pippiのおもちゃ箱

舞台大好き、落語大好き、映画大好き、小説大好き、猫大好き!なpippiのつれづれ日記です。

リア王@東京芸術劇場1階F列上手

2024-03-14 20:24:06 | 観劇/コンサート

  

作:ウィリアム・シェイクスピア

翻訳:松岡和子

演出:ショーン・ホームズ

 

出演

段田安則 / 小池徹平 / 上白石萌歌 / 江口のりこ / 田畑智子 / 玉置玲央 / 入野自由 / 前原滉 / 盛隆二 / 平田敦子 / 秋元龍太朗 / 中上サツキ / 王下貴司 / 岩崎MARK雄大 / 渡邊絵理 / 高橋克実 / 浅野和之

 

あらすじ ブリテンの王であるリアは、高齢のため退位するにあたり、国を3人の娘に分割し与えることにした。長女ゴネリルと次女リーガンは巧みに甘言を弄し父王を喜ばせるが、末娘コーディリアの実直な物言いに立腹したリアは彼女を勘当し、コーディリアをかばったケント伯も追放される。彼女は勘当された身でフランス王妃となり、ケントは風貌を変えてリアに再び仕える。 リアは先の約束通り、2人の娘ゴネリルとリーガンを頼るが、裏切られて荒野をさまようことになり、次第に狂気にとりつかれていく。リアを助けるため、コーディリアはフランス軍とともにドーバーに上陸、父との再会を果たす。だがフランス軍はブリテン軍に敗れ、リアとコーディリアは捕虜となる。ケントらの尽力でリアは助け出されるが、コーディリアは獄中で殺されており、娘の遺体を抱いて現れたリアは悲しみに絶叫し世を去る。


「セールスマンの死」と同じ演出家で段田さんがリア王を!というので期待MaxでチケットGET! リア王はずいぶん前に観た石橋蓮司さんのリア、蜷川先生演出・平幹二朗さんのリアに続き3度目。石橋蓮司さんの時には辻萬長さんのケント伯が印象的でした。平幹二朗さんのリアは、豪華な毛皮を纏った王の中の王という貫禄でした。 以下、ネタバレありなのでこれからご覧になるかたはご注意を。 改行します。

 

 

 

 

 

 

 

幕が開くと、現代の服装の役者登場。えーっそうなのか。。。まったく予習なしで来たのでちょっとびっくり!3人の王女もおそろいのお帽子つきピンクスーツ。。それでもダブルのスーツの段田さんが登場し、引退にあたっての思惑を語り始めると、そこには紛れもないリア王が見えました。 私がはじめてシェイクスピアにふれたのが小学校の図書室にあったリア王で、その時にはコーデリアが可愛そうで可愛そうで、なんであんな目に遭わなければならないんだろうということばかりが印象に残っていましたが、これはリア王父娘とグロスター父子、二組の親子の話だったんですね。饒舌な姉たちとは違い、真直ぐな愛を言葉でなく心で捧げようとしたコーデリア、グロスター公の妾腹の弟の謀略にはまり、追放され乞食のような姿に変装して生き延びながら、父グロスターを守ろうとするエドガー。 このエドガー、小池徹平くん、本当に捨て身の演技でびっくり。そこまでやっちゃうかそして兄を、父を陥れ、リアの長女次女までたらしこもうとするエドモンド、玉置玲央さんすごい!NHKの光る君へ でも悪い奴ですが、本当にヘビのようなねちっこさ、執念深さでジワジワとのし上がって行きます。怪演!思わずひきこまれる悪の色気ムンムン! 自分をどれだけ大事に思っているかをしゃべらせ、それに応じて領地や財産を分け与えようとするリア。1番可愛がってた末娘はどんな素敵な言葉をくれるのかと思ってたら期待はずれ。それに怒っておまえなんかもう娘じゃない!とか、やっぱひどいですよね。。。可愛さ余って憎さ百倍ってやつでしょうか。。老いって正しい判断も狂わせるんですね。気をつけなきゃ。。 ただ、若い頃とは違った感じ方もありました。ゴネリルやリーガン、本当にひどい娘だとは思うけど、引退した親がいつまでもいろんなことに介入にしてきたら、鬱陶しいと思うのかもね。欲に走って暴走する長女ゴネリルを諌める夫のオールバニー公。こういう理性の人がいることにちょっとだけほっとしました。 リア王で1番残虐な場面、リーガンの夫コーンウォールが怒りに任せてグロスター公の目玉を。。。のシーン、ちょうど前の席の方の頭で見えなかったのでラッキーでした考えただけでゾッとします。 余談ですが、フランス王と医者を演じた秋元龍太朗さんが浦井くんにそっくりで、びっくりでした。

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カムフロムアウェイ@日生劇場1階H列センター

2024-03-09 21:17:08 | 観劇/コンサート

脚本・音楽・歌詞:アイリーン・サンコフ/デイビット・ハイン

演出:クリストファー・アシュリー

ミュージカルステージング:ケリー・ディヴァイン

翻訳:常田景子

訳詞:高橋亜子

出演

安蘭けい 石川 禅 浦井健治 加藤和樹

咲妃みゆ シルビア・グラブ

田代万里生 橋本さとし 濱田めぐみ 森 公美子 柚希礼音

吉原光夫

あらすじ

2001年9月11日、ニューヨークで同時多発テロ事件の発生。アメリカの領空が急遽閉鎖された。目的地を失った38機の飛行機と7,000人の乗客・乗員たち。行き場のない38機の飛行機は、カナダのニューファンドランド島のガンダー国際空港に降り立つ。

 

カナダの小さな町。わずか1万人の人口は一夜にして約2倍となった。人種も出身も様々な人々はこの地でどんな5日間を過ごし、飛びたつのか―


このミュージカル、2001年9月11日の、あの同時多発テロを扱っていると聞いて、あの悲惨な事件。。と引いてしまい、当初はチケットをとりませんでした。

が、しかし。この物語はその事件そのものではなく、そのことによって大きな影響を受けた人々の心温まる話ということが、ずいぶんあとになって判明。キャストを見れば、主役級の方々ばかりではありませんか!しかもひとりが何役も演じるとか。多い人は12役😆⁉️

と、いうことで急ぎチケットGETに走ったのでした。

いやー幕開きからすごい迫力!12人のキャストが様々な国の航空機の乗客を、管制官を、カナダの町の人々を、くるくると代るがわる演じます。さとしさんなどはいくつもの町の町長を兼任

なにせこのキャストの皆様、歌のうまい方ばかりが歌いまくり踊りまくる🎶心地良すぎてウトウトも。。あーバカ私。もったいない

同時多発テロという未曾有の大事件により、アメリカの空港に着陸できなくなってしまった気が遠くなるような数の人々、その人々をなんとか助けようとする町の人々のあたたかさ。

たくさんの支援物資を調達し、少しでも心地よく過ごせるように心を砕き、行動する待ちの人々に、思わず東日本大震災や能登のことを思い浮かべてしまいました。

旅客機がツインタワーに突っ込み、高層ビルがガラガラと崩れ落ち、燃え上り、たくさんの命が散ったあの衝撃的な事件。その傍らで、こんなことが起きていたんですね。あの事件で、どれだけの人々が影響を受けたのでしょう。

私の前に座っていた背の高い紳士が、何度も涙を拭っていました。この方もなんらかの形であの事件の影響を受けた方なのかも。。と、ふと思ってしまいました。

 

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中村仲蔵~歌舞伎王国 下剋上異聞(2回目)@東京建物ブリリアホール2階B列センター

2024-02-24 21:49:20 | 観劇/コンサート

なんとかもう一度観たい!という気持ちが日に日につのり、ついにリセールチケットGET!

今回は2階センターからの鑑賞ということで、花道見えるかなあ。。と少し心配でしたが、なんの。全体が見渡せ、前回前の席に座高の高いおじさまの頭がいろいろ遮っていたことを考えればずっと見やすかったです。そして照明の効果もばっちり。床面が見えるのが2階の強み

仲蔵がどんなに「役者」にこだわり、出自とか血筋とかを超えた情熱で舞台に向かったのか、また、その情熱を踏みにじるような周囲の行為に絶望したかがひしひしと伝わり、泣けてしまいました。

演じることのほかには、何もいらなかったんでしょうね。仲間に壮絶な虐めを受け、死に向かった時でさえ、「死ぬ」というのはどんな感じなのかと客観的に自分を見つめていたのかも。。というくだりに胸を打たれました。心底役者バカ。。なんですね。

名代というポジションを勝ち取りながら三笑の汚い思惑から忠臣蔵五段目弁当幕のちょい役しか振られなかった時も、周りを見返してやるというよりも、自分の納得のいく斧定九郎にするためにアンテナを張り巡らせ工夫を重ねたように感じました。

惜しむらくは、落語で「ここが感動的!」と感じた部分~ 仲蔵が斧定九郎を見事に演じた後、劇場内がしーーんとしてしまったことを「しまった!受けなかった」と感じて本人が落ち込んだシーンはありましたが、実は観客があまりに凄い演技を観てしまって感動のあまり声も出なかったということが町の声で明らかになる~「いやー俺なんか弁当食べた箸が止まっちまった」「厠へ行ってる場合じゃなかった!」という声があったことを後から聞かされて驚く~というのがカットされ、その後の仲蔵の活躍でその辺りは察してねという感じになっていたことかな。

でも、そんなことは超えてしまうほどの藤原仲蔵。ほんと、藤原竜也=中村仲蔵こういうのをはまり役というのでしょうね。

余談ですが、ロビーに置いてあったハムレットのチラシ・・

憂鬱なハムレットが笑ってる。。。何故

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中村仲蔵~歌舞伎王国 下剋上異聞~@東京建物ブリリアホール1階K列センター

2024-02-12 20:15:39 | 観劇/コンサート

中村仲蔵:藤原竜也
初代市川八百蔵/酒井新左衛門:市原隼人
中村伝蔵:浅香航大
志賀山お俊:尾上紫
中村伝九郎:廣田高志
七代目中村勘三郎/中村任三郎:植本純米
瀬川錦次:古河耕史
五代目市川團十郎ほか:深澤 嵐
蕎麦屋の万蔵ほか:斉藤莉生
金井三笑:今井朋彦
コン太夫:池田成志
四代目市川團十郎:髙嶋政宏
原川浩明、木津誠之、稲葉俊一、丸川敬之、永澤洋、草彅智文
パーカッション:萱谷 亮一/奥田 真広

脚本 源 孝志
演出 蓬莱竜太
音楽 阿部海太郎
美術 伊藤雅子

あらすじ
時は江戸時代中期、舞台は歌舞伎の黄金期を迎えようとする芝居街・日本橋堺町。江戸三座と称される劇場や芝居茶屋がひしめくこの芸能の町に、一人の孤児が運命的に流れ着く。
中村座で唄方をつとめる男と、振り付けを教える女の夫婦に養子に貰われたこの孤児こそ、歌舞伎史上不世出の天才役者と呼ばれるようになる初代中村仲蔵(藤原竜也)である。養母の厳しい稽古で踊りの才能を開花させた仲蔵は、役者として舞台に立つ夢を膨らませるが、血筋がものをいう歌舞伎界の高い壁が立ちはだかる。しかし芝居に取り憑かれた若者は、無謀にも最下層の大部屋役者から成り上がる下剋上の道を選んだ。歌舞伎界の頂点を巡って裏切りや策謀が渦巻く舞台裏の抗争に巻き込まれつつも、ひたすら芸の道を疾走する仲蔵。しかし彼を待っていたのは苛烈な“楽屋なぶり”だった。


私がはじめてちゃんとチケットを買って落語を聴いたのが、志の輔師匠の「中村仲蔵」でした。あの時の衝撃は今でも覚えています。国立劇場大ホールの誰もいないはずの花道に黒い着物を尻端折りした斧定九郎が破れ傘を手にして小走りする姿が確かに見えた。そして今回、まさに私が脳裏に描いたその斧定九郎そのままの姿をブリリアホールの花道で観てしまいました!なにこれ、正夢

志の輔師匠恐るべし。そして藤原竜也恐るべし以前、勘九郎さん主演の仲蔵もすごく面白く、勘九郎さんの素晴らしい舞踊にも釘付けでした。あのドラマには藤原くんも、仲蔵にインスピレーションを与える侍を演じていました。つまりはあのドラマとこの舞台をくっつけてみれば、ワタシ的には脳内でピキーンとつながって藤原君の一人芝居にも見えちゃうという(なんのこっちゃ)

この舞台ではその侍、酒井新左衛門は市原隼人さんが演じています。前半では團十郎のライバル、初代市川八百蔵も演じ、その時の色気半端ないです筋肉~市原さんを舞台で拝見するのはたぶん初めてかと思いますが、この方、こんなくっきりした発声をするんだ!と、惚れ惚れしました。なんと凛々しい。この舞台には藤原くんをはじめ蜷川組常連の文学座廣田さん、今井朋彦さん、あの高嶋兄さんに池田成志先輩などなど、錚々たるメンバ・・ーが揃っていますが、ほんとひけをとらない存在感でした。着流しの立ち姿も素敵前半おっさんずラブ入ってましたけどね

廣田さんは蜷川作品では西洋の重厚な貴族や司祭という役が多かったので、和服黒髪、江戸弁でご登場の時は一瞬どなたかわかりませんでした。小狡い役どころながらどこか品が漂うのはやはり廣田さんならでは。背筋がぴんと伸びてるんですね成志先輩はコ・・コン太?ギャグ専門かと思いきや、アドリブたっぷりで(話題の噛み犬、四国犬とかも)狂言回しを担当。2幕は真骨頂!

藤原くんはもう、仲蔵そのものでした。「外郎売」が始まると、客席はもう圧倒され、嵐のような拍手あれを毎回やる仲蔵すごすぎる

弁当幕のはずが見せ場となる仮名手本忠臣蔵五幕目は、もう客席中が息をのんで水を張ったような静けさの中、斧定九郎に釘付けでした。役の中にぴたりと役者がはまるって、本当に凄いなあと思わされました。

ところで、「仮名手本忠臣蔵」という題名の由来を先日テレビでみました。

右から読むと「とがなくしてしす=咎なくして死す」だそうです。深い。

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中川晃教コンサート@東京文化会館小ホールI列センター

2024-02-04 22:18:26 | 観劇/コンサート

毎年恒例のアッキー東京文化会館コンサートに行ってきました。 

セットリストはこんな感じ(間違っていたらごめんなさい)

 

My Melody/ナタリー・コール

砂のロープ

Happy tears

Another star/スティービー・ワンダー

粒子

私たち

アルゴリズム

禁じられた色彩(戦場のメリー・クリスマス)

My song

幸福の鍵

この世界より大きく小さな愛

LOVE〜愛には愛が必要

 

いや、ほんとに素晴らしかった✨幸せと愛をテーマとした構成、この素晴らしい響きのホールで天使のようなアッキーの歌声、園田涼さんの素敵なピアノを堪能できる幸福生きててよかった〜と思えるスペシャルな時間でした。昨年亡くなられた坂本龍一さんの「戦場のメリー・クリスマス」園田涼さんの美しいピアノに坂本さんへの深いリスペクトが感じられ、またその曲につけられた歌を歌い上げるアッキーの声の素晴らしさに鳥肌が立ちました。ほんと日本の至宝です。彼は。

久しぶりのコール&レスポンス、アッキーが客席をあおるあおる!ほんと楽しかった〜

来年もまた参加できますように

 

 

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オデッサ@東京芸術劇場1階I列センター

2024-01-17 21:48:15 | 観劇/コンサート

2度目のオデッサ。ちょっとしたチケットトラブルがありましたが、クリアして無事観劇。今日はカメラが入っていたので、いずれテレビ放映かも

前回はぎりぎりに劇場に入ってプログラムも読んでいなかったため、エンドロールでナレーションが横田栄司さんだったと知って、ちゃんと聞いておけばよかった〜と、海よりも深く後悔したので、今日は心してそのお声をかみしめました。

10日は上手端だったので気がつきませんでしたが、舞台後方左右にマトリョーシカ発見!最下手のマトリョーシカちゃんは旗を持っています。ロシアのでもウクライナのでもなく、すごく気になる!ジョージアやオデッサの旗でもないようです。どこの旗なんだろ、気になる〜

カッキーもエマさんも迫田さんも絶好調!ほかの機会に同時通訳の場面を見たら、この人ほんとにちゃんと通訳してるのかなと、疑ってしまいそうです。そして、バックに映し出される字幕がまるで4人目のキャストのように自由自在ちょっとアメリカンコミックスみたい!

最後のどんでん返し。これもまた「言葉」が重要な意味を持ちます。こんな面白い舞台を生み出した三谷さんて、やっぱり天才かも。いや、天才ですねやっぱり。

 

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オデッサ@東京芸術劇場1階F列上手

2024-01-09 17:21:56 | 観劇/コンサート

作・演出 三谷幸喜
柿澤勇人、宮澤エマ、迫田孝也

あらすじ

オデーサ。 ウクライナ南部にある都市。 かつてはオデッサと呼ばれていた。

しかしこの物語は、オデーサともオデッサとも関係がない。

 

 

アメリカ、テキサス州オデッサ。

1999年、一人の日本人旅行客がある殺人事件の容疑で勾留される。

彼は一切英語を話すことが出来なかった。

捜査にあたった警察官は日系人だったが日本語が話せなかった。

語学留学中の日本人青年が通訳として派遣されて来る。 取り調べが始まった。

登場人物は三人。 言語は二つ。 真実は一つ。


いやー面白かったです!

三谷さんの作・演出でこのキャストなら鉄板!ですが、ほんとに期待に違わぬ面白さでした。

コメディちっくな滑り出しで、こりゃ鎌倉殿〜の実朝ネタかという展開も見え隠れしますが、言葉の壁を逆手にとった、笑わせながらのスリリングなやりとりがさすが!です。アルマジロのお世話するカッキー可愛い😆❤️

カッキーの英語と鹿児島弁すごいですエマちゃんはネイティブなだけあって何の不安もないどころか可愛いのなんの。迫田さんは鹿児島弁のネイティブなのね。弱気な旅行者かと思ったらとんでもない!凄みありました。

ネタバレしちゃうとつまらないので観てのお楽しみというところですが、1時間45分.仕掛けたっぷり。少しも飽きさせない極上のコメディスリルとサスペンスなのでした!

ひとつだけネタバレします。→改行

 

 

 

横田栄司さんがナレーションやってます!お聴き逃しなく!

 

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クリスマス・スペシャル・クラシックス ウクライナ国立歌劇場管弦楽団@東京国際フォーラムホールA2階12列目センター

2023-12-24 20:06:25 | 観劇/コンサート

曲目

エルガー:威風堂々第1番
ヴェルディ:歌劇「ナブッコ」序曲
ドリーブ:バレエ音楽「コッペリア」より“ワルツ”“マズルカ”
プッチーニ:歌劇「ラ・ボエーム」より“冷たい手を”“私の名はミミ”

シベリウス:交響詩「フィンランディア」ヘンデル:「メサイア」より“ハレルヤ・コーラス” 
シューベルト:アヴェ・マリア 
ベートーヴェン:交響曲第9番より第4楽章“歓喜の歌”

大学時代の友人Mさんとクリスマスコンサートへ。クリスマスイブ前日の金曜日とあって、早目にどこかでお茶しようとあちこち歩いたものの、どこも長蛇の列。もう、コメダでいいよね、と入ったところで26人待ち。でもまあ、室内で座って待てるということで、案外おしゃべりしていれば時間なんて過ぎてしまうものですね

ウクライナでは依然として緊迫した状況が続く中、毎年恒例となっているこのコンサートは9年目を迎えるそうです。そんなことを感じさせない程に素晴らしい圧巻の演奏で胸があつくなりました。

東京国際フォーラム地下には毎年恒例の干支ツリーが。

 

ほんとにいつも可愛い❤

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東京ローズ@新国立劇場小劇場D1下手

2023-12-21 21:32:48 | 観劇/コンサート

<スタッフ>
台本・作詞:メリヒー・ユーン/カーラ・ボルドウィン
作曲:ウィリアム・パトリック・ハリソン
翻訳:小川絵梨子
訳詞:土器屋利行
音楽監督:深沢桂子/村井一帆
演出:藤田俊太郎

芸術監督:小川絵梨子
<キャスト> 
飯野めぐみ、シルビア・グラブ、鈴木瑛美子、原田真絢、森 加織、山本咲希

あらすじ

“Who is Tokyo Rose?”

アイバ・トグリ(戸栗郁子)は 1916年にアメリカで生まれアメリカで育った日系二世。日本語の教育を受けることなく1920~30年代のアメリカで青春を過ごした。

叔母の見舞いのために25歳で来日し、すぐに帰国するはずが、時代は第二次世界大戦へと突入。アメリカへの帰国も不可能となってしまう。そこでアイバは、母語の英語を生かし、タイピストと短波放送傍受の仕事に就く。

戦争によって起こる分断や、離散、別れ。多くの人々を襲った不幸がアイバ自身とその家族の身にも降りかかる。

やがてラジオ・トウキョウ放送「ゼロ・アワー」の女性アナウンサーとして原稿を読むことになったアイバ。彼女たちをアメリカ兵たちは「東京ローズ」と呼んだ。

終戦後、アイバが行っていたことは、日本軍がおこなった連合国側向けプロパガンダ放送であったとされ、本国アメリカに強制送還され、国家反逆罪で起訴されてしまう。

本国アメリカから、戦中日本の悪名高きラジオアナウンサー「東京ローズ」であった罪を問われることとなったアイバ。彼女は本当に罪人だったのか…?


同じ人物を6人の女性がリレー形式で演じる、主役だけでなく登場人物全員を代るがわる?しかもオールオーディション。そして演出は藤田俊太郎氏

でも、一番の動機は、アイバ・ドグリさんの境遇が、やはり日系二世だった亡き義父と酷似していたことでした。アメリカで生まれ、アメリカ人として育ち、教育を受け、明るい未来を描いていたのに、様々な事情で来日しているうちに日米開戦となり、帰れなくなった人たち。

東京ローズとされる人は複数だったにもかかわらず、アイバ・ドグリだけがインタビューという形でその名を引き受けてしまったことから悲劇が始まってしまいます。

自分の育った国と自分のルーツがある国。引き裂かれる心。アイバ・ドグリのことをよく知る義父は「あの人は本当に気の毒だった」という以外多くを語りませんでした。

本当に理不尽な仕打ちを受けながらも、一歩も引かなかった彼女の強さに圧倒されました。歴代大統領からも恩赦を拒否され、ようやくフォード大統領によって恩赦が認められ市民権が復活した時には、思わず涙がこみあげてきました。

シルビア・グラブさん以外はたぶんお初の女優さんばかりでしたが、どの方もすごい熱量、力強い歌声で圧倒されました。

観に行ってよかった。

劇場を出たあたりで、後ろを歩いていた方々が、「それでも、あの方はアメリカ国籍を持っていたから殺されなかったけれど、もし日本人だったら命がなかったかもね。『私は貝になりたい』の人みたいに戦犯で裁判にかけられて処刑されてたかも」と話していたのが妙に心に残りました。

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ジャンヌ・ダルク@東京建物Brilliaホール1階N列下手

2023-12-16 20:45:37 | 観劇/コンサート

演出:白井晃

脚本:中島かずき

音楽:三宅純

出演:清原果耶/小関裕太/福士誠治 島村龍乃介 深水元基/山崎紘菜 坪倉由幸(我が家) 野坂弘 ワタナベケイスケ 粟野史浩/りょう 神保悟志 岡田浩暉/榎木孝明 ほか

あらすじ

物語は、1431年、フランス国王・シャルル7世のもとに、ジャンヌ・ダルクの最期を見届けた兵士が報告に訪れる場面からスタート。イングランド軍との戦争で窮地に陥ったフランス軍の前に突如現れ、勝利をもたらしたジャンヌ・ダルクは、やがて捕えられ、異端者として火刑に処されたのだった。

遡ること3年。ジャンヌは故郷ドムレミ村でイングランド兵の襲撃に遭うが、“神の声”に導かれるように敵に立ち向かい、難を逃れる。傭兵レイモンとケヴィンの助けも得た彼女は、これを機に「フランスを救え、フランス国王を救え」と繰り返し語りかける神の声に従い、王太子・シャルルとの謁見を求めて行動することに。

そして1429年、遂にシャルルとの謁見を果たすことになったジャンヌ。自ら甲冑を身に着け戦に身を投じると、イギリス軍の砦となっていたオルレアンを奪還。彼女の存在と活躍は自信を持てずにいたシャルルを勇気づけ、正式な戴冠式を行う後押しともなった。そしてランス大聖堂にてシャルルの戴冠式を実施。そこにジャンヌも列席したが、振り返ればこの時が、彼女の生涯の頂点でもあった。

“神の声”がジャンヌにもたらしたものは何か?命を繋ぐ機会を与えられながらも、死を受け入れる道を選んだのはなぜか?ジャンヌ・ダルクの知られざる“生”の物語とは? 


「ひばり」で松たか子さんのジャンヌ・ダルクを観てからはや16年。堀北真希さん、有村架純さんなども演じた、若き実力派女優の登竜門なんでしょうか。今回のジャンヌ・清原果耶さん、「透明なゆりかご」などで印象的な演技をされてた方ですね。今回が初舞台とのことでしたが、まっすぐなよく通るお声で、堂々たるジャンヌでした。シャルル7世は小関裕太さん。微妙な立場の王太子を繊細に演じてました。特筆すべきは福士誠治さんのイギリス軍のタルボット。彼が登場した途端に空気がさっと変わりました。素晴らしい存在感。そしてジャンヌを守るフランスの傭兵坪倉さんがとてもいい味を出していました。お笑い「我が家」の方ですが、これからもいろんな舞台で拝見したいと思いました、。

様々な大人たちの思惑に翻弄されながらも神を信じ、命をも厭わなかった乙女ジャンヌ。神の声と彼女が信じたものの正体は。。

白井晃さんの演出、すごかったです。Brilliaの舞台に80人からの兵士たちが入り乱れ、通路もばんばん使ってすごい迫力でした。今回通路近くだったので、「くそ!」「このくそ!」とか叫びながら走り抜けるその震動。臨場感半端なかったです。

あの細い小さな体で大きな旗を振り、フランス軍を鼓舞するジャンヌの姿が目に焼き付いています。また清原果耶さんの舞台観たいなあ。

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新作歌舞伎 流白浪燦星(ルパン三世)@新橋演舞場1階18列花道脇

2023-12-14 23:17:45 | 観劇/コンサート

  

ルパン三世 片岡 愛之助
石川五ェ門 尾上 松也
次元大介  市川 笑三郎
峰不二子  市川 笑也
銭形警部(刑部)  市川 中車

傾城糸星/伊都之大王 尾上 右近
長須登美衛門 中村 鷹之資
牢名主九十三郎 市川 寿猿
唐句麗屋銀座衛門 市川 猿弥
真柴久吉  坂東 彌十郎

あらすじ
時は安土桃山時代。大泥棒・ルパン三世とその仲間の次元大介は、“卑弥呼の金印”という国宝級のお宝を狙っています。金印の封印を解くには雄龍丸と雌龍丸という2本の宝剣が必要で、金印と宝剣がそろった暁には世を統べる力を手にできると伝えられています。しかし雌龍丸は大盗賊として名を轟かせる石川五右衛門の手の中。五右衛門も同じく卑弥呼の金印を狙っていたのでした。ルパンが惚れる峰不二子も何か事情を知る様子。さらに天下をおさめる真柴久吉も金印を探しているようで、ルパンの因縁のライバル・銭形警部(刑部)もルパンと五右衛門らを追っています。一つのお宝を巡る争いの結末は…


ルパン流行ってるのかな先日ミュージカル・ルパンを堪能し、今日は歌舞伎でルパン三世。・・・・ってことで久しぶりの新橋演舞場へ。

歌舞伎ながらルパンだし、イヤホンガイドいらないかなあ。。と、開演5分前まで迷いましたが、やっぱり借りとこ。これ、正解でした!愛之助丈のインタビューあり、所作の解説ありで、やっぱり頼りになるイヤホンガイド

もう、幕開きからド迫力!わくわくします。愛之助ルパンも、 笑三郎次元も、中車銭形もハマってる。お衣装もルパンなんだけどちゃんと歌舞伎。歌舞伎なんだけどルパン。

今回は後方ながらまさかの花道上手脇。役者さんたちがびゅんびゅん走ったりトンボ切ったり、ルパンは飛び六方で通過していくし、その風を感じるだけでもお得な感じ。ルパン、通過しながらアニメ・ルパン三世の声優、栗田貫一氏を見つけて「こんなとこに栗田貫一さん!緊張するなあ」とおっしゃってました

からくり人間が出てきたり、VIVANにご出演の方々が多かったのでドラマネタがあったり、本水浴びまくりながらの立ち回りがあったり(前方列はビニールもらってました)と、本当に賑やかで楽しい舞台でした。真柴久吉(秀吉)は坂東 彌十郎パパだったので、「北条時政の生まれ変わりかと思ったらサルじゃねえか」とイジられてました。

今回はルパン三世の原作にはないオリジナルストーリーだったようですが、荒唐無稽、想像力をかきたてられるとても楽しい舞台でした。

シリーズになったらうれしいな。





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ミュージカル ベートーヴェン@日生劇場1階A列センター

2023-12-12 22:29:43 | 観劇/コンサート

    

脚本/歌詞:ミヒャエル・クンツェ
音楽/編曲:シルヴェスター・リーヴァイ
演出:ギル・メーメルト


出演:
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン :井上芳雄
アントニー・ブレンターノ(ベートーヴェンの想い人“トニ”) :花總まり
カスパール・ヴァン・ベートーヴェン(ベートーヴェンの弟) :海宝直人
ベッティーナ・ブレンターノ(“トニ”の義理の妹) :木下晴香
バプティスト・フィッツオーク(野心家の弁護士) :渡辺大輔
ヨハンナ・ベートーヴェン(カスパールの妻) :実咲凜音
フェルディナント・キンスキー公(ベートーヴェンのパトロンの一人) :吉野圭吾
フランツ・ブレンダーノ(銀行家であり“トニ”の夫) :坂元健児 ほか

あらすじ
「不滅の音楽、不滅の愛」
19世紀オーストリア・ウィーン。
音楽の都市において当代最高のピアニストであり作曲家として名声を博していたベートーヴェンだが、幼い頃から父の暴力と虐待の中で育ち、愛や人を信じられないまま孤独に生きていた。彼が作った音楽は喝采を浴びて評価される一方、本人には冷たい視線と冷笑がつきまとう。
ある日、ベートーヴェンは自分に無礼を働いた貴族たちに謝罪させようとキンスキー君主を訪ねた際、偶然アントニー・ブレンターノに出会う。愛を信じないベートーヴェンと、一度も愛を感じたことがないトニーは、互いに好感を持つようになる。
ベートーヴェンは聴力を喪失する不治の病の診断を受けて絶望に陥るが、トニーと互いに心の傷を伝え、慰めあううちに、嵐のような恋愛関係におちていくことになる。
しかし彼らの秘密の関係は世間に暴かれることとなり、トニーは自分の家族が傷つくのを恐れてベートーヴェンとの出会いを拒否することになる。
愛するトニーを失ったベートーヴェンはついに聴力を喪失し、人生が暗い影に飲み込まれていくのだが・・・


ぴあ貸切公演。10列以内という抽選にチャレンジして、まさかの最前列センターGET!今年の運、ここに集結最近チケットのお値段が急上昇なれど、こういうことがあるからなかなか足が抜けません

モーツァルト!で僕こそミュージックだったプリンス井上が、まさかのベートーヴェンと興味津々で劇場へ。楽曲は全てベートーヴェンの曲をミヒャエル・クンツェ氏とシルヴェスター・リーヴァイ氏がアレンジしたものだそうです。

プログラムにも原曲が紹介されていましたが、歌詞をのせるとふーん、こんなふうになるのね。。と思うものが多かったです。以下、ネタバレしますので、これからご覧になる方はご注意を。改行しますね。

 

 

 

 

 

楽曲は楽聖の手によるものなので、本当に美しいです。初見なせいもあってか、ちょっと耳なじみが。。でした。が、しかし、これは井上くんファンにはたまらない演出。とにかくプリンス井上が歌いまくり、ピアノ弾きまくり、果てはタクトがまるでハリー・ポッターの魔法の杖なんじゃないかと思えてしまう激しいシーンが炸裂。海宝さん、花總さん、木下晴香ちゃんにあの坂本健児さん、吉野圭吾ですよ。なんとも豪華キャストこれはM!、これはMA!これは。。と、クンツェ&リーヴァイ作品のいろんな作品とオーバーラップするところが多く、特にステッキを振って軽やかにステップを踏む圭吾さんはモーツァルト!の興行師シカネーダーさんに見えてしょうがなかったです。まあ、天才音楽家の苦悩というよりは渡辺淳一ばりの恋愛物語が中心という感じもありますが、細かいこと考えないでプリンス井上芳雄氏のオーラ全開日生劇場を一瞬で支配しかねないど迫力を堪能するのがいいのかも。

オーケストラも28人編成ということで、すごい迫力です。このオケピも上手に使った素敵な演出も!楽しい!今回は最前列なうえにたぶんいつもよりオケピの幅を広くとってた感じなのでオケピとA列の間が狭く、カーテンコールでスタンディングしたらオケの皆さんが井上くんの挨拶をニコニコしながら聞いているのがよ~く見えて、なんだかとっても嬉しくなりました。

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連鎖街のひとびと@紀伊国屋サザンシアター15列下手

2023-12-02 11:02:21 | 観劇/コンサート

作:井上ひさし
演出:鵜山仁

出演:高橋和也 千葉哲也 加納幸和 鍛治直人 西川大貴 朴勝哲 石橋徹郎 霧矢大夢

あらすじ

昭和二十年 旧満州国 大連市
取り残された劇作家たちに課せられた使命は
通訳将校歓迎会の台本作り
しくじればシベリア送りの状況下
時間も食事も何もかもが足りない中で
生み出されたのは起死回生の逆転劇


いつも何かに気づかせてかせてくれるこまつ座の舞台。

打ちひしがれた作曲家の一彦に、劇作家塩見が語りかける言葉がしみました。

「生きていればいろいろとつらいことがおきる。いや、つらいことの連続が人生だともいえる。だが、人はそれぞれ自分の仕事を通して一つ一つそのつらいことを乗り越えて本物の人間に近づいていくんだよ。一緒にいい仕事をしよう。」

今回舞台の塩見は高橋和也さん。2000年の初演で一彦を演じています。その時の塩見は今は亡き辻萬長さんでした。

なんだか辻さんが降りてきたような、深い言葉でした。

 

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ミュージカル・ピカレスク『LUPIN ~カリオストロ伯爵夫人~』@帝国劇場1階E列下手サブセンター

2023-11-21 20:45:27 | 観劇/コンサート

   

脚本・歌詞・演出:小池修一郎(宝塚歌劇団)
音楽:ドーヴ・アチア
出演
アルセーヌ・ルパン:古川雄大
クラリス・デティーグ:真彩希帆
ボーマニャン:黒羽麻璃央
イジドール・ボートルレ:加藤清史郎
ガニマール警部:勝矢
シャーロック・ホームズ:小西遼生
カリオストロ伯爵夫人:柚希礼音

フランスの小説家モーリス・ルブランの「怪盗ルパン」シリーズを下敷きに、自由な発想で、各キャラクターが入り乱れる冒険活劇ロマン。アルセーヌ・ルパンと魅惑的な美女カリオストロ伯爵夫人、令嬢クラリス、シャーロック・ホームズをはじめとした著名なキャラクター達が登場し、財宝を巡って様々な駆け引きを繰り広げる。


久しぶりの帝劇。平日マチネながら宝塚ファン、東宝ミュージカルファン入り乱れて開場前からものすごい混雑ぶり。いかに注目されているか一目瞭然でした。も

「すんごい宝塚テイストですよ~」「こんな古川くんが観たい!という演出家の思いが全部詰まってる感じ」と、あちこちでささやかれてましたが、まさにそのとおり。登場シーンから魂持っていかれそう

ダンスも衣装も本当にきれいルパンのマントさばきにはうっとり

「柚木さんを帝劇に立たせたかった」という演出の小池先生のコメントもありましたが、柚木カリオストロ侯爵夫人と古川ルパンのダンスが本当にキレもよく美しくてうっとり

様々に変身するルパン、どの姿も麗しいのですが、引き締まった胸筋にはクラっときました

ダンスだけじゃなくて終盤には殺陣も。黒羽さんとの決闘では長い剣をびゅんびゅん振り回してすごい迫力。どうかお怪我なさいませんように。

ホームズの小西君と、高校生助手の加藤清史郎君のダンスも素敵。どちらかというとお笑い担当で、ホームズファンは怒っちゃいそうですが、二枚目小西君の別の一面にほっこり。加藤清史郎くんは軽やかで、ヴァンパイアのアルフレードもできそう歌ものびやかで、これからもいろんなミュージカルで活躍しそう。期待しちゃいます

古川ルパン、最後の見せ場で歌ってる最中にヒゲが落ちるというアクシデントがありましたが、笑顔できれいに回収してさすが!カーテンコールでさりげなくヒゲアピールして笑いをとってました。古川くん、キュート

テレビみながらこのブログ書いてますが、NHK大奥に瀧山役で古川くんご出演中。洋装和装とっちも麗しい古川くんなのでした

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レイディマクベス@よみうり大手町ホール9列センター

2023-11-09 23:19:41 | 観劇/コンサート

作 |
ジュード・クリスチャン
演出 |
ウィル・タケット
出演 |
天海祐希
アダム・クーパー
鈴木保奈美
要 潤
宮下今日子
吉川愛
栗原英雄

〈あらすじ〉
戦争が続いているとある国。レイディマクベスは元軍人であり、自ら戦場に赴く兵士だった。
マクベスとは、ともに国を守るために闘う同志として知り合い、恋に落ち、娘を授かります。しかし彼女は産後、戦場へ戻れなくなり、母として、家庭を守ることに専念しています。彼女はそんな現状に満足できないまま人生を歩んでいます。戦いは相変わらず終わりを迎える様子もなく、夫マクベスは戦場で次々と勝利を収め、国を導く存在となります。彼女は常に忘れられない若き日に描いた夢があります。それは「夫と共に国を治める」ということ。そんな時、統治者ダンカンが血縁者以外から後継者を選ぶと宣言します。彼女の脳裏に忘れずに在った夢であり、夫婦の野望、そしてその夢が今、まさに手に入りそうになった時、二人は望むものを手に入れることができるのか・・。


天海さん、ピカピカに光ってましたせっかくのアダム・クーパーさん、踊ってほしかった。

やっぱりこういうのって難しいな。。と思うひとときでした。プラチナチケットだっただけに自分的にちょいと残念。

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