pippiのおもちゃ箱

舞台大好き、落語大好き、映画大好き、小説大好き、猫大好き!なpippiのつれづれ日記です。

ダーク・シャドウ

2012-05-25 21:33:19 | 映画/DVD

スタッフ

監督・製作:ティム・バートン

キャスト

 
ストーリーイギリスからアメリカに移り住んだお金持ちのコリンズ家に生まれたバーナバス(ジョニー・デップ)は、魔女アンジェリーク(エヴァ・グリーン)によってヴァンパイアにされてしまった上に、生きたまま埋められてしまう。その後、ふとしたことで彼は200年の眠りから目覚めるが、コリンズ家はすっかり落ちぶれていた。バーナバスは、コリンズ家再建を末裔(まつえい)と成し遂げるべく、自らの父の言葉である「唯一の財産は家族」を胸に行動を起こす。

ティム・バートンとジョニー・デップじゃあ観に行かなくっちゃ!と、ユナイテッドシネマへ。
予告編でもかなり期待感があったけれど、本当に楽しい!テイストとしては同じヴァンパイアネタ「ダンス・オブ・ヴァンパイア」の「モラルもルールもまっぴら!」という感じのはじけっぷりもありますが、主人公のバーナバスは結構家族思いだったりするのが面白いところです。
そして、(実は彼女が一番かわいいと思うんだけど)極悪魔女アンジェリークが破壊的に面白い!しかも超美しいあーんな美女があれだけ徹底的にはじけると、もう笑うしかないです予告編では一切触れられていない衝撃エピソードもありますよあれは本当にびつくりでした
結末は、「ダンス・オブ・ヴァンパイア」を彷彿とさせます。ロマン・ポランスキー監督の影響も絶対あると思いますね
むずかしいことは一切考えず、純粋に笑っちゃえる一作です。ジョニー・デップおそるべし。
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幸せの教室@ユナイテッド・シネマ

2012-05-13 13:56:51 | 映画/DVD

監督 トム・ハンクス
出演 トム・ハンクス ジュリア・ロバーツ ブライアン・クランストン セドリック・ジ・エンターテイナー タラジ・P・ヘンソン ググ・バサ=ロー ウィルマー・ヴァルデラマ

【あらすじ】

ラリー・クラウン(トム・ハンクス)はいままで勤めていたスーパーを解雇され、再就職先も見つからず、地元の大学に通うことに。初めての授業に胸躍るラリーと同じ教室に向かうのは、教えることへの情熱を失った美人教師・メルセデス・テイノー(ジュリア・ロバーツ)。人生への希望を失った2人の出会いがもたらすものとは…。


 

トム・ハンクスとジュリア・ロバーツ。この大御所2人が共演の静かな作品。。。というのに惹かれ、娘を誘ってレイト・ショーに行きました。最近の洋画の大作には少々食傷気味で、アメコミのヒーロー全員集合!の予告編にまたか・・・と思っていたら、いきなりシンプルなブルーの画面に変わり「to〇〇 長いこと待たせてごめん。結婚しよう from××」みたいなメッセージが映画館にお願いすると(15000円だそうです)最近はこうして個人→個人へのメッセージを流してくれるんですね思わずどのカップルと、見回してしまいましたよ。

さて、映画。原題は「ラリー・クラウン」で、内容も予想していたほど大学の教室メンバーに重きが置かれているわけではなく、主人公ふたりの「喪失と再生」ということがテーマだったように思います。

長年勤めて愛着もあった職場からの突然のリストラ、たぶんその前段にあった家庭の崩壊。家庭も職場も家そのものも失ったラリーと、働きもせずにアダルト・サイトばかり見ている自称作家の夫に失望、仕事である教職にも意欲が失せている女性教師テイノー。

絶望的な状況にあっても、なんとかそこを切り拓いて淡々と前に進んでいこうとするラリーが、とってもいいなあと思いました。だって、大卒でないというだけの理由(たぶんそこには経営悪化という本当の理由があったと思うけど)で真っ先に切られことの屈辱に耐えつつ、50を過ぎて短大の門をたたくって、すごいです。そこでテイノー先生と出会うわけですが、若い級友のタリアや日系の経済学の先生なども、とても魅力的。過去の自分に固執せず、古い物をすべて捨てて新しい世界に飛び込んで幸せをつかみ取る。大人になるとそんなことはなかなかできないのが実情だからこそ、胸を打つんでしょうね。若い人たちの感想を聞いてみたいです。娘は「なんか、とっても素敵だった。トム・ハンクスみたいな人と結婚する」と言ってましたが・・・

トム・ハンクス自身も同じ経験があったようですが、ラリーが通ったコニュニティー・カレッジというのは、基本的には2年制の短大で、社会人になっても時間とお金ができた時にいつでもクラスに戻ってこられるというシステムだそうです。聴講生のような感じでしょうか。

本当に学びたい、そこでスキルを身につけたいと思う社会人学生の方々のモチベーションは、若い学生の何倍もあるような気がします。

テイノー先生も、そんなラリーに惹かれていくわけですが、無気力な夫について同僚が言った言葉が結構ズシン。。。「結婚した男が本性を見せた時に女がどう決断するかよね」みたいな。男もまた女の本性見た時には・・・と、

ふと自分を振り返る母の日の午後でした

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宇宙兄弟@ユナイテッド・シネマ

2012-05-06 17:13:44 | 映画/DVD

〔出演〕

小栗 旬 岡田将生
麻生久美子 濱田 岳 新井浩文 井上芳雄 塩見三省
堤 真一


〔あらすじ〕

宇宙に魅了され、毎日宇宙のことばかり考え星空を追い続けていた兄弟がいた。天然パーマの兄・南波六太〈ナンバ・ムッタ〉とツンツンヘアの弟・南波日々人〈ナンバ・ヒビト〉は、幼いころ、月に向かうUFOを目撃し「2人で一緒に宇宙に行こう!」と約束を交わす。
それから19年後。弟・ヒビトは、約束通り宇宙飛行士となり、世界中の注目を集めながら間もなく月へ旅立とうとしていた。一方、兄・ムッタは上司に頭突きをし、勤めていた自動車会社をクビになり無職のムッタとなっていた…。そんなムッタのもとに、宇宙航空研究開発機構(JAXA)から宇宙飛行士選抜試験の書類選考通過を知らせる手紙が届く。それは、かつての約束をすっかり忘れていた兄に内緒でヒビトが応募したものだった。

ずっと約束を忘れていなかったヒビトの想いを受け、ムッタは一度は諦めていた夢に向かって再び走り出す。そして、ヒビトが宇宙へ飛び立つ日がやってきた。LIFT OFF(打ち上げ)するロケットを見送りながら、宇宙への想いをさらに強くしたムッタ。ライバルたちとの激しい競争の末、ムッタが最終試験まで辿り着いたとき、日本人初の月面歩行者となったヒビトの乗ったローバー(月面探査機)が月の上で消息を絶つ…。

地球と月。遠く離れた場所で同じ夢を描く兄弟。
絶望的な状況のなか、衝撃と感動の結末がふたりを待っていた。(東宝HP)





小栗旬も岡田将生も素敵なのですが、日々人くんの子供時代を演じる子役くんの可愛さが気になってましたそうしたら、その子役、中島凱斗くんはなんとSPで岡田准一くんの子供時代を演じたあの子だったんですね総理暗殺未遂事件で目の前で両親が殺害されるのを見てしまったあの怯えた上目使いの美しい印象的な少年。この作品では夢に向かってまっすぐに顔を上げ、目をキラキラさせる明るい少年役なので、同じ子だとは思いませんでした


原作は未読ですが、男の子の兄弟っていいなあ、と思いました。兄ちゃんは弟を思い、弟は兄ちゃんを慕い。兄ちゃんとの約束を守って宇宙まで行っちゃう。そして宇宙飛行士という最高のヒーローの座についてもなお、「ムッちゃんこないの?(宇宙に)」と言っちゃう軽さもいいなあわが夫もいい歳してお兄ちゃん(って、既におじいちゃん・・)には頭が上がんない感じ。特別な感情があるんですね。姉妹はまた別な感じだけどね


小栗くんとプリンス井上芳雄くん並んでののサービス・ショットもあります井上くんて、結構肩幅あったのね蜷川ハムレットではあまり一緒の場面がなかったノルウェー王子フォーティンブラスとオフィーリアの兄レアーティーズが、宇宙飛行士試験会場でがっちり握手したときにはなんかうるっと来ましたよ


日々人くんの打ち上げを見守った昔のロケット発射台でムッタくんと出会うおじいさんは、なんとアポロ11号が月面に降りたときに星条旗を立てたバズ・オルドリン氏ご本人だそうです。アームストロング船長の次に月面を踏んだ方で、トイ・ストーリーの宇宙飛行士人形バズ・ライトイヤーのモデルだそうです。さりげなく野口聡一さんもでてました


堤真一さんは、この兄弟を子供のころから見ていたJAXAの職員。出番は少ないものの、大事なポジションをさわやかに演じてうっとり・・・でした。今、シアターコクーンで演じているヤクザの兄貴とは180度の役ですね〜どっちも素敵


宇宙飛行士というのは、知的能力が優れているだけでなく人格的にも本当に素晴らしくなくてはなれないそうです。3次試験での過酷とも言える「閉鎖環境試験」終盤、みんなが宇宙について語りだすシーンは本当に素敵で、いくつになっても、他人に何を言われても、また現実に押しつぶされそうになっても夢を捨てないことの大切さを思いました。


・・・な〜んてうっとりしながらシアターを出たら雲行きがあやしくなり、雷がなってザーっと降ってきたかと思ったらいきなりの雹!茨城では竜巻ゴールデンウィークの締めくくりがこれですか


まあ、気を取り直して明日からお仕事がんばります

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テルマエ・ロマエそして強羅温泉

2012-05-02 18:40:10 | 映画/DVD

【キャスト】 阿部寛  上戸彩 北村一輝 市村正親 キムラ緑子 笹野高史ほか

【あらすじ】

古代ローマ帝国の浴場設計師ルシウスが現代日本にタイムスリップし、日本の風呂文化を学んでいく姿を描くコメディドラマ。生真面目な性格で古き良きローマの風呂文化を重んじる浴場設計師のルシウスは、ふとしたきっかけで現代日本にタイムスリップ。そこで出会った漫画家志望の女性・山崎真実ら「平たい顔族(=日本人)」の洗練された風呂文化に衝撃を受ける。古代ローマに戻りそのアイデアを用いた斬新な浴場作りで話題となったルシウスは、時の皇帝ハドリアヌスからも絶大な信頼を寄せられるようになるのだが……。


テルマエ・・・って?と思ったら、浴場のことだそうです。つまりテルマエ・ロマエは「ローマのお風呂場」でいいんでしょうか?ヤマザキマリさん原作のコミックスは読んでいませんでしたが、書店にお風呂の手桶に原作コミックスを入れたディスプレイがあったりして盛り上がってる感じがしていました。ゴールデン・ウィークも手伝ってると思いますが、会場は満席。

とにかく阿部寛さんが最高!これもタイムスリップものですけど、ずっと昔のNHK金曜時代劇「天晴夜十郎」でも、たしかすっぽんぽんでターミネイターのようにタイムスリップしてきたような・・・文字で書くといやらしいですけど、とにかく締まった体の美しいこと大真面目で日本の銭湯の素晴らしさに感動する古代ローマ人ルシウスがぴったりはまって、この役はもう阿部寛さん以外には考えられませんね。北村一輝さん市村正親さん宍戸開さんのローマ人チームも濃いお顔で違和感なかったです。市村さんの皇帝ハドリアヌスの立居振舞貫録はさすが舞台派。まるでル・テアトル銀座あたりでお芝居観ている気分でしたよ。真骨頂というところですね。のだめと同じ監督のようで、ローマ人たちがみんな日本語しゃべってるのもなんだか最初は??でしたが、日本にタイムスリップした時はラテン語(?)でちゃんと分けてるんでしたね。

笹野さんをはじめとする平たい顔族=日本人チームのおじいちゃんたちや温泉旅館の古おかみ、キムラ緑子さんの力の抜けっぷりも阿部ルシウスの大真面目さかげんとの対比が本当におもしろかったです。水回り関係を一気にひきうけていた漫画家役の彩ちゃんも可愛かったし。ローマンドレスもお似合いでした。綺麗になりましたね

ルシウスはいつも大真面目。タイムスリップした銭湯の様子にいちいち感動して、それをローマに帰って再現するところがまた面白い!ジャグジーとかシャンプーハットとかウォシュレットとか。風呂上りのフルーツ牛乳までも。それから、日本人おじいいちゃんチームの知恵も素晴らしいなんか、。ゆーっくりお風呂に入りたくなる映画でした。そういえば、天晴夜十郎も半村良氏の作品でしたが、同じ半村作品の「およね平吉時穴道行」という作品もかなりフツーの場所からタイムスリップする話だったなあ・・・阿部寛さんて、タイムスリップがよく似合いいます。先日の「シンベリン」のブリテン人ポステュマスも違和感なかったし、いろんな意味で枠にはまらない???役者さんかも。

そんな思いを持って(って、どんな思いよ・・・)夫の両親と箱根強羅の温泉に行ってきました。お宿は報道基金ごうら山荘
保養所ながらお部屋も広く、ホテル並みの良い宿でした

 

メニューはこのほかあつあつの天婦羅や陶板焼きのお肉などもおいしかったです露天風呂の底からルシウスが出てきたらどうしようと、ドッキドキ大雨だったので、温泉にどっぷりつかってふやけてきました

 

 

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「リプリー」そして「太陽がいっぱい」@DVD

2012-04-29 15:01:35 | 映画/DVD

なぜ、今ごろこの作品2つを借りてみたかというと、最近韓流にどっぷりはまっている長女が、韓流ドラマ「ミス・リプリー」が滅茶苦茶おもしろい!と、リビングのTVを独占していたからなのです。この「ミス・リプリー」チャン・ミリという少女が日本で韓国人の母に捨てられ、父は亡くなり、悲惨な少女時代を送った挙句、働いていた博多の風俗店のようなところを逃げ出して韓国へ渡り、東大卒と学歴詐称してぐんぐんのし上がっていくという話ですが、正直突っ込みどころ満載な作品。でも、JYJのユチョンくんが出ていたり、主役チャン・ミリさんがとっても美しいのでまあいいか・・的な感じ。殺人が起きてないのもいいです。

・・・・が、「リプリー」って?という娘たちの???には答えなくちゃね。そこでまず借りてきたのが1999年作品「リプリー」。マット・デイモンとジュード・ロウ、グィネス・パウトロウにケイト・ブランシェットと、実力派ぞろりの作品。特にジュード・ロウの美しいこと!最近はワトソン博士@シャーロック・ホームズなど、渋い役柄も多い彼ですが、金持ちで、傲慢で、移り気な若僧セレブがどんぴしゃりです。

知っている方も多いと思いますが、ざっくりあらすじを説明すれば、イタリアに行ったまま帰ってこない放蕩息子を心配した父グリーンリーフ氏が、トム・リプリーという貧しいピアノ調律師を息子の同窓生と間違え、息子の連れ戻しを依頼します。引き受けたトムは息子ディッキー・グリーンリーフに接触。太陽のような輝くばかりの金持ちボンボンに眩むような憧れと愛を感じます。ディッキーの趣味をなぞり、彼の好みに全てを合わせるトム。でも、次第にトムに飽きたディッキーは冷徹な突き放し方をし、更にトムの劣等感の一番深いところをグサっと突いてあざ笑う。逆上したトムはディッキーを殺し、彼になり替わる。ディッキー殺し隠ぺいのために更に罪を重ね、無限地獄に堕ちていくトム・・・・・

この映画、音楽も風景描写もものすごく美しく、賛否両論あったエンディングも私はすばらしいと思いました。たぶん、初めてありのままの自分を素直に愛してくれた人に、自分の素晴らしいところを語らせながら、その相手を・・・・絶望の底なしの深さが突き刺さるような終わり方で、私も娘たちもしばらく席を立てませんでした。

「『太陽がいっぱい』と終わり方違うね」という夫の言葉に、無性にそっちも観たくなり、さっそくレンタル。昔観たときは確かモノクロでしたが、なんとカラーになっていました。デジタル技術おそるべし。しかも、「リプリー」でマット・デイモンが着ていたシャツと、こちらでアラン・ドロンが着ていたシャツの色が同じ!すごいです。アラン・ドロンが若い!そしてめちゃくちゃ美しい

ルネ・クレマン監督のこのあまりにも有名な作品は「リプリー」と同じ原作(パトリシア・ハイミス)ではありますが、主人公の出身地や名前が少し違っていました。(ディッキーではなくフィリップ)そして、金持ちボンボンでも、ジュード・ロウほど無垢な残虐さ(次女は、「まるで映画『悪人』の時の岡田将生みたい・・と言ってました)は見せず、あっけなく殺された時にはちょっと同情したくなる感じも。アラン・ドロンの美しさが恐ろしさに拍車をかけているように思えました。。そして、トム・リプリーが全てを手に入れ、人生で最高の喜びにひたっているときにあの有名なメロディーに乗せてふいに訪れる衝撃のラスト・・・・

こちらも、何度もみていたにもかかわらず。やっぱり観終わったあと、しばらく席をたてませんでした。。

1999年の「リプリー」では、あの金色の巻き毛の、吸い込まれるような瞳がキラキラ美しいジュード・ロウが何故にアラン・ドロンの役ではなかったのか話題になった記憶がありますが、ジュード・ロウはまさに金持ちディッキー・グリーンリーフにぴったり。そしてまた1960年の「太陽がいっぱい」のアラン・ドロンは貧しいトム・リプリーにぴったり。かといってこの2人がこの作品で共演したら、どっちも美しすぎて全然説得力なかったことでしょうね。。

つまり、何が言いたいかというと、この2つの作品は同じ原作でもまったく違う印象の映画になっているということです。「リプリー」のマット・デイモンとジュード・ロウは月と太陽。月が太陽になろうとして真っ黒に燃え尽きる話。「太陽がいっぱい」も基本はそうなのですが、トムは本当は自分が太陽になるべき人間だと確信して行動したように私には思えるのです。ぞくっとするような美しい男が緻密に冷静に事を進める恐ろしさと、成し遂げたと思った瞬間の恍惚とした安堵の笑顔、ふりそそぐ太陽・・・

全然関係ないかもしれませんけど、いたんだよね〜ディッキー・グリーンリーフ@ジュード・ロウさんみたいな人たち。大学時代(地方から出てきた人たちに多かったけど)バイトもせず、学生なのに大きなマンションに住み、ブランド品で身を固め、お金は使いたい放題で自分の車で通学しているような人。コンパの時に「あら、ヨットにお財布忘れてきちゃった。カードならあるけど。」と、パパのカードを出したりする人。公立小中高で育った私は、どんなに背伸びしても絶対かなわない世界の人っているんだなあと思いました。(今でもそれは思うけど。)

そんな話をしていたら、女子大に通っていた次女も「いたいた〜そういう人バイトしてないのにいっつもお金いっぱいもってた」と相槌。平民ほとんど大学出身の長女だけが、「いなかったな〜みんなボンビーだったよ。」と笑ってました。いいのよ、苦労を知ってる方が幸せつかめるんだからね。

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アーティスト@ユナイテッドシネマ

2012-04-08 19:53:17 | 映画/DVD

【監督】 ミシェル・アザナヴィシウス
【出演】 ジャン・デュジャルダン、ベレニス・ベジョ、ジョン・グッドマン、ジェームズ・クロムウェル、ペネロープ・アン・ミラー、ミッシー・パイル、ベス・グラント、ジョエル・マーレイ、マルコム・マクダウェル、エド・ローター、ケン・ダビティアン

【あらすじ】
1927年のハリウッド。サイレント映画の大スター、ジョージ・ヴァレンティンは、ふとしたハプニングで女優志願のペピー・ミラーと出会う。やがてジョージは、オーディションを受けにやってきたペピーと再会。その日を境にペピーはエキストラから少しずつ上位の役をものにする。1929年、トーキー映画が登場。しかしサイレントにこだわったジョージは、自ら監督・主演した映画が失敗し、失意のどん底に。一方、ペピーは大スターになっても、ジョージを思う気持ちは変わらなかった。


 

ネタバレあり

本年度アカデミー賞作品賞、監督賞、主演男優賞受賞という「アーティスト」さっそく観てきました。

サイレントで白黒・・・という以外はなんの予備知識もなく出かけましたが、本当に素敵な映画でした。まず、この時代の映画館にびっくり。銀河劇場のようなボックスシートあり、さらに音楽は生オケ。観客はタキシードにドレスの紳士淑女カーテンコールまでありました

この時代のスターというのはきっと今でいう以上の大スターだったのでしょうね。主演・ジョージ・ヴァレンティンはルドルフ・ヴァレンティノがモデルなのかも。いかにも往年のハリウッド・スターという趣です。トーキー(字幕ではtalkingとなってました)への波に乗らずサイレントにこだわり次第に凋落していく彼と、彼のちょっとしたアイディアでトーキーの女優の道を駆け上がったペピーの愛の物語なのですが、ジョージの夢で初めて出てくる(音)への恐怖がものすごく効果的。というか、この段階まで音楽以外の「音」がない状態で展開するので、ジョージの怖れが自分のことのように感じてしまうのです。うまいなあ。。。

そして、特筆すべきは愛犬のアギーめっちゃ可愛い!そしておりこう!

 

The Artist - Breakfast Table [HD]

 

駆け出し女優のころのペピーが、憧れのジョージの控室で壁にかかった彼の上着にもたれ、内側から袖をとおして自分を抱きしめるシーンがとても素敵ちょっとやってみたいです。

「時計仕掛けのオレンジ」で怪演のマルコム・マグダウェル氏が渋い執事役でご出演です。この方と運転手ジェームズ・クロムウェル氏以外は見慣れない俳優さんばかりでしたが、端役のご婦人までいい味わいを出しています。サイレント部分もしっかり台詞があり、(肝心な部分以外は字幕なし)何をしゃべっているのか想像する楽しみもあります。CGや3Dの技巧を凝らした作品とは対極で、観客の想像力を必要とするという点では舞台に近いような気がしました。サイレントはオーバー・アクションでないと通じないという部分も舞台と似ているかも。トーキー支持派には、このサイレントのオーバーアクションが古臭いという意見が多かったようです。リピート割引もあるようで、また行ってみようかな。ちなみに、アカデミー賞授賞式でのジャン・デュジャルダン(ジョージ・ヴァレンティン)。映画では戦前の人にしかみえないのに、式では完全に現代の人に見えました。ほんのちょっとヘアスタイルが違うだけなのに80年をひとっ飛びしてしまう・・・俳優ってすごいです。

次回上映の予告編にも面白そうな作品がいっぱい。ティム・バートン&ジョニーデップの「ダーク・シャドウ」ウディ・アレン「ミッドナイト・イン・パリ」ジョージ・クルーニーの「ファミリー・ツリー」も観たいな。もちろん「宇宙兄弟」もね。今年はやはり映画と落語でうまるかも。

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プレステージ/DVD

2012-04-01 21:40:21 | 映画/DVD

監督:クリストファー・ノーラン
原作:クリストファー・プリースト
監修:デヴィッド・カッパーフィールド  
出演:ヒュー・ジャックマン、クリスチャン・ベール、マイケル・ケイン、スカーレット・ヨハンソン、
    デヴィッド・ボウイ 

【あらすじ】
物語の舞台は19世紀末のロンドン。若き奇術師アンジャー(ヒュー・ジャックマン)とボーデン(クリスチャン・ベール)は、奇術師ミルトンの元で修行をしていた。しかしある日、アンジャーの妻で助手のジュリア(パイパー・ペラーボ)が水中脱出に失敗して死亡。事故の原因はボーデンの結んだロープが外れなかったことだった。これを機にアンジャーは復讐の鬼へと変貌し、妻が亡くなったことが原因で二人は敵対するようになる。次第に二人の競争は過激になり、流血の争いを繰り返すことになる。
 やがて、名声を手にしたボーデンは、サラ(レベッカ・ホール )と結婚し幸せな日々を送る。そしてついに、新しいマジック「瞬間移動」を披露するのだった・・・。


 

 

マジックには3つの段階がある。「種も仕掛けもありません」と確認させること、物を消してみせたりする展開部が第2段階。そして消えた物が最後に戻ってくる、その最後の驚きを「偉業」(プレステージ)と呼ぶ。

・・・・いやあ、久しぶりにうなった映画でした。2007年6月公開ということですが、まったくノーマークでした。今日はシャーロックホームズを観に行こうかと思いましたが時間が合わず、DVDを借りに行き、ロバート・ダウニーJr.の関連作をあたっていたら、この作品が私を呼びました(ロバート・ダウニーJr.じゃなくてヒュー・ジャックマンですけど)つくづくこういう顔が好みだと・・・

それはおいといて、自慢じゃありませんが、私はマジックの仕掛けというものがまったくわかっていないため、簡単なトランプのマジックさえ???です。

だから、この映画でちょっとはタネがわかるかと思いましたが、映画自体に仕掛けられた巧妙なトリックにまんまとはめられてしまいました。最初に出てくる、「鳥が布の中から一瞬にして消え、次に再びマジシャンの手の上に現れる簡単なマジック」の背筋の凍る恐ろしい仕掛け。これは私ダメでした。あんなことするの〜?手品師って・・・・ですが、これが映画全体の大きな伏線。マジシャン同士の熾烈な戦い、科学者テスラ(実在)とエジソンの潰し合い。これも伏線。妻を真剣に愛している日と無関心な日がある夫の態度。これも伏線。

テスラの開発したおそるべき装置によって起こる現象がマジシャンの暴走を導き、悲劇に向けて突っ走る、そのスリリングなことといったら!どんでんがえしに次ぐどんでん返しでクラクラしそうでした。

この映画の監修をしているデヴィッド・カッパーフィールドもかなり大がかりな瞬間移動とかやっていたけれど、もしかしてあれもこういう仕掛け?なのかも。

でも、昔から思ってたけど、マジックって「やっぱりなんとなく不気味でこわい。美女の胴切り・・とかね。

クリストファー・ノーランの作品て、メメントもそうでしたがとてもスタイリッシュで身震いするほどドキドキします。そして、助手のスカーレット・ヨハンソン。ためいきが出そうな美しさでした

考えてみたら今日はエイプリル・フールでしたね。どんぴしゃりなセレクトでした。

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宇宙兄弟に注目!

2012-03-29 21:23:12 | 映画/DVD

G.W.封切りの映画「宇宙兄弟」。小栗旬くんが石立鉄男さんみたいなアフロヘアにヒゲ?!岡田将生くんと兄弟?!と思ってなんとなく気になっていたら、堤真一さんもご出演とのこと。さっそく「宇宙兄弟」公式HPをのぞいたら、なんとプリンス井上芳雄くんがリーゼントにうっすらヒゲでご出演兄弟の子役ちゃんたちもなんだかとってもかわいいこりゃあ楽しみです!

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マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙

2012-03-20 22:53:10 | 映画/DVD

いや・・・・・メリル・ストリープさん渾身の演技にただただ驚き、そのあまりの切なさに涙がとまりませんでした。もう、サッチャー元首相にしか見えなかったです。

サッチャー元首相と言えばもう、ひたすら強さを前面に出した文字通りの「鉄の女」として知られ、フォークランド紛争の際の一歩も引かない強い姿勢がとても印象的。

そんなサッチャー氏が認知症と戦っているという事実を知った時には本当に驚きました。

ここからネタバレ

 

 


 

映画では、既に亡くなった夫の姿を常に間近に見て、というか、もう幻となった夫デニス氏があたかも一緒に生活しているかのように過ごす認知症のサッチャー氏の過去、現在、そして明日が交錯するような構成になっています。

すごい。まっすぐに自分の信じる道を進む潔さに感動しました。しかも、11年余もそのポジションで舵とりをしてきたということにもびっくりです。直球勝負の首相は当然のように反感も買い、非難もされ、首相を降りる頃には側近いびりと言われたりいろいろあったようですが、あれだけ複雑で多様な問題を抱えている中で国民全体が快く受け入れるような政策をとるなどというのは至難の技と言わざるを得ないんでしょうね。政治家って大変だなあ・・・・とつくづく思いました。

ステキだなあ・・・と思ったのは、若き日の最初の選挙で落選した後、デニス氏からプロポーズされた場面。自分は毎日お皿を洗ったり、家事をきちんとこなすことより、自分の信念に従って突き進むことしかできないと言う彼女を、そんな君が好きだとすっぽり包んでくれる彼。もう、この場面だけで涙がとまりませんでした。この夫がいたからこそ、サッチャー氏は頑張れたんではないかと。

サッチャー氏は若く、意欲に満ち、自分の信念のままに突き進む頃には明るいブルー、次第に苦悩を抱えるに従いその色は濃くなり、ブラウンに変わり、引退の時には真紅の衣装になっていました。

最後にようやくデニス氏の遺品を整理する気持ちが整い、去りゆく夫の幻を見送る姿に本当に切なくなりました。誰にも等しく「老い」はやってくる・・・・という現実を痛いほど感じました。サッチャーおそるべし。メリル・ストリープおそるべし。。。。

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にごりえ

2012-02-10 22:11:47 | 映画/DVD

今日は少し風邪っぽかったので、大事をとってお休みしました。インフルエンザ大流行ですが、今回は違ったようです。

なんとなくテレビを観ていた(まさにこの猫みたいなスタイルで)ら、BSで白黒映画「にごりえ」をやっていました。私が生まれる前の映画ですが文学座、新世映画社の共同製作で、文学座の杉村春子さん、長岡輝子さん、中村伸郎さん、芥川比呂志さん、丹阿弥谷津子さん、などすごいメンバー。淡島千景さんなどはまるで沢✖えりかさんかと思うような若さと可愛らしさ。久我美子さんにお金を借りに来るくりくり坊主の子どもは河原崎健三さん?でした。

樋口一葉の小説のオムニバス映画ですが、50年以上前なのに結構男性がかっこいいいのにびっくりでした。山村聡さんなどは私がリアルタイムでみていたドラマでは重厚な資産家とか重役で葉巻が似合いそうな感じのおじいさんでしたが、長身で若くて知的中谷昇さんなどはもろに好みのタイプでした。中谷さんは私の大学のご近所にお住まいで、学内のカフェテリアでお茶している姿を何度かお見かけしました。この映画にご出演の方はほとんど亡くなっているんだなあと思うと、ちょっと不思議な気がしました。

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ALWAYS三丁目の夕日'64

2012-01-22 16:20:07 | 映画/DVD

久しぶりに夫と映画。「三丁目の夕日」は、私はもっちろん堤さん目当て。夫はレトロ野郎ゆえの「東京オリンピック」「エレキ」に刺激されて映画館に行く気になったようです。

理由はともあれ、こういう映画はやはりひとりよりふたり・・・ですな。堤真一・薬師丸ひろ子のような夫婦にはなれそうもありませんが。。。

封切り前にはテレビで開会式の朝、大空に五輪を描くブルーインパルスのドキュメンタリーのような番組がありました。

あれは私も幼なごころにものすごいインパクトがあり、近所のひとたちと一緒に空を見上げた覚えがあります。遠いあの日、練馬の空と杉並の空をそれぞれに見上げていた私たちが、今日並んで一緒にこの映画を見て感慨にふけるこの不思議を、ちょっと大事にしたくなったりして終演後は久しぶりに仲良く飲茶を楽しんできました。

おっと、話がとんでしまいましたが、今回のメインは、なんといっても六ちゃんの結婚。おしゃれして彼を素知らぬ顔で待ち伏せしたり、偶然を装って彼女の勤め先へ行ったり、胸キュンでした。そして、親代わりの鈴木夫妻の「娘を送り出す親の気持ち」にもキュン!堤父さんの潤んだ瞳に引きずり込まれそうでした。さらに、アクマこと三浦友和さんのしみじみとしたコメントにも胸が熱くなりました。

茶川さんのエピソードも深かったですが、ヒロミさんのご出産に絞ってもよかったかも。。。

この作品、「北の国から」同様、出演者が固定されているために、子役ちゃんたちの成長にも本当にびっくりさせられます。一平くんがエレキ小僧に!絶妙な間で真剣シーンに茶々いれて堤とうちゃんからポカン!とやられるところも健在。この子、大好き。茶川家の淳之介くんも大きくなって。。。。

鈴木オートの新入社員に注目株の染谷将太くんをいれたあたり、このシリーズはまだまだ続く感じがしました。山崎監督、万博までは長すぎるからもう一作は間に入るかも。。と言っていたとかいないとか。昭和生まれには懐かしすぎるエピソード満載なだけあって、「男はつらいよ」なみのシリーズ化なるかな

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ステキな金縛り

2011-11-06 21:22:27 | 映画/DVD

【あらすじ】

エミ(深津絵里)は失敗続きで後がない三流弁護士。彼女が新しく担当になったのは、とある殺人事件。被告人は無実を主張。完璧なアリバイがあるという。なんと事件当夜、旅館の一室で金縛りにあっていたというのだ。無実を証明できるのは一晩中彼の上にのしかかっていた落ち武者の幽霊だけ。エミはその幽霊、六兵衛(西田敏行)に会い、彼を証人として法廷に召喚する。しかしこの六兵衛の姿は、すべての人に見えるわけではなかった。しかもエミの前には、一切の超常現象を信じない敏腕カタブツ検事、小佐野(中井貴一)が立ちはだかり……。人生のどん詰まりに立たされたダメダメ弁護士と、421年前に無念の死を遂げた落ち武者の間に生まれた奇妙な友情。果たして彼らは、真実を導き出す事ができるのか……?


いや〜面白かったです!そして泣けました。ダメダメでもとにかく一生懸命な三流弁護士の深津さんと、無念の死をとげた落ち武者の西田敏行さんのコンビがものすごくキュートでした。そして、タクシー運転手の生瀬さん、先輩弁護士の阿部寛さんと犯人の相手役の山本耕史さん、あちらの世界の公安の小日向さんが超怪演!・・・というか、チョイ役の人たちまでがものすごい豪華さで、しかもみんながみんな楽しそうで、見ているだけで本当に楽しくなりました。

泣き所もツボです。検事の中井貴一さんが死に目に会えなかった愛犬と再会するシーンでは、号泣しそうになりました。あれは、動物を飼っている人には切ないエピソードです。。

そして最後に自信を得て、もう亡霊の姿が見えなくなったエミさんが亡き父とある方法で会話するシーンは、もう涙なくしては見られず、お隣の席の女性は声をあげて泣いていらっしゃいました。私も、天国の父とあんなふうに話してみたいです。

「幽霊が見える法廷画家」・・・誰かと思ったら、山本亘さんでした。学さん、圭さんはまだよくテレビで拝見しますが、亘さんはものすごく久しぶり。そういえば「マジックアワー」では柳沢真一さんという往年のスターがでていたなあ・・三谷さんはそういう方を見出してぴったりな配役をするところが非凡だなあと思います。

幽霊が見えるのは、最近ついていない人、死を身近に感じた人、シナモンが好きな人・・・私も見えるかなあ。

「自信をもつんだ。君に足りないのは自信だけだ。自分を信じないで誰が君を信じるんだ。」という言葉が印象的でした。

同じキャストで5日夜にやっていたテレビドラマ「ステキな隠し撮り」では、生瀬さんが名言を。

「結果ではないんだ。大事なのは役に立とうとする心だ。君に足りないのは経験だけだ。続けるんだ!最高のコンシェルジュになってみろ!」

・・・・・しかし、スイートルームでのコンシェルジュの姿を盗撮してた人が言うか。。。

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猿の惑星:創世記

2011-10-08 18:02:44 | 映画/DVD

衝撃のラストが今でも忘れられない第一作「猿の惑星」が1968年というから、この作品まで実に43年を経ているわけです。

今回は予告編でチンパンジーのシーザーの深い瞳に魅入られて前売り券を購入して封切りを待ちました。

その期待にこたえて余りある作品でした。たぶん、何作目だったかで未来のホワイトハウス前のリンカーンの彫像が猿になっていたのは、この偉大なチンパンジー、シーザーがモデルだったと思われます。

ストーリーはアルツハイマーになった父のために特効薬を開発する研究者の息子が、実験動物の遺児である子猿をひきとって育てるところから始まります。子猿と家族の蜜月。アルツの父はまだ未発表の新薬によって症状が劇的に改善し、息子には恋人もでき、幸せな日々が。しかし、やがて思いもよらない悲劇が起き、猿はとんでもない動物隔離施設へ収容されます。

そこで繰り広げられる虐待、群れからの制裁、深い孤独と絶望・・・・このあたりは、CGとも思えないようなすばらしい猿の演技に泣かされます。アンディー・サーキスという俳優がシーザーの演技を担当し、CGに加工しているらしいのですが、これが本当に素晴らしいです。

そんな様子が→こちらに。 すごいです。特に目の演技。いえ、淋しい肩や後ろ姿の演技さえもすばしい。

優しい主人に大事に育てられたシーザーが孤独の淵に立たされた絶望感。隔離施設で主人と別れる時の表情には思わずもらい泣きでした。そして、やがて自我に目覚め、自由を渇望するシーザーは、「自分の世界」を確立していきます。とびぬけた知能で猿たちをまとめあげ、リーダーに。施設の管理者を買収して彼を連れ戻しにきた主人を苦渋の思いで拒否します。自ら扉を閉ざし、溢れる感情を押し殺す姿にまた涙。あなたは本当に猿ですかこのシーザーがやがて人類と猿の立場を逆転させていく破壊的な力を発揮し猿にとっての新世界の創造主となるのですね。最初に草原で豊かに暮らしているチンパンジーを密猟して実験台にしたのは人間。悪いのは人間じゃん。コーネリアス博士の子猿時代もちょこっとありましたね。この辺、「猿惑」のコアなファンにはたまりません。

ゴールデン・ブリッジで展開される猿と人間たちとの死闘でも、馬を操る猿、槍を手にして集団で人間に襲いかかる姿など、今までのシリーズを彷彿とさせるシーン満載。さらにゴリラの決死の空中シーンには泣かされましたそして最後のシーンは恐ろしい予感に満ちて背筋が寒く。。。。

キーワードは”NOです。ぜひもう一度大きなスクリーンでみたい。多分、私にとっては今年度No.1の一作だと思います。

動物好きには切ないシーンがいっぱい。帰宅してすぐにチャメを抱きしめたことは言うまでもありません。

『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』 予告編

 

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映画「日輪の遺産」

2011-09-20 17:55:55 | 映画/DVD

あらすじ

終戦間近の昭和20年8月10日。帝国陸軍の真柴少佐(堺雅人)は、阿南陸軍大臣ら軍トップに呼集され、ある重大な密命を帯びる。山下将軍が奪取した900億円(現在の貨幣価値で約200兆円)ものマッカーサーの財宝を、秘密裡に陸軍工場へ移送し隠匿せよ―。その財宝は、敗戦を悟った阿南らが祖国復興を託した軍資金であった。真柴は、小泉中尉(福士誠治)、望月曹長(中村獅童)と共に極秘任務を遂行。勤労動員として20名の少女達が呼集される。御国のため、それとは知らず財宝隠しに加担するが、任務の終わりが見えた頃、上層部は彼女らに非情きわまる命令を下す。果たして少女達の運命は。そして財宝の行方は……。


10年ほど前に体を壊して通院していた時、待ち時間があまりに長いので厚い文庫本ばかり選んで読んでいた時期がありました。この作品はそんな時に読んだ一冊でした。映画化になるということでもう一度読もうと思ったら見つからず、Book offで半額GET.

映画は封切りして3週間たっているせいか、小さい会場で1日1回だけの上演になっていました。もう秋なのにまだ夏休みを取りきっていない私。この連休狭間の3日間を休ませてもらい、ひんしゅく買いつつ長いお休みを有効に使わせてもらってゆったり鑑賞。

映画は原作とはちょっと設定が違いますが、コアとなるマッカーサーの財宝をめぐる軍上層部の思惑と陰謀、少女たちの純粋でまっすぐな思いが呼ぶ悲劇、その死に大きな責任を感じた二人の若い将校の命がけの行動というストーリーはしっかりと描かれています。現代人には想像もつかないような少女たちの決意に、客席からもすすり泣きが聞こえてきました。(観客はパラパラしかいませんでしたが・・・)

真柴少佐の堺雅人さんはもちろん、小泉中尉を演じる福士誠治さんがものすごくいいです。味噌屋の若旦那で朝ドラに出ていた時とは雲泥の差。良い役者さんになりましたね〜少女の中でひとり生き延びる級長さんは、ちびまるこちゃん実写版に出ていた子。しっかりしたお嬢さんになって・・・・また、教師役のユースケ・サンタマリアさんが素晴らしかったです。少女たちが非業の死をとげた後、「僕は彼女たちを引率しなければなりませんから・・・」と濠に入っていく姿に泣かされました。

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ツリー・オブ・ライフ

2011-08-13 20:58:45 | 映画/DVD

ブラッド・ピットとショーン・ペンの父子もの・・・・というくらいの予備知識しかなく、王様のブランチでLiLiCoさんが「今までみたこともない映像」と激賛していたのを聞き、「ブラピが息子のが良くない?」などとひとりごちながらさっそく映画館へ。

脚本・監督のテレンス・マリックという方の作品ははじめてですが、寡作ながら天才とまで言われるかなりの高評価。この作品もカンヌでパルムドールを受けています。

ストーリーは、3人の息子を持つ厳格な父・ブラッド・ピットと長男ショーン・ペンの少年時代の確執と葛藤を中心に描かれますが、長男の内面世界なのか、家族の人生を描いたイメージなのか、本当に環境映画を見ているような壮大なイメージ映像がこれでもかこれでもかと出てきます。オープニング場面は、今から思えば子宮から出てくる胎児が最初にみる風景?クローズ場面は人生を終えた人が目を閉じる前にみた最後の風景?と思えないこともありません。宇宙、細胞分裂、海中の地震〜津波を思わせるような映像もあり、ドキリとさせられました。

「エデンの東」などもそうですが、アメリカ映画には父と息子の確執を描いたものが多いですね。この映画では次男の早世なども主人公のトラウマとして描かれています。息子を厳しくしつけ、導こうとする父に反感を持ち、めちゃくちゃな行動をとる長男。父に「自分だって同じことをやっているくせに子どもには怒る」と暴言を吐き、ぶっとばされた自分をかばってくれた母に「父に見下げられているくせに」と毒づく。うわ修羅場・・・でも、ありそうな風景。そんな過去のイメージの中を泳ぎながら、荒涼とした風景の中に立つ「どこでもドア」のようなドアをくぐるショーン・ペンが出会うのは、フラットな光景の中で再会を喜び合う故人たち・・・・・

この不思議な感覚の映画、どこかで観たような・・・・と思ったらそのイメージの飛び方、哲学的、宗教的とも言える観念の世界は、あの「2001年宇宙の旅」と重なります。やや難解ではありますが、不思議に癒される感じを持ちました。・・・・最初の30分は「やっぱり『忍たま』にしとけばよかったかな」と思いましたが。

ブラッド・ピットが素晴らしいです。「ベンジャミン・バトン」以上に表情だけで年代や心の状態を演じ分けて秀逸。この方は、美貌だけでなく完全に演技派になってきましたね。目が離せません。若い日の「ジョー・ブラックによろしく」の美しい姿も、DVDでもう一度観てみようと思います。。。って、やっぱりミーハー卒業できまへん。。。。

話は180度変わりますが、いよいよオペラ座の怪人が汐留に帰ってきますね!キャストが気になります。わくわく

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