pippiのおもちゃ箱

舞台大好き、落語大好き、映画大好き、小説大好き、猫大好き!なpippiのつれづれ日記です。

ふたごバナナ!?

2008-02-29 23:27:41 | 雑感

不思議なバナナ発見!なんと、2本がくっついています。○○年生きてきて、初めて見ました。

こういうのを見ると、シャムの双生児、ベトちゃんドクちゃんなどを思い出してしまい、娘たちには「絶対食べちゃダメ。」とかいって興奮している私ですが、夫や娘たちは、「それって、みかんの房が、こう、ふたつくっついてるのと同じじゃん?と、意外とクール。


皮をむいてみると、ちゃんと分かれた2本のバナナが仲良く並んでいました。なんとなくホッとしたのは何故かな~

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ありのまま

2008-02-27 22:16:36 | 

いつも毛づくろいに余念がなく、きれい好きのチャメですが、このところの強風でテラスにたまった砂泥の上でゴロンゴロンしたため、白い部分がきなこもち状態になってしまいました。

なんかほこりっぽいので、久しぶりにシャンプー。

首輪をはずしたチャメは、なんだかすっぽんぽんな感じ。首輪ひとつでずいぶん印象が違うんだなー・・・

シャンプーのおかげで、フワフワでいいにおい。べっぴんさんになりました。

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ESCOLTA@題名のない音楽会21

2008-02-24 19:14:20 | 私の好きなもの

昨日は突然の砂嵐、今日も各地で電車がストップ・・・

じっとしている他ないような日曜の朝。題名のない音楽会21で、ESCOLTAの歌声にノックアウトされました。「愛の流星群」のCDは以前うさぎさんから聴かせていただいて感動しましたが、本日ビジュアル付きお初ESCOLTAに触れ、釘付けになりました。


「日本オペラ界の重鎮 池田直樹氏の監修のもと、約5ヶ月の歳月をかけて何度もオーディションを重ね、歌唱力だけでなく、多くの人々を魅了する4人のヴォーカリストが選ばれた。」というESCOLTA。クラシック界からテノール田代万里生さん、バリトン吉武大地さん、ミュージカル界からレ・ミゼのマリウスも演じた山崎育三郎さん、ポップス界から結城安浩さんが参加。

特にテノール、田代万里生さん。井上芳雄君と同じ藝術大学音楽学部声楽科卒業とあって、すごい声の伸び。深み。そして、CDのジャケット写真を数倍上回る美しいお姿。心臓わしづかみ!この方がミュージカルに入ってきたらすごいなあ・・・うっかり石丸さんがフランツ・ヨーゼフで田代さんがルドルフの「エリザベート」を想像しました。でも、彼はオペラの道に進むのかな・・父上様もオペラ歌手なんですね。

山崎君のファントム"music of the night"も、とても良く、大阪でやっている四季の「怪人」に行きたくなってしまいました。やっぱりアンドリュー・ロイド・ウェーバーの「怪人」が一番好きです。


な~んて浸っているうちに、今日がルドルフのナビザ先行だったということに気づかされ、速攻東宝サイトへアクセス。お昼過ぎていたにもかかわらず、前方サブセンターあっさりGETでした。昨日の「かもめ」は大変だったのに、ちょっと拍子抜けでした。

今年の目標「静観」はどうした・・・・

 

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リトルプリンス@東京芸術劇場1階S列下手

2008-02-22 23:29:31 | 観劇/コンサート

東京芸術劇場ミュージカル月間の3本目。「リトルプリンス」

星の王子様ですね。

はじめて音楽座のミュージカルを鑑賞しました。入り口で舞台写真満載の立派なプログラムをいただき、お得な感じ。

舞台美術は朝倉摂さん、音楽は山口也さんと超一流。特に舞台美術は素晴らしかったです。簡単な階段状の骨組みと布が、効果的な照明で砂漠の変化を表現し、シンプルなのに想像力をかきたてられました。

王子様も飛行士も伸びのある歌声で惹きつけられました。一番印象的だったのは砂嵐に翻弄される黄色い花。砂嵐の中で身を守ろうと必死で耐え、やがて力尽きて渦の中に巻き込まれるその表現に圧倒されました。

一緒に観ていた姉は、「星の王子様は、子どもの頃読んだ時にはよくわからなかったけれど、今は心にしみるわ~」とのたまっておりました。隣に座った親子の娘(幼児?)の方はすぐに飽きて足をバタバタさせたり「いつ終わるの?」としきりにママに話しかけてうるさいったら。。。


・・・・で、思いました。この話は小学生3年生あたりの時期に読んで「これってどういうことを言いたいんだろう。」と思わせておいて、人生経験を幾重にも積んで大人になってから再読またはこういった舞台で観て「ああ、そういう意味だったんだ~」と気づかせ、読者の頭の中で完結させるというのが作者の意図ではないかと。

まあ、根気のいることではありますが、意味がわからなくてもなんとなく本棚においておきたい印象的な一冊であることは確かです。サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」にも、同じような思いをもっています。


ストーリーでは、やはり「本当のことは目にはみえないんだ」という狐の言葉にまた感動。そして、初めて会った友だちとの距離のとり方、距離の詰め方がツボでした。最後は満天の星空の下にいる気分

踊りも素敵だったなあ・・音楽がシンセでなくて生オケだったらもっと良かったかな、などと思いました。終演後はキャストの皆様がロビーでお見送り。観客とワイワイおしゃべりも楽しんでいました。

okepi管理人さんの「リトルプリンス」ゲネプロレポートがありましたので、ご紹介させていただきます。→ここをクリック

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メタボな冬・・・

2008-02-20 23:57:05 | 雑感

最近、通勤手段を自転車からバスに切り替えたせいか、はたまた孤食な夜が多いせいなのか、気がついたら体重および体脂肪がえらいことになっていました。このままでは大台にのるのも時間の問題・・・・

かつて(こんなに観劇にハマる前)はせっせとスポーツジムに通い、一時はマルチナ・ヒンギスと同じ体脂肪だったこともあったのに・・・腹、割れてた時期もあったのに・・・今や、娘にまで「お母さん、マジやばいよ、そのおなか。ありえない。」とまで言われてしまいました。

本当にやばい。やばいと言いつつ、今夜も夫が出張みやげに買ってきた金のシャチホコ最中なんか食べてしまった私。だんだん自分に甘くなってきているせいですね。絞らなきゃ・・・

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母べえ

2008-02-18 21:38:26 | 映画/DVD

戦前戦後を強く優しく辛抱強く生きた母の物語。山田洋次監督作品でしかも主役が吉永小百合さんときては、泣くほかありませんね。

しかし「母べえ」こと佳代さん。(この名前は芯の強い人、多いよね~カヨちゃん。)どこまでも夫を信じ、子どもを守り、決して声高に怒りを表さず、しかも媚びもせず、静かに涙を流す。フラフラになっても耐える。・・・・凄い。これぞ母の中の母。それでいて美しいし。。。

暗い時代の中、治安維持法違反で理不尽に投獄された夫をじっと待ち続ける姿に圧倒されました。佳代さんを密かに慕い、家族を支える父の教え子、山ちゃんも良かったです。本当のプラトニック・ラブというのはこういうのを言うんですね。山ちゃん浅野忠信さんなかなかキュートで、吉永さんにお得意のスイミングで助けられる場面がツボでした。

しかし、同じような髪型に同じような○メガネで、予告を見たときは山ちゃん・浅野さんが父べえなのかと思いました。

「母」のイメージって、こうなんですよね。こうあるべきなんですよね。うちの母も私が小さい時はこんな態度で私たちに接してくれたなあ・・今の私は一応母なれど、なまけものだし、わがまま、傲慢、すぐにキレるし、母べえの足元にいるアリの、そのまた足元にさえ及ばないでしょう。。残念。


30代くらいの層に大受けという噂のこの作品ですが、客席には母べえ父べえというよりは、爺べえ、婆べえの姿が多かったです。そういう私も婆べえか。。。

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ウェディング・シンガー@日生劇場1階D列センター

2008-02-16 14:43:51 | 観劇/コンサート

プリンス井上芳雄君と上原多香子ちゃんのウェディング・シンガー。久々のど真ん中席で堪能してきました。

今回はオケピが上の方にあるのでXA~XC列が設けられていましたが、これだけアンサンブルがにぎやかな舞台だと、むしろ5列目以降のお席のほうが見やすいかもしれないと思いました。

作品は・・・もう、本当に文句なく楽しかったです。ストーリーは、偶然出会った二人が偶然を重ね、偶然の愛を芽生えさせ、本当の愛び発展させるという、いかにもアメリカ的なお気楽な展開ですが、演じている人たちが本当に楽しんでいる様子がわかって、「観た人がHAPPYになれるミュージカル」といううたい文句どおりでした。井上君はロックもいけちゃいますね。心配した多香子ちゃんの演技は「ペテン師と詐欺師」初演の奥菜恵さんを彷彿とさせ、硬さを感じましたが、井上君との相性がよく、本当に可愛らしいカップルに見えました。「てるてる家族」でスター役をやった時もあんな感じだったので、天然かも・・・


やはり、うまいなーと思ったのは樹里咲穂さん。スタイル抜群だしダンスのキレも素晴らしかったです。この作品に関してはあまり情報を入れていなかった上に宝塚出身の方はほとんど知らないので、幕間にキャストを見直して初めて樹里咲穂さんとわかったくらいです。ごめんなさい。・・・でも、お隣に座ったおじさま二人組はもっと知らなかったらしく、初風さんを「あのおばあさんうまいな、見た事ないけど新人なのかな」とか、井上君を「あの男の子は歌がうまいな。日生劇場に出られて親は喜んでるだろうなあ・・」などとおっしゃっていました。そりゃ、喜んでるだろうけど。。。


新納くん、綜馬さんもはじけてました。新納くん、美しい!ボーイ・ジョージを意識した造りでしたが、細くて足が長い上にお化粧映えがして、うっとりでした。大澄賢也さんの踊りにもうっとりでした。もう昔のことなのにまだルミ子さんとの顛末を引きずっていろいろ言われるようですが、才能は素晴らしいと思います。もっといろいろな作品でみたいなあ・・ジキル&ハイドのストライドなんかぴったりでは?なんて思いました。

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タン・ビエットの唄@東京芸術劇場1階J列上手

2008-02-12 23:59:43 | 観劇/コンサート

浦井君は戸井勝海さん、安寿ミラさん、宮川浩さんにお花。

TSミュージカルファンデーションの舞台を見てきました。ミス・サイゴンがアメリカ目線のベトナム作品なら、こちらは台湾をルーツとする謝珠栄さんのアジア目線のベトナム作品ですね。

吉野圭吾さん、駒田一さん、戸井勝海さん、宮川浩さんといったレ・ミゼラブル役者に安寿ミラさん、土居裕子さんという素敵なメンバーで、歌も踊りも素晴らしかったです。今回目が釘付けになったのは、畠中洋さん。音楽座出身の俳優さんですが、伸びのある歌声に、確かな演技でした。地味で小柄な佇まいながら、圭吾さんや戸井さんの間にあっても、少しも引けをとらない存在感でした。

圭吾さんは華やかなアンジョルラスでもヘルベルトでも月夜野蛍でもない、過酷な運命に翻弄された暗い運命のベトコンを体中で表現していました。いつかChat noirさんもおっしゃったように、圭吾さんは演技者として、いろんなキャラを作れる人なんだなと、しみじみ思いました。

そして、土居裕子さんがいい。あの小さな体で劇場いっぱいを支配してしまう歌声、信じる強さを誰よりも確かに演じて、身長では安寿ミラさんよりずっとお小さいのに、ものすごいオーラを出していらっしゃいました。駒田さんは、出番は少ないものの、駒田さんらし~い心優しい役柄。大事な人を亡くす場面では、両頬にまるで星飛雄馬のようなぶっとい涙の川ができていました。


や~・・TSいいわー・・AKUROの時は2階後方という超ナンチャッテな席で見切れが多く、あまり堪能できなかったのですが、踊りのキレがものすごくいいし、歌える方がそろってる!最近は買い控えしているプログラム、終演後にやっぱり買ってしまいました。


客席には、香寿たつきさん、愛華みれさん、ソニンさん、笠井アナウンサー、ちょいと離れて音無さんちのお嬢さん村井麻友美さんとレミゼのアンサンブルとおぼしき面々、ひとめで宝塚とわかる金髪ショート・ヘアの一団などがいらっしゃいました。香寿さん、きれいだったあ・・周りの方ともとびきりの笑顔で歓談されていて、高感度抜群でした。


チケットとれたらもう一度いってみたい舞台でした。

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こまつ座第84回公演「人間合格」@紀伊国屋サザンシアター5列センター

2008-02-11 19:27:20 | 観劇/コンサート

佐藤浩市さんからの個性的な・・これはアロエ?なんだろう。



今回は、井上ひさしさんがこだわり続ける太宰治の評伝劇。


「人間失格」は、中学生の夏休みに、あまりに面白くて一気読みした印象深い作品でした。大地主の家に生まれたのにちっとも幸福感を持たず、自堕落になっていく主人公。な~んか魅力的に感じたのは、私がダメ男好きというのに関係があるのかと思ったら、そうではなかったことがこの舞台を見てわかりました。


普通の人々はみんな、自分のことをだめなやつだと思いながら少しはましになろうと、のた打ち回っている。だから、自分のダメさ加減を率直に語り、そのダメさ加減と朝昼晩どんな戦いをしているかを包み隠さず報告してくれる人が貴重になる。苦しみながらも頑張っているひとがいるんだから自分も頑張らなくちゃと励まされるというわけですね。


もうひとつのツボは、「家庭円満、お汁粉万歳。」世の中の価値がひっくり返っても(この場合、終戦による価値の転換ね)何があっても、家族そろって仲良くおいしいお汁粉が食べられれば万々歳!ということね。


ほ~んと、井上ひさしさんの舞台は、行く度に「なるほど。」と、素直にうなずける言葉がたくさんあります。こまつ座初出演の岡本健一さんは、ドラマなどの印象ではあまり好きなタイプではありませんでしたが、ちょっとした表情が太宰によく似ていて、あんな感じだったんだろうなあ・・と思える場面がたくさんありました。

辻萬長さんは津島家の番頭として津軽と東京を行ったりきたりして太宰を支える役ですが、歌ったり踊ったりの大活躍。このこまつ座の看板俳優は、何をやっても本当に素晴らしいです。大好き。次回作は広島の被爆を扱った「父と暮らせば」です。絶対に行かなくては。


女性陣は馬渕英理可さんと田根楽子さんのふたりが、それぞれ7役をこなしますが、このお二人も本当にうまい!まったく違うタイプの役をきっちりとこなされていました。こういう質の高い舞台のあとは、本当に背筋が伸びる感じがします。

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潜水服は蝶の夢を見る

2008-02-10 22:13:38 | 映画/DVD

少し前から夫がいつになく興味を惹かれていたこの映画。

ELLEの編集長ジャン=ドミニック・ボービー氏(通称:ジャン・ドー)は突然脳出血で倒れ、ロックトイン・シンドロームと呼ばれる状態に陥ります。

精神は完全にクリアな状態なのに、完全に身体的機能を奪われる。恐ろしい。。。でも、彼は素晴らしい言語療法士、理学療法士、意欲的な編集者によって、なんと左目のまばたきだけでこの「潜水服は蝶の夢を見る」という作品を書き上げ、もとい、語りあげるわけです。

その方法たるや、気の遠くなるような作業。使用頻度の高いE・S・A・・・という文字を読み上げ、ジャン・ドーがまばたきした文字をひとつずつ拾って書きとめる。これを担ったのは言語療法士、編集者、別れた元妻、すべて女性でした。

寝たきりで表情も失い、植物状態になってもなお、意識は死んでいない。。なんと恐ろしいことでしょう。カメラはジャン・ドーの内側から世界を見つめているため、右目が使えなくなると画面右側がぼけ、会いに来た人物が視界をはずれると画面から消えるというように主観的映像に終始します。すごい。こんな映画ははじめてです。


夫は、「そういう状態は心の底から恐ろしいけれど、ELLEの編集長なんて最高に華やかな仕事を経験し、富もあり愛人もいて、郊外には(別れたとはいえ)妻と3人の子どもが待っていてくれてるし、植物人間になってもなお世界中で読まれるような作品を残したんだから、ある意味幸福なんじゃない?」というクールな感想。

私は意識が明瞭だからこそ、すごい苦しみだったと想像します。達観し、シニカルに世の中と自分を見つめてもなお、苦しみは尋常ではなかっただろうと思います。それにしても男というのはどこまでも自分勝手かも。身動きとれないジャン・ドーにかかってきた愛人からの電話に、付き添っていた元妻が彼の本音をまばたき翻訳で伝える場面は、本当に残酷極まりなかったな~・・


驚くべきは、発病から死までの期間が一年もないのに、その短い時間の中でこの本が作られていることです。いろいろラッキーな状況が重なったということなのでしょうが、これも神のなせる業でしょうか。監督は画家出身ということで、色彩がとても美しい作品でした。

近所のシネコンでは上映されていないので、久しぶりに新宿バルト9で鑑賞。帰りはふたりで追分だんごを食べました。フランス映画の後に団子っていうところが、馴れ合い夫婦の悲しいところかも。。まあ、よしとしましょう。

 

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L change the WorLd

2008-02-09 21:16:33 | 映画/DVD

昨夜のデス・ノートで静かな最期をとげたLの、死までの23日間の物語。そんな忙しい物語じゃなくて、夜神月と出会う前のエピソードでもよかったのでは?と思いましたが、これは、L Lawliet(本名はエル・ローライトと読むのだそうですが、ローリエットの方がいいなあ)が、ワタリ亡き後、たったひとりで事件に挑むという設定なんですね。


東南アジア小村での細菌兵器実験、怪しげな実験施設、環境保護団体を装った過激派に偏狂的女性細菌学者、バイオテロ・・・なんだか昔のゴジラとかモスラとか大魔神みたいな設定でしたが、松山ケンイチ君のエルは期待を裏切ることなくクールで素敵なキャラでした。


高嶋弟が過激派だったり、ナンちゃんがFBIの人だったり、お笑い路線か?と思えるキャスティング。工藤夕貴の女科学者は香港映画の悪役みたいでした。朝ドラ「ちりとてちん」で美少女A子ちゃんを演じている佐藤めぐみちゃん、めちゃくちゃ怖かったです。可愛いお人形さんみたいな子が、まるで悪人バージョンのターミネーターのようでした。


「白夜行」などでも怪演をみせていた福田麻由子ちゃんがとても重要な役どころですが、この子の眼チカラはすごいです。本当に楽しみな子役、というより立派な女優ですね。


私は原作を読んでいないのですが、どうもエルはワタリが関係している孤児院の出身のようですね。エルの後継者となりそうな予感の、孤児にして数学の天才であるBOYを「NEAR」と名づけてここに託し、去っていくエルの後ろ姿に泣けてしまいました。

松山くんは、年齢的にエルは卒業??というような噂もありますが、細いアゴのライン、繊細な佇まい、まだまだエルで観たいです。もちろん他の作品も、たくさんお願いしたいです。声もとても深いものがあり、いつか生の舞台でもみたい役者さんです。


そうそう!内野さんの「生存者アリ」の予告編が流れて、思わず「きゃーっ!!」と叫びそうになりました。予告編といっても、まだ「声」のみですけど。

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ファントム@青山劇場1階XD列センター

2008-02-08 01:19:05 | 観劇/コンサート


大沢たかおさんの初ミュージカル、ファントム。ルカス・ペルマンさん、角川さん、阿部よしつぐさんもご出演ということで、とても楽しみにしていました。以下、かなりネタばれですのでご注意を。

 

アンドリュー・ロイド・ウェーバー版が大好きでCDも各種聴きまくり、汐留通いもしてあのオーヴァーチュアの旋律が身に浸み込んでいるせいか、このファントムは正直ごめんなさいでした。主役の大沢さん、クリスティーヌの徳永さんがなあ・・ファントムがその声を聴いて一度で魅了されたというエピソードに、あの声や姿では説得力がないし、カルロッタはソウル・ミュージックの方ですが、オペラのディーバには見えない・・・

ファントムとクリスティーヌの歌のレッスンシーンは、ちょっと引いてしまいました。アンサンブルには、ライオンキングのムファサをされていた田村雄一さんもいて、すっごく伸びのある歌声を聞かせてくれましたがそれも一瞬。よしつぐさんもちょこっと歌いますがほんのちょびっと、ルカス君は本物の貴族のように美しいのに、歌は本当に少ないし、歌い上げる曲じゃなかったなー・・

それに、まずフィリップ・シャンドンとクリスティーヌの間に「愛」が全く感じられないというか。二人がお似合いじゃないのも原因かなあ。。と、いうわけでワタシ的には残念なファントムでした。開演前にキャストが客席を巡回して小芝居してるので、これから行かれる方はゆとりを持って劇場に入ると楽しいです。個人的にはおまわりさん姿の角川さんがうろうろしているのが嬉しかったです。それから、仮面売りの人は阿部よしつぐさんだったようにも思うのですが、プログラムにもなく、最後までわかりませんでした。これからいらっしゃる方、わかったら教えてね。

センターでも上手寄りだったので、上手通路から登場のルカス君がすぐ脇に立ち止まりました。小顔で、瞳が本当に美しく、釘付けになってしまいました。それから、最後のほうでファントムがちょっとしたサプライズ・アクションをするのですが、それがある意味むちゃくちゃ至近に感じ、お得感がありました。たぶんこれが、シャンデリア落下のかわりなんだなあ。いろんなものがパラパラと頭の上に・・


ファントムやクリスティーヌが歌い上げる曲はたくさんありましたが、印象に残ったのはアンサンブル全員による曲Phantom Fugue でした。ジキル&ハイドの「事件!事件!」のようなすごい迫力。

大沢さんの演技では、クリスティーヌに素顔を見せた後の苦痛の叫びが良かったですね。ここの展開は四季版とは違い、クリスティーヌにますます感情移入できなくなりました。「愛しているから顔を見せて」と熱く迫りながら、見せてくれたらドン引きして逃げるなんて人としてどうなの。


まあ、一回でいいかな。大阪からルカス君を追っかけてきたらしい女性グループは、彼の日本語の上達っぷりについて、幕間に熱く語っておられました。私は、「彼女」が「キャーのジョー」に聞こえたのがウケましたが、ルカスくん、頑張ってるなーと思います。でも、オーストリアの人が日本に来てパリが舞台のミュージカルを日本語でやるって、やっぱりまだ違和感との戦いかもね。

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妊娠させて!@東京芸術劇場2階C列下手

2008-02-05 23:48:09 | 観劇/コンサート

親友チェシャ猫さんとご一緒に東京芸術劇場へ。「妊娠させて!」というタイトル、このチケットを窓口で買う人は勇気がいったでしょうねえ。。。

チケットが3枚あったので、急遽次女も誘ったのですが、きわどい単語がとびかって、親としてはちょっと微妙・・・

不妊治療と体外受精がテーマのミュージカル。バルジャン今井清隆さんやマルシア、カラコス博士の福井貴一さん、エポニーヌのANZAさん、鈴木ほのかさん、西村直人さんなど、歌える役者さんがそろっているのに、なんでこのストーリーなんだろうと、ちょっと考えてしまいました。

ムッシュ今井の圧倒的な歌声、マルシアさんの満たされない想いを歌い上げる声も素敵なのですが、な~んかな・・・

やはり、このテーマをミュージカルにしたところがそもそも難ありという感じがします。かくいう私も大恋愛()の末に結婚したものの、なかなか子供ができなくてリプロダクション外来、つまり不妊外来に通ったことがあるのです。そこは、やはり子どもを作るためならムードもロマンもへったくれもない治療の世界。耐え切れずに通うのをやめて、冷え性の漢方薬を飲み始めたらポン!とできたんですねえ。。あれはいったいなんだったんだろ。あのまま排卵誘発剤とかを飲み続けていたら、この作品のマルシア姐さんのように5つ子ちゃんとかだったかも・・そういえば昔、山下家の5つ子ちゃんとかいたけれど、進学や受験なんかも同時で大変だったでしょうねえ。。もう結婚もされたのかなあ。

 
と、いうわけでその件について本当に悩んでいる人たちが見たら、きっと不愉快になっちゃう作品だったのではないかと思います。ミュージカルコメディーじゃなくて、ストレートプレイでまじめに取り組んだりしたほうが生きたかもしれませんね。なんか、茶化しただけで未消化のまま終わった感じです。キャストがいいだけにとても残念。

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鬼は~外! 外は~雪!

2008-02-03 20:28:38 | 

今日は節分。明日は立春というのに朝から雪。チャメも朝から外をながめていました。

ご近所の公園にはのら猫ちゃんや半のら猫ちゃんがたくさんいます。この雪の中、どこかの家の軒下やガレージで震えているんじゃないかなー・・・アナタ、こんなあったかい部屋でぬくぬくしてるなんて、めちゃくちゃ幸せなのよ~

ご近所さんたちで頑張って雪かきしたけれど、夜になってまたちょっとひどくなってきました。明日の朝、つるっと滑ってころんだりしないように、皆様もお気をつけあそばせ。


さて、本日の篤姫。「日本一の男の妻になりたい!」ときっぱり。
「母上にとって、父上は日本一の男ですか?」と聞く篤姫に、
「はい。父上は日本一の男でございます。」と答えちゃう母上って素敵だな~・・・
ジョン万次郎、勝地くんも登場。なんだかんだ言って結構見てます。大河。祐一郎様もいい味だしてます。

何としても日本一の男になろうと決意する瑛太くんもいいですね~

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デュエット

2008-02-02 21:51:26 | 観劇/コンサート

劇団四季を退団した保坂千寿さんが石井一孝さんとの二人芝居で東宝ミュージカルに登場!というニュースにびっくりでした。「異国の丘」で石丸さんの悲恋の相手、宋愛玲を演じていた姿が焼きついています。今日は数年前のお正月に録画した「異国~」のビデオを引っ張り出して鑑賞。

主役の石丸さんも保坂さんも、もうこのハマリ役を演じることはないんだなーと思うと、感慨ひとしおでした。

「デュエット」の保坂さんのお写真、少しお顔が変わったように思ったのは、四季を離れた決意の現われかな・・なんて思いました。石井カズさんと千寿さんのふたりミュージカル、きっと素敵でしょうね。ニール・サイモンだし、大人って感じ。またクリエに行く回数が増えそうです。


さて、石丸さんはどんな役でミュージカル界に戻ってくださるのでしょう。

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