわかります」といって、何か大事なものを渡します。

ローラは「プリキュアたちと一緒にいたい、みんなといたい。それが今、一番したいこと」と言います。その思いがあれば大丈夫、友達が待っている・・・。そう思ってローラが他のプリキュアたちのところにかけつけると、なんとプリキュアたちのやる気パワーまで奪われてる状況。他のプリキュアたちが「ローラ、無事でよかった」と言って倒れていく・・・。ヌメリ―やチョンギーレが「お前は魔女の館を抜け出せたのか? でも、プリキュアたちは無駄なヤル気で全滅だ」とローラに声をかけたとき、「許せない!」とローラの思いが強まります。すると、女王から渡された大事なものは、プリキュアに変身するためのパクトと指輪になりました。それを使って、ローラはキュアラメールに変身。ここから再びマーメイドアクアポッドにみんなのやる気パワーをとりもどし、プリキュアにもやる気が戻り、再度変身できるようになります。そしてローラは「くるくるラメールストリーム」という技を出して、ゼンゼンヤラネーダを追い払い、ヌメリ―やチョンギーレも帰っていきます。

プリキュアに変身できるようになったローラには、なんと、足が出てきました。他のプリキュアたちは「ローラが人間になれた!」と大喜びします。さっそく、ローラは「自分たちの学校に海外から来た留学生」ということにして、まなつの家にホームステイすることになります。ということで、次回はそのローラが中学校へ初登校することがテーマの回です。

ところで・・・。この新プリキュア登場の話ですが、いつもだと夏休みに入る頃に登場なので、あと2週間くらい先になるような感じがします。ローラが人間になりたがっている話は、みのり(キュアパパイア)と入れ替わった回のあたりから伏線がはられていたので、ローラが人間になり、次のプリキュアになること自体は特に問題がないような展開なのですが。もしかしたら今年のプリキュア、東京オリンピックの放送や夏の高校野球中継の関係で、7月末~8月あたりの放送スケジュールが例年とちがうのかもしれませんね。その分、少し早めに新プリキュアとしてのローラ=キュアラメールを登場させ、グッズ販売やオープニング・エンディングテーマの変更も早めにしているのかもしれません。

ということで、前回6月20日分のプリキュアの話でした。


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昨日(6月13日)のプリキュアの話です。

2021-06-14 19:44:11 | プリキュア話

昨日(6月13日)は日曜日。朝からプリキュアを見て、約1年ぶりくらいで、西宮市内で教育について考える市民学習会を午前中、鈴木大裕さんたちといっしょにしてきました。医者からこの1年間くらい、あまりにも心身の消耗度がひどいので「自分のためにも、人のためにも、できるだけ仕事をするな」と言われていたんですが…。こういう学習会の仕事を引き受けられるくらいにまで、ようやく回復してきた感じです。

ただ、午前中の学習会で疲れてしまって、プリキュアのブログを書くのをあとまわしにして、昼寝してました。今日も家のなかでの仕事におわれて、夜8時前までブログ書く時間がなかったし・・・。

ということで、昨日のプリキュアの話を、今日(6月14日)に書きますね。

さて、昨日のプリキュアは、人魚のローラがやっぱり人間になりたいという思いをどこかに抱いていた…というお話。正確にいうと、プリキュアたちの仲間になりたい、一緒にいたいという思いなのですが。

まず冒頭は、プリキュアたちのトロピカる部が登山をするシーンからはじまります。まなつ(キュアサマー)はこの山から見える景色を「ローラにも見せたかった」というのですが…。実はローラは自分からアクアポッドを抜け出し、川をさかのぼるかたちで山に来ていたのでした。でも、川から山登りをしているプリキュアたちを見て、ローラはなにか物足りそうな表情をしています。

一方、まなつたちは夏休みの部活をどうするか、相談を始めます。合宿がしたいというまなつの提案に他のプリキュアたちは驚くのですが、自分の出身の島で合宿をすれば、家に泊まることができるし、なによりもローラも泳げるとまなつは言うのです。そんな話を、ローラはアイスクリームを食べながら、ぼ~っと聴いています。まなつはローラを見て、「なんかトロピカってない」と思います。

そんなローラは、昼休みにひとりでどこかに行ってしまいます。まなつたちは「ローラが変。なんかひとり、ないしょで何か動いている」と探し始めます。するとみのり(キュアパパイア)が、図書室で「人魚姫」の本を読むローラを見付けます。前回、みのりとローラは入れ替わったばかりですよね。

そこでみのりはローラに、「やっぱり、人間になりたかったの?」と尋ねます。ローラは「この前入れ替わったとき、楽しかった。でも、ずっと人間のままでいたいわけでもない」と返答。そして「人魚姫」の話を読んで、ローラは魔女の力で美しい歌声が奪われた人魚のことを知ります。みのりは「なにかがんばれば、何か好きなことがなくなる。別のものをなくしてしまうかも」という話をローラにします。

そんなローラの様子を見て、みのりは「あとで話を聴いてあげたほうがいいかも」と、まなつとサンゴ(キュアコーラル)に伝えます。そこで、まなつの部屋でローラと話し合いがはじまります。ローラは「まなつはいつも楽しそう」「部活は私には関係ない。私は人魚の女王になることが目標」といいます。そんなローラを応援したいとまなつが言ったとき、まなつの母親が部屋に入ってきます。とっさにローラはまなつと街で知り合った、外国から来た女の子だと自己紹介します。

そんなとき、まなつはお母さんが足にペディキュアを塗っていることに気付きます。水族館の仕事でマニキュアは無理だから・・・というお母さんの話を聴いて、「ローラにマニキュアを塗ろう」とまなつは重い建ちます。そしてサンゴの母親が経営するコスメショップに行き、ローラの手にマニキュアを塗ります。トロピカる部の次の活動は、みんなで「ネイル」をすることになったようです。

さて、プリキュアたちの敵・あとまわしの魔女たちですが、プリキュアと人魚のローラが人びとのやる気パワーを集める作業をじゃましていることにいらだちを感じます。そこで、人魚のローラがもっているマーメイドアクアポッドを奪って、人びとのやる気パワーがもとにもどらないようにしようとたくらみます。

そこで、ゼンゼンヤラネーダとチョンギーレが出撃。街の人々を攻撃し始めます。プリキュアたちは変身してたたかいはじめますが・・・。ローラのアクアポッドそっくりのガラス瓶をいっぱい出してきて、どれがどれだか分からない状態をつくります。その上でチョンギーレがローラを捕まえ、あとまわしの魔女のところへ連れて行こうとします。

ただ、ローラはたくさんあるガラス瓶のなかから、妖精のくるるんの声をするアクアポッドを見つけ出します。また、そのアクアポッドをつかって、シャボンピクチャーを次々に出します。そうやって、プリキュアに自分の居場所を知らせようとします。

どうやっていなくなったローラを探せばいいのか…。いろいろ迷ったまなつたちは、水族館の館長に相談します。「海は陸よりも広い。深海にはまだまだ人間の知らない未知の世界がある」という館長の話を聴いて、まなつは「私たちは何もローラのことを知らなかった」ことに気付きます。

「ローラは人間になりたいのだろうか?」とまなつたちが考え始めたとき、シャボンピクチャーが浜辺に打ち上げられていることに気付きます。これはローラが送ったサインだと考えたプリキュアたちは、再度、変身。海のなかでも自分たちは息ができることに気付き、どんどんシャボンピクチャーをたどって深海に行きます。

他方、ローラはあとまわしの魔女たちにつかまります。「なぜ人間に味方をするのか? 人間にあこがれているのか? 私に力を貸せば、人間になりたいという願いをかなえる」と、あとまわしの魔女はローラにいうのですが・・・。

こんな感じで、いよいよ「ローラは人間になるのか、それとも・・・?」という、この間の物語の伏線がだんだんはっきりしてきましたね。ちなみに次週予告では「キュアラメール」というかたちで、いよいよローラがプリキュアになりそうな感じですが・・・。ということで、昨日のプリキュアの話、おわります。

 

 


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今日(6月6日)のプリキュアの話です。

2021-06-06 16:02:28 | プリキュア話

気付けば今日は6月6日(日)。あしたから私の勤務校(京都精華大学)は、第2クォーターに入ります。

今年から勤務校では4学期制になって、従来の前期を2つ、後期を2つに割って、第1~第4のクォーターにしました。また、そのクォーターごとに時間割が変わります。この時間割を有効活用できれば、「あるクォーターの約2か月をつかっての短期留学とか、企業などでのインターンシップとか、そういうことも可能」というのがねらいなんですけどねえ。今年がクォーター制導入の初年度なので、まだまだ我々教職員側もとまどってる感じです。

ちなみに、私の担当科目については、ほとんどクォーター制の影響がないかたちで運営されています。とはいえ、第2クォーターに開講の集中授業科目もあるので、影響ゼロと言うわけではないのですが。

それはさておき、今朝のプリキュアの話を書いておきます。今日も日曜日なので、朝からプリキュアと仮面ライダーを見て、部屋の掃除をしていました。

今日のプリキュアの話は、プリキュアたちの「トロピカる部」が応援団の手伝いをして、ソフトボール部の試合の応援に行くという流れでした。ただ、その応援の練習をするときに、「裏方ならがんばる」といって横断幕づくりをしていたみのり(キュアパパイア)と、自分の正体を明かせないので表に出られない人魚のローラが入れ替わる…という展開が付け加わっていました。

当然、他のプリキュアたちは、みのりになったローラを見て「なんか変」と思います。いつもなら応援の練習のような活発な活動をしない、ひとりでじっと本を読んでいるみのりが、ノリノリで応援の振り付けをやっている…。あるいは、今まで食べたかったメロンパンを食べたりして、「人間のからだも悪くない」なんて思ったりします。ただ、ローラになったみのりから、そんな風に踊ったりすると「変だと思われる…」と言われても、みのりになったローラはやめないわけですね。

ちなみに「トロピカる部」の顧問の桜川先生に「横断幕づくりどうしたの?」と言われて、みのりになったローラは困るわけですが・・・。とりあえず、ローラは墨汁と筆で「トロピカってGO!」という横断幕を書き上げます。

一方、みのりになったローラから「この際、人魚の世界を楽しんで、気分転換すれば?」と言われて、ローラになったみのりは、海の底まで泳いだりします。ローラが普段隠れているパクトでの移動が大変で、途中で妖精のくるるんといっしょにパクトから出て、川や海を泳いで…という感じです。海のなかでも呼吸ができて、すいすい泳いで…。なんだか気持ちよくて、人魚も楽しい。そんな風にみのりは感じます。

ただ、もとに戻る方法がふたりともわからないので、ひとまず、みのりの家にローラのパクトをもっていくかたちで、ふたりいっしょに帰ります。みのりになったローラは、みのりが毎日書いている日記を見てしまいます。そこには毎日、ポエムが書かれていました。他方で、みのりになったローラに気付かず、みのりの母親は大好きなコロッケができたから、おなかいっぱいになるまで食べるように勧めます。でも、みのりになったローラは「コロッケってなに?」という感じです。

夜になって、ローラは「コロッケおいしかった。たくさん歩けた。人間のからだも悪くない」と、みのりの姿になってよかったことを話します。一方みのりも「人魚の生活もたのしかった」と。そうやって話をしている間に、寝てしまいます。

でも翌朝になっても、ふたりのからだはもとにもどりません。そんなところへ、朝の通勤ラッシュの人々やカフェでモーニングサービスを食べてる人を攻撃する形で、チョンギーレとゼンゼンヤラネーダがやってきます。そこで、みのり以外の3人のプリキュアが変身してたたかうのですが…。キュアコーラルがゼンゼンヤラネーダ(=今回はパンのクロワッサンのかたちをしています)につかまり、ロールに巻き込まれて動けなくなってしまいます。

そこでローラが「私が変身してみよう」と、みのりの指輪などをつかって試してみますが、やはりだめ。このままではキュアコーラルがやられてしまう、「私が変身しなくちゃ!」とみのりが強く思ったとき、ふたりはもとのからだに戻ります。そこで、みのりはキュアパパイアに変身します。ここから先は、まずは巨大クロワッサン(=今回のゼンゼンヤラネーダ)のロールにまかれたキュアコーラルを救い出し、4人の合体技でゼンゼンヤラネーダとチョンギーレを撃退。ローラがパクトで人びとの吸い取られたやる気パワーを取り戻して一件落着です。

ラストの場面ですが、ローラは「みのりにしてはやる気あるじゃん」といい、みのりは「人魚たのしかった。でも、私は私がいい」と伝えます。ローラも「私も(人魚がいい)」と。そして、実際のソフトボールの試合当日。観客席にはローラが書いた「トロピカってGO!」の横断幕が何枚も掲げられます。一方、みのりはなぜか大きな銅鑼(ドラ)をもって来て、それをたたきます。「なんか、大胆になった・・・」と他のプリキュアたちはびっくりします。

ということで、ローラの影響をうけて、みのりは少し成長したようですね。こんな感じで、しばらくの間、他のプリキュアの影響をうけてローラが成長したり、ローラに刺激を受けて個々のプリキュアが成長する。そういう物語を描くような印象です。これで夏場あたりまでの物語をつづけるのでしょうかね。ちなみに次回は、ローラが人魚姫の本を学校の図書室で読んだり、「あとまわしの魔女」につかまったり…という展開になるようです。ということで、今日のプリキュアの話はここで終わりです。

 


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大阪市の小学校長から松井市長への「提言」に関して(その4)―教職員への「いじめ」と首長の「無責任」を生む「首長主導の教育改革」を問題にすべき時期―

2021-06-03 19:46:56 | 受験・学校

松井大阪市長 法曹関係者らの声明に不快感「処分すると一言も言ってない」オンライン授業巡り(ヤフーニュース(東スポWEB) 2021年6月2日)

https://news.yahoo.co.jp/articles/6e368cc55789c534e80da592cdefa72775455092

松井大阪市長が「職務専念義務違反」と現職校長の「提言」に対して発言している。

なおかつ、その首長発言を受けて、首長の出身会派の議員が大阪市教委に対して市議会(市会)で、「処分」に関する質問をしている。

その市教委が市議会で質問した議員に「調査する」といって、実際に調査に動いている。

にもかかわらず、市長は「自分は処分するとはいってない」という。

・・・これって、学校のいじめの大ボスが、「パシリ」みたいな連中に悪事をさせて、自分は「そんなこと、やれというてない」ととぼけているのと、構造的には酷似していますね(生徒指導担当の教員なら、こんな大ボスをどうやって「指導」するか、腕の見せ所って感じですね)。

「首長主導の教育改革」は、自分に異議を申し立てる校長以下の教教職員に恫喝をかけるために、市教委と市議を「パシリ」にして、市長を「大ボス」にする。

そういう「いじめ」の構図を生み出しているように思いますね。

なおかつ、「都合のいいことは市長である自分の手柄。都合の悪いことは市教委の問題」と、責任を市教委になすりつける構図もつくっている。

「市長の無責任体質」を助長するのも、この「首長主導の教育改革」のように思えてなりません。

ちなみに大阪市の「教育振興基本計画」そのものの内容に問題があって、オンライン学習を緊急事態宣言がでたときにやったら、学校現場で矛盾が噴出。

その矛盾の是正を校長の立場から「提言」することは、大阪市の教職員の「職務」ではないんですね、松井市長。

大阪市の教職員は、この「いじめ」の大ボスのいうことをなんでも真に受けて、「パシリ」のように使われている市教委の言うことを「ただきくだけ」なのですね。

で、いう事聴かなかったら、あなた自身は手を汚さずに、もうひとつの「パシリ」である維新の市議が、同じように「パシリ」である市教委に、市会で恫喝をかける。

なおかつ、「パシリ」である市教委に手を汚させて、市長自身は手を汚さず、きれいなままでいる。

常に自分は手を汚さず、汚い仕事は「パシリ」である市教委と、維新の市議任せ。

あなたの言っていることは、そういうことなんですよ。わかりますか、松井市長?

ご自分の主張されていることがなにを意味しているのか、もう少し、よく考えたらいかがでしょうか?

ほんとうに「無責任」きわまりない「首長主導の教育改革」の構図だと思うのですが、松井市長、いかがですか?

あなたが判断して決めた「教育振興基本計画」だとおっしゃるなら、それで大阪市の学校が大混乱しているなら、松井市長、あなたが責任とって辞任されてはいかがですか?

校長の「職務専念義務」以上に、あなたの市長としての道義的・政治的な責任、そして教育振興基本計画を決めた者としての責任はどうなるんですかね?

ちなみに、このような「首長主導の教育改革」の構図をつくったのは、最終的には国政レベルの教育改革ですよね。

なおかつ、いじめ問題とかで「首長主導の教育改革」容認の流れをつくった教育評論家、教育学研究者は、そういう構図の形成に加担した人々だと私は思います。そういう教育評論家、教育学研究者にも、この件、責任とっていただきたいですね。自分らの考えてきた「首長主導の教育改革」とはなんだったのか、ぜひとも反省と総括をしていただきたいところです。「ええ加減なこと言ってきたあなたたちも問題です」と、この際、伝えておきます。


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大阪市の小学校長から松井市長への「提言」に関して(その3)―「総合教育会議」の去年の議論自体が検証されるべきでは?―

2021-06-01 18:21:13 | 受験・学校

NHKの今朝のニュースで、「大阪市のオンライン学習 約半数で通信トラブル」が流れたとか。

大阪市のオンライン学習 約半数で通信トラブル

(NHK関西NEWSWEB 2021年6月1日7時8分)

ただ「システム改修」でどうにかなる問題ではなくて、「これって根本的に、大阪市の教育施策の方針自体がおかしいのでは?」というのが、私の見解。

なにしろ、私の調べたところでは、もともと去年秋(9月)の総合教育会議で・・・。

「惨事便乗型」教育改革として、新型コロナ禍下での学力向上策だとかいって・・・。

「中国でもやってる」とかいう特別顧問の主張とか。

大阪市内の先進的な取組みの学校の議論とか。

そういう「ええ話」とか「うまくいっていること」だけ見て導入したのが、このオンライン学習。

その時点で問題点とかデメリット、別の方策の検討とか、総合教育会議ではきちんと議論できてない。

そして、その浮かれ気分のまま今年の教育振興基本計画にオンライン学習を組み入れ・・・。

この4月、松井市長の思いつきで、緊急事態宣言が出たときに「オンライン学習やる」ということになり・・・。

見事に1カ月程度で、その破たんが見えた。

ということは、もともと「その程度のプラン」でしかなかった、ということですわ、このオンライン学習実施の計画自体が。

そもそも去年9月の総合教育会議の時点で・・・。

「いま、これが急いでやらないといけない施策なのか?」

「学校の新型コロナ対応には、もっと他にやることあるんじゃないか」

「だいたい、学力向上やICT教育を捨ててでも、今は子どもの命を守る取組みの方がいるんじゃないのか?」

「感染症専門医の意見も聴いて、学校での新型コロナ対応について議論すべきではないのか?」

という風に思うんですけど、私。

でも、そういう別の切り口からの議論、総合教育会議で去年9月、やっていないですからね。

もう「学校でのオンライ学習導入」という結論ありきみたいな、そんな感じだったのでは?

だから、このオンライン学習のを決めた総合教育会議それ自体が、根本的につくり変えられなければいけない。

「もう一度、総合教育会議のメンバーを入れ替えて、大阪市の教育振興計画を一から議論し直せ」

そういいたいですわ、私。

要するに市長と教育長、教育委員、特別顧問の「総入れ替え」ですけどね。


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