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東京モザイクタイル&建築巡り2022【新東京ビル&ニュー新橋ビル】

2022-11-21 | 東京タイル&建築巡り2022

モザイクタイル巡り、続いてやって来たのは新東京ビル。(1965年築)
エントランスから続くホールが広大で、その壁面にも床面にも
大理石と一体となった矢橋六郎のモザイクアート、
「彩雲・流水」が広がる。






左右対称になった大理石の模様が繰り返される壁面。
原石をスライスして、ひっくり返して貼り合わせることで
左右対称のデザインになるようだ。




外側にアールを描く階段の段。


壁面と床の設置面も丁寧な仕上げが。


吹き抜けのホールを見上げると、幾何学模様の花型の照明が華やか。


中央部分がややピンクがかってる。



床面にも細かくモザイクタイルが入っているところも。



2階から1階を見下ろす。


2階の回廊につく面格子。


エントランスホールだけでなく、ビルのあちこちには大理石が使われていて、
それが全て左右対称に加工されてる。
浮かび上がる文様が、それぞれ違っていて見飽きない。



面白いなあ。


新東京ビルを堪能した後は、新橋方面へ向かいウォーキング。


途中に出会ったタイル。



ピンク混じりのまだら模様タイル。


途中に帝国ホテルを通りがかり、たしかここにも矢橋六郎があったかと、
立ち寄る。
通路にあった「春の旭日」(1970年)という作品を発見。
少し強めの色彩で描かれたモザイク画は重厚感もあり、雅やかでホテルの雰囲気にもぴったりだった。





こちらのモザイク以外にもロビーラウンジにものすごいスケールのガラスブロックモザイクがあったのだけど、今回はお茶する時間がなかったため、よく見れず、またいつかリベンジしたい。


そしてニュー新橋ビルへ到着。



エスカレーターホール他、一番多く使われていたタイル。
菱形と三角形の組み合わせ。



色も素敵で、ビル内を美しく彩っていた。



角の部分はざらっとした表面に質感が変わった台形型の役物タイルが使われていた。


階段が三か所あって、それぞれ違った色のタイルが使われていて、
こちらはアイボリー系のタイルが使われていた。
横から見た階段のデザインが美しい。



タイルも一枚一枚、味わいのあるもの。



横から見るとわかるように、それぞれタイルの厚みが違っているのだ。


赤茶色のタイルが覆う階段も。


こちらも凸凹と厚みの違うタイルが貼られてる。





もう一か所はブルーが基調の階段。


所々に、濃いめのタイルが入っていた。
何種類ものタイルが使われていたニュー新橋ビル、タイル好きには贅沢極まりないビルだった。



コメント
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