中川晃教コンサート東京文化会館2023＠小ホールQ列上手

今年も行ってきました！アッキー㏌東京文化会館

セットリスト(間違ってたらごめんなさい)

＊Alfie～バート・バカラック
＊銀河鉄道999
＊Just call my name
＊My song
＊Back together now
＊Beggin
＊Brand
＊Spain
＊We are(新曲)
＊力になりたい？(即興)
＊善も悪もピースフル革命
＊Save our soul(マイクなし生歌)
～アンコール～
　相対性理論

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このコンサートは特別！とご本人が言っているだけあって、本当にスペシャルなコンサートで、今回も心の底から揺さぶられてきました

一曲目はアッキー自らピアノで弾き語り。ここで💛持っていかれたと思ったら、2曲目はピアノを園田亮さんに代わり、渾身の銀河鉄道999

亡くなった松本零士先生、きっと聴いていたよねこんなに悲しく、こんなにせつなく美しい銀河鉄道999、聴いたことがありません少年の希望を乗せて銀河を行く999をこんな風に歌うことができるなんて本当にこれはアッキーから松本先生へのレクイエムなんだと感じ、涙が止まりませんでした。周りの皆様もおそらくは同じ気持ちだったと思います。会場全体がアッキーの歌声だけで白い光に包まれたような不思議な瞬間でした。こんなシンガー、他にはいません。

ピアノの園田さんと不思議な((笑))会話でつなぎながら歌いあげるどの曲も本当に素晴らしく、アッキーの全身がまるで楽器のようでした。アッキーこそミュージックマイクを外してこの会場に響き渡ったSave our soulも、本当に素敵でした。

途中で席を離れて(トイレ？)戻ったお客さんに「おかえりなさい」って舞台の上から声かけちゃうお茶目なアッキーにも、ほっこりしました。

また来年も来たいなあ。

 

 

 

先生からの手紙

数年前に同窓会のお手伝いをさせていただいたのをきっかけに、中学時代の国語の先生と文通をさせていただいています。もうかなりのお歳ですが、お手紙を出すとすぐにお返事をくださり、いつも励まされます。そんな先生からお返事が来なくなり心配していました。年賀状のお返事代わりの寒中見舞いが届くと、なんとしばらくご病気で入院されていたということでした。

コロナ禍でお見舞いに伺うことも叶わず、お見舞いと近況のお手紙を出しました。近況を知らせる中に、私の今後の仕事内容について少し触れました。すると先生からお返事があり、たくさんのアドバイスや心構えがめんめんと書かれていました。とてもありがたく懐かしく、先生はいくつになっても先生なんだなあと、しばし中学生に戻った気持ちになりました。先生、本当にありがとうございます。頑張ります。

私も、いくつになってもこんなふうに人を励ましてあげられるようになりたいと心から思います。

案外楽しいジム通い

秋に徒歩5分のところにフィットネスジムができました。

以前にもジム通いをしたことはあれど、遠かったのでだんだん億劫になり、ついに行かなくなって幾年月。。

が、しかし。まさかの至近にジムができ、個人的にも時間ができたこともあって、早速申し込んだのが昨年秋口。

どーせまたすぐ飽きるよ〜という家人のつぶやきとは裏腹に、体を動かすのが楽しい！会費を払えばスタジオプログラムもマシンもプールも使いたい放題というのもいい。

。。。ってことで、ヨガにボディメンテナンスにランニングにアクアビクスにアクアウォークに筋トレと、通い始めはイノシシ並みに体をうごかしまくってました。

それをまた黙っていられず人に自慢しまくるので、あきれた友人たちからは、あんまりやりすぎると逆効果だからほどほどにしなさい！と怒られました

で、半年たった今では摂生しながら厳選プログラムを立て、ほどほどにを胸に言い聞かせながら体を鍛えております。

なんとなく身体も締まってきました。体脂肪が減って筋肉率が上がるのを体組成計で確認し、ひとりほくそえむ朝のなんと楽しいこと

不思議と筋肉痛も疲労感もなし。やっぱり向いてるのかしら

なーんていいながらまたプログラムチョイスにウキウキなおばちゃんなのでした体を整えるって大事。心も整っていく感じがします。

でもホントに体がかたいので、柔軟性抜群の猫がうらやましい。

博士の愛した数式@東京芸術劇場シアターイーストＦ列上手

原作：小川洋子『博士の愛した数式』（新潮文庫刊）
脚本・演出：加藤拓也
音楽：谷川正憲（UNCHAIN）

出演

串田和美　安藤聖　井上小百合　近藤隼　草光純太　増子倭文江　／　演奏：谷川正憲（UNCHAIN）

あらすじ

［ぼくの記憶は80分しかもたない］博士の背広の袖には、そう書かれた古びたメモが留められていた──。
主人公である「私」は、ある初老の男性「博士」の元へ家政婦として派遣される。「博士」とは、交通事故の後遺症で記憶が80分しかもたない元大学教師の数学博士。彼の「私」への第一声は、「君の靴のサイズはいくつかね？」だった。数字で物を語る博士に、初めは戸惑う「私」だが、やがて安らぎを見出していく。

ある日、「私」に10歳の息子がいることを知った「博士」は、一人で留守番している息子を、学校が終わったら「博士」の家に向かわせるようにと「私」に告げる。「博士」は、息子の頭がルート記号のように平らだったことから、息子を「ルート」と名付けた。
こうして、「博士」と「私」、そして、「ルート」との、やさしく、穏やかな生活が始まった。

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寺尾聰さんが博士、深津絵里さんが家政婦で映画化された作品で胸をうたれ、原作を読んだものでした。記憶が80分しか保たない博士と家政婦親子の切ない交流に、今回も自然に涙が。。。

今回の博士は串田和美さん。串田さんの演出も演技も大好きです。なんともふわりとした優しい博士。そして安藤聖さんの家政婦も、深津さんに負けないナチュラルさ、芯の強さとしなやかさを持ち合わせていることを感じました。

息子のルートは井上小百合さん。可愛らしいルートで好感がもてましたが、なんで子役じゃなかったんだろなあ。。ここはリアル男の子で良かったのでは？

舞台は全て博士の住む離れで展開し、狂言回しの感じで男性が語りを入れてお話を進めます。静かで優しい時間。博士の記憶が80分しかもたないことを前提とした切ない会話が続きます。一本のギターとハミングがこの透明感のある舞台にぴったりだと思いました。

やがて時は残酷に過ぎ、博士に許された時間は少しずつ短くなっていきます。そのことを直に感じ、立ちすくむルートの姿に涙が止まりませんでした。でも、博士との時間の中で数学の美しさに興味を持ち、数学教師となるルート。博士、嬉しかったよね。

もう一度、原作を読み返してみたいと思います。

 

 

笑の大学@PARCO劇場Ｅ列下手

［作・演出］三谷幸喜 ［出演］内野聖陽 / 瀬戸康史

［あらすじ］

日本が戦争へと突き進んでいた昭和15年。国民の戦意高揚の妨げになると様々な娯楽が取り締まりの対象となっていたこの時代、演劇もまた台本の段階で厳しい検閲を受けていた。警視庁の取調室では新作喜劇をめぐり、男たちが熱い火花を散らす。一度も笑ったことがない厳格な検閲官・向坂睦夫と相対するは、「笑い」に命をかける劇団座付作家・椿一。向坂は台本から「笑い」を排除しようと椿に無理難題を突きつける。椿は上演の許可をもらうためにその要求を聞き入れながらも、なんとか「笑い」を残そうと苦悩する。

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三谷作品で徳川家康、トキューサこと北条時房をそれぞれ演じた内野さん、瀬戸くんの２人芝居となれば行っちゃいます。やはり。

この作品はラジオドラマや舞台、映画で公開されていますが、私が観たのは映画版の役所広司さんと稲垣吾郎さんバージョンだったかと。

いやしかし、面白かった〜開演前のアナウンスもお聴き逃しなく

内野さんがコメディっぽい演技をするのはほんとに珍しいですが、真田丸で家康やったときには三方ヶ原の戦いでちょっとだけオモシロ内野さんをみたような。三谷さんもそこからこの作品へのオファーに繋げたと、パンフレットにありました。

パンフレット1500円、読み応えあります！

ストーリーそのものは単純なれど、瀬戸くんがしなやか！ほんと楽しい！能天気そうな風体でも本当は案外つらい思いもし、未来も明るいとはいえない劇作家を本当に軽やかに演じて好感度あがりまくりです。

瀬戸くん本当にきれいで小顔。とある場面で女性の台詞を言いますが、とっても素敵なんですよこれが。

対する内野さんはマジごっつい。

ごっつさにますます磨きがかかっているのに、ところどころ可愛いそして面白い。瀬戸くんと真正面で対峙する場面で、瀬戸くんのやわらかさと内野さんのごっつさが際立ってました

終盤は、柔らかい椿こと瀬戸くんが、本当はいろいろな葛藤を抱えながら脚本の修正作業をしていたことや、向坂こと内野さんが厳しい職務遂行のために自分の感情と闘っていたことなどが明らかになり、胸が熱くなりました。ただの喜劇じゃない笑の大学。三谷幸喜おそるべし。内野聖陽、瀬戸康史、おそるべし。

 

三遊亭白鳥独演会@かめありリリアホール10列センター

演目

豊志賀ちゃん　白鳥

お直し猫ちゃん　白鳥

今日は前座なし。両方とも１時間の長講だけど、面白すぎて前のめりになりそうでした。後ろの席の落語ツウっぽいお二人も、「すごい！おもしろすぎ！」と、うなっておられました。

遠いし、乗り換え間違いそうになってギリで駆け込みましたが、行ってよかった〜😄✨

可愛い猫ちゃん噺も聴けたし。