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徳島から書道文化を発信します。

四国大学書道文化学会2024春季講演会

2024年05月06日 | 日記
5月6日(月祝)、13時から、標記がR201 教室で開催されました。


中国の浙江大学中国幻術研究所の汪永江教授の講演がZOOMで実施されました。京都芸術大学非常勤講師の渡邊浩樹先生が、通訳を担当され、本学の中国人院生2名(趙若杉、馮琳凱)が補助に入りました。渡邊先生は、本学の大学院文学研究科院生の時に浙江大学に留学し、中国語も堪能です。
「字体から書体へ、字典から法帖へ ―儒家の書法教育観念と体系について」
原題:《从字体到书体,从字典到字帖——儒家书法教育观念与体系简论》
という題名で、書法を学ぶには、①文字学 ➁書法史 ③書法美学 の順で学ぶのが良い。また書法教育は道徳教育と密接につながっていることを述べられました。



次は田ノ岡大雄先生の講演です。
演題は「源氏物語(三條西家本)の書風について」
室町時代に三條西実隆らによって書写されたとされる『源氏物語』の写本の書風に関するお話でした。





書道文化学科の学生が主体ですが、卒業生や地域の一般の方も数名参加してくださり、書を学問的に深める時間となりました。