ぱたぱた仙鳩ブログ

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『谷内清巌の書』

2020年07月17日 | 日記

7月17日(金)、標記の本が出版され、淡路島洲本市五色町の倉内一夫さんが冊子を送ってくださいました。昨年の秋にゼミ生だった三原明美さんの卒業研究の一環で実施した「谷口清巌書作展」の際に印刷した簡易図録を正式に冊子化したものです。私が昨年のデータを整理し、新たな資料も加えて編集しなおしました。

約50点の書作品の写真と解説を掲載しています。倉内さんのお持ちの作品と、淡路島の寺院の所蔵品が中心ですが、私や三原さんの所蔵している作品もあります。鳴門市の松浦酒造場の所蔵している扁額も今回掲載しました。草書で「鳴門鯛」と書いています。

今回は、石碑や門柱などに彫られた書も紹介しています。この石碑類の写真の多くを撮影して下さったのは倉内一夫さんです。

洲本市の「谷内清巌大和尚」顕彰会の発行。印刷は洲本市五色町の浜田デザイン写植さんです。

 


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2 コメント

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谷内清巌師 (うすむらさき)
2024-03-31 22:43:43
たまたまこのブログに行きつきました。京都にある我が家のお墓の墓石の字は谷内清巌先生によるものです。曽祖父が、同郷のよしみで谷内先生に書いてもらったそうです。谷内先生のことを卒論で扱う学生さんがいるのにはびっくりしました。写真の御本は今でも購入できますか。
Unknown (仙鳩)
2024-04-01 05:43:46
既に4年前の出版で、印刷総数も少ない本で、私の手元には1冊しか残っておりません。私も出版時に10冊いただいただけで、多くは卒論を作った学生や図書館に渡しました。淡路の「浜田デザイン写植」さんにお尋ねください。発刊者である倉内一夫さんは、谷内清巌の生家の子孫の方です。発刊者か印刷会社には残部があるかもしれません。谷内清巌は、中林梧竹や慈雲の書の影響も受けており、宗教家というだけでなく、書人としても一流ですので、その書は大切な文化財だと考えています。

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