pippiのおもちゃ箱

舞台大好き、落語大好き、映画大好き、小説大好き、猫大好き!なpippiのつれづれ日記です。

第一回落語三銃師@かめありリリアホール7列センター

2021-06-30 20:00:00 | 落語・講談

白酒、白鳥、彦いち、それぞれの噺の中に師匠たちが登場するという。まあ、言っちゃいけないあれこれもあって、さすがこのメンバーって感じでした。白酒師匠は安定の古典、青菜。ちゃんとこの時期の噺をもってくるのはプライドかも

白鳥、彦いち両師匠は新作。おなかを抱えて笑って、免疫あがりました。

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マタ・ハリ@東京建物ブリリアホール1階J列上手

2021-06-26 20:37:06 | 観劇/コンサート

     

 

脚本:アイヴァン・メンチェル
作曲:フランク・ワイルドホーン
歌詞:ジャック・マーフィー
オリジナル編曲・オーケストレーション:ジェイソン・ホーランド
訳詞・翻訳・演出:石丸さち子

出演

マタ・ハリ:愛希れいか
ラドゥー:田代万里生
アルマン:東啓介
アンナ:春風ひとみ
ヴォン・ビッシング:宮尾俊太郎

鍛治直人 工藤広夢 飯野めぐみ
石井雅登 伊藤広祥 上條駿 竪山隼太 中川賢 中本雅俊 森山大輔
彩橋みゆ 石井千賀 石毛美帆 桜雪陽子 Sarry 鷹野梨恵子 原田真絢

あらすじ

1917年、第一次世界大戦の暗雲たれこめるヨーロッパ。

オリエンタルな魅力と力強く美しいダンスで、パリ市民の心をとらえて放さないダンサーがいた。名は、マタ・ハリ
彼女の人気はヨーロッパ中におよび、戦時下であっても国境を越えて活動する自由を手にしていた。
その稀有な存在に目をつけたフランス諜報局のラドゥー大佐は、彼女にフランスのスパイとなることを要求する。もし断れば、人生を賭けて隠してきた秘密を暴くことになる、そう、ほのめかしながら……。自らの過去に戻ることを恐れ、怯えるマタ。
同じ頃、彼女は、偶然の出来事から運命の恋人に出会う。戦闘パイロットのアルマンは、彼女の孤独な心を揺らし、二人は、ともに美しい夜明けのパリを眺め、人生を語りあう。
一方ラドゥーの執拗な要求は続き、一度だけスパイをつとめる決心をしたマタ。彼女の世話を続けてきた衣裳係アンナの祈りの中、公演旅行でベルリンへ向かい、ドイツ将校ヴォン・ビッシング宅で、任務を無事遂行する。しかし、謀略はすでにマタ・ハリの想像を超えて進み、アルマンへの愛に目覚めた彼女の運命を、大きく歪めようとしていた…。


初演は未見ですが、タンスがすごいですよ!という評判を聞いてチケットGET✨ 

マタ・ハリ=実在の女スパイ  ということくらいしか予備知識がなかったのですが、ようやくどんな人物なのかわかりました。

オープニングのアンサンブルの厚みのある重唱はちょっとジキル&ハイドの「嘘の仮面」みたい。。と思ったら、これもジキル&ハイドと同じワイルドホーン氏の曲だったんですね。所々にジキル&ハイドを思わせる場面がありました。

ジキル&ハイドでは貧しい市民、この作品では戦争で苦しむ兵士や残された家族。

主役マタ・ハリはWキャストですが、今回は愛希れいかさん。女性でもうっとりのプロポーションきらびやかでエロティックな衣装がお似合い。歌い上げる曲も多く、細い体のどこに?と思うほどパワフルな歌声でした。

ふとしたことから恋に落ちるアルマンは、刀剣乱舞などで活躍中の東啓介さん。でかい!なんと190cm超えらしく、ほかのキャストが小さく見えます

ラドゥーの上司、政府の役人は鍛治直人さん。この方がいることで芝居部分がぐっとひきしまるのはさすがです。

そしてお目当ての宮尾俊太郎さんは、もう王子ではなくガッチリと貫禄のドイツの高等将校動きのひとつひとつが優美。二幕初めのダンスの美しいことといったら。彼の謀略により、マタ・ハリは過酷な最期を迎えることになりますが、その冷徹さにゾクリとします。

マタ・ハリをスパイとして利用するラドゥー、田代万里生くん。嫌な奴キャラですが、使命感とマタ・ハリへの熱情に苦悩する姿、歌声に圧倒されます。どんな役でも品性を失わないのはさすが。

マタ・ハリ本人は高級娼婦でもあり、やっとみつけたと思った純粋な恋さえも仕組まれたものだったと思うと、最後は本当の恋に変わったとはいえ やっぱり哀れでなりません

華やかに見えてものすごく悲惨だった人生、最期の瞬間に青い光に包まれたマタ・ハリの表情。やっと本当の自由を得た喜びにあふれているように思えました

 

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首切り王子と愚かな女@PARCO劇場F列センター

2021-06-23 21:55:37 | 観劇/コンサート

作・演出
蓬莱竜太

出演
井上芳雄 伊藤沙莉/
高橋 努 入山法子 太田緑ロランス 石田佳央 和田琢磨
小磯聡一朗 柴田美波 林 大貴 BOW 益田恭平 吉田萌美
/若村麻由美

【STORY】
雪深い暗い王国ルーブ。
英雄であり人格者であった先王バルが早くに没して20年。女王デンは「永久女王」としてルーブを統治していたが、溺愛していた第一王子ナルが病に倒れてからは国のことを見なくなり、魔法使いを城に招き入れ、閉じこもるようになった。ルーブ国は統治者を失った国になっていた。国は呪われ、民は貧しさに疲弊し、反乱の気運が高まっていく。
そこで城に呼ばれたのが第二王子トルであった。トルは幼い頃から「呪われた子」とされ城から遠ざけられていたが、反乱分子を鎮圧するために再び城に戻される。使命に燃えたトルは、反乱分子の首を次々に落とし「首切り王子」として恐れられるようになる。
リンデンの谷に住む娘、ヴィリは死ぬことにした。これ以上、生きる理由が見当たらなかったからだ。最果ての崖にたどり着いたヴィリが目にしたものは白い空と黒い海と首切りの処刑であった。
首切り王子トルは死を恐れないヴィリに興味を持ち、召使いとして自分に仕えるように命令する。
城に連れられていくヴィリが耳にしたのは王子の歌であった。美しくも悲しい歌。ヴィリはトルに深く暗い孤独を見る。
こうしてヴィリは召使いとして首切り王子に仕える日々を送り始める。
そこに見たのは野心や愛憎、陰謀が渦巻く人間たちの姿であった。


小さい頃から王子様やお姫様のお話が大好物でした。プログラムによれば、この舞台は作者の蓬莱氏が、子どもがマントをまとって遊ぶような、ごっこ遊びのあの感覚を大事にこのファンタジーを作り上げたとのことでした。

私も今はそういうのが観たい!ましてプリンスがあの方なら、なおのこと

と、いうような単純な動機でチケットとりましたが、無欲の勝利か、まさかのF列。しかもセンターは最前列を潰してしたので実質5列目でした。中止にならなくてよかった!

ストーリーはまあ、ファンタジーなんで

舞台装置は斬新そのもの。稽古場のような空間なれど、イメージの中でちゃんと崖がみえたりそこが城の中であるかのようにみえるからすごいです。

不幸な生まれ方をし、呪われた王子と呼ばれ隠されて育つトルの深い孤独が痛いほど。ようやく母と対面できても、母の心はいつも第一王子ナルのもとにあるという切なさ。この母、若村さん素晴らしいまるでシェイクスピアの舞台に出てくる王妃様のよう。気高く美しく、愚かで残忍な女王様。。

結局、首切り王子トルは伊藤沙莉ちゃん演じるヴィリとしか心を通わせることができず、それも束の間、破滅に向かってしまうわけですが、その孤独からくる人間不信、母への思い、正しい分別や価値観を知らずにきた生い立ちなどから、思い通にならないともう滅茶苦茶、無茶苦茶なことばっかりやってわめきちらし、暴れ、ほんと小学生みたい。変に権力持たされてるから始末におえない。

なんか、そんな自分にあんまりなさそうなキャラを演じる井上くんが楽しそう。伊藤沙莉ちゃんは、まるであてがきのようにはまって自由自在です。この人の安定感すごい。そして正義感に燃える姉、太田緑ロランスさん、かっこいい!オスカルのよう。

暴虐王子トルが唯一心を開くヴィリとのシーン。もしかして、相手がとても好きだとか愛してるとか、そういうことだけでなく、人が誰かと共にいて心地がいい、安心できる、ということは生きていく上でとても大事なことなんだと、ふと思いました。相手は人間じゃなくても、動物でも、そばにいてくれるだけでいいっていう、そんな存在。

大臣役の石田さんも蜷川作品でよくお見かけする役者さん。女王や王子の滅茶苦茶ぶりを見ながらもなんとか政治を立て直さなくてはという誠実さを感じます。最初はおいしい汁をいただこうとする悪い大臣というような設定だったらしいとどこかで読んだ気がしますが、蓬莱氏が書いていたようにみんなでアイデアを出して作っていく過程で変わっていったのかもしれませんね。芝居は生き物ってことですね。

最後、黒魔術の結果、トル王子がどうなったのか、気になってなりません。

。。。

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中川晃教コンサート2021HAPPINESS AROUND THE WORLD@川口リリアホール1階E列センター

2021-06-17 23:08:25 | 観劇/コンサート

昨年、緊急事態宣言で中止となった川口でのコンサート。今年はなんとかセーフ

セットリストも新鮮で、攻めの姿勢を感じました!着地点不明のトークも、「、。のよくわからない僕のトークですが、みなさんの拍手でしめくくりってことで」と、あくまで天然全開いいのいいの、アッキーだから

とにかく、今回もつきぬけた歌声で、荒ぶる心を浄化していただきました

ドラマティックな歌声の前には情景が広がり、なんかひとつひとつ自分のこれまでのいろんな風景と重なる気がしてしまうのは、やっぱり表現力がずば抜けているからなんでしょうね。

ちなみにアンコールはこれ。

日本の素晴らしい曲を歌い継いでいくのも僕の歌手としての役目だと語るアッキーすごい

涙を越えて行こう!

続くSmileも、 素晴らしかった~✴️

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レ・ミゼラブル@帝国劇場1階K列上手

2021-06-01 19:48:08 | 観劇/コンサート

2年ぶりのレ・ミゼラブル。ほんとはいろんなキャストで観たいところですが。この状況につき厳選組合せで1度きりの観劇。

緊急事態宣言の延長でハラハラしましたが、なんとか観ることができました。

バルジャンは、前回ちょっとまだ若いのでは?と思ってしまった佐藤バルジャン。先日のテレビでの極上の「彼を帰して」を聴き、貴重な一回はこの方と決め、ジャベールは かつてのルドルフ、伊礼くん。アンジョルラスは相葉くん!の組合せでチョイス。行かれるのはこの日程のみということで期待MAX

ロビーのキャスト表は、今まで赤いパネルでロビー中央に1枚のみでしたが、新たに青いパネルで、密を避けてか3ヶ所に掲示されていました。

入口も正面のみ。それでもやっぱりロビーはかなりの混雑で、ちょっと怖かったです。

座席はもう100%の客入れになっており、補助席も出ていました。お隣の3席はグループだったらしく、会話お控えくださいのアナウンスにもかかわらず、大きな声でおしゃべり。やだなー。。でも、開演してからは集中してらしたのでよかったです。

オープニング、囚人船漕ぎシーンから目立つわけでは決してないのに、なぜか気になる佐藤バルジャンもう、このあたりから涙腺決壊

決してイケメンではない(失礼!)けれど、理不尽な目に会ってしまった悔しさ、深い悲しみに満ちた囚人バルジャンから、慈愛に満ちたパパ  バルジャンまで、なんというか、ほんとにこの人はつらい思いをたくさんして、コゼットという生き甲斐を見つけ、神様のお側に召されるその日まで一生懸命に生きたんだということがズズズーンと伝わってくるのですよ。ほんとに。

帝劇の舞台を下手から上手までいっぱいいっぱいに使った演出、映像や音響のグレードアップがすごくて、バリケードの戦闘場面では本当にヒュンヒュンと弾丸が耳の横をかすめる感じがするし、バルジャンが負傷したマリウスを担いで歩く下水道も、ジャベールが橋から落ちてセーヌの濁流に吸い込まれるシーンまで本当にリアルで驚きました!アラジンの魔法のじゅうたん飛翔シーン同様、どうなってるのかマジわかりません!どうなってるの~

最後の告白を書いた手紙をコゼットに残し、白い光につつまれ静かに召されて行くシーンは、ほんとに涙でかすんで見えませんでした。

何度見ても泣いてしまう、ほんとに特別な作品だと、改めて思いました。そして相葉アンジョルラス、美しかった~やっぱりアンジョルラスはこうでなくっちゃ

モーツァルト!で頑張ってる古川雄大さん、アンジョルラスやらないかな?やってほしい!と、ちょっと思ったのでした。

 

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