闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

今日からブログを再開します: 闘病記(甲状腺腫)

2014年11月09日 09時20分11秒 | Weblog
さぁ今日からまたブログを再開します、よろしくね!

11月4日に退院していたのですが、私の入院と悲しい出来事が重なり、
なかなか立ち直れず、ブログの再開が遅れました。

今日は、皆さんにはあまり興味の無い内容で今日までの闘病記です。

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08月07日(木)
首の付け根に違和感を覚える。鏡を見ると首のつけが若干腫れているように見えるが
特に痛みもないので、とりあえず様子を見る事にした。

08月12日(火)
朝、起きてみると首の付け根に若干痛みを覚えたので、洗面台に行って鏡を見てびっくり!
首の付け根の腫れが酷くなり、ゴルフボールの半球のような出っ張り(腫れ)になり
とり急ぎ近所の耳鼻咽喉科に行った。
近所の耳鼻咽喉科では、検査などが十分出来ないとの事で、総合病院の耳鼻咽喉科を
紹介するので、そちらに行くよう紹介状を書いて頂き、その足で総合病院である
桂病院の耳鼻咽喉科を受診。

最初は触診での検査、その結果、単なる首の腫れではなく、甲状腺にトラブルがあるのでは
との事でエコーでの検査。
その結果、甲状腺の左葉に水が溜まっていて、首の表面に大きく張り出したという見解。
とりあえず症状を軽くするためと、取った水を検体検査に出すために水を10CC抜きました。
水といっても赤黒い液体でしたから血液も混ざっていたようです。
水を抜いて貰って、首の違和感や痛みは取れました。
2週間後、検体検査の結果が出るので、2週間後に来院するように言われました。

08月27日(水)
「もし癌だったら・・・」と不安を抱きつつ桂病院・耳鼻咽喉科を受診、
検体検査の結果を聞きました。
結果は、検体検査に出した水(血液らしきもの)は、大半が血液で特に問題と
思われる細胞は見つからず、とりあえず一安心。
しかし血が溜まるのは正常ではなく、甲状腺が腫れている事は間違いないとの所見。

そこで2つの選択を提示されました。
① 甲状腺が腫れる原因を追及するため、甲状腺左葉を摘出して精密検査する。
  (甲状腺を摘出しないと詳細な原因が分からず、万が一、悪性腫瘍が原因だと
   そのまま経過を観察している間に悪性腫瘍が大きくなり、周りの組織に
   癒着したり、リンパ節への転移が起こる可能性があるとの事)
② 現状のまま経過観察して更に血が溜まったら、その都度血を抜く。
  (万が一、悪性腫瘍が原因だと、経過を観察している間に悪性腫瘍が大きくなり、
   周りの組織に癒着したり、リンパ節への転移が起こる可能性があるとの事)


その場で①を決断。一週間後に患部のCTを撮って、どのような手術を行うかを
医師と相談する事になりました。

09月02日(火)
患部のCT写真を撮った結果、表面から見える腫れから想像していたより患部が大きく
縦の直径が5cm位あり、患部としては大きい方だと言われました。
やっぱり手術を決断して良かったと思いましたね。 手術の日取りの説明を受けました。
(手術の予約がかなり詰まっているので、10月30日(水)が最速の手術日だったので
 10月30日を選択)
手術までの日程
10月07日(火)手術の詳細説明(家族同伴)、手術前検査
10月29日(水)入院
10月30日(木)手術

10月07日(火)
午前に手術前検査を受診。(問診、血液検査、尿検査、胸部レントゲン等)
午後手術の詳細説明。
私の場合独身なので、家族同伴と言われても両親の同伴となるところですが、
両親は弟夫婦と東京で同居なので東京から来て貰わなければならず、
10月07日の手術詳細説明には都合が付かず、この日は私一人、手術説明を受けました。
① 患部の詳細説明
② 手術の概要(手術前日の注意事項、入院診療計画書、入院のご案内等)
③ 手術の流れ
④ 手術に伴うリスク(全身麻酔のリスク、声帯への影響、緊急時の輸血等)
⑤ 手術後のリスク(悪性腫瘍の場合、声帯への影響、甲状腺ホルモンの不足等)
手術の詳細説明を受けた後、入院の手続きを行いました。同時に入院・手術の費用、
病室について説明を受けました(4人部屋を希望)

10月08日(水)
協会けんぽに「限度額適用認定証」を申請。

10月10日(金)
協会けんぽから「限度額適用認定証」が届く。

10月24日(金)
生命保険会社に、入院給付金特約についての説明を受け、申請書を依頼。

10月27日(月)
両親が東京より到着。

10月28日(火)
桂病院より連絡があり、4人部屋は満杯なので、個室にして欲しいとの事
(病院都合なので、個室料金は半額に減額するとの事で快諾)

10月29日(水)
午前、両親同伴で入院。執刀主治医と麻酔科医から全身麻酔へのリスクについて
再度説明を受けました。


私の病室

10月30日(木)
9時過ぎ:今日2番目の手術との事で、10時半頃から手術室入室との連絡を受けました。
     (「いよいよ来たか」という気持ちと、本当に大丈夫だろうかとの不安で一杯)
10時過ぎ:手術室入室が10時45分になったとの連絡。
     (当初予定より15分延び、更に緊張する時間も延びました)
10時45分、看護師さんから「手術室に行きましょうか」と言われ出陣。

出陣直前
病棟2階の手術室に到着、左右に開く大きな扉があり、私が到着したらそれが開き
手術を担当する看護師さんが迎えに来てくれました。(なかなか可愛い看護師さんでした)
左右に開いた扉のむこうには、1本の長い廊下があり、その両方に手術室が並んでいて
何に使うのか分からない機材が廊下のあちこちにおいてあり、その中を進みました。
    (以前何かの映画で見たUFOに乗り込む時のシーンに似ていると思いましたね。
 また、ここで多くの人が手術を受け、昇天した人もいるんだろうなと思いながら
 進むと、緊張感が更に高まり、もう心臓が口から出てきそうな感じでした)
奥から2番目の右手の手術室が私の手術室でした。
金属質の重そうな扉が開き、「中にどうぞ」と言われ入室。
30畳くらいの広い部屋の真ん中に手術台があり、
「履き物を脱いで手術台に上がってください」と言われ、ゆっくり靴を脱ぎ
手術台の上に仰向きで横たわりました。
その時には、よくテレビなどで見るような沢山のライトが付いたものは
天井にありませんでしたよ(笑)
横たわるとすぐに点滴が始まり、点滴が入り始めたらすぐに「薬を入れます」と
声がしたと思ったら、急に「変なニオイがしてきた」と思いました。
何のニオイだろうと思った瞬間、もう意識がありませんでした。
麻酔が効くにつれて、視界がフェードアウトするのかと思っていましたが
いきなり意識がなくなりましたね、恐怖を感じる暇も無かったです。

次に名前を呼ぶ声が遠くで意識が戻り始めました。
耳はもう元に戻っていましたが、まだ眠気が支配し目は開けられませんでした。
次第に呼ぶ声がはっきり聞こえるようになったと思ったら、次には凄い尿意をもよおし
意識回復後の第一声は「トイレに行きたい」でした(笑)
実際には、尿道に管が通っていたので、トイレに行かずとも、尿道の管から
尿は自然に外の排出されているのですが、自分の意思で尿を出しているわけではないので
尿意だけがあったようです。
トイレに行きたいとベッドから起き上がろうとしたので、2・3人で押さえつけられました。
その後、少し意識が朦朧としていて、どうなったのか思い出せないのですが、
両親の話によると、手術室から病室に戻ったとの事でした。
どうやら病室に戻る間に、また眠り込んだようで、病室に戻った記憶がありません。

次に気がついたら、もう病室に戻っていました。
まだ尿意があり、首の手術したところの痛みは、思ったより酷くありませんでした。
それから、翌々日に尿道に通した管を抜くまで、尿意との格闘でした。
排尿しようとするのですが、どこでどうなっているのか分かりませんけど、
なかなかうまく排尿できず、看護師さんに膀胱の辺りを押してもらったら
管の先端からチョロチョロと出てくる状態。

結局、手術当日は、眠気が勝っていたので、それで眠ってしまいました。
でも、尿意がいつもあるので眠りも浅く何度も目が覚めましたけど。
ちなみに全身麻酔の時、呼吸を助けるために喉に挿管されたましたが、
管を抜き差しする際、喉と摩擦するため喉が痛くなったりするとの説明を
受けていましたが、その通り若干の痛みと違和感はあったものの、
それ程酷くありませんでした。


手術直後(赤い管は首に刺さっています)

10月31日(金)
次の朝からは、もう朝食が食べられました。最初の朝食はおかゆ。
手術痕は若干の痛みはありましたが、耐えられない程ではありません。
それよりやはり気になるのが尿道の管。相変わらずインターバルを置いて
何度か尿意がやって来ました。
手術前、インターネットで同じような手術をされた人の経験談を読むと
手術した翌日には、もう尿道の管が抜かれたと書かれていたので期待しましたが
その期待も空しく、管を抜いて貰うには、もう1日かかりました。
しかし、こちらも次第にそれになれ、どうやればその状態で排尿したらいいとか
尿意が収まるかが分かってきたので、昨日よりは少し楽になりました。
ベッドの上で排尿してもいいという気持ちを持つ事とと、全身の力を抜く事、
特に括約筋からペニスに至るすべての筋肉の力を抜く事です。
昼食から、もう普通の食事が出ました。
でも普段の体勢で食事を取ると手術痕が突っ張り、手術痕の分泌物を流し出す管が
手術痕に刺さっているので、あまり大きく口を開ける事ができませんでした。
その管を抜く事ができる条件は、手術痕からの分泌物が1日辺り20mL以下だと
抜く事ができるのですが、今日は31mLあったので明日に持ち越しです。
ベッドから起きてトイレに行く時などは、普通に起きると傷口が痛みますので
自分の首を手で持ち上げつつ体を起こしました。
なお尿道の痛みは、少しマシになったものの、まだかなり痛かったですね。
挿管されていた喉の痛みはあまりありませんが、声のかすれがあります。
選挙演説をやり過ぎた感じの声になっていましたわ。


まだ首に管が刺さっています

11月01日(土)
手術から1日半、ようやく尿道から管が抜かれました。
看護師さんが抜いた管を見てみると、25cm~30cm位入っていたようです。
尿道からようやく管が抜かれたのでホッとしましたが、そこからがまた大変。
看護師さんの談では、尿道が長い男性だけらしいですけど、
排尿時に尿道に激痛が走りますので、普段のように勢いよく排尿できません。
痛みをこらえつつ、チョロチョロと出すのが精一杯。
一昨日~昨日は、痛み止めが効いているのか、傷口の痛みはマシでしたが
今日はそれも切れてきたのか、手術痕の分泌物を流し出す管が刺さっている部分が
首が少し動くごとに痛かったですね。と言っても我慢出来ない事はありません。
看護師さん的に言えば、10段階で3位の痛さです。
傷口からの分泌物が20mL以下になったので、主治医の診察の時、
傷口から管が抜かれました。 また傷は順調に閉じて治って来ているので
「ご希望があれば、明日にでも退院できます」と言われましたが
今日管を抜いたとはいえ、まだ痛みも少しあるので、とりあえずも1・2日
入院することにしました。
なお尿道の痛みは、かなりマシになってきました。
声のかすれと喉の違和感はマシにはなったものの、まだ回復にはほど遠い状態。
シャワーもOKになり、早速、夕食後、シャワーを浴びました、久々のシャワーで
リフレッシュできましたね。
寝ているだけとはいえ、結構、汗をかくんですよね。


首の管を抜きました、抜いたところにガーゼの当て物

11月02日(日)
今日の午後、会社の社長であり同級生の山村君が見舞いに来てくれました。
桂病院は山の上にあり、ちょっと遠いのですが、わざわざ来てくれました。
おまけにお見舞いまで頂き、本当に感謝です。
管を抜いた痕の痛みも少しマシになり、尿道の痛みもマシになってきました。
しかし何かの拍子に首に大きな力がかかると、まだ痛みが出ました。
喉の違和感はかなり取れてきたのですが、まだ声のかすれは残っています。

11月03日(月)
傷の痛みも殆ど無く、管を抜いた痕も普通にしていれば痛まなくなり
そろそろ起き上がって、立ち上がるリハビリに入りました。
というか、少し良くなってくると、寝てても暇なんですよね。
喉の違和感もかなり気にならないくらいになってきましたが、
やはりまだ声のかすれは残っています、元に戻るのに長い時間かかるかなと
思い始めました。
29日の入院の日から、テレビ(有料)を見てますが飽きますし
読書をしようとすると、横を向かないといけないので傷口に力がかかり痛いので
読書をする気にもなりませんでしたが、今日は少し読書も出来ました。

午後から両親が見舞いに来てくれた時、うちのペットが死んだとの訃報を聞き
予定通り5日まで入院する予定でしたが、急遽1日繰り上げて、
明日、退院する事にしました。
どうしてもペットとの最後の別れをし、自らの手で土に埋めてやりたかったし
何より早く会いたかったからです。


かなり傷がマシになってきました

11月04日(火)
主治医の診察の時に退院を申し出、主治医の許可がでたので
早速、退院の手続きをしました。
普通は、入院時の費用を退院時に支払うようですが、一刻も早く家に帰り
死んだペットの顔を見たかったので、後日料金を払うことにして早々に帰宅しました。
ペットとの別れをした後、喉の痛みと声のかすれが一時的に酷くなりましたね。
喉の痛みは、咳風邪の初期のような感じです、かなりのど飴をなめました。

11月05日(水)
傷の痛みも管を抜いた痕の痛みも、また尿道の痛みももう殆どなく
普通の生活に戻りつつあります。
近所のスーパーに行って買い物をして戻って来る途中、ちょっとめまいがしましたが
すこしずつでも歩く距離を伸ばしていけば、めまいも無くなるでしょう。
大きなくしゃみをしたり、大きな力が首にからなければ、
もうかなり普段の生活に戻っています。
喉の違和感は、もう殆ど感じませんし、声もかなり元に戻りつつあります。

11月06日(木)
もう普通にしていれば、傷口の痛みも、喉の違和感もありません。
声もかなり元に戻ってきました。
でも首を捻るような角度にすると、首に刺していた管の傷跡に少し痛みが出ます。
実際、鏡を見る限り、その部分の腫れがまだ引いていないようです。
手術の影響かどうか分かりませんが、今日はとても眠いです。
昨夜からの睡眠は、術後で一番長く寝ているので、寝不足はちょっと考えにくく
薬も飲んでないので、体調がかなり戻った感じですけど、
まだ完全には復調しておらず、眠気が出ているのかも知れません。

11月07日(金)
汗をかくと、傷口がちょっと痛みますね。でも耐えられない事は無いし
ちょっと気になる程度の痛さです。
ここのところ悩まされているのが肩こり。私は元来肩こりとは無縁だったのに
手術後4日目辺りから、酷い肩こりが起こるようになりました。
いろいろインターネットで調べたところ、甲状腺摘出手術した人の多くに
肩こりの症状があるのだとか。
原因ははっきりしませんが、手術時の無理な体勢や手術により傷ついた神経等に
原因があるらしく、マッサージなどに行っている人もおられます。
私の場合、市販の鍼パッチで、肩こりのツボに刺激を与えて、肩こりの症状を
抑えるようにしています。
これは副作用かどうか分かりませんが、時たま大変強い眠気を覚えますね。
現在は自宅療養中なので、眠気が来た時に昼寝も出来ますが、
仕事に復帰してからだと、ちょっと厳しい位、眠くなります。
甲状腺の片葉を摘出した事により、ホルモン量が一時的に低下するから
眠気や倦怠感があるとも言われているので、もしあまり仕事に支障が出るほど
眠気が起こるようなら、ホルモン剤などの処方が必要になるかもしれませんね。

11月08日(土)
来週月曜に仕事に復帰するので、そろそろその準備をしなくてはならないので
出来るだけ動き回り、体力の回復をはかっています。
今日は、1駅向こうの大型スーパーまで自転車で買い物に行き、
スーパーの中をうろうろする事1時間。
やはり少し汗をかくと、管を抜いた辺りに痛みがありますね。
そうそう、最初、そのスーパーまでオートバイで行くつもりでしたが
メットをかぶり首を左右に振ると、傷口がちょっと痛いので、オートバイを止め
自転車で行きましたので、ちょっと汗をかきました。
自宅に戻ってから気がついたのですが、傷内部の分泌物が増えたのか
傷口に沿って膨らみが大きくなっていますね。
来週火曜日に診察に行った際、主治医にそのことを相談するつもりです。
最悪、溜まった分泌物を抜いて貰わないと行けなくなるかも知れませんね。

11月09日(日)
昨日気になった傷口に沿った膨らみは、大きくなるのが一応止まっているようです。
やはり動き回のが良くないようですね、今日現在で、目立った副作用などもありません
声のかれも治っています。


今朝の傷の状態

ちなみに手術費用は...社会保険適用後の負担額:113,814円(限度額適用認定、食事代抜き、個室差額抜き)

もしこれから甲状腺摘出の手術を受ける方で、患者の立場から更に詳細な事をお知りになりたい方は
コメントに書き込んでください、私がこたえられる事は、すべておこたえいたします。


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