pippiのおもちゃ箱

舞台大好き、落語大好き、映画大好き、小説大好き、猫大好き!なpippiのつれづれ日記です。

ブロードウェイと銃弾その2~おけぴ観劇会@日生劇場1階最前列センター

2018-02-25 14:16:33 | 観劇/コンサート

基本的にひとり観劇が多いのですが、「なんかこう、楽しいミュージカルとか、また観にいきたいなあ。。」という長女の希望で、次女も誘って久々の親子観劇。

4時半の開場なので、観劇前にお茶しようということで、アンコロさんのブログで超魅力的だった極上パンケーキのある6th by ORIENTAL HOTELへ。

 もう、ふわっふわ!生クリームのトッピングなんかいらないくらいおいしい!そして、目の前の厨房で繰り広げらる調理にも釘付け!

 このタコなんかもう、お嬢さんの腕くらいの太さ!

そして、黒毛和牛の炙り寿司がめちゃくちゃおいしそうだったのでつい注文!

  口の中に入れたら一瞬で溶けました~幸せすぎる順番めちゃくちゃですが、マグロとアボガトのマリネもおいしかった!

 こちらはパクチーもきいてます

接客も気持ちよく、さすが神戸の老舗ホテル仕込みです 200席あるので、そんなに待たずに入れました。

さて、おなかいっぱいになったところで日生劇場へ。東京ミッドタウン日比谷の地下通路ができていました。

今日はおけぴ観劇会。浦井くん城田くんのサイン入りのミニのぼりがありました。

さて、今回はなんとかぶりつき観劇。・・・が、しかし、贅沢だけど近すぎ。今回はオーケストラピットの前にも狭い舞台があるので客席との間隔が狭く、まん前だと見上げる感じです。でも、本当に手の届くところで浦井君城田君が演じているのはめちゃうれしい浦井君、とってもいい香りでしたよ~

エリザベートファンにはツボの、チーチ閣下「死にたいのか~」の台詞、今回はエコーがかかって、さらに黄泉の帝王感かもしていました

結構ストレートに下品なギャグもありましたが、娘たちも大笑い。意外にも平野綾ちゃん大絶賛でした登場シーンからオリーブとチーチは気が合わない感じでどついたりしてたんですね 前回、なんとなく腑に落ちなかったラストも、今回はいろいろとスッキリ。長女に言わせると、ウディ・アレンだからねライトな感じを楽しめばいいってことかな。

次女は城田チーチの歌声にズッキューンだったようで、次回彼がトート閣下やったら絶対観にいく!と、うっとり話していました。

娘たちとおいしいもの食べて、楽しく観劇して、今日はなんか幸せな一日でしたごめんね、留守番父さん

 

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おもかげ/浅田次郎

2018-02-24 16:23:36 | 私の本棚

商社マンとして定年を迎えた竹脇正一は、送別会の帰りに地下鉄の車内で倒れ、集中治療室に運びこまれた。
今や社長となった同期の嘆き、妻や娘婿の心配、幼なじみらの思いをよそに、竹脇の意識は戻らない。
一方で、竹脇本人はベッドに横たわる自分の体を横目に、奇妙な体験を重ねていた。
やがて、自らの過去を彷徨う竹脇の目に映ったものは――。


書評を読んで、久しぶりに浅田次郎ワールドに浸ってみたくなりました。ラジオの朗読、浅田次郎ライブラリーがなつかしい

私の高校時代の恩師も、竹脇氏と同じように定年直後に亡くなりました。結婚式に招待した時には、「どうしても外せない会議があるので、本当に申し訳ない」と、丁寧なお電話をいただきました。思えば先生の声を聞いたのは、あの日が最後でした。

そんな思いもあり、引き込まれながら読みました。

親の顔も本当の自分の名前も知らない悲惨な生い立ちながら、努力して勉強し、一流の商社マンとなって退職の日を迎えたサラリーマンである竹脇氏。

「大学を出てサラリーマンになって結婚をして家を建てて子供を育てたい」その夢が叶ったら、いつ死んでもいい。

この言葉が、何故だか印象に残りました。「普通」であるということのなんと大変なことか。そして、「普通」であることが前提の生活の、なんと贅沢なことか。

集中治療室に臥しながら、竹脇氏の魂は様々に旅します。レストランや、入り江、川の流れる町・・そこで出会う様々な年代の女性。

その女性が誰であるのかは、最後にあきらかになるわけですが、そうか、そうだったの・・・と胸がいっぱいになりました。

長い人生のうちに起こる様々な出来事。うれしかったこともつらかったことも、みんな見ていた存在。人は最後にはその懐へ戻っていくのか。

最後に待ち受けるのは許しなのでしょうか。竹脇氏が最後にどうなったのかは、読者の解釈に委ねられていますが、私は還って来られた方に一票。

この本の表紙と裏表紙が一枚の象徴的な絵になっていることには、読み終わってから気づきました。素晴らしい「メトロに乗って」という作品もそうでしたが、浅田次郎氏は地下鉄に思い入れがあるんですね、きっと。

人は最期にそれまでの出来事を走馬灯のように思い出すという話もありますが、どうなんでしょうね。先日、高校時代からの友人LINEで、次の日が試験なのに何もやってなくて大泣きした夢をいまだに見る話で盛り上がったばかりですが、いい事も悪い事も出てくるんでしょうね、きっと。

 

私の父は、家族みんなに名前を呼ばれながら逝きました。父は高齢すぎて戻って来られなかったけれど、みんなの声は聞こえていたのかな。と、ふとその日を思い出しました。

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グレイテスト・ショーマン@ユナイテッドシネマ

2018-02-17 23:48:25 | 映画/DVD

監督  マイケル・グレイシー
出演  ヒュー・ジャックマン、ザック・エフロン、ミシェル・ウィリアムズ
    レベッカ・ファーガソン、ゼンデイヤ

[ 上映時間:104分 ]

あらすじ
P・T・バーナム(ヒュー・ジャックマン)は妻(ミシェル・ウィリアムズ)と娘たちを幸せにすることを願い、これまでにないゴージャスなショーを作ろうと考える。イギリスから奇跡の声を持つオペラ歌手ジェニー・リンド(レベッカ・ファーガソン)を連れてアメリカに戻った彼は、各地でショーを開催し、大成功を収めるが……。


予告編を観て、これは絶対に観たい!と思って封切りを待っていました。フィギュアスケート男子シングルで羽生くんが金とれるかと、日本中がハラハラとテレビを見守っている時間。「もしかしてすいてるかも。。。」と、映画観に行っちゃった非国民ですハイ、すいません!

いや、まあ、本当に素晴らしい作品でした悲惨な生い立ちのバーナム氏が、幼い頃からあこがれた女性を妻にして、2人の娘に恵まれ、天才的な勘とひらめきで興行主としてどんどん大きくなっていく。

娘たちの言葉からヒントを見つけ、マイノリティーの人々を暗い部屋からきらびやかな舞台へ連れ出していく。このあたり、うまいです。ひとつ間違えれば異形の人々、障害のある人たちを見世物にしてお金を稼ぐ胡散臭い人物となるところを、「もう隠れなくていい。みんなの前に堂々と出て自分を見せる」という前向きな方向に舵を切っています。どんどん輝いていく人々。

でも、そんなバーナム氏も、栄光をつかみ、大きくなっていくに従い自分本位になっていく。大事にしなければならない人々を気遣えなくなっていく。そして失いそうになった時、初めて自分の愚かさに気づきます。

最後に妻や娘のところへ行く時、何に乗っていったと思います~もう、素敵

よそ見したらヤケドしちゃうよ~まっすぐに、自分の家族を、自分を頼りに思う人々を抱きしめなさいという素敵なミュージカルでした。

ヒュー・ジャックマンが歌って踊って本当に素敵そして、作家が空中ブランコ乗りの女性に愛を打ち明けるシーンがめちゃめちゃ美しかったです~うっとり

ラ・ラ・ランドも良かったけれど、これは絶対舞台で観たい!バーナム氏を山口祐一郎氏にするか、橋本さとし氏にするか、はたまたミュージカルカムバックで内野さまにするか、脳内妄想キャスティング楽しんでます上流階級出身の作家のフィリップ・カーライルはパパプリンスの井上氏にきまり。(妄想っす。)

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ブロードウェイと銃弾@日生劇場1階I列センター

2018-02-15 22:36:48 | 観劇/コンサート

脚本 ウディ・アレン
演出 福田雄一
翻訳・訳詞 土器屋利行
オリジナル振付 スーザン・ストローマン
振付補 ジェームス・グレイ
出演 
浦井健治 城田優 平野綾 保坂知寿 愛加あゆ ブラザートム 鈴木壮麻 前田美波里 加治将樹 青山航士 他

【あらすじ】
舞台は1920年代、禁酒法時代のニューヨーク。
劇作家のデビッドは、かねてからの念願が叶い自分の戯曲をブロードウェイの舞台にかけることになり張り切っている。しかし、プロデューサーが見つけてきた出資者はギャングの親玉ニック。しかもキンキン声でろくに台詞も言えない、大根以下の自分の愛人オリーブを「主演に据えろ!」と要求し、部下のチーチを監視役として送り込んできた。さらにプライドの高い主演女優ヘレンは脚本を書き換えろと色仕掛けで要求し、名優だが過食症で女癖の悪いワーナーはオリーブと怪しい関係を持っている。ひとクセもふたクセもある出資者や俳優たちが次々と無理な注文を繰り出してくるハチャメチャな状況に、芸術至上主義でマジメなデビッドは困惑を極める。
そこになぜか、てんやわんやの稽古模様をずっと観察してきたチーチまでが脚本と演出に口を挟んでくる。舞台を完成させたい一心のデビッドは、数々の妥協を余儀なくされその度に頭を抱えてしまうが、チーチの提案は、芸術に縁遠いと思われたが的確な意見ばかりであることに気づく。デビッドと実は舞台を愛するチーチは、共に苦心して脚本を書き直し、舞台は見事大成功をおさめたが、それが引き金となり思わぬ大騒動が彼らに巻き起こっていく…。

舞台と人生、どちらが大切か―大きな選択を迫られた彼らが選ぶものとは!?


福田雄一氏の世界観って、かなり好き嫌いがあるような気がしますが、私は結構大丈夫。Wowwowのグリーン&ブラックスも大好き時まさにRoaring Twentiesグレート・ギャツビーと時代がかぶって、まさに狂騒というにふさわしいキラキラな舞台。とにかくダンスが素敵な作品でした。

まあ、ストーリーはどうかと思うところもありますけど、(簡単に人殺しちゃうとか)それはチャンバラも同じかな~

浦井くん扮する劇作家はウディ・アレンの分身なんでしょうね、きっと。すごくそんな感じ。クルクルヘアでものすごくキュートお人よしで優柔不断だけど誠実で心配性。まるで浦井くんのあてがきのようです

城田くんは出だしからものすごくクールでかっこいい!ギャングのボスのトムさんに「巨人」とか「ゴリラ」とか言われてますけど、ブラザートムさんだって188cmの身長なので、190cmの城田くんと並んでも遜色ないから、どっちがゴリラよ?と言いたくなる。もう少~し身長差のあるボス、たとえば伊武雅刀さん(175cm。。)なんかどうかしら、なんて思ったのでした。そんなに歌わないし。ボス。

城田くん、ほんとかっこいいです!あの大きな体でタップですよスーツ姿のギャング団を従えてそのシーンだけでたっぷり元をとった感じです歌も、変な癖が抜けてものすごく伸びやか。え?誰が歌ってるの?と思うほど。(失礼!)エリザベートや世界の超絶シンガーとの競演で、どんどん力をつけているんですね。あのビジュアルであの歌声なら、敵なしじゃないですか。

前田美波里さんの大女優っぷりもド迫力です。ああいうゴージャスな役をしゃらっとやれる女優さんて、本当に貴重です。ほかに考えられるのって、鳳蘭さんぐらいかなあ。

平野綾さんも可愛い!城田チーチ、いくら芸術のためとはいえ、あそこまで嫌うことないよねえ。。

トートネタもあるので、エリザベートをごらんになった方々はくすっと笑えますいつもどんな立ち位置でも、黄泉の帝王は健在~

ほかの場面でも、みなさん結構アドリブ飛ばしてました

保坂知寿さんと鈴木壮麻さんもご出演ですが、ちょっともったいない。壮麻さんはもうお笑い担当に徹しちゃうのかな~場面ごとにどんどん肥えていく。。。

ラストが え!?それ!?。。。って感じですが、ウディ・アレンの脚本がそもそもそうなんだからしょうがないですね。

XA~XCは潰してオケピの前にも役者さんが来る形の舞台なので、すごく近いです。次に行く日はかぶりつき~

 

 

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赤坂お散歩 迎賓館~クラシックハウスでランチ

2018-02-12 20:14:48 | 私の好きなもの

  

前職場の若手女子たちが企画してくれて、みんなであこがれの赤坂迎賓館へ。夜には大事な友人のお祝いのパーティーもあったのでお断りしようかなあと思いましたが、「めったに行けませんよ!もったいないから行きましょう!」という力強いお誘いに乗りました

行ってよかった~以前、ブラタモリで見たことはありましたが、実物はスケールが違いました!迎賓館近くの歩道から、すでにスタッフが配されています。

お庭は撮影OKですが、一歩内部に入ったらスマホを触るのも出すのもNG.というわけでお写真は外側のみですが、中に一歩入るとそこはまるで別世界あくまでも白い壁に金色の装飾、真っ赤な絨毯に七宝焼き、コブラン織や西陣織などが贅沢に飾られています。晩餐会に使われるというお部屋の入口付近にはたくさんの猟犬、天井には鹿やイノシシ、鴨などがやや不自然な体勢で描かれています。館内ガイドの方の説明では、ここでおもてなしをする賓客に振舞われる食材が描かれているとのことでした。なるほど~あの犬たちを使って狩りをした数々の獲物が食卓に。。。ということなのですね。

美しい正門にも意味があり、

 向かって右側についている紫色の丸い照明を一番位の高い方が、そのほかの方々は左側の白い照明の下をお通りになるのだそうです。なるほど~

また、和風の遊心亭も、南側に配された池に反射した光のゆらぎを取り入れる設計になっていたり、ため息をつきたくなる素晴らしさでした

ため息のあとは、赤坂プリンス・クラシックハウスでランチ。

赤プリがグランドプリンス赤坂に生まれ変わり、クラシックハウスも移設されたとか。前庭にはお花がいっぱい。いい香り

 

ランチコースはメインを鴨胸肉のローストと菜の花 赤ワインソースと平目のポワレ 天王寺蕪と浅利のクリームソースからチョイス。私は鴨にしましたが、柔らかくて香ばしく、とってもおいしかったです  

実はメンバーのうち2人が2月生まれだったので、サプライズでバースデー・ケーキが。コースのデザートもいただいたというのに、こちらもぺロリでした

  

いや~幸せ夢のようなひとときでした

 

 

そして夜。

今度は懐かしい白髪の皆さま方とともに和食をいただきながら、まだまだ若々しい元気な友人の新たなステージへの羽ばたきをお祝いする会に参加。

花束担当だったので、「めっちゃくちゃ元気で前向きで素敵な女性」をイメージして作ってもらいました

 喜んでもらえてうれしかった!おつかれさま!そして、これからもがんばろうね!

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