-----
(徳島県では)労福協が中心になり行政や社会福祉法人、経済団体、弁護士会など、異なる組織の連携ができ、「定住外国人の就労・社会参加促進連絡協議会」を結成することができた。日本語教室から職業訓練、就労までの一貫した支援のために、資格取得、相談、職業紹介を組み合わせて、生活困窮者自立支援を行っている。
さいたま市議の高柳俊哉さんが、さいたま市の取組について報告した。同士では、2012年7月、外国人登録から住民票に切り替わったときに、「在留資格なし」で住基に入れなかった就学年齢の子がいる世帯に対して、市が外国人登録情報を活用して就学案内を送り、実際に2人の子が就学している。
8月に東京で開かれた「全国在日外国人教育研究集会」の中で、ある県の教員の方が話されていたが、「外国人生徒の高校進学を阻んでいるのは、結局のところ、教員自身なんだ」という言葉が心に残っている。「外国につながる生徒が入ってきても、日本語ができなければどうしようもない。日本語を学ぼうとしたり、自分から日本の友だちを作ろうとしたりしない。ましてや学習しようという意欲すらない。それでも高校に入れろっていうの?」そんな言葉が返ってくる。
-----
「Migrants Network」188号(2016.10)
(徳島県では)労福協が中心になり行政や社会福祉法人、経済団体、弁護士会など、異なる組織の連携ができ、「定住外国人の就労・社会参加促進連絡協議会」を結成することができた。日本語教室から職業訓練、就労までの一貫した支援のために、資格取得、相談、職業紹介を組み合わせて、生活困窮者自立支援を行っている。
さいたま市議の高柳俊哉さんが、さいたま市の取組について報告した。同士では、2012年7月、外国人登録から住民票に切り替わったときに、「在留資格なし」で住基に入れなかった就学年齢の子がいる世帯に対して、市が外国人登録情報を活用して就学案内を送り、実際に2人の子が就学している。
8月に東京で開かれた「全国在日外国人教育研究集会」の中で、ある県の教員の方が話されていたが、「外国人生徒の高校進学を阻んでいるのは、結局のところ、教員自身なんだ」という言葉が心に残っている。「外国につながる生徒が入ってきても、日本語ができなければどうしようもない。日本語を学ぼうとしたり、自分から日本の友だちを作ろうとしたりしない。ましてや学習しようという意欲すらない。それでも高校に入れろっていうの?」そんな言葉が返ってくる。
-----
「Migrants Network」188号(2016.10)