最終回から一日が経ちました。今夜が勘助様の御通夜というところでしょうか。昨夜、番組が終わって放心状態が解除されてすぐに書き込みをしたのですが、不思議なことにアップされずに再ログイン場面に切り替わってしまい、記事はみんな消えてしまいました。
・・・と、いうわけで再度の書き込みです。昨夜何を書いたのかはすっかり忘れてしまいましたが、今まで○十年、大河を見続けて、やはり最高の作品だったと感じたと書いたことだけは確かです。
「お屋形様を天下人に」という強い思いに突き動かされ、戦闘の中に突っ込む勘助。嵐のように降ってくる槍、刃、銃弾。最期、凄かったです。本当にリアルな死に様でした。
でも最期に目にしたものが「勝利の兆し」で、本当に救われた気がしました。喜びに満ちて旅立ったと信じたいです。、「お屋形様...我らの勝ちにござりまする...勝ち鬨を...」
力尽き、戦国のならいで斬首。野ざらしになった勘助の胴体を伝兵衛さんが、首級を太吉さんが決死の覚悟で信玄のもとへ連れ帰るという展開には感動しました。ここでも摩利支天が大きな役割を果たしましたね。縁というものの凄さを見せられた気がしました。すべては葛笠村から始まり、終わりを整えてくれたのも葛笠チームだったとは。泣かせます。笑顔であの世に行かれた勘助は、幸せだったのかもしれませんね。しかし、ここまで描いた大河って、初めてではないでしょうか。今川義元もそうでしたが、武将の首というのは、文字どおり首実験が終わったら意外にあっさり持って帰れたりしたんでしょうかねえ・・
まだボロ布を眼帯代わりにしていた若い時代からの軍師となるまでの映像が流れた時には、本当にこみあげてしまいました。人は死ぬ直前に、それまでの色々な思い出がフラッシュバックするといいますが、まさにそんな感じ。孤独で波乱万丈だったけれど、ひとつの事、ひとりの人間を心底信じて突き進む、まっすぐなぶっとい道だったんでしょうねえ。
勘助は、自分の中の花を見つけてくれたミツやんの元へ行ったのか、はたまた由布姫様の元へ行ったのか。。。私は、あの世で、生まれてこれなかった赤ちゃんとミツやん、勘助の3人が闘いのない、白い花の咲く丘で仲良く笑っているような気がしました。
篤姫の予告編が流れたけれど、だめです。まだそんな気になれません。しばらく起き上がれないかも。この一年間、つらつら書き綴ったつたない書き込みを読んでくださった皆様、ありがとうございました。「風林火山」のカテゴリはこれにて封印いたしますが、他のテーマはグダグダ続けて行きますので、引き続き鋭い温かいツッコミをよろしくお願いいたし候。