できることを、できる人が、できるかたちで

京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

今日(8月30日)のプリキュアの話です。

2020-08-30 12:38:52 | プリキュア話

今日は日曜日、いつものとおりプリキュアの話を書きますが…。

その前に、プリキュアのあとに毎週放送されていた「仮面ライダーゼロワン」の最終回の日でもありましたね。この「仮面ライダーゼロワン」も実は毎週、プリキュアを見たあと、欠かさず見ていました。人間とヒューマギア(AI搭載の高性能ロボット)が共生する社会は可能なのか、ヒューマギアには人間らしい心が芽生えるのか、等々。かなり「壮大な」テーマを描いていたのが、この「仮面ライダーゼロワン」の物語のように思うので。「よくできた物語だなぁ」って、ほんと、思いました。

まあ、それはさておき、本題の今日のプリキュアの話です。8月から登場したアスミ(=キュアアース)が、プリキュアたちの暮らす人間界にどうなじんでいくのかが、今のところ、毎回の物語の軸になっています。今回もアスミがのどか(=キュアグレース)の家に自分の部屋をもらって、そこに子犬のラテ(=ヒーリングアニマル)を入れておきたいという思いを抱くことから話が始まっています。

ただ、アスミはどうもラテのことを常に自分のそばに置いて守ろう、守ろうとするのですが・・・。それがラテにとってはうっとおしいようで、ラテがアスミを嫌がるようになる。ラテにたくさんご飯を食べてもらうと思うけど、出し過ぎてしまう。「病気になってはいけない」と思って、ラテにふとんをかけすぎてしまう。危ない目にあってはいけないから外に出てはいけないと言ってしまう、等々。「そんなにうるさくすると、ラテが嫌がってしまう」と、妖精(=地球のお医者さん見習い)のラビリンに、アスミは叱られてしまいます。どうもこういう場面で、今年はアスミとラテの関係を通じて、「子どもの親からの自立」と「自立しようとする子どもを見守る親の気持ち」の双方を描こうとしているように感じました。

一方、ラビリンに叱られて自信を無くしたアスミは街のなかに出るのですが、どうも自信を無くすと姿が半透明になったり、消えていったりするようで…。その様子をちゆ(=キュアフォンテーヌ)が見つけます。ちゆは自分の家にアスミを連れて行き、いっしょに足湯に入ったりしながら(=ちゆの家は温泉旅館です)、アスミの話を聴きます。ラテに避けられていると、自分のからだが消えてしまいそうになる。・・・そういう気持ちを「悲しい」っていうと、ちゆは説明します。

そんなとき、ちゆの弟がおやつの「すこやかまんじゅう」を持ってきます。アスミはそれを食べて「おいしい」と感じます。甘いものが「好き」なんだね…と、ちゆは確認します。その上で、ちゆは、「好き」っていうことはいいことだけど、時にはつらいこともあるし、ずいぶん難しいときもあると語ります。そして「自分のハイジャンプをしているところを見てほしい」と、アスミに伝えます。「どうやらアスミは、この世界のこと、自分のことをいっぺんに吸収してしまって戸惑っている。なんとかして手助けしたい」と、ちゆは思い、その気持ちをのどかに電話で伝えます。

翌日、のどかたちといっしょに、アスミは陸上部でハイジャンプの練習をしているちゆの様子を見ます。何度失敗してもチャレンジする姿を見て「どうして?」とアスミは思うのですが、ちゆは「ハイジャンプが大好きだから」と答えます。そして、ちゆはアスミに対して、「失敗もするけど、それでも好き。どうすればうまくなるか。もっと高く跳びたい。その気持ちが止まらない。好きなことだったら、そのことばかり考えてしまう。きっとアスミにも、そういう気持ちはあると思う」と伝えます。

そんなときに、シンドイーネがメガビョーゲンを連れて、学校の運動場を攻撃し始めます。メガパーツをつかって、メガビョーゲンをさらに巨大化させます。そこへラテを連れてラビリンたちもやってきますが、ラテはアスミを避けようとします。するとアスミはまた消えかかってしまいます。そこでやむなく、3人のプリキュアで変身して、巨大化したメガビョーゲンと対決しますが、苦戦します。

苦戦する3人のプリキュアを前にして、なんとかしたいという思いの芽生えたアスミは、ラテと話をします。「ラテ、大丈夫ですか?」「ラテのことばかりを思う気持ちが、私のなかにある」「ラテのことが大好きだけど、でも、今まで心配し過ぎた」「これからはラテのことを考えて、そばに居たい」と。そのことを伝えたときに、ラテとアスミの気持ちが通じ合い、アスミはラテの力を借りてキュアアースに変身。他のプリキュアたちのアシストをうけながら、「ヒーリングハリケーン」という技を使って、キュアアースはメガビョーゲンを倒し、シンドイーネを追い払います。

ラストの場面ですが、ラテはどうやら、アスミが嫌いなわけではなくて、自分が何かするたびに「アスミにおこられる」と思っていたようだと、ラビリンたちが伝えます。「自分にはまだまだ知らないことがいっぱいある」と、アスミは感じたようですね。

ちなみに次回の予告ですが、「かわいいってなに??」ということがテーマになるようです。今回はちゆとアスミの関係が大事な話の軸になりましたが、今度はひなた(=キュアスパークル)とアスミの関係が中心のようですね。この次回の「かわいいってなに?」とか、今回の「好きってなに?」という話からすると、どうやらある言葉の意味にこだわるような「子どもから学べる哲学チックな話」が、アスミの「変な動き」と他3人のプリキュアたちとの関係づくりを通じて、当分の間、物語の流れをつくっていくような気がします。ということで、今日のプリキュアの話、終了です。


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最近読んだ本をまとめて紹介します(3140冊目~3156冊目)

2020-08-27 21:21:24 | 本と雑誌

またまた最近読んだ本がたまってきたので、著者名とタイトル程度ですが、紹介しておきます。

同じ勤務校の学長や同僚教員の本がいくつかでてますが…。まあ、この夏休みくらいしか、ゆっくり手にとって読む機会がなかったもので、この時期を利用して読ませていただきました。

それから、インパール作戦関連の本は、著者の方から「出版したよ」というお知らせととともに、一冊、いただきました。この場をお借りして、あらためてお礼申し上げます。

ただ、基本的には「歴史」に関する本が多いですね。後期は今年度から新規担当の「社会科地歴科教育法Ⅱ」という科目で、歴史教育の話をすることになりますので…。最近の日本史や世界史の研究そのものが、どんなことに取り組んでいるのか。教育学のなかの社会科(歴史)教育の話とは別に、やっぱり、ある程度は知っておく必要もありますからね。

ということで、今回紹介する本は、以下のとおりです。

3140冊目:ウスビ・サコ『「これからの世界」を生きる君に伝えたいこと』大和書房、2020年

3141冊目:白井聡『白井聡対話集 ポスト「戦後」の進路を問う』かもがわ出版、2018年

3142冊目:白井聡・金平茂紀・猿田佐世『白金猿 ポスト安部政権の対抗軸』かもがわ出版、2018年

3143冊目:南塚信吾・小谷汪之編著『歴史的に考えるとはどういうことか』ミネルヴァ書房、2019年

3144冊目:川田龍哉『よい授業とは何か』学文社、2019年

3145冊目:児美川孝一郎『高校教育の新しいかたち』泉文堂、2019年

3146冊目:柳田文男『「分隊長殿、チンドウィン河が見えます」下級兵士たちのインパール戦』日本機関紙出版センター、2020年

3147冊目:中村真人『明子のピアノ 被爆をこえて奏で継ぐ』岩波ブックレット、2020年

3148冊目:ジョン・ミッチェル、小泉昭夫、島袋夏子、阿部小涼(訳)『永遠の化学物質 水のPFAS汚染』岩波ブックレット、2020年

3149冊目:小沼通二『湯川秀樹の戦争と平和 ノーベル賞科学者が遺した希望』岩波ブックレット、2020年

3150冊目:土本典昭『不敗のドキュメンタリー 水俣を撮りつづけて』岩波現代文庫、2019年

3151冊目:井上寿一『はじめての昭和史』ちくまプリマ―新書、2020年

3152冊目:保阪正康『昭和史七つの謎と七大事件』角川新書、2020年

3153冊目:戸高一成・大木毅『帝国軍人 公文書、私文書、オーラルヒストリーからみる』角川新書、2020年

3154冊目:滝川幸司『菅原道真 学者政治家の栄光と没落』中公新書、2019年

3155冊目:三鬼清一郎『大御所徳川家康 幕藩体制はいかに確立したか』中公新書、2019年

3156冊目:岩崎育夫『アジア近現代史 「世界史の誕生」以後の800年』中公新書、2019年


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今日(8月23日)のプリキュアの話です。

2020-08-23 14:12:48 | プリキュア話

気付けば今日は8月23日。プリキュアの次に放送している仮面ライダーゼロワンは、来週が最終回で、9月から新シリーズ放送開始ですね。

プリキュアも例年だと、関西圏は甲子園での高校野球中継の関係で、放送日が変更になったりするような時期ですが・・・。でも、新型コロナ禍での放送中止と、今年はじめの放送分の再放送で切り抜けるような時期があったために、いま、いっしょうけんめい「遅れ」を取り戻している感じです。

そんななか、先週から新プリキュア・キュアアース(風鈴アスミ)が登場しました。オープニングの歌の動画にもさりげなくキュアアースは入っていますし、エンディングの歌はキュアアースが入った新しいバージョンに変わりました。

例年、夏休みから新プリキュアが入ったり、新しい技やアイテムが登場したり・・・という時期を迎えるわけですが、今年もまた、前回・今回放送分あたりからしばらくの間、キュアアース(風鈴アスミ)を他の3人のプリキュアたちがどのように迎えるかで物語をつくっていくようですね。

さて、今回の放送分ですが、3人のプリキュアはそれぞれ自分の家に帰るわけですが、「でも、アスミはどこで暮らせばいいの?」ということがひとつ、大きな課題として浮上するところから話がスタートします。なにしろ、子犬のラテのそばに居られればどこででも寝られるような、そんなアスミです。また、アスミは地球の精霊のような存在なので、およそ人間界の常識がわからない状態。それでも、のどか(キュアグレース)は「自分がなんとかする」といって、家に連れて帰ります。

ひとまずアスミはのどかの家にいっしょに行くんですが…。「しばらく、アスミを家に置いてほしい」とお願いをするときに、のどかは両親に、アスミは「ラテの本当の飼い主で、バックパッカーで泊まるところがない」という説明をします。アスミは「のどかはよく、そんなにすらすらと、本当でない話が出せるなぁ…」と思ったりするのですが。でも、のどかは「とにかくラテにできるだけ近い場所でアスミが過ごせるように」と考えたようです。そして、人間界の食事もお風呂も何もかも初体験のアスミに対して、「他の人から変に思われるポイントをひとつひとつ、減らしていこう」というアドバイスをしたり、何かを手伝ったり…を続けます。

そんなのどかは疲れたのか、夜、ぐっすりと寝ています。その様子を見て、アスミは「たくさん疲れるということが、よくわからない」と言います。のどかのパートナーの妖精・ラビリン(地球のお医者さん見習い)は、「昔、のどかは病気をして、回復をしたところ。体力を今日はいっぱい使った。いつも一生懸命な子」という話をします。

翌日、のどかとアスミはいっしょに、ひなた(キュアスパークル)の家に行こうとします。でも、アスミは信号を見ずに横断歩道を渡ろうとして、車の接近に気付きません。その様子に気付いたのどかは、自分の手を傷つけてでも、アスミを守ろうとします。「なぜ、のどかは私のために動くの? 疲れているのに、いつも笑顔で。そういう風に生まれたの?」と、アスミはのどかに聴きます。のどかは「自分は(病気のときに)いろんな人に今まで助けてもらったから、今度はいろんな人を助けたいって思う。(病気というかたちで、つらい)経験して自分は変わった」と答えます。

そんなときに、ダルイゼンが花畑でメガビョーゲンを出現させます。また、そのメガビョーゲンに、グアイワルがメガパーツを放り込み、メガビョーゲンを急成長させます。これは先週、キュアアースに浄化される前に、バテテモーダが使った方法です。そこで4人になったプリキュアたちも花畑にかけつけ、変身します。ちなみにキュアアースの変身シーンですが、どうやら一瞬だけお医者さんのような白衣を身に付ける場面がありますね。「地球のお医者さん」のイメージをキュアアースは持っている…ということでしょうか。

まあ、ここから先はプリキュアたち4人の連携プレーで、ダルイゼンやグアイワル、メガビョーゲンを追い払うわけですが…。ただ、グアイワルが使ったように、ダルイゼンが今日のメガビョーゲンからメガパーツをいくつか、取り出します。そういうダルイゼンを止めようとキュアグレースが動くのですが、先ほど傷ついた手をダルイゼンが攻撃してきます。そんなときに、キュアアースがキュアグレースを守るように動きます。「からだが自然に動いた」「なにかのお返しで、人を助けたいってこと。わかった気がする」と、このとき、キュアアースは言います。

ラストの場面ですが、ひなたの家は動物病院を父・兄がやっていますが、ジューススタンドを姉がやっています。そのジューススタンドで、新しいジュースをもって、4人のプリキュアたちが「乾杯!」ってやっています。どうやらアスミの歓迎会のようです。アスミはジュースを手にしながら、この場面が「いつか何かをもたらす経験になるのかな」と思っているようです。

ちなみに次週予告ですが、ラテとアスミの関係でいろいろ起きそうです。また、アスミのからだが「消えてしまう」場面もでてくるようで…。しばらく、アスミ=キュアアースがどういうかたちでプリキュアのなかになじんでいくのか、目が離せませんね。

 


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今日(8月16日)のプリキュアの話です。

2020-08-16 09:51:51 | プリキュア話

今日も日曜日で、なおかつ甲子園の夏の高校野球も「交流試合」になっていますので…。いつもどおり、今朝のプリキュアを見ました。忘れないうちに、今朝のプリキュアの話を書いておこうと思います。

さて、先週から新しいプリキュア(キュアアース)が登場しました。今週からしばらくのあいだは、この新プリキュアと3人のプリキュアたちとの関係をめぐって、物語が展開していきます。

ちなみに、一応「キュアアース」(風鈴アスミ)という名前を、すでにネット上での告知やCM等々で私たちは知っています。でも、今日の放送分冒頭では、この新プリキュアについては、「自分は生まれたばかりで、名前はまだない。人間ではない」というところから話がスタートします。というのも、この新プリキュアなのですが、「我が子のラテ(子犬)を助けたい」という母犬・ティアティーヌが、先代のプリキュアに願いをかけて生み出した地球の「精霊」のようなものが自分だというのです。

ただ…。この新プリキュアがラテを安全なところに連れ戻そうということで、ティアティーヌのいるヒーリングガーデンにもどろうとしても、空を飛ぶ力がありません(自分の変身のために使ってしまったようです)。そこで「ラテがとにかく無事ならいい」ということで、新プリキュアはラテをどこかに連れていこうとします。

その新プリキュアを止めようとして、妖精のラビリンが「ラテは自分たちが守る」といいます。一方、新プリキュアは「ラテをほんとうに守るなら、(ヒーリングガーデンに)連れ帰るべき」と言います。その両者の様子を見て、プリキュアたちは「どうもティアティーヌと地球との間に何か行き違いがあるのかも…」と感じます。そして、のどか(キュアグレース)は、「ラテはどうしたい?」と尋ねます。また、のどかは新プリキュアに対しても、「ラテの話をちゃんと聞いてね」と頼みます。

そんなときに、バテテモーダがメガビョーゲンを連れて、ソーラーパネルのある工場を攻撃し始めます。このメガビョーゲンは、いつもよりもパワーアップしています。どうもバテテモーダが前のメガビョーゲンのかけらを今回のメガビョーゲンに加えて、力を高めたようです。また、バテテモーダはキングビョーゲンに対して、もしもプリキュアを倒すことができれば、グアイワルたち他の3人よりも自分を上位に位置付けてほしいという約束をしてきたようです。そんなバテテモーダの様子を、グアイワルもメガビョーゲンのかけら(=バテテモーダからいくつか無理やり取り上げた)を握りながら、遠くから見ています。

3人のプリキュアたちは変身して、このソーラーパネルのある工場にやってきたメガビョーゲンとたたかいますが、苦戦します。その苦戦しているプリキュアたちの様子を見て、ラテは新プリキュアに「のどかたちのところに行きたい」と伝えます。ラテは「自分はここに居たい。ヒーリングガーデンに帰らない。みんなと地球のお手当をしていたい」と。そんなラテに新プリキュアは「ラテさまをお手当したい」と伝えるのですが…。ラテは「ママ(=ティアティーヌ)のお手当のパートナーだったプリキュアのように、地球を守るために力を使ってほしい。いま、地球の具合が悪いのは、ラテにしかわからない」と伝えます。

ちなみに…。どうも今年のプリキュアは、子犬のラテと新プリキュアをつかって、「幼い子どもの親からの心理的な自立」という物語を描こうとしているのかな、という印象を抱きました。子どもは親たちから一方的に守られるだけの存在ではなくて、力は弱いかもしれないし、できないこともいっぱいあるかもしれないけど、それでも「自分がこんな風に過ごしたい」という願いを持って生きている。その願いを、親を含む周囲のおとなたちはどこまで聴き取り、その小さい願いが実現できるような道筋を考えていくことができるのか。そして、みんなの手助けを得ながらも、幼い子どもの小さい願いが何か実現できたときに、幼い子どもは親から一歩、心理的な自立を果していく…。そういうことを、子犬のラテと新プリキュアを使って描こうとしているのかな、と思いました。

あと、子犬のラテが「ここに居たい」という気持ちを高めたのは、やはり「仲間」として、キュアグレース・キュアフォンテーヌ・キュアスパークルの3人のプリキュアと、ラビリンたち3人の妖精(地球のお医者さん見習い)と出会い、積み上げてきた日々があったからかと。プリキュアたちのあいだで、自分は一方で守られてはいるけど、同時に自分がいち早く「お手当すべき地球の異変」に気付き、「役に立てている」こともある…という実感と体験を積み上げてきたことも、大きく影響しているかもしれませんね。「幼い子どもの親からの心理的自立」のためには、どこかで子どもどうしという関係というか、「仲間」が必要だということも、この今年のプリキュアは描こうとしているのかもしれません。

さて、本題に戻ります。ラテの「ここに居たい」という言葉を聴いて、新プリキュアはラテの手をとって、「ラテさまを守るための力を使わせていただきます」と言い、いっしょに変身します。こうして新プリキュア・キュアアースが登場します。「ラテさまの思いを受けて、お手当します」といって、キュアアースはバテテモーダと対決し、浄化しようとします。結局「アースウィンディハープ」というアイテムをつかって、癒しの風(ヒーリングハリケーン)を起こし、バテテモーダとメガビョーゲンの両方を、キュアアースは浄化してしまいます。

敵を浄化したあと、キュアアースは「ラテの望む限り(地球の)お手当をする」と伝えます。ただ、名前をどうするか・・・ということになって、3人のプリキュアはキュアアースの「アース」から「アスミ」という名前をつけることにしました。

ということで、今週から本格的にキュアアース登場ということで、新しいエンディングのダンスも、キュアアースの入った4人組での踊りになっています。また、人間社会の常識がわからなくてトラブルが起きるアスミをどうやってなじませるか・・・ということで、次回からは3人のプリキュアとアスミ(キュアアース)の物語が展開するようです。では、今日のプリキュアの話、おわります。


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今日(8月9日)のプリキュアの話です。

2020-08-09 20:40:49 | プリキュア話

夜になってしまいましたが、今朝のプリキュアの話を書いておきます。

例年だと関西圏は高校野球中継のため、2~3回分をまとめて8月下旬に放送することになるのですが…。今年は新型コロナ禍で夏の甲子園の高校野球が中止(春のセンバツ出場校による交流試合はありますが)。なので関西圏でも、通常どおり朝8時半にプリキュアの放送がありました。

それで肝心の今回の話ですが…。いよいよ新プリキュア、キュアアースが登場ですね。ただし「新プリキュア」というよりも、「かつて、この街にいたプリキュア」が「復活」したという感じでしょうか。それも、子犬のラテ(=ヒーリングアニマル)が「自分もみんなの役に立ちたい」と願ったときに、そのラテの母親(=先代のヒーリングアニマル)のティアティーヌが、先代のプリキュアに復活をお願いした…というところでしょうか。

具体的に今回のストーリーを見ていきますと…。まず、ラテが風邪で弱っているので、ひなた(キュアスパークル)の実家の動物病院に連れて行き、ひなたの兄(獣医さん)の診察を受けます。「しばらく休もうね」「その間にビョーゲンズが来ないことを願う」とプリキュアたちはラテに言うのですが…。どうやらむずかしい「お手当」(敵との対決)が続いたので、ラテは疲れているようです。

ラテはのどか(キュアグレース)やのどかの母に「ちょっとだけ、がんばろう」と言われて、薬のまじったごはんを1口だけ食べます。また、ちゆ(キュアフォンテーヌ)も陸上部の活動を休んで看病をしたり、ひなたは動物病院で人気のデザインの毛布をもってきて、ラテにかけたりします(同じデザインの毛布をのどかの父も買ってしまったようですが)。

ただ、どうもラテは、ただ疲れているだけではなさそうです。夜、眠れないときに、ラテは「元気になれないのが悲しい。みんなやさしい。でも、ラテは助けてもらってばかり」と、のどかに言います。のどかは「ラテのおかげでみんな、たすかっている。何もしていないってことはない」というのですが…。

でも、ラテはかつて自分の母親・ティアティーヌに、「パートナーといっしょに、自分も早くお手当をできるようになりたい」と言ったことを思い出します。そのとき、ティアティーヌは「あなた次第。強くならないとできない」とラテに言います。そしてラテは「今の自分は弱い…」と思っています。

他方で、ティアティーヌはただならぬ気配を感じます。そのとき、プリキュアたちの暮らす街にバテテモーダが現れ、山の上にメガビョーゲンを出現させます。ラテが弱っていると、メガビョーゲンが出現したことにすら、プリキュアたちも気づかないようです。弱っているラテを山には連れていけないとプリキュアたちは思うのですが、ラテは自分も行きたい、連れて行ってほしいといいます。

プリキュアたちとラテが山にいくと、メガビョーゲンとバテテモーダが山を蝕み始めています。プリキュアたち3人は変身してメガビョーゲンを食い止めようとするのですが、逆に3人ともつかまってしまいます。「まだおわってない!」とプリキュアたちは言うのですが、バテテモーダに「なんにもできないでしょ?」と言われてしまいます。

そんなときに、ラテが「クゥ~」と声をだして、メガビョーゲンの足にかみつきます。「ママのようになりたい」といって、何度も倒され、追い払われるのですが、噛みつきます。その様子を見たティアティーヌは、「このままではいけない。地球の力を私に。ラテを守って!!」と強く願います。

すると、ラテは強い風の力でとばされて、安全な場所に移されます。そこには、新しいプリキュア(=先代のプリキュアでもあるのですが)が現れます。「ラテの望み、かなえましょう」「最後のときです、清められなさい」といって、新しいプリキュアはメガビョーゲンの動きをとめます。そこから先は、プリキュアたち3人の合体技で、メガビョーゲンとバテテモーダを追い払います。

メガビョーゲンたちが去ったあと、弱ったラテに風のエレメントボトルでエネルギーを回復させようとプリキュアたちはするのですが…。新しい(=でも先代の)プリキュアが、自ら風のエレメントボトルを生み出します。「あなたはいったい、なにものなの?」と、プリキュアたちはこの新しい(=でも先代の)プリキュアに思うところで、今回のお話はおわりです。

ということで、いよいよ新しいプリキュア・キュアアースが、今日から登場です。来週からしばらくの間は、ラテとこのキュアアースの関係、さらにはキュアアースを含めた新しいプリキュアたちの関係が描かれることになるでしょう。どうもキュアアースは「ラテを守る」ということに対して、いろいろとこだわりがあるようで(=やはりティアティーヌから呼ばれて出てきたので、どうしても「母親」的な存在になってしまうのでしょうか?)、その思いからの行為などが、次週予告を見る限り、他のプリキュアたちの思いや、肝心のラテと最初はズレそうです。ということで、今日のプリキュアの話、おわります。

 


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最近読んだ本をまとめて紹介します(3123冊目~3139冊目)

2020-08-08 10:06:45 | 本と雑誌

おかげさまでようやく、2020年度前期の遠隔授業(代替授業)の期間も終わりを迎えようとしています。

まだ夏休みの集中授業の科目が残っていたりもしますし、病気等の理由で期末レポートの提出が遅れている学生もいるので、完全には「終わった」とはなかなか言いづらいのですが。

でも、まあ、来週は大学も「お盆休み」の期間中ですし(この間に、学内では電気系統のメンテナンスとか、工事とかいろいろ集中的にやるようです)、当分のあいだは近所で買い物するくらいしか、家から出る機会もない感じです。

この期間にちょっと心身ともに「休養」をとらせていただくとともに、後期の授業に備えて本を読むなど、「充電」をさせていただこうと思います。

さて、この1か月間に読んだ本を以下のとおり紹介させていただきます。相変わらず今年度前期に「社会科地歴科教育法Ⅰ」という科目を担当することになったので、地理教育や社会科教育関係の本を読んでいる傾向が強いですが・・・。と同時に、なんかちょっと「気分転換」をはかりたくて、日本史や世界史関係の本も読み始めています。

今はどうしてもマスコミからは新型コロナ禍の話が連日、流れてきますし、そのことが気になってしまうのですが・・・。でも、そこからちょっと気持ちを切り離して、自分の感情を安定させるためにも、「全然、別の領域の本を読んでしまおう」と思って、あえて日本史や世界史関係の本に目を向けています。また、後期の「社会科地歴科教育法Ⅱ」という科目では、今度は歴史教育のことを中心に扱うことになりますしね…。

ということで、今回も本のタイトルや著者名等の紹介程度ですが、以下のとおりお知らせします。

3123冊目:教育科学研究会「教室と授業を語る」分科会・中村(新井)清二・石垣雅也『コロナ時代の教師のしごと』旬報社、2020年

3124冊目:地理情報システム学会教育委員会編『地理空間情報を活かす授業のためのGIS教材』古今書院、2017年

3125冊目:近藤裕幸『まずやってみる実践重視の中学校社会科教育法』梓出版社、2012年

3126冊目:西岡加名恵・永井正人・前野正博・田中容子・京都府立園部高等学校・附属中学校編著『パフォーマンス評価で生徒の「資質・能力」を育てる』学事出版、2017年

3127冊目:鷲田清一『二枚腰のすすめ 鷲田清一の人生案内』世界思想社、2020年

3128冊目:植木等『夢を食いつづけた男 おやじ徹誠一代記』ちくま文庫、2018年

3129冊目:宮路秀作『目からウロコのなるほど地理講義 系統地理編』学研プラス、2019年

3130冊目:宮路秀作『目からウロコのなるほど地理講義 地誌編』学研プラス、2019年

3131冊目:石原比伊呂『北朝の天皇』中公新書、2020年

3132冊目:金誠『孫基禎―帝国日本の朝鮮人メダリスト』中公新書、2020年

3133冊目:一ノ瀬俊也『東条英機 「独裁者」を演じた男』文春新書、2020年

3134冊目:菊地大樹『日本人と山の宗教』講談社現代新書、2020年

3135冊目:本郷恵子『院政 天皇と上皇の日本史』講談社現代新書、2019年

3136冊目:川戸貴史『戦国大名の経済学』講談社現代新書、2020年

3137冊目:庭田杏珠・渡邉英徳『AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争』光文社新書、2020年

3138冊目:渡邊大門『清須会議』朝日新書、2020年

3139冊目:中川右介『萩尾望都と竹宮惠子 大泉サロンの少女マンガ革命』幻冬舎新書、2020年


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今日(8月2日)のプリキュアの話です。

2020-08-02 19:16:23 | プリキュア話

気付けばもう8月ですね。今朝のプリキュアの話を、夜になりましたが、今から書いておきますね。

さて、今回の放送分は、ニャトラン(=地球のお医者さん見習い(妖精さん?)で、キュアスパークルのパートナー)が軸になって物語が進みます。ニャトランがどうやら、最近、プリキュアたちの暮らす街に引っ越ししてきた女性に一目ぼれする(日下オリエさんというそうな・・・)。それも、ニャトランがさみしそうな表情のオリエさんを見つめていて、店の壁にぶつかります。そこでオリエさんに手当をしてもらったときに、ニャトランは「ずきゅん」ときたそうな・・・。

そんなニャトランの様子を見て、ひなた=キュアスパークルとの関係は大丈夫なのか? ふたりの気持ちがそろってないと、プリキュアに変身できないのではないか・・・。そんな風に、他のプリキュアやパートナーの妖精さんたちは心配するわけですが。でも、肝心のひなたはニャトランに「オリエさんにお礼に行こうといいます。他のプリキュアたちも、ひなた・ニャトランについていきます。

そのオリエさんの店ですが、アロマショップです。いろんな香りのする商品が置いてあるのですが、「香りには人を癒す効果があって、上手に使い分けるといい」なんて話をオリエさんから聴きます。ただ、引っ越したばかりで、まだ片づけができていないと。そこでひなた・ニャトランは「手伝わせてほしい」と言い、店の片づけをプリキュアたちみんなで手伝います。そのうちに、お店の新装開店のチラシ配りもプリキュアたちは手伝います。

ただ、ニャトランは「チラシ配りも手伝いたかった。役に立ちたかった」というので、ひなたは「ニャトランの思いを伝えよう」ということで、いっしょにビーズをつないでリングをつくります。

一方、そんなオリエさんの店を、バテテモーダが攻撃しはじめます。アロマキャンドルからメガビョーゲンをつくりだし、「たたかうのはたのしい」といって、バテテモーダとメガビョーゲンが街を蝕み始めました。当然、3人のプリキュアは変身し、バテテモーダとメガビョーゲンとたたかうわけですが・・・。

そんなとき、メガビョーゲンがニャトランのつくったプレゼントを壊そうとします。それを、キュアスパークル(ひなた)は必死になって守ろうとします。「なぜ、プレゼントを守ろうとしたの?」とニャトランに聴かれて、キュアスパークルは最初にニャトランと出会ったときの約束のことを話します。

「ニャトランの好きなもの、大事なものを守る。ニャトランの気持ちを守りたい、オリエさんの役に立ちたいと思ってるニャトランはかっこいい」そういうキュアスパークルに対して、ニャトランは「かっこいいのはスパークル! すげ~やつだ!」と返事をします。「ちょっと変だけど、両思いだよね」「あのふたりの間では通じ合っていると、他のプリキュアとパートナーの妖精さんたちは、これで納得します。

そして、キュアフォンテーヌ(ちゆ)が、このメガビョーゲンがアロマキャンドルでできていることに気付き、雨のエレメントをつかって炎を止めてしまいます。そうすると急にメガビョーゲンが弱くなりました。そして、3人のプリキュアの合体技・ヒーリングオアシスでをつかってメガビョーゲンを倒し、バテテモーダは去って行きます。プリキュアたちはここで、「火のエレメントボトル」を手に入れます。

ラストの場面ですが、オリエさんの店が大丈夫かどうか見に行ったニャトラン・ひなたの前に、ある男性が現れます。その男性は、どうやらちゆの旅館の隣に住んでいた、日下炎(ほのお)さん。どうやら炎さんとオリエさんは新婚の様子で、仕事の都合でなかなかいままで会えなかったけど、あしたから「やっといっしょに暮らせるね」と。どうやらニャトランは「失恋」した様子。がっかりしたニャトランを、「アゲアゲになろう」と、ひなたがはげますところで終わりです。

ところで次週ですが、プリキュアたちが大切に育てている子犬(=ヒーリングアニマル)のラテの体調が変だ・・・という展開。そこから「奇跡の少女」がでてきたり、ラテも「お手当したい」という話が出てきたり・・・。どうやら、そろそろ新プリキュア登場ですかね? CMでも「アースウィンディハープ」という、新プリキュアの使うアイテムが売り出されているようですし・・・。

ということで、今朝のプリキュアの話、おわります。


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