生きる

一度しかない大切な人生!
自然の中に身をゆだねて、めぐり合ったもの達と、毎日を静かに、楽しく過ごしたい!

かわせ運命 114

2019-07-03 19:23:18 | あの空に太陽を 68

シウが倒れたのはタコが知らずにかぼちゃ粥に牛乳を入れえたためでした。常務が準備してあった薬がなかったら大変だった、とスンジェ。常務は半年に1度薬局に行って、薬を補充していた、ホ執事。シウさんの常備薬は常務から聞いていた、とスンジェ。すまないとタコ。大事な娘婿がどんな体質か知らなかったの?私たち居てよかった。食事の用意してあったでしょう?余分なことするから、シウが倒れたのよ、とスンジェ。知らなかったんですもの、とタコ。ジナが大切なら迷惑かけないように気を付けて!少し反省したら?スンジェ。なぜ私が?タコ。ただの居候しておきながら、この家の人を追い出して!

ナムジン帰宅。どうかしたか?妙な雰囲気だ。何かあったか?スンジェにいじめられたのよ、とタコ。いじめ?母さんに限ってそんな事はない!ちょっと小言を言っただけです。シウに牛乳が入ったおかゆを上げたのです。私たちがちょっと家を空けたすきに、とホ執事。それでシウは?大丈夫よ。良かった。母さん、ちょっと話が。二人で部屋へ。

シウの部屋  常務が用意した薬を見て考え込むシウ。お母様はえらいわ。私も見習わなければ。僕が体が弱かった。すぐに具合を悪くするんです。夜中によく熱をだした。胃痙攣も。外食するとアレルギー症状が出て何度も苦しんだ。そのたびに母に助けられた。そんな優しいお義母様に、いつまで冷たく当たるんですか?自分でもどうしていいかわからない。明日お母さまを家にお連れしましょう。駄目だ。俺が留学していると思っているそうだ。僕にあまり冷たくされて、母の記憶の中で、僕を遠くへ追いやった。

スンジェの部屋  オンマ!実は・・・知ってるわ。大丈夫、退職願出したんでしょう?なぜ知っているんだ?ホ弁護士から止めてくれとと言われた。それで母さんは?机の引き出しから通帳を出して、今あるお金はこれだけよ。好きに使って!勉強でも、起業でも、何でもすればいい。但し、何をするにも全力を尽くすのよ。好きなことして、幸せに生きて!有難う。でも起業するには、もっとお金がいる。足りない分は工面するから、そのお金で準備して。どうやって母さんがお金の工面を?大丈夫、当てがあるから。その代わりあの人を警備課長にして雇ってあげて。そうだ、警備部長がいい。立派な肩書を欲しがっていたから。喜んでお金を出すはず。一体誰の事?まさかおじさん?持っているはずがない。実はあるの。あんたのお陰で得たお金よ。兎に角任せて。今まで辛かったでしょう?スンジュの事で傷ついてよく耐えたわ。スンジュは縁がなかったと思うことにしたわ。母さん!明日デートしよう。いいわよ、とスンジェ、にっこりします。

ホ弁護士の部屋 挨拶に行くナムジン。ヒョンガンに残ってくれないか?と言うホに悩んだ末に出した決断です。もし気が変わったら、戻って来てください。戻る場所があると思うと気が緩むと思います。戻るつもりはありません。そうですか。残念ですが、わかりました。私の助けが必要な時にはいつでも連絡を。有難うございます。出て行くナムジン。ため息をつくホ弁護士。

ニューヨークの大学へ英文の退職願が必要なスンジュ、ヒョンガンに出かけようと、会社の父の部屋に行きます。そこには一人青年が来ていました。ヨンシルがスンジュの婿候補として目をつけていた男性です。ちょっと挨拶して出て行こうとするスンジュに、ちょっとお茶でも一杯飲んで行けと言う父。2度目にお会いしますねと言う相手の男性。同業者で大会社の社長の後継ぎの息子でした。ヨンシルが盛んに婿候補として進めていたのですが、留学の手続きの書類が必要なので、と素っ気なく出て行くスンジュです。留学するんですか、と婿候補。いやまだわからない、とマンソク。

チャンの家  スヒは寝ています。急遽出社しなければならなくなり手紙を書いて、出て行くチャン。目が覚めたスヒ、チャンを探しますがいません。そして飾り棚の上に置いてあったメモに気づきます。そうだ、私も出社しなければ、とそのままサンダル履き、携帯も、バッグも、財布も持たずにタクシーに乗ります。英文の退職願をもらってヒョンガンから出て来たスンジュ、懐かしそうに出口に立って会社を見ています。その時大きな声で怒鳴ているタクシーの運転手を目にします。そこにはあのスヒが立っていました。金も持たずに乗ったのか?携帯を貸すから、この会社の常務なら、だれか知り合いを呼びだせと言って、自分の携帯を渡しますが、番号が分からなくなるスヒ。頭がおかしんじゃないか?警察へ行こう!いやです!それを見ていたスンジュ、近づきます。タクシー代はいくら?2万Wだ。自分の財布から出して払うスンジュ。さあ行きましょう。そして運転手に、この人この会社の常務ですと言います。シウに電話しましょうというスンジュに、駄目よ。シウは今留学中よ。仕方なく躊躇しながら、ナムジンに電話をします。電話に驚くナムジン。しかし常務がいること。財布も、携帯も持っていないこと。テシクの喫茶店つれていくと言うことを言って電話を切ります。急いで駆け付けたナムジン、遅かったわね、ナムジンと言うスヒ。すでにスンジュは帰った後でした。

チャンはスヒがいないことに気づき急いでシウに電話をします。大騒ぎになります。