pippiのおもちゃ箱

舞台大好き、落語大好き、映画大好き、小説大好き、猫大好き!なpippiのつれづれ日記です。

おけぴ観劇会 十二番目の天使@シアタークリエ9列センター

2019-03-31 21:59:27 | 観劇/コンサート

原作:オグ・マンディーノ
翻訳:坂本貢一(求龍堂刊「十二番目の天使」より)
台本:笹部博司
演出:鵜山仁

出演:井上芳雄、栗山千明
   六角精児、木野 花、辻 萬長
   大西統眞/溝口元太、城野立樹/吉田陽登

あらすじ

ビジネスで大きな成功を収め、故郷に戻ったジョンは幸せの絶頂にあった。人々に英雄として迎えられ、新生活を始めようとした矢先、妻のサリーと息子のリックを交通事故で失う。

ジョンが二人のいない世界に絶望し、人生に幕を下ろそうとしたとき、幼馴染のビルが訪ねてくる。ビルは地元のリトルリーグのチーム監督を引き受けてくれるよう、ジョンに頼みに来たのだった。

そのチーム、エンジェルスの監督を引き受けることにしたジョンは、ティモシーという少年と出会う。十二番目のメンバーとしてチームに選ばれた彼は体が小さく、運動神経も悪かったが、決してあきらめることなく人一倍練習に励んでいた。そんなティモシーにリックの姿を重ねたジョンは、チームの練習とは別に、ティモシーに個人練習をつけることを提案する。


ティモシーの努力に触発されるように、エンジェルスはリーグで快進撃を続け、決勝戦に駒を進める。

ティモシーが抱える、ある重大な秘密を誰も知らないまま―


日本各地がお花見で盛り上がっている中、花粉症用ゴーグルとマスクで完全武装して日比谷へ!

「十二番目の天使」原作は昨年末から文庫本購入してちびちび読んでいましたが、なかなか読み進まず、ついに観劇日には間に合わずじまい・・・

野球、IT業界の成功者なのに家族運がない、わが町の英雄、強く生きる難病の少年、いかにもアメリカ!っていう展開がちょっと苦手だったかも

そして、六角氏と井上氏が同級生。。。。六角氏ご本人も、「信じられないだろうけど」と、客席を沸かせてました

が、やっぱり何があっても絶対、絶対、絶対あきらめない!と繰り返される言葉にはちょっと勇気もらいました。栗山千明さんも美しいそして、中盤に登場する亡き父、辻萬長さん(医師と二役)の深い声と圧倒的な存在感に泣かされました。木野花さんも然り。ただ、台詞が直訳すぎる感じがして、すとんと心に落ちないなあというところがあって、そこがちょっと残念でした。

最後に一曲、心にずんと響く井上くんの美しい歌があります。

帰りは有楽町まで歩いたら、パンダもお花見してました

  

 

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パソコンでお絵かき

2019-03-21 19:37:47 | 手仕事

職場のパートさんから「こういうの、好きでしょ!」と、渡されたのが「パソコンで絵を描いてみませんか?」というチラシ。そこに描かれた絵が、みんなPCで描いたとはとても思えないようなできばえ。そのお教室の作品展もすぐ近所で開かれていて、体験もできるというのでさっそく行って見ました。

驚いたのはその作品を出している方々のほとんどが高齢者で、最年長は90歳とのことでまたびっくり!

この教室では、漫画家さんなどもよくお使いになるSAIというソフトを使用するとのことで、さっそく体験させてもらいました。

お・・・おもしろい!

と、いうわけで、お教室の方は通うかどうか考え中ですが、とりあえずPCデポに走ってペンタブを購入し、SAIの体験版をダウンロード。

自力でがんばる最初の作品は、やっぱり愛猫 肩もこるし なかなかうまくいきませんが、脳活かねていろいろチャレンジしてみます!

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グリーンブック@ユナイテッドシネマと、白金ランチちょびっとお花見

2019-03-17 21:25:51 | 映画/DVD

監督ピーター・ファレリー

キャスト
ビゴ・モーテンセン  
マハーシャラ・アリ  
リンダ・カーデリニ  
ディミテル・D・マリノフ   
マイク・ハットン 

あらすじ
時は1962年、ニューヨークの一流ナイトクラブ、コパカバーナで用心棒を務めるトニー・リップは、ガサツで無学だが腕っぷしはもちろんハッタリも得意で、家族や周囲から愛されていた。コパカバーナが改装のために休業となった時、トニーはある黒人ピアニストにコンサートツアーの運転手として雇われる。彼の名前はドクター・シャーリー、巨匠ストラヴィンスキーから「神の域の技巧」と絶賛され、ケネディ大統領のためにホワイトハウスでも演奏したほどの天才は、なぜか黒人には危険な南部を目指していた。


本年度アカデミー賞® 作品賞・助演男優賞受賞作

黒人と白人のバディものというと、「最強のふたり」を思い出します。あの作品も、差別を超えた友情の奇跡のようなお話でした。この作品では立場は逆転。白人のトニーはまたイタリア系で決して裕福とは言えない暮らし。黒人のドクター・シャーリーはカーネギーホールの上階に住む王様のような暮らしぶりで高い教養と実力の持ち主。このふたりが人種差別厳しい南部へコンサートツアーに出るわけですが、まあ、そこは筆舌に尽くし難いような差別の嵐。

「グリーンブック」というのは、黒人でも利用可能な施設の案内パンフのようなものです。と、いうことは、黒人はどこでも入れるわけではなく、高名な演奏家として招かれて喝采も受けているのにトイレも別ならレストランもだめ、夜外出することも禁止とは。。。。

はじめは同じように黒人に対して差別意識をもっていたトニーも、ドクターと旅をするうちに、差別を受けることの矛盾を感じ始めます。そして、差別とは一体何かということを考え始めます。黒人でも北部では良い意味での特別扱いをされ、お城のような部屋に住み、理不尽に投獄されても司法長官(ロバート・ケネディ!)に直接連絡とって助けてもらうこともできてしまうようなドクター。そんな彼が、自分を南部の農場で肉体労働している黒人と一緒にしてほしくないと思うのは差別ではないのか。「なんで黒人のドクターが良い暮らしをし、白人の自分が黒人のように貧しい境遇にいるのか」と感じるのは差別ではないのか。そういう感情と、露骨に黒人を排斥する白人とは同じなのじゃないのか。とか。

「自分はあんな人たちとは違う」という感情そのものが「差別」なんだと感じました。そんな中で、怒りに任せて暴力的になるトニーに、ドクターが「どんな状況でも品性を保つことのできる方が勝利するんだ」というようなことを言ったのがとても印象的でした。心に留めたい言葉です。

旅の途中でトニーが愛妻に書く手紙をドクターが「切り張りした脅迫状みたいだ」と、上手に手を入れてロマンティックな文章に換え、それを妻がうっとり読むシーンが可愛かったです 私もほしいなあんなお手紙というか、やくざまがいのトニーが奥さんにまめにお手紙書いてるだけで微笑ましいですそして、手直し入ってるのを知っててもやっぱり嬉しい妻もいいわ~ ラストの妻のシーン、とてもハートフルです

アメリカでは、クリスマス映画だったそうで、日本でもその時期に合わせて公開すればもっと良かったのにね。

時間が前後しますが、今日は我が家にとってちょっとうれしい日だったので、白金のいわゆるプラチナ通りのテンダーハウスでランチしました。うっかり前菜を撮り忘れましたが、私はメインをお魚に。

  デザートは紅茶のムース こちらもさっぱりしておいしい

帰り道には、おしゃれなプラチナ通りにはめずらしく木造の古いお蕎麦屋さんがあり、わらび餅も販売中。

 つい買っちゃいましたが、わらび餅1000円はちょっとプラチナ価格すぎ

目黒駅に向かって歩くと、自然教育園そばの白金台どんぐり児童遊園には早咲きの桜が綺麗に咲いていました。河津桜か寒緋桜のようです。もう、春ですね~

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ミュージカルレビューKAKAI歌会2019@三越劇場1階16列上手

2019-03-10 21:12:53 | 観劇/コンサート

構成・演出 原田優一

音楽監督 YUKA

振付 中村陽子

出演
泉見洋平 出雲 綾 今井清隆 田村良太
畠中 洋 原田 薫 原田優一 愛加あゆ 宮島朋宏


今井さんの歌を生で聴きたいなあと思い、歌会へ。聞くところによれば、ミュージカルナンバー70曲とか

一体どうやってと、わくわくしながら三越劇場へ。

幕が開くと、なんと戦隊風お衣装の皆さんが!宇宙戦艦ヤマトにウルトラマンにセーラームーンに仮面ライダー

その後は桃太郎のお話に合わせたミュージカルということで、畠中さんと出雲さん登場。おじいさんは山へ シバかれにおばあさんは川へ洗髪に鬼のようなおばあさんは「冷静に~冷酷に~」ゾ・・ゾフィ様か

。。。といった調子で、オペラ座の怪人からエリザベートからモーツァルト!からマイフェアレディから・・・と、次から次へとミュージカルナンバーが 原田くん10年ぶりのバリケードのアンジョルラスも!

そして、原田薫さんてどこかで見たことが。。と思ったら、グレートコメットでナターシャの伯母さんだった人でした!この方、安室奈美恵さんの振付もされるとのことで、ダンスのキレが半端なく、歌声も力強くて素敵でした。

桃太郎なんで、鬼が出てくるんですけど、大鬼が今井さん。子鬼がマリウス経験者の田村良太くん。今井さんはトート閣下風の金髪ロングヘアで、子鬼相手の「闇が広がる」おお!あの今井さんの声で闇広か。。と、期待したのですが、何しろ2人とも扮装が面白すぎて向かい合って歌うところで笑ってしまい。。。そこがんばれ!堪能とまではいかず、ちょいと残念。今井さんはこの流れでモーツァルト!のコロレド大司教閣下の「神よ!何故許される」も、鬼スタイルで客席降りしてました 宝塚娘役出身の愛加あゆさんも、とてもキュート 原田薫さんと双子のピーチちゃん娘役トップだったのにとても謙虚な感じで好感度高い。顔ちっちゃい!細い!

休憩をはさんで2部は童謡メドレーですが、これがただの童謡ではなく、原田薫さんが男役な以外は全員が女装というものすごいレビュー 畠中さんと今井さんはヒゲのままキャピキャピ女装大会。。。いや、このときばかりは後方端席でよかったと思いましたが、ものすごい姿でもなんでも、歌唱力は半端なく高い皆さんなので、そこは大丈夫でした(って、なにが。。。)

最後はジキル&ハイド、ミスサイゴン、エリザベート、レ・ミゼラブル、この4作品中の大ナンバーをそれぞれが熱唱。出雲 綾さんの「あんなひとが」畠中さんの「時が来た」泉見洋平さんの「ホワイ・ゴッド・ホワイ」、原田薫さんの「映画のように」、愛加さんの「私だけに」、宮島朋宏さんの「最後のダンス」、原田優一さんの「Stars」、田村良太さんの「カフェ・ソング」そして待ってました!今井清隆さんの「彼を帰して」もう、本当に涙きてよかった~得した気持ちでいっぱいになりました

カーテンコールのご挨拶で、今井さんたら「僕はこの4つの作品、全部出てるんですけどね、もうお払い箱で。。。」と発言原田優一さんがあわてて「卒業でしょうお払い箱じゃないでしょ」と訂正

「そうでした。卒業しました」と、今井さん。でも、とっても素敵な歌声健在なんだから、また出てほしいです 私の中のジャンバルジャンは、やっぱり今井さんの慈愛に満ちたパパ・バルジャンだから

あ、ジャベールの「ごみ始末しろ!仕事に戻れ!」も、歴代ジャベールの中で一番怖かったと記憶しております。城田君主演のPIPINにはご出演ですね。早く観たい!

劇場を出るお客さんも、「幸せな気持ちになったよね~ 」と、口々におっしゃっていました。17日までですが、まだお席もあるようなので、お時間のある方はおすすめです!

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ボヘミアン ラプソディ@T-JOY

2019-03-02 21:52:44 | 映画/DVD

監督ブライアン・シンガー
製作グレアム・キング ジム・ビーチ


キャスト
ラミ・マレック:フレディ・マーキュリー
ルーシー・ボーイントン:メアリー・オースティン
グウィリム・リー:ブライアン・メイ
ベン・ハーディ:ロジャー・テイラー
ジョセフ・マッゼロ:ジョン・ディーコン


素晴らしかった!必見ですよ!と、昨年のうちから20代~70代と幅広い知り合いの皆さまからさんざん薦められていたこのボヘミアン・ラプソディですが、変則的な愛についてはやや苦手意識があってなかなか映画館に足が向きませんでした。・・・が、しかし。アカデミー賞授賞式でのラミ・マレック氏の謙虚なスピーチが素晴らしかったことに背中を押され、おやじバンドでへ〇ギタリストな夫をそそのかして朝っぱらから映画館へ。(近くのシアターは既に深夜枠のみに。。)

フレディ・マーキュリーがインド系の移民なこともはじめて知りました。差別の中で「パキ野郎」と罵られても自分の才能を信じ、粘り強くのし上がって行く姿に打たれます。そして、愛する人や、仲間たちや、栄光を自分の手で掴み取って行きながらも、深い孤独や絶望を抱え、それでも前を向く姿には本当に感動しました。HIVに感染し、絶望の中て病院を出る途中で、偶然なのかそうではないのか、(たぶん)HIV患者と思われる男性に歌いかけられ、答える姿が印象的でしたそしてI decide who I amという一言。この言葉が彼の全てを言い尽くしていると感じました。重い言葉です。ライブ・エイドで歌う姿には、鳥肌が立ちました。

よく知るナンバーがどんな風に作られていったのかも、とても興味深かったです。一度は仲間から離れてソロ活動をしたものの、妥協を許さず自分を批判したり高めあったりする仲間の大事さを思い知り、再び戻ってくる姿もとてもリアル。でも、それを許して迎える仲間たちも素敵でした。ブライアン・メイ氏は60歳近くになってから学び直して天文物理学の博士号をとったとか。やはり只者ではないですね。

びっくりしたのはエンドロールで流れたキャストの中に「ジョセフ・マッゼロ」と「マイク・マイヤーズ」という名前を見つけたこと。え?!どどどこ?と思ったら、ジョセフくんは地味に登場していたベースのジョン。マイヤーズ氏はEMIレコードの社長レイ・フォスターでした。

ジョセフ・マッゼロくんは、あの「ジュラシック・パーク」の子役ちゃん。私は、ジュラシック・・・よりも、ちょっと後の「サイモン・バーチ」という、少し障害のある男の子を描いた映画で、サイモンの親友役だった姿が焼きついています。キアヌ・リーヴスの子ども時代ってあんなじゃなかったのかなあというほどの繊細な美少年でした「マイ・フレンド・フォーエバー」にもご出演でした。マイク・マイヤーズ氏は、あのコメディ「オースティン・パワーズ」のメガネ君ちょっと同一人物とは思えませんでした。マイヤーズ氏は、実は結構知られたクイーンファンらしいです

いや、昨日からクイーンの曲がぐるぐる頭の中で鳴り続けてます明日はwowwowなどでもクイーン特集が組まれているので、しっかり見ちゃいます

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