DIARY yuutu

yuuutunna toki no nikki

不愉快な笑い話「銀行は、金がある者に金を貸したがる!」

2018-09-16 20:53:36 | 日記
"A bank is a place that will lend you money if you can prove that you don't need it."
(銀行とは、君が「金が必要ない」と証明すると、君に金を貸してくれるところだ。)

《感想》銀行は、君が「金が必要だ」と証明しても、つまり「金がないと君が自殺or破産する」と証明しても、金を貸さない。君が「金が必要ない」ほど順調で儲かっていると証明すると、喜んで金を貸してくれる。不愉快な話だ。
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現実的な笑い話「神は、金(カネ)は悪党に与えるべきだと考えている!」

2018-09-16 20:47:36 | 日記
"If you would know what the Lord God thinks of money, you have only to look at those to whom he gives it."
(神が金についてどう考えているか知りたかったら、神が金を与える者たちが誰かを見さえすればよい。)

《感想1》金を持つ者には、才覚・才能のある者、勤勉な者もいるが、悪党も多い。人を騙す、人を蹴落とす、人を恫喝する、狡猾である、盗む、たかる、悪運があるなどで、悪党が金を手に入れる。
《感想2》神は、金は、才覚・才能があり・勤勉な者に与えるべきだと考えると同時に、金は悪党に与えるべきだと考えている。
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矛盾を突く笑い話「金(カネ)を軽蔑するのに、金を人にやらない!」:美徳は道徳的世界に属す!金は日常的・経済的世界に属し、金で手に入らないのは不死くらいだ!

2018-09-16 20:39:55 | 日記
"Plenty of people despise money. However, few are able to give it away."
(金を軽蔑する者は多い。しかしそれを手放して人にやる者はまずいない。)

《感想1》金(カネ)の話をすると「品性が卑しい」と言われる。道徳的世界の美徳が、日常的・経済的世界の金額で明示されるからだ。美徳はそれ自身の価値を持つのであって、金額によって価値評価してはいけないのだ。美徳の価値を、金額で測る者は「品性が卑しい」とされる。
《感想2》だが日常的・経済的世界では、金(カネ)の価値は圧倒的だ。金をただで交換条件なしに人にやるものなど普通いない。金とは財とサービスに交換可能な物(orしるし)だ。金で手に入らないものは、ほとんどない。あるとすれば不死くらいだ。
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「まゆはきを俤(オモカゲ)にして紅粉(ベニ)の花」芭蕉(『奥の細道』)(21):紅の花は女性の化粧をイメージさせる花だ!艶(ナマ)めかしい想像!

2018-09-16 13:10:55 | 日記
「まゆはきを俤(オモカゲ)にして紅粉(ベニ)の花」
A makeup brush for cleaning eyebrows is an image evoked by a crimson flower.

《感想1》「まゆはき」は化粧の時、眉を払う刷毛(ハケ)。白粉(オシロイ)を塗ったあと眉についた白粉を払う。江戸時代の化粧の基本は「白粉を塗る→眉を描く→目弾き(メハジキ)を入れる→口紅を点(サ)す」だった。目弾きは目の周囲に紅をさすこと。紅は猪口・皿・碗・貝殻などの内側に刷(ハ)かれた状態で市販されていた。紅花は紅の原料だ。(参考:伊勢半本店紅ミュージアムBLOG)
《感想2》「俤(オモカゲ)」は心像・イメージ。「紅の花は女性の化粧(その象徴としてのまゆはき)をイメージさせる花だ」と芭蕉が言う。艶(ナマ)めかしい想像!芭蕉は尾花沢(山形県)に滞在中。
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エミリー・ディキンソン(Emily Dickinson)(1830-1886) 「小鳥が道をやって来た」:小鳥を、あるがままに、そのものとして見る!つまり「可愛い」生き物などと決めつけない!

2018-09-16 08:41:10 | 日記
 ‘A Bird came down the Walk—’ 「小鳥が道をやって来た――」

A Bird came down the Walk— 小鳥が道をやって来た――
He did not know I saw— 私が見てるのを知らない――
He bit an Angleworm in halves ミミズを二つに噛み切って
And ate the fellow, raw, そしてそいつを食べた、生で

And then he drank a Dew それから小鳥は露を飲んだ
From a convenient Grass— そばにあった草から――
And then hopped sidewise to the Wall それから壁の方に横に跳んだ
To let a Beetle pass— カブトムシを通すために――

He glanced with rapid eyes 小鳥はすばやい目で見た
That hurried all around— 目は周り全部にさっと進む――
They looked like frightened Beads, I thought— 目はおびえたガラス玉のようだと私には思えた――
He stirred his Velvet Head 彼はヴェルヴェットの頭をちょっと動かした

Like one in danger, Cautious, 危険にさらされた者のように、用心深く、
I offered him a Crumb 私は小鳥にパン屑をさしだした
And he unrolled his feathers すると彼は羽根を広げ
And rowed him softer home— そして自らを家に向かってソフトに漕ぎ出した

Than Oars divide the Ocean, 小鳥の羽根は、海をかきわけるオールよりソフトだ
Too silver for a seam— 海はあまりに銀色で継ぎ目も見えない――
Or Butterflies, off Banks of Noon 小鳥の羽根は、正午の土手を離れる蝶たちよりソフトだ
Leap, plashless as they swim. 蝶たちは跳躍し、音もたてず泳ぐ

(1)
《感想1》小鳥は私と無縁に勝手に生きる。また小鳥は残酷で、ミミズを二つに噛み切り生で食べる。小鳥は可愛いというより、実は残酷だ。
《感想2》小鳥は自然の中で、草やカブトムシと共存する。草から露を飲み、歩いてくるカブトムシをよける。
《感想3》小鳥の目はすばやく、周り中をさっと見る。目はおびえたガラス玉のようだ。そして頭をちょっと動かしたりする。小鳥の目と頭部が、彼の存在を証示する。
《感想4》私はおずおずと用心深く、小鳥にパン屑をさしだした。しかし小鳥はパン屑を無視し飛び去る。小鳥は私の意図を理解しない。(小鳥は例えば、飼われた犬と違う。人に馴れていない。)空は海であり、小鳥は空という海に漕ぎだす。
《感想5》空という海に漕ぎ出した小鳥の羽根は、オールよりソフトに海を漕ぐ。また小鳥の羽根の動きは、音もたてず空を泳ぐ蝶たちよりソフトだ。小鳥は自由で、また優雅だ。

(2)
《感想6》詩人は小鳥を、あるがままに、そのものとして見る。「可愛い」生き物などと決めつけない。小鳥は実は残酷だ。また小鳥は私の意図を理解しない。さらに私がパン屑をさしだす好意を、小鳥は無視し飛び去る。
《感想7》かくてまた、小鳥に対する詩人の観察は丁寧だ。小鳥は最小限の欲望or意図しか持たない。例えば、水を飲む、カブトムシとの衝突を避ける等。他方、小鳥の目の動き、頭部の動きが的確に描写される。
《感想8》詩人は、自分の主観(Ex. 小鳥は「可愛い」との臆断)を控え、小鳥をあるがままに、そのものとして見る。その時、詩人の主観に小鳥が感動を与える。空という海を漕ぐ小鳥の羽根のソフトな動き、その自由と優雅さに、詩人は感動する。
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