ふんでノート ~ちいきづくり・まちづくりと日本語教育

ちいきづくり・まちづくりと日本語教育をつなぐことを,「場づくり・人づくり」から進めていきたいと思ってつらつら書くノート

ぼちぼちと。

2008年01月19日 23時33分36秒 | 人づくり・場づくり
さっき天気予報を見てたけど、明日夕方から雪が降るらしい。大阪でもこのあいだちらほらと雪が舞ったけど。明日も寒いんやろうなぁ。

今日は午後から隣の市のボランティアのミーティングに参加。活動を作り上げるって本当に難しいなぁということを実感。別になにか悪いわけでもないんだけど。活動が周りに認知され、人が集うようになり、また社会の中での位置づけを意識した上で働きかけができるようになるまでは、やっぱり3年くらいかかるのかな。その活動だけががんばってできるようなものではなく、周りとのつながりや関係ができるまで時間がかかるもんね。うまく軌道に乗せるために、最初にやっぱり1年くらい下準備、下調べも欲しいところやもんな。

それに一番大事な人が育つのに、すごく時間がかかるもんな。こういう市民活動って知識とか情報だけで成り立つものではなく、そういった知識が身体化されて初めて社会的な意味を持つようになる気がする。

それを考えたら、今日の活動は始まって1年経ってないけど、ええんやろうな。もちろん、全てが順調に来たわけではないけど。

なんてことを考えながら、ちゃりんここいで帰ってきました。今日はほんまに寒かった。
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立ち話。

2008年01月19日 20時19分33秒 | 
今日、ひさしぶりにブラジル出身の女性が来た。もう60を過ぎてるのかな?最近、どうしてるんかなって心配してたけど、元気そうで何より。ほっとした。休日も仕事を頼まれ、どうしても断れなかったらしい。

彼女は簡単な漢字は読み書きできるけど、仕事で求められる読み書きは分からない。いつも、なんとかごまかしてやってるらしい。自分は「漢字が分からんから」って言ってるのに、いっつもいっつも作業の内容を書いた書類が回ってくるらしい。ほかの人にいつも聞くのは恥ずかしいのもあるし、しんどいと。だから、周りの人の作業の様子を見て、仕事をしているらしい。本当は残業も望んでないんだけど、頼まれるとどうしても断れない。年齢のこと、日本語のことを考えると、一度クビになったら、次の仕事が見つかる保証は全くない。彼女の性格を考えたら見つかるような気もするけど(見つけるまでは本当に本当に大変だと思うけど)、でも、「何とかしがみついとかんと」って。

「日本に来る前は、日本はきっちりしてるところだと思ってた。でも、今働いてる工場はいい加減やし、汚いし。それでもやらんと食べていかれへんやろ?」って。彼女は本当に苦労してて、ここでは書けないような悲しい出来事も経験してる。最後に「私、人生、このままで終わってしまうんやろか?でもな、そんなん絶対嫌やねん。このまま終わるのは嫌やから、だから自分が楽しめる場所を探してるねん」って。

彼女は普段の生活のことや思ってることを話してくれて「時間取ってごめんね。じゃ、仕事の続きしてや」って帰ったけど。いろいろ、学ぶというか、本当に大事な問いかけを受けたのは僕なんやろうな。
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