pippiのおもちゃ箱

舞台大好き、落語大好き、映画大好き、小説大好き、猫大好き!なpippiのつれづれ日記です。

井上芳雄 by MYSELF SPECIAL"LIVE"@東京国際フォーラムホールA 1階31列センター

2018-11-30 19:24:16 | 観劇/コンサート

  

出演 井上芳雄
   The Voices of Japan
   坂本健児 濱田めぐみ 斉藤慎二(ジャングルポケット)

音楽監督/ピアノ 大貫祐一郎
構成 安倍康律

第1部 

Jumpin'"by MY SELF"

人生は夢だらけ
Waving Through a Window~ミュージカル『ディア・エヴァン・ハンセン』
瞳がほほえむから
雪の華
メドレー 蕾 [コブクロ]←半分? 奏 [スキマスイッチ]

愛しかないとき
わせねでや
幸せのピース

第2部 【ミュージカルバージョン】
最後のダンス~『エリザベート』
私が踊る時~『エリザベート』
ハクナ・マタタ~『ライオン・キング』
愛が溢れる~『ライオン・キング』

A Change in Me~『美女と野獣』

ひそかな夢~『ライオン・キング』
ナイツ・テイル-騎士物語-メドレー~『ナイツ・テイル』
ひとかけらの勇気~『スカーレット・ピンパーネル』
彼らの心は天国に~『ジーザス・クライスト=スーパースター』
対決~『レ・ミゼラブル』
Thank You For the Music~『マンマ・ミーア!』
君の瞳に恋してる~『ジャジーボーイズ』

アンコール:

Oh Happy Day~『天使にラブソングを2』
Sister Act 2~天使にラブソングを2』
幸せのピース


昨年は はずれにはずれ、今年10月のライブは仕事が抜けられず、涙をのんでおりましたが、やっと参加できました

いや~プリンス井上芳雄すごすぎ!10月のライブはどんどん押して3時間45分にと、いうことで皆さまに迷惑かけた上にお金も(笑)かかったんで今回は巻いていきます!と、言いつつ今度もまたロングロングバージョンに
でも、見ている方はほんとに楽しく充実の3時間50分でしたなんと言っても今回は濱めぐさんがゲスト一部のポップスも良かった~「雪の華」「わせねでや」は、風景が浮かんできました。2部ではトート閣下となって登場!やっほー!と思っていたら、濱田さん登場で、絶品の「私が踊る時」のプリンスとのデュエットですよもう、素晴らしすぎて泣きそうでしたそして、坂本シンバと濱田ナラの伝説のライオンキングデュエットこれには、井上くんも斉藤さんとともにぜひ客席から観たい!とのことで客席乱入ありましたいいな~SS席。。。

ジャングルポケットの斉藤さんとのバルジャン×ジャベール対決もすごかった!斉藤さん、なめてました私。パンじゃなくてパンツを盗んで。。とか、ファンテーヌじゃなくてパンティーヌとか、おふざけはあったものの、しっかりとした発声で、次回テナルディエあの斉藤さんじゃなくてこの斉藤さんどうかしら。。と、プリンスにも言われてたけど私も本気で思いました。

楽しいトークやコントも入りましたが、24曲、ほとんど歌い上げる曲ばかりなのに、まったく疲れも見せず音も外さず、1階客席ばかりか2階客席まで駆け上がっちゃうプリンスのサービス精神と体力には驚かされるばかりでした濱田めぐみさんも、「ほんと、すごい!天才だね!」とつぶやいてましたが、まさに同感。全国展開しているライブビューイング会場のお客さんにまで気を使うことを忘れないのもすごい!ライブビューイング会場は10時できっちりサヨナラでしたが、その後The Voices of Japanの方々と3曲!これも力いっぱい!最後までハイテンションなノリノリプリンスでした。終始大貫祐一郎さんのピアノが優しく流れ、5000人の会場なのに、ラジオのby MYSELFのテイスト そのままなのも嬉しい感じでした。

客席にいた田代万里生くんに猫耳と猫の手、シッポをもらったり、ご本人もCatsになった!とすごく楽しそう奥様、知念さんもセンターで見守ってました。お隣にいたのは息子ちゃんかも。

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ピアフ@シアタークリエ6列上手

2018-11-26 22:58:28 | 観劇/コンサート

  

作:パム・ジェムス
演出:栗山民也
出演:大竹しのぶ、梅沢昌代、彩輝なお、宮原浩暢、上遠野太洸、川久保拓司、大田翔、上原理生、
   駿河太郎、辻萬長、万里紗

【あらすじ】
エディット・ピアフ ―― 本名エディット・ガシオンは、パリの貧民街で生まれ、路上で歌って生を繋いでいた。
ある日、ナイトクラブのオーナーがエディットに声をかける。
「そのでかい声、どこで手に入れた」
「騒がしい通りで歌っても、歌をきいてもらうためよ!」
“ピアフ”--“小すずめ”の愛称がついたエディットはナイトクラブで歌い、店に集うセレブリティをたちまち虜にする。
華やかで順風満帆な人生にも見えたが、私生活では切実に愛を求めていた。
そして、男を愛する度に「バラ色の人生」や「愛の讃歌」などの名曲を生んだ。
最愛の恋人を失った時も――
仲間が去った時も――
病が身体と心を蝕んだ時も――
エディット・ピアフは、愛した。生きた。歌った。


みてきました。ピアフ。もう、言葉が出ない。大竹しのぶ恐るべし。すごすぎ。
辻萬長さん、梅沢昌代さんという、こまつ座常連のような役者さんと上原理生さんや宮原浩暢さんといったバリバリの藝大出身声楽組ががっちり固めているのもすごいです。そして、今回初めましての大田翔さんも藝大。この方が出てきて「帰れソレントへ」を歌い上げたときには、ただものではないというオーラを感じました。広瀬くんの時と同じビビビ感この先きっとミュージカルの要となる予感。藝大おそるべし。

キャストは、大竹さんと梅沢さん以外は複数の役をこなしていますが、いきなり贔屓目になったせいか大田さんがやたら目に付きました川久保くんもいろいろやってたけど。辻さんも歌います。いいお声

ピアフという女性は、もう、ものすごく猥雑な環境の中で生まれ育ち、びっくりするほどの放送禁止用語ばしばし口にされるわけですが、根っこは本当に純粋だったんですね。そして、男性なしではいられない。

でも、日本風に言うところの「あげまん」。関わった男性歌手はどんどん売れてゆく。イブ・モンタンにシャルル・アズナブールにジョルジュ・ムスタキに。。。そして、彼女自身も恋愛を糧にどんどんのし上がってゆきます。そりゃあもうすごい情熱の嵐でも、次第に蝕まれてゆく体と心。最後は麻薬に溺れ、癌に蝕まれ、47歳の若さで亡くなります。でも、最後まで若い男性に尽くされ、小さい頃からの悪友に寄り添われ、案外幸せだったのかも。。と、思わされます。

そのさまを、もう、ピアフ=大竹しのぶに違いないというくらい、のりうつってます。憑依というんでしょうか。自堕落で男にだらしなく、下品で卑猥で計画性もなく、自分に甘く、ただただ情熱のままに突っ走る。

ぼーっと生きてきた私には考えもつかないような激しさに、ただただ圧倒され、泣かされました。なんだろう。こんな生き方は絶対許せない、ありえない、肯定できない、嫌悪さえ覚える。。と思いながらも、ピアフの渾身の歌声に涙が溢れてしまうのです。なんというか、胸の奥の一番深いところをぐいっと掴まれたという表現がぴったりなような。こんなふうに何も考えずに真っ直ぐに本能のままに生きられた彼女は、幸せだったのだろうな、と、感じずにはいられませんでした。

欲を言えば、上原くん、宮原さん、大田さんの藝大トリオにもっと歌って欲しかったな~

しかし、なんで彼女が一番愛した男を あの方が。。。。以下自粛。。。そこだけ残念。だって、大竹さんが後妻業の女だった時は彼のパパが。。。以下自粛

 

 

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新感線☆RS『メタルマクベス』disc3@IHIステージアラウンド東京3列下手

2018-11-17 20:14:38 | シェイクスピア

  

原作:ウィリアム・シェイクスピア「マクベス」松岡和子翻訳版より
作:宮藤官九郎
演出:いのうえひでのり
音楽:岡崎司
振付&ステージング:川崎悦子

出演:浦井健治、長澤まさみ / 高杉真宙、柳下大 / 峯村リエ、粟根まこと、右近健一 / 橋本じゅん / ラサール石井 / 礒野慎吾、吉田メタル、中谷さとみ、村木仁、冠徹弥、上川周作、小沢道成 / 伊藤結花、植竹奈津美、駒田圭佑、鈴木智久、鈴木奈苗、鈴木凌平 / 新納智子、早川紗代、本田裕子、山崎翔太、米花剛史、渡辺翔史 / 川原正嗣、藤家剛、工藤孝裕、菊地雄人、あきつ来野良、横田遼、北川裕貴、翁長卓

バンド:岡崎司(guitars)、高井寿(guitars)、福井ビン(bass)、松田翔

あらすじ

西暦2218年。長期にわたる戦争によって荒野と化した世界で、フェンダー国、ギブソン国、そして新興勢力のESP国が火花を散らしていた。そんな中、ESP国の無敵の将軍・ランダムスター(浦井)は突如現れた3人の魔女(峯村、右近、中谷さとみ)から、1980年代に活躍したヘビーメタルバンド・メタルマクベスのデビューアルバムを手渡される。バンドメンバーのマクベスはランダムスターに、バンクォーはエクスプローラー(橋本)に、マクダフはグレコ(柳下)にそっくりで……。


新感線、最後のステージアラウンド!ということで、前回と比べて賑わいに隔世の感のある(?)ゆりかもめ・市場前へ。いや、もう、豊洲に降りた時点で、以前とは違った客層の方々特に異国の方が多いことにびっくり。満員ですよ、ゆりかもめ!駅から地上に降りた時も、車の通行量も明らかに違う感じ。市場はもうしまってましたけどね。

さて、メタマク3。今回はアンサンブルに同じヘアサロンに通っているという植竹さんがご出演されているということで、ネットでしっかりお顔をチェックして着席。なんとわたし的にこの劇場に通って一番の前方席。前方がいいのか悪いのかは微妙なのがこの劇場ですが、キャストのお顔はばっちり見えます。植竹さん、様々な役で登場するアンサンブルさんの中でも、おでん鍋を運んでたり(マクベスでおでん。。。)、ピンクの看護婦スタイルで登場もして、かなり目立ってすぐわかりました!ダンスもキレッキレ!あのSHOCK!にもご出演だったそうです

今回のメタマクは、もちろん浦井くんのランダムスターが見たい!ということもありますが、最近メキメキご活躍の長澤まさみちゃんがどんなマクベス夫人を演じてくれるのだろうとかなり期待。いや、期待を裏切らぬ素敵なマクベス夫人でした!まずスタイル抜群!鋲やレースなどをあしらった黒いビスチェ、スリムパンツ、ロングブーツといったメタルな装いがめちゃくちゃセクシー思い切りのいい演技で歌もうまいじゃないですか!すごいよこの人コンスタンツェとかサラとかもやってほしいです!そういえば、松尾スズキさん演出の「キャバレー」にご出演だったんですね。見ればよかった。浦井くんも、長澤さんの歌を絶賛されてたそうです。同感。表現力あります。

浦井君は、ロミオ&ジュリエットやヘンリー6世、リチャード3世、ヘンリー4世、ヘンリー5世、トロイラスとクレシダ、シンベリンなど、シェイクスピア作品にいくつも出演されていますが、(ヘンリー4世・6世は未見)意外にも今回のマクベスが一番のびのびして自由な感じがしました。なんというか、この世界観がぴったり。シャウトも多く、エネルギーに満ち溢れている感じ。メタマクはシェイクスピアと80年代と未来がごちゃまぜで一見ハチャメチャ風ですけど、しっかりマクベスなんですよね。小さな人間が大きな夢を見て破滅して行く切なさもびんびん伝わってきました。殺陣もラストに向かってどんどんシャープに。

レスポールJr.の高杉くんも可愛いです。出たばかりの頃の小池徹平くんみたい。2012年の大河・平清盛では小兎丸だったとか。ぴったり

宮藤官九郎氏によれば、Disc1の橋本さとしさんと濱田めぐみさんのマクベス夫妻は「追い詰められた熟年カップルの最後の危険な賭け」Disc2の尾上松也+大原櫻子夫妻は「身のほど知らずのヤングバカップルの暴走」そしてDisc3の浦井健治+長澤まさみ夫妻は「魔が差した小市民カップルの自分探しの逃避行」なんだそうです本当にそんな感じ。野望のもと殺人を犯して行く夫妻ですが、何故か憎めないほんわかしたものをところどころで感じ、この2人でダンス・オブ・ヴァンパイアどうかしら。。などと妄想したりしましたあ、エリザベートのディープなファンには垂涎の浦井ルドルフ「闇広」シーンが見られます!細かいところでは、狂いかけたマクベス夫人が抱えてるチキンバーレルにSentacky Dried chickenと表示が

Disc2も観とけばよかったうさぎ先輩にあんなに薦められたのに

しっかし、ほんとにこの劇場で演じる役者さんたちの運動量は半端ないです。みなさん、みるみる痩せていくとか。年末ぎりぎりまで続くDisc3。みなさんお怪我のないように!

 

 

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No.9 ー不滅の旋律ー@赤坂ACTシアター1階K列センター

2018-11-13 21:47:05 | 観劇/コンサート

  

演出;白井晃
脚本:中島かずき 音楽監督:三宅純

出演:稲垣吾郎、剛力彩芽、片桐仁、鈴木拡樹、村川絵梨岡田義徳深水元基橋本淳広澤草野坂弘奥貫薫羽場裕一長谷川初範

【あらすじ】
1800年のウィーン。作曲家ベートーヴェン(稲垣吾郎)は聴覚障害に犯され始めていた。音楽と孤独に向き合い、身分の差から愛する人ともうまくいかず、その心は荒んでいく。しかし、ピアノ工房で出会ったマリア(剛力彩芽)や弟たちをはじめとする周囲の人々との触れ合いが、彼に変化をもたらし始める。
国の情勢が刻々と変化していく中、ナポレオン軍の敗北をテーマとした曲「ウェリントンの勝利」で成功を収めたベートーヴェンは、頭の中に鳴り響く音楽をひたすら楽譜に書き留め、名曲を生み出していく。その一方で、苦しい幻影には悩まされ続けていた彼だが、そんな自分を自覚しながらも、自ら後見人となった次弟の息子カールに、自分の音楽の全てを託そうと異常なまでに執心してしまう。そして迎えた「第九」の演奏会。その創造的な試みに対する聴衆の反応は、彼の耳に届いたのか。ベートーヴェンが生涯を賭けて問いかける本当の芸術とは――。


なんとな~く気になっていた3年前の初演は未見です。何せ、あの白井さんと劇団☆新感線の座付き作家、中島かずきさんのタッグなので、面白くないはずがないかも。で、赤坂へ。ベートーヴェンはあまりにも有名な作曲家ではありますが、楽曲以外で私が知っているのは作曲家としての最盛期に聴力を失ったことや、相当偏屈な人だったことくらい。幼少期の父親からの暴力、その父の幻影との戦い、貧困と孤独、恋人への報われぬ想い。。いろいろなことがあったのね。宮廷歌手だった父親からの過度な期待や虐待ともいえる暴力、そのプレッシャー。。形は違えど、モーツアルトと似た環境で育った方だったんですね。その暴力が後の聴覚障害にも関係したんじゃないかと思うような場面もあり、胸が痛くなりました。
 作曲家としてひとり立ちした頃、自信に満ちて「私は並みの男じゃない!」と叫んだ時には後ろの席の方がざわっと反応。モーツアルト!でも言ってましたっけね「並みの男じゃない~イエイ」って。
オーケストラは入っておらず、上手下手に分かれた二人のピアニストが曲を奏でます。これが本当に素敵若いルードウィヒや甥のカールがセンターでピアノを弾く音色も、彼らが奏でます。とてもスタイリッシュな舞台稲垣吾郎さんは立ち姿がとても美しいほとんど出ずっぱりです。風貌も音楽室に飾ってあるベートーヴェンの有名な肖像によく似ています。稲垣さん、天才を演じることが多いそうですが、入り込みかたも半端ない感じ。激情に突っ走る姿は物凄かったです。そして品があります貴族の人妻に執着しますが、全くいやらしさがない。(きっぱり。)その彼女、奥貫さん。親のすすめる貴族と結婚はするけど、あなたのことは変わらず愛しているって。。その時代は貴族の女性が愛人持つの普通だったんでしょうね。そしていつまでたっても切れない執着。彼のかかわるピアノ職人の一家から、絶対音感を持ち、最大の理解者となるマリアを得るわけですが、そのピアノ職人の夫婦、村川絵梨さんと岡田義徳さんがとても良かったです。村川さんは女性ながら素晴らしい腕を持った職人で、ベートーヴェンから、より音域の広いピアノを望まれ、なんとか実現させようと努力を惜しみません。それを見守る夫の岡田さんの瞳の温かいこと。この方の安定感がいいわ~ 怪しい興行師、長谷川初範さん。舞台で見るのははじめてかもですが、いいですね。ちょっとオーバーアクション気味な演技がいい味で、いかにも怪しい メトロノームの発明者?片桐仁さんもきっちり笑いを担当してました。そしてマリアの剛力彩芽さん、顔ちっちゃ!細い!ベートーヴェンを理解し、惜しみなく愛し、力強く支える女性をしっかり演じていました。結局生涯独身で子どもを持つことのなかった彼は、甥のカールをまるで父にそうされたように期待をかけ、結局は振り回される結果になります。辛い。。。でも、全ての音を失い、絶望してもなお、素晴らしい才能を開花させることができた彼は、幸せだったと感じられるラストでした。満を持しての「第9」の大合唱には、思わす涙がこぼれました。

それにしても、天才の父親って共通した何かがあるのでしょうか。プレッシャーもまた「天才の素」のひとつなのかしらんと思ったり思わなかったり。

客席に白井晃さんをお見かけしました。

 

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MIX寄席晩秋四景@よみうり大手町ホール10列センター

2018-11-03 21:57:17 | 落語・講談

さん喬、市馬、一之輔、白酒、こんなに揃った贅沢な落語会はめったにありません。・・・ってことで大手町へ。

が、しかし。久しぶりにいやってしまいましたこんなに楽しみにしていたにもかかわらず、開演時間を一時間 間違えてしまい、着の身着のままで駅までダッシュ 

スマホの乗り換え案内では確実に10分遅刻。間に合わない。。。が、しかし。根性で間に合わせた過去の事例を信じ、柳の下の2匹目を信じ、メロスのようにひたすらダッシュ

そして、開演1分前に着席という快挙 ヤッター 

開口一番は女性の噺家さん。ののかさんの「平林」。本当に美人さんなので、次に出てきた一之輔さんに、「あんなに可愛いなら、ほかにいくらでも可能性あっただろうに、なんだって落語家なんかに。。。」と、言われてました。ほんと、女性落語家さん頑張ってほしい!

今日ご出演の4人の師匠はいずれも博多天神落語まつりから帰ってきたばかりだそうで、一之輔師匠はなんと今日の便で東京へ戻り、羽田から直行してきたとか。にしても、師匠の「五人廻し」めちゃくちゃ面白かったです!

喜瀬川おいらんに待たされまくる吉原の客のキャラの演じ分けが面白すぎでした。疲れを知らない師匠にカンパイ!もう、文句なし。万雷の拍手

さん喬師匠はちゃんと昨日のうちに博多から帰ってきていたそうで、主催者から師匠だけ「50分でお願いします」と言われたとか。「なんで」と言いつつはじまった柳田格之進。待ってました!たっぷり!

もう、本当にこの一席を聴けただけでも元とりました。柳田がかつてどういう侍で、何故浪人に身をやつしたのか、どうやって萬屋の主人と碁をさすようになったのか。また、どうやって貧しい長屋の生活をたてていたのかが丁寧に語られ、また、季節や風景が目の前にぱあっと広がってくるような鮮やかな本寸法でした。しかもぴったり50分。お見事もう、これぞ名人芸です。武士は高いプライドを持って、大店の旦那は懐深く、娘はしとやかで慎み深く親思い、番頭はちょっと疑り深くて浅はかだけれど正直者。なんと品良く美しい一席ずっと聴いていたかったです。

仲入り後は「第2部ですけど、もう、あれでトリってことでいいんじゃないですかね」と、さん喬師匠大絶賛とはいえ、そこは負けん気も強い白酒師匠。火炎太鼓おもしろかった~白酒師匠の独特の「間」が、たまりません。大トリは落語協会会長の市馬師匠。師匠が出てくるだけで、なんとなく安心してしまう、懐の深さと包容力を感じます。「おばけ長屋」ちょっと怖くてやっぱり楽しかったです。

やっぱり落語っていいわ~とつぶやきながら、大手町をあとにしたのでした。

 

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お江戸@ハート幕末太陽傳の巻@俳優座劇場

2018-11-01 22:47:13 | 落語・講談

夭折の映画監督・川島雄三氏の生誕100周年を記念し、傑作喜劇映画「幕末太陽傳」の名シーン上映&トーク、映画ゆかりの落語を聴かせるという、スペシャル企画ということで、喬太郎師匠の「品川心中」と「文七元結」本寸法の日を選んで行ってきました。

「幕末太陽傳」という映画は昭和32年というので60年以上前の白黒作品。私は文化祭かなにかでちょこっと観たことがあるようなないような・・・程度でしたが、宝塚であの早霧せいなさんも主人公の佐平次をおやりになったとか。フランキー堺さんと早霧さん。。う~ん。。。。

この映画には、「居残り佐平次」「品川心中」「三枚起請」「お見立て」など、落語のエピソードが盛り込まれています。「品川心中」は、先日の落語心中3の最後に岡田将生くん演じる菊比古さんが生き生きと色っぽく語ったのを聴いたばかり落語心中の監修は喬太郎師匠なので、岡田くんの動きが喬太郎師匠に見えましたまあ色っぽいこと

私は、映画の時はたいがい最後列を選ぶのですが、今回はどんな感じの舞台なのかわからなかったので、2列目センターをとってしまい、映写部分は正直キツかったです落語にはベストポジションだったけれど、こういうのって難しいですね。「品川心中」は、先に映画で わか~いきゃわゆ~い左幸子さんとフランキー堺さんの実写版を見てしまった後に落語だったので、師匠はしきりに「やりにくいよ~」とおっしゃっていました。そりゃそうですよね、落語って、聴く人の頭の中で描くイメージで成り立っているものだから。進行役の寒空はだかさんとのトークは、幕末の英国公使館襲撃事件などの史実も交えてとっても面白かったです。なにげに寒空はだかさん好きだなあ

二日目の「文七元結」は、本寸法でも品川心中より短いせいか、進行役の活弁士の方が語る無声映画も上映されました。この方、39歳とのことでしたが、昔の映画が大好きとのことで、師匠とどんどん話が盛り上がって楽しかったです。この映画、文七元結の話ははたして出てくるのかな?今度DVD借りてみたと思います。

落語が終わると、出演のおふたりが野次喜多スタイルで劇場を抜け出して「幕末太陽傳」の幻のラストシーンを再現。その様子がスクリーンいっぱいに映し出されて大ウケでした。六本木の通行人の人たちはびっくりしただろうなハロウィンの日は一之輔師匠と白酒師匠だけど、どうなっちゃうんですかねハロウィンに野次喜多。。。

こんな↓おみやげいただいたので、さっそく猫のっけてみました

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