魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

紅こうじ

2024年03月29日 | 星の流れに

小林製薬の紅麹入りの健康食品に異物混入の疑いで、健康被害者が出た。食品着色料として紅麹そのものも販売していたため、関係の有無にかかわらず大混乱になっている。
これは「土星→魚座」の典型的な事件だ。
薬品は魚座に属する。麹や菌のように掴み所の無いものも魚座で、「紅」色がどの程度の色なのか分からないが、「紫」系統なら魚座の色だ。(赤は牡羊座で、暗赤色はサソリ座、褐色系なら山羊座)
また、過剰反応や風評被害も魚座現象だ。

当面、明らかなことは、サプリメントの継続摂取と腎臓病で、機能性消費食品にはダメージになるだろう。
しかし、これは「禍もって福と成す」、魚座時代の大きな警鐘になる。十年に渡る魚座の海王星で、ジェンダーやコロナなど、世の中がすっかり魚座化しており、サプリメントブームもその一つだ。
サプリメントは、情況によっては有用だろうが、過ぎたるは及ばざるがごとし。お茶や歯磨きのように手軽に常用するものではないと思う。「思う」というのは自分はそう考えるから、一切、近寄らない。薬も、よほどのことでない限り使わない。
治療薬ならやむを得ないが、栄養補給や健康は本来、食事から摂るもので、それができない人は別として、健康を自動販売機で買うようにポンポン身体に放り込むのは、依存症であり、それ自体が心の病だ。

近年話題の「依存症」も、魚座の自己喪失で、魚座の象徴、紐で結ばれた二匹の魚は、主客の混乱を意味している。
親が子供に振り回され、人がペットに振り回され、持てる者が持たざる者に振り回され、主人が使用人に振り回される現象は、全て魚座の現象で、被害者が加害者であったり、弱者のために強者が倒れるなど、それを導く「弱者」や「ハラスメント」の言葉が金科玉条のように流行するのも、魚座時代ならではの現象だ。

サプリメントはあくまで「補助」であり、「主」ではない。それを主食のように毎日続けて摂取することに慣れ、そうしなければ健康を維持できないとさえ思い込むような心理に陥いる。そして、そのことに気づかないどころか、それを止めようとする人をバカにして反論する。これは信者の布教活動であり、詐欺被害者の逆ギレにも見られる。

魚座はキリスト教の象徴とされているが、宗教全般をも意味する。その魚座で最強となる海王星が魚座に滞在し続けたことで、世の中も世界もすっかり、現実を見ない「信者」の世界になってしまった。魚座の象徴句は「I believe」と言われている。
そろそろ、この時代も終わるので、皆が夢から目覚める朝が来る・・・とよいのだが。