3Dプリンタの光と陰

「3Dプリンターで作れる拳銃、CADファイルをネットで公開」
今日のYAHOOニュースの記事だ。

「危険だ」とか「そんなものまでプリンターで作れるのか！」と
驚いた人も多いかと思いますが、甘い！甘い！
組成が簡単なものであれば、理論的には３Ｄプリンタで作ることは可能。

現在のところ、３Ｄプリンタの技術はまだ未熟ですけど、
将来的には素晴らしい技術となる半面、核等と同様に危険さも持っています。

たとえば高価な壺。なんでも鑑定団にでてくるような壺。
有名な芸術家が創った高価な壺の組成がすべて判明すれば、
完全な贋作を創ることも可能になるでしょう。
組成が全く同じなら、どちらが本物、どちらが贋作と言えなくなる。

肖像権などの問題もたくさん発生すると予想されます。
たとえば、芸能人の全身のデータが分かれば、
プラスチック製のそっくり人形も創ることが可能になりますから。

考えてみてください、現在の２Ｄのプリンタを使って作ったもので
訴訟になっているようなものは、３Ｄプリンタでも訴訟が起こるという事です。

医療分野では、３ＤプリンタとiPS細胞の技術を使って、
完全な臓器の複製をつくる研究もおこなわれているとの事で
組成が簡単な臓器、たとえば皮膚や耳などは、すでに３Ｄプリンタで
ある程度作ることに成功しているというニュースを聞いたことがあります。

さらに技術が進めば、人間のクローンを作ることも可能になるのでは
ないでしょうか、気が付いたら自分が３Ｄで完全に複製されているとか・・・
現在のクローン技術では、受精卵から育てなければなりませんけど、
３Ｄプリンターなら、現在の自分とまったく同じクローンができます。

それに加えて、データの変更や修正ができますから、
自分の完全クローン以上の、スーパークローンを作りだすことも可能です。
３Ｄプリンタの技術があれば、もうドラえもんの四次元ポケットは不要です。

「どんなお家をお探しですか？ ３Ｄ注文住宅も作れます」
「織田信長さんの安土城に住みたいのですが」
「わかりました、わが社が誇る住宅建築用３Ｄプリンタを使えば12時間で
　完成できます」な～んて事が可能になるのも夢ではありません。

スタートレックに出てくる瞬間転送装置も可能になります。
こちらの人間の全データをスキャンして、そのデータだけを相手に転送、
転送先では、そのデータに従って細胞を組み立てる３ＤプリンタあればＯＫ。

まぁ私が生きている間には、上で書いた殆どは実現できないでしょうけど


今日目に付いた記事：
　・北朝鮮、ムスダンを発射施設から撤去　米当局者が確認
　　ははは、やっぱり打てなかったでしょう～。当たり前ですよ！
　　打ったが最後、１週間後には北朝鮮という国が地図からなくなるから。

今日の気持ちステータス：

今日の一言：
　３Ｄプリンタは近い将来、様々な分野で使われるようになりますよ